はてなブログ 幻想水滸伝タイトルに「幻想」とつくのは、実際にメインキャラが体験したのとは異なる、架空のシナリオであるから 2019.07.20

多くのシリーズ作の根本に関わる作品。
 
幻想水滸伝タイトルに「幻想」とつくのは、実際にメインキャラが体験したのとは異なる、架空のシナリオであるから。
 
幻想水滸伝1は、幻想水滸伝3のササライの悔恨の物語だろう。自分は鎮圧軍。
ロマンスが芽生えた相手が解放軍のスパイ。スパイ達が自作自演した罠により、息子は父親に離反を疑われる。そして、真の紋章を手にしていた息子は→長年忠誠を捧げた国に殉じた父を破る。2の黒騎士ユーバーの悪夢である。
 
幻想水滸伝2は、主人公の無念の物語である。幻想水滸伝3のクリスがハルモニアに挑もうとしている場面。
結局は2の対ネクロードにおけるジェスのような、猪突猛進な指揮官が実権を握り、結果大被害を出して解放軍は敗北。
敗軍の中で主人公は生き延びることが出来たものの、裏切り者のスパイがいたせいで負けた→民族が統一されてないことによる不協和による被害、と濡れ衣を着せられる。
 
幻想水滸伝4は、悔恨の物語だろう。実際には主人公がスノウの立場で、郷土の売国を行うこととなった。連衝に関わるリアルがあるからこそ、合衝の英雄となれた「架空」を求めたのだろう。
 
幻想水滸伝5は、主人公ではなく女王騎士見習いリオンの、願望の物語だろう。
リオンは実際には、暗殺者ではない。警護役に守られるような、一勢力の令嬢だった。幼少期に勢力は滅亡し、生き延びるために別人になり済まして、そして縁があって主君が出来た。
その幸せがまた奪われる。
もしifがあれば、と主君の側にいられる夢なのだ。
 
 
幻想水滸伝3は、セシルとセラが主人公だがー異国から来た主君と離別するのが、本来のシナリオ。
本来のセシルの立場は、ルビークでふれられる。セシルはハルモニア関係国エルフ族の、元首の娘。
ハルモニアの同和政策により父親に人質兼留学に出される。ハルモニア地方軍の兵役に出されたセシルは、異国から来た、エルフの血を引く青年の従者となる。
ルビークのように、ハルモニア内部での地位は高いと言えず、予算供出も乏しい。そんなヒエラルキーの低い自分達の「城主」→「総督、リーダー」になるために、貴人が来てくれたようにセシルには見えた。
 
しかしあくまで隣国との不穏な情勢下。
ある時、セシルが守る要塞に隣国の使者が訪れ、強圧的な通達をしてくる。更に、近隣を荒らす犯罪者旅団検挙の名目で、不当な包囲を行う。本国は連絡に応じない。
その非常事態に際し、セシル達は徹底抗戦を決意。籠城戦を行う。
ただし、隣国側は犯罪者旅団の件については的を得ていた。別件の別な容疑者かもしれないが。内部に旅団がおり、作戦会議に加わっていたため、包囲完成前に手配中の旅団は、セシル達正規部隊を囮に要塞を離脱。
第三勢力として、外部からの依頼を果たす。
即ち、隣国の手薄になった市街地を襲撃した。
ただし、セシル達正規部隊もリザードクラン同様に高速路→地下通路を活用して、隣国の手薄な本陣を襲撃していた。
 
結果的に紛争は激化。自軍から孤立したセシル達の要塞内部では、青年は次第に人望を集めカリスマ視されていく。それでも実際よりは兵数を水増しして見せかける手段に長けていたとはいえ、その本質は戦争全体の中では囮であり、陽動担当。本国からの支援は圧倒的に不足していた。
視点を変えれば、隣国よりも兵力・国力に圧倒的に勝る本国は、セシル達の要塞よりもより戦略的価値が高い隣国本陣をいち早く叩き、戦争早期終結を図る必要があった。
面子の上でも、長期化による財政負担の上でも。
 
