読書レビュー 警部銭形 : 10 白魔の跫音編 アクションコミックス 2020.02.28

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警部銭形 : 10 白魔の跫音編 アクションコミックス 2020.02.28
 
 
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警部銭形 : 10 白魔の跫音編 (アクションコミックス) | モンキー・パンチ, 岡田鯛 ...
感想
作中の描写では、重要な回答がいくつか省かれている。
・あの主人公 銭形警部は、ルパンが化けた偽物で、助手が騙されている。だから、二人で夜間に、教団に潜入したりする。
・あの村の伝承、古文書は主人公達が閲覧した時点で、偽物。
・主人公達が訪れる前に起きた殺人事件は、見立て殺人ではなく、ある不祥事を隠蔽するためのもの。
→それを隠蔽したからこそ、ラストの新村長選挙が、ああ言う展開に出来る。
仮説を立てよう。
何かしらの理由で、ルパン三世が銭形に変装し、未発見の宝探しをしようと試み、本物に成り代わった。
仮説を立てよう。
主人公が訪問した時の、計四人目の事件被害者、村長はある秘密があった。
初めに、村の中でカルト教団から賄賂を受け取り、癒着していたのは村長だった。
→村長主体で地元、役場内の古文書等の文化財を、密かに横流ししていた。
早期によそ者と取引し出したことを、助役一家は内心不満に思っていた。
「何十年もの間パートナーだった。それを…
仮説
『村長が役場内の文化財横流ししていることに、初めの被害者、村役場役人が気付いた。
小さな村社会であり、村長に訴えても無力だし、我が身が危ない。外の警察に訴えようとしても、隠蔽される。
役人は、村外部の弁護士→第二の被害者に、文化財横流し告発と、それを防ぐ文化財の国家保護申請を依頼し出す。
動きに気付いた、教団側が、初めに役人を、失火による火災に見せかけて殺害。
→この時に、横流し被害品の隠滅と、村古来からの正規史料を盗難、抹殺。
次に、弁護士を殺害。
更に、教団が村古くからの伝承、古文書を捏造。役場の倉庫に、村長ら癒着相手が紛れ込ませる。
第一第二の被害者の死を、第三の被害者である村管轄の駐在が、調べ出したため。
汚職・癒着を隠蔽しようとする、村長が圧力をかけるも、屈しなかった。
捜査を進め出したため、教団が暴走。先ず教団の活動を活発化させ、癒着を知っていた第一第二の被害者殺害の動機を隠蔽するため
→「教団と村の伝承に見立てた、見立て殺人だ」と言い立てて、自ら疑惑を被る。
県警が動き出せば、圧力をかけきれないと制止する村長を無視し、駐在を殺害。
教団が中抜きし、自らへ村人を取り込み出す。
村長と教団の、対立が決定的になる。また、教団も傀儡としての村長を、既に見限る。
当代村長としては、自らの政権を揺るがす不祥事は隠蔽したい。選挙の時期だからこそ、それを乗り切る迄は、不祥事の揺すりに屈するしかないが、
→教団対立派の自らの部下はそんな秘密を知らずに、自らを担ぎ上げようとする。
 
暴走している教団は制止したいが、地域全体を県警の捜査が入れば、不祥事の件で教団と一蓮托生になってしまう。
そんな痛し痒しの状況だった。
教団としても、村伝承及び古文書捏造と言う、クリティカルな秘密を知る癒着相手→村長は、相手がためらっている内に口封じしなければならない。
村長の行動の前に、先手を打った。』
 
 
それが、主人公の銭形警部らが訪問する前の、経緯だろう。
ルパンとしては、内容が悪どすぎたので県警の強制捜査などで悪事を潰したくなった。
他方で、自分の動機である、教団が先取りした古文書は県警介入までに、内容を確認したい
夜間に、潜入調査をした。
内容を見つけられたならば、それをヒントに、目当てのお宝探しに乗り出すだろう。
 
追記
因みに、あの古文書は、エジプトのような平地で、洪水が繰り返される形で飢餓が起きた時のもの。
黒土、とは焼き畑をやった後ではなく、洪水の後の様子。
悪虫や雑草についての記述も、本当は土壌に栄養があるからこそ。
「古きものを燃やせ」の、始まりと終わりの一文が、捏造された物。
→初めの伝承で、旅の女神官が三日三晩祈祷したと言うが、それで洪水になるわけもない。洪水を起こしたやつの言うことを、村人が聞くわけない。
→洪水、水にまつわるオカルトだから、日本では竜神なのだ。
 
→作品の時期が冬だったことも想像を妨げているが。
山奥で保水林に囲まれた地形で、洪水が起こる確率は少ないだろう。長雨が起きたら土砂崩れだ。