解明・haiirodoukeのラジアータストーリーズ 裏切り者ガウェインとケアン ドワーフ武器商人ルート利権

考察・ラジアータストーリーズ
ガウェインとケアン
 
キーパーソンである、ルシオンのラークスへの最後の挨拶、は妖精編と人間編で分岐する。
 
妖精編「またお会いしましょう」
人間編「これでお別れです。二度と会うことは無いでしょう」
 
妖精編の場合は、結局繰り返しは続く。
人間編の場合は、繰り返しも打ち切られる、展開とも読める。
 
妖精編は比較的、マイルドなあらすじのシナリオである。信念、役割。敵味方譲れない物のために対決するシーンが多い。
 
対して、人間編は妖精編と較べればリアリティは高く、宿命に翻弄されるような死別が繰り返される。
 
妖精編のリドリーは、魂継の儀式の後から、ヴァルキュリープロファイルのシルメリア染みる。テイルズオブゼスティリアのアリーシャのように。
 
本来、ジャックよりもクリフの方が英雄向きだが。
 
話は変わるが、ラジアータストーリーズの核はやはり、ヴァルキュリープロファイルのルシオは最後に何があったのか?と言う疑問が大きな軸となる。
 
ラジアータストーリーズを見る限り、「役目は果たす」。それが主軸の一つだろう。テイルズオブデスティニーの飛竜の番兵と同じ立場になり。結局は今の立場である「侵入者から城内の安全を守る」立場に徹し、エインへリアルとしても命を落とす。そう思う。
テイルズオブジアビスのアッシュのような者達が侵入者役だったと考える。
 
恐らくは、ブラッドオークのエピソード前後がヒントなのだろう。私は、人間のクリフのみならず、ライトエルフの門番達も被害に関係していると考える。
 
 
経緯はこうだろう。
恐らくは人間のクリフによるものだろうが、理由は分からないがブラッドオークが二匹で無く三匹、「ライトエルフの花の都に向けて」接近を始める。
ジャック達とジーニアス一行が諦めずに花の都に接近するのを見越して、ライトエルフの門番達は持ち場を手薄にして、門への通路を見張っていた。
人影が見えたので、ジーニアス辺りだと思った。「次に近づいたら命は無いと思え」の忠告に真実味を持たせるために、命中させる。或いは、その時当たり所が悪かったのだろう。
人間と間違えて、ブラッドオークに深手か致命傷を与えてしまう。
一匹ならばそれで良かったが、死角から二体近付いてきたため、交戦するも劣勢。
その場を離脱するも、追跡されて花の都に近づかれないように、都と別方向へ退却。
門番達が手薄な間に、門からハップが抜け出してきてしまう。
生き残った二匹が、仲間の仇のライトエルフを探している間にハップが近くを通ってしまう。仇と間違えられて、ハップが地獄の鬼ごっこをする悲劇となる。
相手が二体だったため、前を塞がれて慌てて退却しようとしたら、後ろも塞がれ挟み撃ちをされてしまう。
花の都に戻るのは無理なため、ダークエルフの里に逃げ込むことにする。
「ハップが引きつけてダークエルフの里を目指したため。ブラッドオークがダークエルフの里に連れ込まれる。」
つまり、ココとノゲイラはなぜ命を脅かされたか。それはライトエルフが自分達とオークのことにダークエルフの里住人と、人間の滞在者を巻き込んだからだ。
ダークエルフの里に逃げ込む前に、ハップは追いつかれ殺される。ダークエルフの里の門番ココも深手を負う。
ダークエルフの里の被害は、ライトエルフのハップのせいと言える。
しかし、緊急避難は免罪の理由となるため、ハップは罰されるようなことをしたので無い。ハップ自身、事故のような状況でブラッドオークを引き連れることになる。
つまり、ダークエルフの里に災難が起きたことは、誰かが罰に値することをしたためでは無い。
ダークエルフの里を守るために、里長としての責任を果たすためにノゲイラは矢面に立つ。
また、ノゲイラに用があった人間の滞在者達も、善意でダークエルフの里防衛に自発的に参加する。
ダークエルフの里防衛の最中、人間のリドリーが負傷。
ダークエルフの里を守る最中に起きた被害のため、里の責任者ノゲイラはリドリーの被害を回復する。
ノゲイラが結果を覚悟していたかは不明だが、治療が理由なのか死去。
 