いずれにせよ、数少ない味方が次々落命していく中で物資も尽き、青年は落城を悟る。
 
セシル達生き残りを先ず船で離脱させる。土壇場で「自分は後から行く」、と言いつつ、時間稼ぎと敵軍の眼を逸らさせるために作戦を実行。
「最後のハイランド王ジョウイは、焼け落ちる城と運命を共にした」
そう見える行動をしていたのだがー実際は本国側が囮の青年達の敗北を悟って(または生存者ゼロと誤認し)、少しでも多くの敵兵を道連れにするため、遠距離砲火を行ったらしい。テレーズ同様、カリスマに敵に落ちられると困るため。自国は英雄として死なそうとした、か。→幻想水滸伝5サイアリーズの最期。→幻想水滸伝4火船。
 
いずれにせよセシルは、守るべき主君に反対に庇われて死なれる、最悪の別れを体験した。主君である青年を殺した(だろう)敵軍への憎悪と共に。主君への自己犠牲と依存の、原点である。→幻想水滸伝3ルックの仮面と真の水の紋章。
 
ただし、囮役側の青年の出自は、実は謎。また本来はクリス・ライトフェローのように真の紋章に選ばれた筈の人物。本人も城に火をかけての撤退を準備していたこともあり、セシルの主君ではなく、別な人物が自己犠牲に尽くした可能性がある。
いずれにせよ、大爆発の時の青年は、真の紋章による遠距離砲火を、自前の真の紋章か類するもので防いで、生存したようではある。
視点を変えれば分かるが、3でルック・バルゴに、第三者がバルゴの後ろから狙撃すればあんな状況になる。多分、落城間際の青年にグラスランド側の英雄が雌雄を決しようとした時に、青年の側が先に砲撃した。→リオンとサイアリーズの対峙に、砲撃指示するアレニア。
 
幻想水滸伝4、対ブランド。
→トロイのように運命に殉じるタイプでなかった。
 
青年にとっては、砲撃がトラウマだったのだろう。
 
→その後の消息は定かでないが、別な世界や時間に消えたのかもしれない。セシルとは今生の別れとなった。
 
 
リオンが生かされている理由。
ゴドウィン家+アーメス戦のように、ハイランド ルカ・ブライト側から見た対都市同盟
戦がロイとリオンのハイライトである。ロイ
はシナリオが違えば、真の紋章に類するものを手に入れて女王同様凶暴化した。
その狂乱ぶりは、幻想水滸伝2で良く分かる。バルゴもブランドくらいになる。
その血筋だと途中で気付いたろう女王騎士長が生かしている理由は、保険。
騎士長には、ロヴェレ=ロイは狂暴な野獣。しかし一族の処刑後も黎明の紋章を持っていないということは、実際は残党がいて黎明の紋章を持ち逃げしている可能性がある。
あるいはゴドウィン家が幽冥の門同様匿っているのかもしれない。
女王が次代に王位を譲る前に不穏分子が蜂起したときに、黎明の紋章を持ち出されるケースに備えなければならない。
女王本人は精神的にも国防的にも出すわけにはいかない。黄昏の紋章を、「死んでもいい奴」に装備させて黎明の紋章所持者と対立、相殺させる準備がいる。ロヴェレや女王の錯乱ぶりから見て、恐らくは長持ちしない覚悟がいる。用済みになったら首を絞めようと。
故に、黎明の紋章をロヴェレ縁者が適性ゆえ装備している前提で、別な血縁であるリオンを手元で生かしておけば。いざ情報が明確化したとき、リオンに黄昏の紋章で役目を果たして貰う。
幻想水滸伝1からのテオ対主人公関係を、意図的にやろうとしているのだ。
リオンは、ゴドウィンがロヴェレを擁立したときの傀儡政権にもできる。
 
しかし、リムのゴドウィン家との婚約成立など、先方は穏便な手段で時間をかけると確信できた。ゴドウィンがロヴェレを使わないならば、リオン・ロヴェレという毒もリスクでしかない。
騎士長は、リオンを主人公から引き離す決意をした。生かして追放するか、実際に口封じするか。どちらにせよ、主人公警護中の殉職として死んだことにはする気だった。
そして、リオンに何かしら兆候があったときは、最善は自分で、次にゲオルグに討たせる気だった。「酷い話だ。」
 
