考察6・シャドーニードル ドレックノールとかくれんぼエルフ。疑うべきは、彼女はどちらか、なのか。及びマンドレイクの館全容の結論推理。

考察・シャドーニードル ドレックノールとかくれんぼエルフ。疑うべきは、彼女はどちらか、なのか。及びマンドレイクの館全容の結論推理。
 
マンドレイクの館、ではジェノアとアルラウネの取引の間に、かくれんぼしているエルフが流通量に欺瞞を行い、ジェノアにとってアルラウネが重要でないように情報操作していた。
アルラウネからの輸出麻薬の大半は、死神などの洗脳や影武者作りに需要があり、ドレックノール以上にかくれんぼしているものたちに重要だったため、ピンはねした。
 
その関係を続けていく中で、かくれんぼ達は別な作戦を展開する必要に迫られた。故にジェノアの目が、アルラウネと輸出入帳簿に向くリスクを消す必要も出てしまった。ドレックノールとアルラウネの帳簿を見比べると、中間者攻撃がドレックノールにばれてしまう。
 
ナイトブレイカーズ三巻プロローグのオーブの使い道の独白を見れば分かるように。ジェノアが麻薬畑を適正に評価して、関係を続けたいならば→その地域のすべての事件を揉み消し、周囲の注目を得ないように処理する。
内部のライバル程度ならば、別な場所を囮に同様の作戦で罠にかけ、麻薬畑を人の目から守る。
 
次善ならば、先ず現品の麻薬と苗を移動させてからアルラウネの領地を謀略に巻き込む。
 
だから一から十までジェノアが仕切った、というのは勘違い。
 
かくれんぼ達の別な作戦は、鏡の国の戦争と同様。
ある意味、麻薬取引部門と組織間抗争部門、間で情報提供に不足があったのだろう。
 
組織間抗争部門は、アルラウネがドレックノールとかくれんぼ達共通の麻薬取引先、という理解に欠けていた。
「第三者による、報復戦争扇動工作」。その為に自分の財産さえ犠牲にすることにした。
あくまでドレックノールを狙い、「隣の領主が裏社会の暗殺者を用いて、善良な女領主を殺した」ことを軸に、二者周辺地域の勢力に外敵ドレックノールへの怨恨を植え付け、操作対象にする狙いだ。その為に、誰が放ったか分からない刺客としてシャドーニードルがいくよう仕組んだ。
 
ザーン支部も同様の手段の駒で、かくれんぼ達が大成功した事例だったのだろう。
 
マンドレイクの館の場合、
経緯はどうあれ、抗争部門の意図通りアルラウネの黒さは葬られ、ドレックノールと隣の領主の嫌疑が残った。
 
ここまでがマンドレイクの館の真相予想。
 
 
ただし、スチャラカシリーズを振り返ると、シャドーニードルも嫌疑がある。
先ず、シャドーニードルへの改造が徹底しすぎていて、デメリットも多すぎることだ。
愛が使いづらい、となるとジェノアとしては管理が難しい。ジェノアらしからぬネグレクトがあった。
また、毒でシャドーニードルを縛るのならば、呪いの類がシャドーニードルにかかってないのも怪しい。スチャラカ冒険隊第三巻で呪われていたが、サーラの冒険第三巻のように、呪いの重ね掛けは失敗可能性がある。
つまりシャドーニードルへは呪いがかかってないか、他と共存できる特殊なものだということになる。
 
ここで飛躍するが、毒娘である理由は生死に関わる以外の薬物を解毒させないものでないか。
つまり、肌を白くして、更にエルフを人に見せるためのもの、とか。本人に自覚がないダークエルフ基ハーフダークエルフ、という伝奇性が高い属性だと見る。
擬装を解除されたときは死ぬ、それがシャドーニードルのコンセプトでないか。
 
スチャラカ冒険隊一巻の媚薬のことも考えると、意外と地下王はダークエルフの妻も複数人いたのかもしれない。地下王がオーブーダークエルフに拘るのは、利害闘争だけでなく、服属させたいからというケースもある。
しかし寵愛が醒めなかったのはシャドーニードルの母一人だけだった。ハーフダークエルフのシャドーニードルの異母兄弟は、故にシャドーニードルに悪感情を抱いている、とかそんなロマンスを想像してしまう。
かくれんぼしている中に、ハーフダークエルフの異母兄弟がいる、という設定はジェノアやシャドーニードルにも寝耳に水だろう。
シャドーニードルがハーフダークエルフだからこそ、裏切られたと見なす前のジェノアへの信頼は、妖精同士の者のように篤かった、ととる。
 
と言うか、シャドーニードルへ改造指示したものは実は善意を隠していた。地下王や闇の王子に禁断の関係になられないため、というのは裏社会では過剰な措置だ。しかし種族間混血や種族巻の寿命の違いを考えると、自分達の親戚に対する慈悲とも取れる。
 
また、シャドーニードルに関しては、本人以外に対し、常に体液が「ポイズン」の暗黒魔法の作用があるように、という呪いだったのではないか。シャドーニードルの母親と地下王との経緯も、ダークエルフ達は不本意だったのかもしれない。
 
いずれにせよ、ジェノアやドレックノールからのシャドーニードルに対する、指令や改造や抹殺は中間者攻撃に晒されている恐れがある。
あるいは、シャドーニードル自身が洗脳されていて、二組の指令をジェノア一組からと、そう取るように幼少期から仕組まれているのか。
 
シャドーニードルはドレックノールとかくれんぼ達の、境界にいる末端、と推理する。
それは、ドレックノールの表面上の敵である死神や海賊王達と、部署が違うだけの同じ属性だ。
 
まあ、私の推理だけど。