Haiiroouke 覇者リシライア・ダアト伝1「クックロビン 誰がコマドリ殺したの?」20201031

Haiiroouke 覇者リシライア・ダアト伝1「クックロビン 誰がコマドリ殺したの?」20201031
 
まとめ
テイルズオブジアビスのアクゼリュスの民は、救助活動の責任者だったキムラスカ大使・ルークが「手段の選択を間違えたために、障気ではまだ、死傷者になっていないものまで崩落で事故死した。」
これは、ある意味まだ救いのある死に方だった。
この件のルークには悪意が無い。
ルークが預言の一切を無視していれば
→ジェイドの誘導通りに後続救援隊を待ち、住民避難を黙ってみていれば、何割かは死なずに済んだと言うif、つまり歴史改変の余地があったのだから。
 
事実はもっと酷い。シナリオは多段構成である。
ダアトを最強国に、キムラスカとマルクトと言うそれに次ぐ軍事国家が覇権を争い、交戦する世界。
キムラスカとマルクトの国境線付近のために、地下資源利権を巡る歴戦の地であったホド島。
→ホド島は、当時の主君であるマルクト政府に討伐軍を差し向けられる。
部外者であるセネルやリグレットは勘違いしていたが、マルクト政府はホド島民が協力したのがどこの他国であれ。強大な破壊力により、マルクト本土に被害を出す容疑がかかった時点で、ホド島民を制圧する気になった。
しかしセネルは知らないことだが、その破壊力は元からあったものではなく、外部から持ち込まれた兵器技術によるもの。
ホドに力を持ち込んだのは、ホド島民が独立支援の後ろ楯にと望んでいた、ダアト軍部派であった。
そうなる背景に、一つ話そう。
ロニール雪山での惑星譜術実験は、ダアトが覇権国となる軍事力を求めてのものであったが、軍事スケジュールを消化するために現場責任者のアラートを抑えつけて強引に進めた結果、シビアアクシデントに到った。
これは、テイルズオブエクシリアのクルスニクの槍実験に、位置するものである。求める力の水準に比しては、ダアト技術陣は無能だった。しかし、「ドジりました、私たちには無理なのに大口叩きました、すみません。」と、素直に当代ダアト首長に報告するわけにはいかなかった。
ダアト首長が賞罰に厳しい人間だと言うのも一因。
 
結果、その派閥は内部の被害を、外部のせいとして押し付けねばならなくなった。
かつてからダアトとホドの、非公式の付き合いは深い。ホド出身の傭兵ギルド・風の傭兵団も、導師守護役に次ぐ地位にあった。
海賊と呼ぶ者は居たが、私略海賊として賞金稼ぎをしているつもりで、規律とプライドがあった。
 
最近では裏で
→賄賂、横領品故買、資金洗浄、強制労働、不法投棄、密輸、密掘、違法金融業者、違法研究、違法工場操業迄、
悪徳警備兵と繋がっている仲だった。
まあ、「国境線の町を各国の犯罪者が利用しがちだ」とジェイドが言う通りだった。
ドジった惑星譜術実験責任者達は、不正共犯者であるそいつらを、惑星譜術については無実なのに、生け贄羊として責任を取らせる→罪を肩代わりさせることにした。(因みに、私略海賊はロンダウ族 ソティア。)
 
→そういう理由でテイルズオブエクシリアは始まり、首謀するアルクノアに踊らされる形で、ア・ジュール王ガイアスはクルスニクの槍を追いかけ出し、戦争に到った。
最低でも六神将やガイアスは、味方した地域には、本気で恩恵をもたらし、圧政から解放する力を貸しているつもりだった。
それはともかくホド住民の為政者は、ホドの技術・知識・地下資源利権目当てで、ダアト軍部派は協力を対価にしている、と認識していた。
故に、ダアト軍部派に惑星譜術実験云々のアクシデントがあることなど、全く聞いていなかった。新兵器にせよ、ホド島防衛戦における防衛兵力として持ち込んだと認識していた。
ホドから敵国であるキムラスカへ用いるならばともかく、ダアトやマルクトに向けるつもりなど無かった。ダアトやマルクトで何かしらの被害が出ていたとしても、別な原因による冤罪の筈だ。
なのに、その新兵器が原因で逆賊として讒言され、マルクトに攻め込まれた。 
「自分達は、テイルズオブヴェスペリアのアレクセイみたいな悪意はないんだ。副作用や、危険な実験だなんて知らなかった。」そう訴える機会は無かった。
新兵器の話が出た段階から、ダアト軍部派はホドを生け贄羊にするつもりだった。
軍部派の中で未だ善意な者は、マルクトが動くのは寝耳に水だった。
「マルクトに犯罪や居場所がばれて、新兵器を疑われたのは、外部の傭兵が私欲で寝返って密告したからでは」、と決めつけて、身内を疑わなかった。
「中立の武器商人や密輸ギルドの中で、私欲に溺れる奴が漏洩した」、と的を得たことを考えても。それは
「マルクトとホド間の内戦を長引かせて、秤にかけた両者から搾取する、裏世界では当たり前のことじゃ」、と読んだ。
もしも、を考えるとしても。
「ダアトが「マルクトの悪政からのホド独立支援をする」ことで
→ダアトが積極的にホドから利権を搾取し、軍を動かすだけの大義を、ダアト自身で作る陰謀では。」
として、
「ホドが出来レースで、鬼退治される役と言う正解」までは、考えが進まなかった。
また、ホドはダアト軍部派にも抵抗したとして、MP規定を締結し、ギブアンドテイクを期待したホドの同類の信用を裏切り、ダアト軍部派からの協力を一方的に取り止めた。
と言うより、初めから無かったこととして取り消した。
後日、ホドを鬼にした後でダアト・マルクト・ホド為政者達による、新しい世界を作るための有力国家間同盟が合意・締結される。
 