メモ
基準 シンダル族の長末裔とグラスランド
1ハルモニアの将の離反者と軍師
敵・人類の覇王
2グラスランドの敵。都市同盟側。グラスランドの敵から見たストーリー。
敵。「グラスランド+ハイランド」にハルモニア
3グラスランド側。自称シーザー・シルババーグの口車に乗ったグラスランド+ザクセン野党の騎士団
敵。途中まではザクセンとグラスランド互い。
次にハルモニアの一団、「正規軍と正規軍と偽称した懸賞金狙い傭兵、破壊者ルック一味」
最後にハルモニア離反者ルック一味。
4グラスランド側。真の炎の紋章継承者の立場の者による、対ザクセン戦。
敵。ハルモニアとの関係強化+自らの強大化を図るザクセン=都市同盟。クリス・ライトフェロー別バージョン+サウサウィンドゥのグランマイヤー→トロイとコルトン。
グレアム・クレイ→ラストは別バージョンセシル。
5グラスランド側。特にダッククラン側。
シーザー・シルババーグの娘とトゥーリバー目線のシナリオ。もしも、だっき役が太公望をやったら、というストーリー。
一位をドラゴン、二位をエルフ族魔法薬術師
に占められている世界。三位の人類がどう都合良い展開になれば、体制改革をなせるか。
リオンとロードレイク、ラフトリード、レルカーにとって王子は御輿なのだ。
・敵。→?だらけのゴドウィン家と、1マッシュ一味。途中から+都市同盟。
 
 
とにかく、シーザー・シルババーグの一大連合構想を成立させ、
→大国の首都を落とす、または会戦で勝利すること。それが、グラスランド側をスタートにした勝利条件である。
 
その観点で言えば、幻想水滸伝2・3・4は中途半端である。
グラスランド側かどうかはともかく、一大連合の合併先同士がこじれた結果。片方が、連合で対立する筈の大国の支援を受けることになる。 
2ではハイランドとグラスランドが大国の支援を受ける。
3ではザクセン与党評議員が大国の支援を受けそうだ。
4ではクールークが大国の支援を受けそうだ。
大国はコウモリで、実際は連衡計で両方と繋がっているが描かれない。(5ではゴドウィンと女王とアーメスを大国役に。
エストライズ→コボルト
セーブル→エルフ、
レインウォール→人間の欲深いもの、
ロードレイク→人間の辺境、グラスランド組、
ラフトリード→ウイングホード、
の連携が、レインウォールが大国に寝返ることで崩れるかのように描かれる。つまり、やはり反グラスランド派が大国の支援を受けるかに描かれる。
)
 
他方成功モデルである幻想→
1は縁起が悪い紋章であったのに、当代の継承者の適性が良かった。
そして、人望のあったその者が、軍師を片腕に一大勢力を築き上げて易姓革命を成し遂げる。
 
5はその地域の不遇の王族が、王族の実権回復を掲げて、その地域で権威の象徴とされる紋章を「身分証」「大義名分」として一大勢力を築き上げる。そして、妹王の君側の奸である一族は、王兄の手で決着する。
妹王は実権を取り戻し、王兄は自らを狙うものを討ち、安全を手に入れた。
 
視点を変えよう。
更に言えば、幻想水滸伝5の煽動者がリオン=ルカ・ブライトの娘であることを考えると、
ユーラムはリオンの入り婿妹義伯父の設定である。
つまり、幻想水滸伝4のカタリナは、ポーラの兄姪となる。そして、主人公「トーマス」が伯父。
家督継承順の正統では、カタリナの方が上位にあるべきという視点もある。
幻想水滸伝5の斎宮由来で、幻想水滸伝4の冤罪に繋がったのか。
幻想水滸伝2・3の父役が人違いだった分、実情が分かると頭が痛い。詳細さえわかれば本人はそれでいいだろう。
 
いや、幻想水滸伝5ではコミカルなやり取りだが、2と4では被害者にとっては悲惨なやり取りである。
2では危うく、ジョウイまで都市同盟に寝返りかけた。
 
「ジョウイの罪」
・ルカはアナベル暗殺の功績でジョウイに眼をかけたが。アナベル、アガレス暗殺、ルカ暗殺手引きは都市同盟目線の冤罪である可能性が高い。
グリーンヒル攻略にしても→
本来はグリーンヒル側が討って出たところを、入手した情報を元に抜け道から潜入する手はずだったのだ。
・獣の紋章については、扱いに困ったゆえに、制御し続けるため付き合ったのだろう。
(ティントでネクロードが炭鉱を使ってやったように。グリーンヒルといいティントといい、ミューズ兵が知謀に暗いのが問題だったのだ。
 
しかも、ネクロードはミューズ兵のせいにしたが、地の利に明るい者の手引きの筈。現地の単独犯か、職業密偵や情報屋に尋問した。または脳から記憶を読み取る術を蒼き月の紋章が持っていたため。最低でもティント現地の人物の責任である。多分、4の罰の紋章の、残留思念に似た手段。
嘘をつく時も離間計を図ってくる狡猾な相手。)
 
