ヴァルキリーアナトミア小噺 酒呑みのカラドックが出来る迄。20200818

ヴァルキリーアナトミア小噺 酒呑みのカラドックが出来る迄。20200818
テイルズオブグレイセス+デスティニー準拠
彼が未だ、マーヤも属したトラキシアの騎士団に所属していた時の話。

彼はマーヤの娘婿である、騎士団の後輩にして弟子と共に、
→トラキシア国家使節であるタトス帝、の名代であるシャイロをキプリスとの外交の場へ警護した。
(メルクリウスエピソードの王とさいしょう)
(アルトフェイルエピソードの取り違え)
会談はトラキシアの港町で行われた。
会談が始まる前後に、突如多数の兵による軍事集団が襲撃してきた。または、襲撃前後に接近を察知した。
最優先は両国の使節の無事。
双方の全権使節に死傷者が出れば、会談の和平意図とは真逆の、不本意な交戦へと転がり、襲撃の黒幕を喜ばせる絵図となる。
突然の任務はそれ。
しかし、襲撃者の明らかに普通でない様子を考えると、会談場の現地住民を見境無しに斬りつけそうだった。
カラドックが対応に悩んだ時、彼よりも先にマーヤの娘婿は。普段は「法か、目の前の民か」の二択で前者を選ぶ彼が、命令無視で飛び出していった。
只でさえ襲撃者に対し多勢に無勢。彼が抜けたことで任務達成見込みは更に下がり、これ以上下げるわけにはいかなかった。
目の前の少数より、未来の多数。
宰相、シャイロの決断もあり、せめてなるべく襲撃対象が目立つように、会談場から逃げ出した。
警護完了後、すぐさま近くの要塞から増援が向かうも、手遅れだった。
後日、焼け落ちた港町の廃墟で、ただ慟哭するカラドックの姿があった。
そして、シャイロの姿も。
以後、カラドックは呑んだくれとなり。
シャイロは自らの後継者に、「私のような王になるな。」と言い聞かせ続けた。


この件に関して言えば襲撃者と黒幕が悪く、目的外の民の殺傷は愚かとしか言えない。しかし、襲撃者も黒幕の裏取りに失敗していた。
襲撃前に毒を呑まされており、末期のジャンキーの如く互いに殺し合い、最後の一人は降伏せずに討たれた。襲撃者の相当数は、毒が回りきって石化した。
罪は消えないが、襲撃者達も悲劇だ。
セナサイドストーリーの、全員アンデッド化した海賊船の真実だ。一グループならばともかく、全員ジャンキーの破綻した集団は傭兵なんて出来ない。外部に、一気に盛られたんだ。

そして、彼らの死を知らないマーヤの孫娘は、父の同僚にして師匠と知らずに、カラドックに押し掛けた。