「以上が、ノゲイラ兄は何故人間を治療したりしたんだ」と言う妖精王の疑問の理由である。
 
妖精王は、「自分の民のライトエルフの一人が、ダークエルフを巻き込んでまで助かろうとしなければ」、兄を失わずに済んだのだ。ノゲイラ自身が言っているように「エルフの問題を、エルフの責任者が対処する」最中、立派な行動の結果殉職した。
 
改めて言うが、
ブラッドオークの黒幕となったクリフ達と、ダークエルフの里滞在中のジーニアス一行は別なグループの人間である。
また、ブラッドオークがダークエルフの里に到るまでに、
「ハップ以外のライトエルフが、ブラッドオークの一匹を先制攻撃して、ああなる状況を作った」
ことは描写されないが、事実だろう。
 
あの作品は三人チームが多い。
 
ガウェインとケアンの話も近いのだろう。
はっきりとはしないが、ガウェインはハップの生存したバージョンだったので無いか。
 
ブラッドオーク→水竜ポジション。
 
この場合、ケアンとガウェインだけで無く、第三のチームがあったと考えられる。
 
先ず、竜殺しと知られるケアンであるが、当時は竜に劣る実力ー作中のダイナス将軍と同等の実力で、ガウェインもわずかな差はあれ、それくらいだったのだろう。ガウェインはダイナスの師だった。
 
かと言って、妖精と交流があったケアンが自発的に竜殺しに挑んだので無い以上、邪剣を持ち出すのもおかしい。ただでさえ騎士団の隊長だ。
 
恐らくはガウェインさえ勘違いしている。
先ず、人間編の風竜戦前にギルが言うように、人間から先制して、竜を襲ったため竜は降りかかる火の粉を払った。
この盤面の水竜は、テイルズオブゼスティリアのサイモンで無く、ロゼのような性格だったのだろう。
そこまでは命の取り合いだったため、当事者同士で済むなら仕方が無かったのかも知れない。
 
騎士か、戦士ギルド傭兵か、請負の暗殺者かは不明だが、水竜は邪剣まで持ち出した凶手を退けた。
 
しかし、その最中に負傷してしまい、邪剣の呪いのせいで病にかかってしまう。
 
病のせいで正常な判断を失う。
更に悪いことに、襲撃者の一人が仲間を見捨てて逃走してしまう。常ならばともかく、逆上した水竜は錯乱したまま、生き残りを追撃する。
 
生き残りはケアンとガウェイン、それにギルを含めたエルフパーティーが集まっているところに逃げ込む、手前で水竜に仕留められる。
 
敗走者が手後れだから、水竜に手出ししたくないのは、その場の全員が同じだった。
 
しかし、水竜の様子がおかしいことをケアンは悩んだ。
ギルは「人間から先制して、竜を襲ったため竜は降りかかる火の粉を払った。」と主張した。ガウェインは決められず、結果的にその意見に賛同した。
 
ケアンのみその場を去らずに、水竜を撤退させるため交戦する。そして、先の襲撃で負傷したまま追撃していた水竜の消耗は激しく、実力に劣るケアンに敗れ死んでしまう。
 
錯乱したままとは言え、自分達が逃げて、まあ近隣住人を避難させていた、時にケアンが水竜を倒したため、ガウェインとギルは気まずくなる。
 
一方のケアンは、人間の他のチームが竜ー妖精の知己を先制攻撃した非道について、自らの上層部に詰め寄る。
しかし、水竜を倒したのは全てケアンの功績、と喧伝することで。無謀な先制攻撃と言う、自らの失点の揉み消しを図られてしまった。
それどころか、上層部はガウェインにスパイ容疑で粛正するよう内密に指令を出す。邪剣の使用や情報収集時の不正を、兼ねてから妖精擁護派の筆頭で目障りだったガウェインに、押しつけてしまった。
 
ガウェインにその旨を伝え守ろうとケアンも考えていたが、水竜との交戦時にケアンも邪剣の呪いに感染してしまっていたものが深刻化。自分の余命に限りがあるのを悟った。
 
ケアンとガウェインが二人で上層部に挑んでも、勝つ見込みが薄い上に、その間にケアンは死ぬ。また、上層部が盗賊ギルドの顧客でいることを考えると、二人の子供達が人質などのために巻き込まれ、死ぬのが見えていた。
 