・合理性があったから流してしまったが。
→2主人公「クリス」については、ティントにおけるミューズ兵一行が罠に嵌まるのを止められなかったこと(ナナミとの逃走endでは見殺し。)。
→ジョウイについては、ミューズに解放軍が迫った際のカラヤ族兵
に、退却指示を出さずに置き去りにしたこと。
→その結果、カラヤの非戦闘員が流民として、他国に強制的に徴用される→後日の状況を生み出してしまった。
幻想水滸伝5のラフトリード自治権取り上げも、その延長だろう。
 
幻想水滸伝2初めのユニコーン少年部隊壊滅を招いたスパイ容疑による死刑判決、はこの因果だろう。
 
幻想水滸伝4の人間狩り事件とエレノア・グレアム両名の追放も、その因果の可能性が高い。元々は自治区だったルビークのような民が、赤月帝国によるクールーク向けの軍事侵攻に協力した。
しかし赤月帝国は、普段のように本格的に国境を越えるつもりではなかったのだが、クールーク側の逆襲が激しかったために計画外に撤退。
幻想水滸伝3のトーマス&セシルによる内紛のつもりでのザクセン対グラスランドの国境自治区抗争で、グラスランド側に抗戦。罠を仕掛け紋章術を多用したせいで、進軍側は被害を受けた。
問題は、撤退の際に→立場が弱い辺境の民を囮にしたことだった。
辺境の民の指揮官に命じて、嘘をついて撤退先に→わざとクールークの主力部隊が向かってくる方向に向かわせたのだ。
やられたお陰で時間稼ぎ出来た。
お陰で赤月帝国本隊は安全に離脱し、辺境の民は囮役として、クールークの国境部隊に殲滅された。
 
クールークに属するトロイ陣営が、カラヤの村に対するクリス・ライトフェローの立場になったのだ。
クールークのトロイやコルトンのように実際に殲滅した者は咎められず。
立場が弱い、と言うよりも上の実権を脅かしうるグレアム達の左遷理由として、責任を押し付けられた。
グレアムならばあんな捨て駒役は切らなかっただろう。もっと上手い撤退をしそうだ。
 
 
因みに、幻想水滸伝4紋章樹とのグレアムがああいう台詞になるのは、セシル由来である。
 
「ようは、ビュッフェヒュッケ城防衛戦で問題を起こしたときに、城主であるトーマスが守備隊長のセシルを突き出して責任を押し着せた。そんな形になってしまったのだろう。」
幻想水滸伝4のスノウが、団長死亡時に主人公についての目撃証言をしたように。
ミアキスが殿を務めたときの心境か。
 
幻想水滸伝3を調べて漸く分かった。
幻想水滸伝3のトーマス編を元にすれば、
グレン団長がシックスクラン部隊隊長の立場。そして、ガイエン=グラスランド。
クールーク=ザクセン
更に人質狙いが主な、人間狩り事件→構図では
(クールーク)→ハルモニア
辺境貴族自治体→グラスランド=ガイエン。
赤月帝国→ザクセン=クールーク。
ようは、名義上赤月帝国に編入された辺境貴族全軍で。
赤月帝国に「中央の自治権侵害が理由で」
→国境線紛争で向かった際に、
→盛大に返り討ちにあった。
 
赤月帝国側軍師副官としては→大量殺人とはいえ職務を遂行しただけだ。
(だが、赤月帝国内部に「対クールーク向けの辺境自治体との関係強化」を主張する実力者がいたため、この件を無かったことにすることになった。)
しかし、赤月帝国側の議会と文官の「自治権侵害」に関する失点があったため、赤月帝国王族から責任追求が為された。責任者が正当に裁かれれば良かったのだが、実行者である軍部、その中でも睨まれているエレノアとグレアムに白羽の矢が当たり、追放されてしまった。
殺害には関わっているが、自軍交渉役に非があるとは知らなかったため、冤罪だった。寧ろ当時の手元の情報からすれば、英雄的な戦果だったと言える。 
しかしグレアムは、殺し過ぎて大事にし過ぎたのだ。
幻想水滸伝5のロードレイク制裁側にも言えることだ。ロードレイク側の中身が、ゲッシュのような連中ならば冤罪度が高い。