→その席では、マナを巡る動機が戦争に到ると言う主張を取り入れ、文明必需品の独占禁止及び、一部貿易障壁の撤廃規定が盛り込まれる。
「必需資源の下限は、国際社会のどこの国も確保できるように取り決めることで、国際紛争の原因を減らそう」
と言う狙いだった。
ダアト首長→当代導師自らの主導であったため、資源独占体制で資金源を得ていた軍部派は、悔しがった。
 
補説
テイルズオブレジェンディアのある分史世界では、セネルは逃げ出し、遺跡船の水の民は全滅する。
テイルズオブジアビスのある分史世界では、より高年齢のルークがキムラスカ王である時に、ホド戦争が起こる。
当代の王であるルーク自身は、開戦前から和平に尽力したにも変わらず服毒を原因にする病に倒れる。
王の代行を務めた臣下達は、ルークの病状を伏して戦争を進める。結果、戦時中に敵国で起きたホド虐殺・崩落事件は、ホドの敵国であるキムラスカ王ルークが主犯と言うことにされる。
本人は寝たきりのため、「俺じゃねぇ!!俺じゃねぇ!!お前達だって何も出来なかったじゃないか!」とすら、自己弁護も出来なかった。
と言うか、ルークが倒れた後にダアトに騙されて、頼まれてもいないのにホドを沈没させたのはルークではない。
 
・ダアト経由でマルクトからキムラスカへの人質として嫁いだ、ルークの王妃「アニス」だった。
ルークには→ダアトの給付金と財産目当てと見られながらも、アニスは嫁ぎ先に尽くした。
その結果、世界を救うために母国マルクトにとっての辺境である→ホドの民を殲滅した。嫁ぎ先のために母国の民を虐殺する、良妻賢母であった。
ホド領主の血筋を引く元同僚「アリエッタ」を、崖の上で射殺した時には、泣いて謝罪したと言う。
因みに、キムラスカによるマルクト領ホド侵攻時に、ダアト特殊部隊のホド島民口封じのための生化学兵器砲撃に巻き込まれ、生死不明に陥る。
 
なお、
→この戦「和国の大戦」で死亡した、ホド守備側についた「歌姫・シホ→メリア」の名は、キムラスカにおいて「空狐」として知れ渡り、怖れ戦かれた。
かつてのキムラスカ将兵「スオウ→ラルゴ」が、敵に見捨てられて保護しようとしたものの、ダアトが秘密裏に行った生化学兵器攻撃により、既に遺体になっていた。
そのため戦意高揚を意図し、キムラスカの有名武門の当主が負わせた傷が、致命傷だったことにした。
 
本論
→ウィルフレドが戦乙女を憎む理由
リシライア・ダアトから見た、
 クルザンド・キムラスカとガドリア・マルクトは、現在はガドリア・マルクトに属する辺境国の一つホド・遺跡船を国境地帯に置き、その利権獲得を巡り、長年に奪い合いを重ねてきた。
はっきり言って、現地の民にはどこであっても頭として有り難みがなく、搾取するだけの存在だった。
 
他方で、リシライア・ダアトとは国政ではなく、文化・歴史的に他国以上に長く、成立に絡み合う仲をしていた。
遺跡船地方がリシライア文明に対し、提供した技術・知識は多大なものがある。遺跡船から見れば、リシライアは師弟関係にある共生関係の盟約相手だった。
丁度、アンマルシア族が国主に技術供与するような目線。
だから、今の領地の主がガドリアであっても、国境線の争いに疲弊していた遺跡船の民にとっては、
「リシライアの諜報員が、自治区独立戦争を煽動した時も、最後まで面倒を見ることを期待した。」
現地の有力者の一人、リシライア評議会メンバーの一人でもあった「ワルターの恋人」は、そんなことを全く聞いてなくて。
ただ単にガドリア政府幹部が、対クルザンド・キムラスカの領地防衛用に、リシライアに同盟し援軍要請した、としか聞いていなかった。
 
リシライアの天の使者(諜報軍人)が、「民に、ガドリアに対する逆賊になるよう助言した」など、聞いていなかった。
 
「え、リシライアの兵がうちに来てたの、クルザンドから守るためじゃないの?」
「え、リシライア(の一派)が、独立のイニシアティブをとってたの?」
とは最後まで知らずに死んだ。
 