ケアンが接触する前にガウェインは追われてしまった。
 
しかし、敵の規模を考えるとガウェインが死ぬのも時間の問題。
ガウェインに妖精の世界で生きて貰うことにした。
 
ケアンは何とかギルにコンタクトを取った。水竜を殺しておいて死ぬ覚悟は出来ているのか、と返されるが。
本当に首を渡す。だからガウェインに妖精の世界で生きる場所を与えてくれ、と頼む。
ギルの前で、依頼料としてケアンは自害。
 
ガウェインを傷つけず、人間世界上層部に挑み死なせないため、ギルもまたガウェインに真相を隠す。自分の上司の妖精王には言わずもがな。
 
実際、水竜とケアンの戦いの際に見捨てたことも、ケアンの死因なのは事実であったから。
「或いは、ヴァルキュリープロファイルのイヤリングを送ったのは、侵入者との交戦によりルシオが死亡する際に立ち会ったロキが、その遺言を受けてやったことなのかも知れない。」
 
話は変わるが、クリフがどうやってブラッドオークを操ったかと言えば、麻薬と薬物催眠なのだろう。
故に、ブラッドオークから深手を受けたリドリーは、普段以上に深刻な症状が出た。
 
水竜に仕掛ける際も、ドーピングと邪剣を併せた暗殺者を送り込み。それでも返り討ちに遭った、と言うことか。
それだけの物資を流したために、盗賊ギルド宛の窓口役依頼者もスケープゴートを立てる羽目になった、か。
王女誘拐の件と、関連する利害を考えると、戦士ギルドが評価を下げ、騎士団の評価を上げることを目論む者が居る。
 
麻薬や邪剣も、異種族の禁制品を用いているのだろう。故に、異種族と親しいガウェインはスケープゴートにうってつけだった。
 
いや、ガウェインの名が特にドワーフの中で強い価値を持つ、ことを考えれば。経済圏間抗争をイメージすることも出来るか。
 
人間ードワーフ間の交流関係はガウェイン出奔以来行き詰まりを見せている。。
 
 
恐らくは、ドワーフを自経済圏に取り込みたいーライトエルフの武器商人達が仕組んだか。
ドワーフに話を持ち掛けづらいなら、人間側の窓口にドワーフを手放させる、意図か。
ガウェイン出奔に関しては、四組の利害があったとみる。
1ドワーフと利益の外で親好を図るガウェイン
2黒幕ードワーフが人間側の経済圏に取り込まれ、軍備上相対的に後手に回ることを憂慮するエルフ軍部過激派
3ジャスネ達、ビジネスライクにドワーフから利益を得たい交易推進派。
4人類側ナショナリズムと国産品運動をしたい、交易反対派。
 
ガウェインは他の三派の圧力から、嵌められたのだろう。
ドワーフを寝取りたかったエルフ過激派の破局工作が、作中のドワーフへの侵攻へ発展して、なお感謝され運命共同体となる。エルフ過激派は加害者の一人なのに、ドワーフを騙している。
 
2、4は禁輸状態を用いて禁制品闇取引独占を確保。
特に2はその利益とパイプを敵国高官調略に用いて、将来の人間ーライトエルフ間戦争を有利な状況へ運ぶ手段にしたいのだろう。
恐らく2は4を通じて、人類側反政府勢力にも指示を出せる。
 
 
また、ケアン死亡については、門番が嘘をついてガウェインが嵌められたとみる。
 
城外部の盗賊を、依頼のため招き入れたことがあるのだろう。しかし、非公式な訪問中に事件が起きてしまう。
 
非公式な訪問者と、その招待者が事件加害者かは不明。
ジェイクリーナスエピソードを見ると、招待者を騙った真犯人が、訪問者か招待者を殺害したようだ。
 
事態が不明確な急場に、これまでも非公式訪問を見過ごしてきた城の番兵は、不正を働くことにした、と見る。自分の癒着行為まではバレたくない。
 
騙った殺人犯が誰かに冤罪を着せる、ならば城の中でやったことは寧ろ隠すはずだ。殺人犯は殺した後に細工はせずに去った。そう考える。
スケープゴートなどを用意する必要は無い、状況に応じて城を離脱する手段があるから、と見る。
上司の命令以外で動く不審者が城中にいる、その警戒は避けたがる。警戒されなければ次もあるのだから。
 
