考察2・死神首領(ソードワールド) 下部組織の証拠隠滅でないか

考察・死神首領(ソードワールド) 下部組織の証拠隠滅でないか?
 
ナイトブレイカーズシリーズで出てくる死神首領。プレイヤーパーティーがキーマンだと言っても簡単に口を割りすぎている。個人の見解で言えば、本当に中枢かは疑問だ。最強魔獣計画は死神にとってー(ネタバレ注意)。
とにかく、リスクとリターンが合わない。
仮に計画が成功した場合、酷い目に遭わせた者が、自分の最近の素性と外見を記憶に残し、強大なまま個体識別して追跡してくる恐れがある。極小の可能性だが。明らかに遊びが過ぎて不自然だ。
 
特に欲しいのは異界に関わるものだった。
 
三巻で少し出たドレックノールと合わせて考えると。
結論。
死神はダークエルフの口づけの、本国からの出先機関、ファンドリア ダークエルフ原理主義者長老会の更に下部組織の使い捨てである。
 
死神首領がジェノアと渡り合う癖に、口が軽かったのは。ナイトブレイカーズシリーズに関しては、長老会から「最後の任務」であることを命じられていたから、だと考える。
 
「死神は旧ファン王国の特殊部隊を母体にする」
「組織自体が無くなっても、手段が目的になって闇の中で生きていく」
と発言していた。
偽装を繰り返していたが、嘘に真実を混ぜすぎたのは、やはり上部組織への反発か。真実ならばドレックノールジェノアが魔獣開発競争をする中で、魔獣創造者に対するアプローチや罠が見られないのは怪しい。ドレックノールにとられないように殺しておく、で良いのだから。究極魔獣に関してもそうだし、外注がライバルの多重スパイだったケースに備えが無い。
明らかに無謀さによる全滅、を偽装した証拠隠滅心中が狙いだ。
そんな状況だからこそ、首領は本来、最強魔獣で宝を手に入れて完了する任務を。独断で異界狙いを足したのではないか。目的達成後に隠滅の道、から。
成功確立が低くても、自分たちのための作戦で報われる目のある無茶、の犠牲になる道を付き添った部下にあげたかったのだろう。
 
 
「二巻の、脱走者への制裁にダークエルフに見える呪いをかけること」
シリーズに出て来た宝などでは無く、異界が目当て。
ファンドリアを抜けた暗黒司祭をメンバーに加える、のが偶然でないと考える余地があること。つまり、ファンドリア内部の情報交換、と。
「転生、と同じ効果を持つ首輪(ロードス島趣味)」
「僕達は真の死神になる」
「失敗したら、魔獣が解放されて無差別に被害を出すだけ。僕達が気にすることじゃない」
 
言動を振り返ると、死神中枢すらより上意の下部組織、であることが読み取れる。
 
ソードワールドの人間で気付く物は零無だが、ダークエルフの口づけ、を知る読者ならば予想がつく。
構成員教練がよく似ている。
同族の若手にバトル・ロワイアルをさせた上で、吸血鬼にする連中だから。
 
あるいは、ベラが死神首領役になる未来もあったのかも知れない。ベラならば、より遊び無く秩序統制を徹底するだろうが。
 
 
仮に、情報があれば。
ジェノアが自力で死神に勝ちきれないのならば。ロードス島本国か、ファンドリアの国家代表者に圧力や取引を図ればいい。
ダークエルフの長老会は国家元首ではない。故に、恐らくは下部組織 死神のことを国内の外部組織に通達していない。
故に、ダークエルフ種族会議と下部組織の関係を示す証拠を偽造でも用意した上で、下部組織の活動差し止めを国家有力者に求めれば。
審議が来た段階で種族会議の方が、下部組織を粛清して証拠隠滅してくれる。
 
ジェノアならば、ファンドリア盗賊ギルドや暗殺ギルドは無理だろう。かといって暗黒教団はトップが圧力に興味ないだろう。故に、ベラがいる商会か、騎士団系ルートでファンドリア最高議会にダークエルフ族に対する仲裁を依頼すれば良い、と見る。
 
その内容でベラが暗躍する二次創作かキャンペーンを見てみたい気もする。