ワルターの恋人」本人は、リシライアが同盟者の領分を犯して、遺跡船の民にリシライア編入を願うよう工作した、と認識していた
ところが、リシライアの混迷は、遺跡船の民には全く見えないレベルであり、派閥分裂・政治闘争していた。
(中略)
各種異常事態と不穏分子討伐の鎮圧軍が派遣され、現地の住民は、公的には全滅した。
表向きは、三国の内の他国クルザンドが、抵抗が激しいから、戦争行為で殺害したことにされる。
別にリシライアが一枚岩であれば、
「盟約を果たさずに襲撃者に殺されるのを見殺しにし、無責任に逃げたこと」程度になる。
 
現に、テイルズオブエクシリアのローエンをウィンガルが批判し、本人も甘んじている部分がある。
テイルズオブゼスティリアでもヘルダルフとマシドラがそうなっている辺り、狼の部族や遺跡船の民は、そう認識している。
真実は多重に組まれている。
はっきり言って、真実はもっとひどい。
まず「ワルターの恋人」が知らないことであるが、リシライアはガドリアと遺跡船両方に、コウモリのように癒着していた。
クルザンドから見れば、リシライア評議会派・モースがクルザンドの王の不安を煽り、ガドリアとクルザンドの開戦を首謀していた。
ガドリアの王にとっては、リシライアの別派閥が宗教上の本家であり、分家であるガドリア宗教会に、遺跡船の民への聖戦をするよう買収した。
 
対クルザンドの同盟をリシライアに求めたのは、遺跡船側の首長達が無断でやったこと。
また、ガドリアの王にはクルザンド以上に、遺跡船の民が異民族=野蛮人に見える。どれくらい酷く言われているかは、テイルズオブエターニアセレスティア人クラス。
あいつら水の民ならば、ガドリア人殲滅のために、超兵器を実用しかねない。
 
それに、自国以外の国へ強大な力が渡ることは、なんとしても阻止せねばならない。
 
まあ、ヴァルキリーアナトミアのトラキシア王目線。
テイルズオブデスティニーを見ていると、リシライアの王が知らないところで、悪徳商人が圧政者と解放軍を秤に賭けて儲けている構図に見える。
圧政者側の目線であるカーメスシナリオからすれば、反省すべき点はあるし、もっと対話努力を重ねるべきだった。
 
ところがどっこい。
リシライアの悪徳商人には、「初めから解放軍を勝たせるつもりどころか、生かしておくつもり」がなかった。
自作自演の造反劇を首謀しておいて、遺跡船の民には「白馬の王子様」を演じて恩を売り、利権を対価に求めるように誤認させておいてだ。
自作自演の辺境国独立戦争(民族間内戦)を首謀した上、
ガドリア圧政者に逆賊を密告し、
秤に賭けたようで出来レースで圧政者を勝たせて、
圧政者の方に恩を売った挙げ句、外交的譲歩=分け前を勝ち取った。
遺跡船の民からすれば、リシライア側の混乱と派閥分裂は考慮材料としても、「それはそっちの事情でしょう」でしかない。
ジェイル→レティシアがマグニスを許せない背景も、そんな感じだろう。
 
一から十までが陰謀だとすれば、
「圧政者による間引き・物資制限を第三者に演技されて、
蜂起するよう騙された挙げ句、
徹底抗戦を誓うカルト集団へと讒言で仕立て上げられ、
出来レースで負けるように嵌められた」
 
のが遺跡船の民だ。
 
→完璧にリシライア(一派閥)に嘗められており、けじめをつけてしかるべき事情だった。
テイルズオブゼスティリアでロゼが、元敗残兵狩りの子供達を口封じしたロマーノにけじめをつけるため感情的になったのも、カムランや自身の親も同じだったから。
テイルズオブデスティニー、マリアの娘の目線である。娘にとっては、親も元敗残兵狩り達と同じ身の上だったから、共感した。
話は変わるが、
ガドリアの忠義の軍人からすれば、蛮族の蜂起に他国や傭兵、犯罪組織の助力を得ること=「王の情けなさ」は、諫言すべきだった。
 
それを放置すれば、
自国の威信を落とし、辺境領地にチャンスを期待させる結果になる。
→アリューゼとベリウスの人間関係はそんな感じだ。
リシライア国内の派閥闘争の代理戦争を、ガドリア政府圧政者とガドリア辺境国解放軍でさせた→ヴァルキリープロファイル 咎編。
言わば、ガドリア=アルトリアだった。
ヴァルキリーアナトミアを見る限り、内戦を同盟国が首謀するだけでなく、
出来レースの敗者役は確実に「死人に口なし」になるように。
汚れ役のバイキング達「蛇の道は蛇」に賞金で依頼した上で襲わせた。
更に多段構えで→自らも生化学兵器で騙し討ち
=毒を盛って、罪の有無を問わず老若男女を、「口封じターゲットの近くにいたから」と言うだけで、皆殺しにしている。
本来は、リウの父母→孤児院の養父母もそんな形で毒殺された。