結果、不正を働いた城兵は、自分達とは無関係な内部犯容疑者に冤罪を着せることにした。他の仲間を騙したのか、口裏を合わせたのか、操ったのかは不明だが。
 
結果、殺人犯で無い第三者スケープゴートを用意してしまい、冤罪被害者を生んだ。そう考える。
冤罪被害者の上司か部下、同僚が非公式訪問者を招待する立場だった。「パドラックと奴隷商人エピソードのように」。故に、内部犯と言うことで事態を収める目的のために、スケープゴートとなった。同意の上か、嵌められたかは不明だが。
 
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ラジアータストーリーズ、ケアンと水竜。その因果。水竜の死亡前後について。
(人類の上層部が、教会の探すオーブ探索絡みで力を求める
妖精族から奪った技術知識で新装備ー邪剣を入手する。あるいは盗品か密売品
手に負えない技術のため、副作用などに対策は出来なかったが、試用しながら解決することにする
試供品として、命がどうなってもよい下っぱに回し、結果そいつらは水竜襲撃に動く
)
 
ガウェインがいないときに、水竜についての情報をケアンが得る。
それは、人類の戦闘員の一部が、新装備ー邪剣をもって水竜討伐(を伴うクエスト)に赴いた。そういう情報だ。
水竜は妖精族の信仰対象。何か問題を起こせば、外交関係を損なう。
現地に行くと、ケアンにとって最悪の状況だった。
邪剣を持った先遣隊は半端に手を出して返り討ちにあった挙げ句、水竜に不治の深手を負わせ、難病に罹患させてしまった。難病により錯乱した竜は、見境無く暴れていた。
ケアンにとって最善は、襲撃してきた先遣隊を、竜に辿り着く前に本人が止めること。
次善は、先遣隊を竜が無傷で抹殺し、ケアンは平謝りして不徳を詫びること。
三番目に、先遣隊が邪剣で水竜を殺害し、そいつら主戦派が妖精族に制裁を受ける。そして、ケアンとガウェインの和平派で関係修復に尽力すること。
水竜が暴れていたのは錯乱して、制裁タイミングと勘違いしていたから。とは言え、錯乱と罹患でその時の水竜は弱っていた。
そうでなければケアン一人で水竜に勝てたはずもない。恐らくその時はケアンには邪剣もオーブも無かった。
水竜を錯乱させておく最悪を回避するために殺害したとは言え、妖精族に対する不義理は事実。全てを背負い、人類の命を守るため自己犠牲の道を選んだ。
その道を選んだ理由は、罹患した水竜を殺害する過程でケアンまで罹患したため。かといって、水竜が罹患していたと言っても誰も信じてくれないし(バーゼク達竜本人は別だが。)、竜を信仰する妖精族は侮辱ととる。
何より、自己犠牲のために自白を偽証していることを隠蔽するため。
どっち道、ケアン本人は罹患した病で寿命が見えているならば、残された者が出来るだけ助かる道を選びたかった。
水竜を殺害したのは全てケアンの独断で、一人でやったことだ、と人類内部で認知されるようにした。
不義理を犯した対象である妖精族に制裁されるべきを、死にいく自分一人に絞るためだ。
竜殺しの英雄として、騎士団内部で病気を明かし、匿われつつ治療法を求めれば長生きできたかもしれない。しかし長生きは求めてなかった。自ら警備を抜け、エルフの刺客の目につく場所に現れた。
エルフの刺客、ギルに抵抗するふりをして、自ら攻撃に当たりにいった。動きの悪さも、わざと死のうとしたのも病によるものだとギルに気取られていたのだろう。
(だから、人間編、風竜戦後のギルの独白で。ケアンがオーブを、という部分で納得された。ー死期が近い諦観があった、と。あるいは水竜殺害も、病対策が理由だったのかと想像したか。)
恐らく、刺客に対して「あくまで水竜殺害は人類の総意ではなく、ケアンの独断で責任者もケアンだ。他の仲間は関係ない」と強調して自己犠牲の形で死去したのだろう。ガウェインに、人類と妖精族の関係修復を為すことを祈り死んだ。
ケアンは、騎士として騎士の仲間と人類全体を代表して。詫びるべき相手に責任を取り、(より責任のある仲間を庇い、)仲間の未来を守ったのだ。
 
結果、ケアンの命を対価に、人類と妖精族の戦間期は十数年伸ばされた。ケアン達の子供が育つ時間もできた。
が、ギルが放置したケアンの死体がガウェインを陥れるために使われてしまう。外部犯のギルとしては、別にケアンの仇として狙われることは覚悟していたのだが、人類側が自分達の面子を守るために自分達の身内ー内部犯に冤罪をかけてしまう。
(或いは、ケアンは人類が罰されることで、更生する機会を奪ったのかもしれない。ギルには、罠を作ったやつらが、ケアンの自己犠牲に足る連中なのか分からなくなってしまった。責任をとったケアンを知ったからこそ、余計に他の人類に失望した。
良い人間もいれば悪い人間もいる。
「人類に未来は無い」)
つまり、ギルの事後処理の悪さがガウェインが陥れるきっかけを作ってしまったために。その詫びとして妖精族でガウェインを受け入れるように働きかけた。ギルはガウェインが冤罪だと知っていた。
かといって、ケアンの事実全てをガウェインに伝えるのも憚られたのだろう。ガウェインがケアンへの共感と、ケアン殺害説で陥れた者への憎悪に目覚められたくなかった。
→ 
第一、ギルはギルで妖精族に対して、制裁すべきはケアン一人で、そいつはちゃんと討った、と偽証したため。ガウェインに話して他の妖精族にばれたくなかった。ギルもケアン同様に、十分な理由の無い、戦争回避のために努力したからだ。
ギルはギルで、制裁のための戦いが長引くことから、仲間の命を守るために偽証した。(制裁早期終結がギルの望み)
 
仲間の命と未来を守るために率先して手を汚す。
テイルズオブヴェスペリアのサブテーマだが、それが出来る一部が実のある英雄なのだろう。
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テイルズオブエクシリア2のエリーゼ編ラストのユルゲンスもケアンと同じだったのだろう。
隠されていたのは、ユルゲンスも不治の病で余命告知されていること。
残された命を、仲間が助かるために使う。そのために行動した。
心無いエレンピオス勢力が部族社会に脅迫と買収→取り込みをかけていることに、ユルゲンスは気づいた。
イスラが関与しているかは不明だが。ユルゲンスが気付いた時には、ユルゲンスの部下に当たる仲間が、取り込みの罠に既に嵌まっていた。
ユルゲンス自身の余命を鑑みて、組織内綱紀粛正と、罪を犯した部下の擁護を一緒に行うことにした。故に、始めからエレンピオス側を裏切る気でユルゲンス自身取り込まれるふりをした。
代わりに、既に内通した部下の証拠を返してもらい、足抜けさせた。
ユルゲンスの病対策に密猟が必要だと言えば、相手も信用する。
そして、適切なタイミングで、わざと不義理の対象であるジャオに内通を示した。ミスでなく、わざと露見した。
かといって、自分が病気だと言えば、自己犠牲をジャオに気取られかねない。誰かーキタル族内部を庇っていると悟られる訳にはいかなかった。
ここで処断されれば、内通者はユルゲンス一人ということになる。
密猟者の元へ案内した後も、始めからそこでジャオの手にかかるつもりだった。密猟者を狙ったジャオの攻撃に、死ぬためにわざと飛び込んだ。
→ 
ユルゲンスは、族長補佐役兼キタル族渉外役として、外部内通の罪を裁かざるを得なかった。。外部に内部浄化を示さないわけにはいかなかった。
自分達の罪は自分達内部で裁く、と外部に健全性を示したのだ。
 
妻を救うためだった腹心のユルゲンスでも、ジャオに裁かれる。そう示すことで、ユルゲンスはエレンピオスによる、リーゼ・マクシアを内部から腐敗させ取り込む策に、対策したのだ。
 
金のために命を懸けてエレンピオスに内通する者はいない。無駄だと分かれば、エレンピオス側も買収策を止める。
 
ユルゲンスは、エレンピオスの仲間を救うためにエレンピオスの裏切り者を裁く必要があった。
しかし、その時に自分の余命が見えたために。
裁かれる裏切り者の役を引き受けて自分を犠牲にした。
始まりの裏切り者が庇われた後、更正の機会を活かしたかは分からない。
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テイルズオブリバースのユージーンは、同意の上で非公式訪問者を隠したタイプだろう。
ユージーンが加害者と被害者だった場合。どちらが殺そうとするにせよ、遺体をすぐに街の外へ運び出せる場所で犯行を行う。
 
医者がするなら毒を誰かに渡す。
ユージーンがするなら屋外で物取りに見せて殺す。その場合は押さえつけて盗賊がやったよう偽装するためナイフで刺す。間違っても自首はしない。
捕まる気ならば、ガジュマの兵士であの能力ならば素手で殺す。
どちらかが操られていても、目的が狙い通りの殺害ならばその手段がベターだ。