解明 テイルズオブヴェスペリア 山場 ベリナス死亡事件。 この件の構図が、テイルズオブゼスティリア サイモンの行動の歪みに繋がっていく。 ユニオンが影のクライアントからの強要で動いていたと、仮定する創作。

解明 テイルズオブヴェスペリア 山場 ベリナス死亡事件。
この件の構図が、テイルズオブゼスティリア サイモンの行動の歪みに繋がっていく。
ユニオンが影のクライアントからの強要で動いていたと、仮定する創作。
 
先ず、エルシフルに関する帝国の背信をクロームが憂慮していたが、その件とユニオンーベリナスの背信はニュアンスが違う。
 
一応、あの件はベリナスが使者を待たせるタイプだったことも災いしていたため、ユニオン側の意思が乱れたことのせいだけではない。
 
先ず、レイヴンとドン・ホワイトホースの外交行為は、あの段階ではユニオン全体を介さない、要人による極秘の打診に過ぎない。
ユニオン全体に表明していない限りは、ユニオン全体の組織行動に数えられない。
経緯はどうあれ、最近のことに関してはフェローからユニオンの街を襲ったことが発端のため。ユニオンがフェローを敵視している中で一部要人がフェローの同族→ベリナスに対話を持ち込むのは、ユニオン全体方針に反する独断行為であるのに違いはない。
 
あの手紙を出した段階では、ベリナスとの融和路線がドン・ホワイトホースの本意だった。
 
しかし、使者を出した後に状況が急激に動いた。
 
ユニオン全体に影響力を与えるような相手から、協力姿勢を依頼されたのだ。
恐らくは帝国軍上層部ー帝国利権関係者だが、詳細は不明なためクライアントX としよう。
そいつの現在の作戦行為に協調しないと、軍との衝突を蒸し返したり、ベリナスへの嫌疑に連座させ、闘技場のフレン連勝→営利賭博を成立させ難くするーのように営業妨害する、と脅してきた。
取り敢えずは協力姿勢を見せるため、聖核集めの指示だけは出した。積極的に履行するかは、ドン・ホワイトホースの裁量にする気で。
 
 
クライアントXにせよ、今回はユニオンはついでにすぎなかった。目的はあくまで、
「ヘルメス式ブラスティア破壊を繰り返す龍使いと使役龍バウル。及び帝国評議会側要人を含む満月の子殺害計画犯フェロー。両者テロリストの討伐。」
必要の比重としては、既に明確な被害を連続して出している龍使いの方が、実益上重かった。
 
 
その作戦を展開したいのだが、正面からの撃破は戦力上難しい上に、両者航空機動力に優れるため、まずかくれんぼとおいかけっこを普通にやっても失敗する。
 
釣りの要領で待ち伏せすることにした。
 
その餌の役が今回のベリナス。ある意味、ヴァルキリープロファイルジェラートに近い立ち位置。
 
クライアントXの本命は、ベリナスーフェローに霊長間の繋がりがあり、固定された拠点があるベリナスが窮地に陥れば、フェローが周囲に現れるのでないか、と画策してのもの。
 
クライアントXの常備戦力は帝国騎士団。誘い役の部隊に拠点を包囲、ベリナスへの危害を暗示させ、フェローが現れたところを、周囲一円により広く敷衍した罠と伏兵で狙い撃ちすること。
フェローに限らずバウルと龍使いもだが、連中はクライアントXが思うよりドライだったため、テロ活動のオフに知人に同行して現地に居合わせただけだった。
そこまでベリナスとのコネクションもなく、ベリナスにせよ動向を事前通達されていなかった。
 
 
クライアントXについては、ベリナスを脅すために、成功しない襲撃ー威圧をユニオンにさせることが主目的であり、ベリナスがテロリストの共犯だった場合討伐するのであれば、自分の帝国騎士団に武勲を持たせるつもりだった。
ユニオンに協力を強要しておきながら、使い捨ての牽制役程度に使うつもりだった。
 
が、牽制のはずの使い捨ての鉄砲玉が、クライアントXの作戦行動上の囮として成果を挙げる前に、クライアントとしては運悪くベリナスを射殺してしまった。
 
結果を見れば、クライアントXの今回のターゲットはテロリスト両者のため。
サポート程度の役に先行され過ぎて作戦に必要な手段ー囮役を自損されてしまった。クライアントXとしては仲介人を介しすぎたため、機密保持も兼ねて→渡す情報を控える意図で、大味な依頼をしたのが仇をなした。
 
ターゲットを誘う囮役を失った以上は、ベリナスー闘技場の街の包囲を続ける意義はクライアントXには無い。
自分の依頼が原因で起きた、両ギルド関係悪化を放置して、騎士団の包囲を撤収させた。
「素材を持ってくれば報酬を渡す」、という依頼だったため、「取引はするが、それ以外の全責任は請負人持ち。
やり取りする素材すら用意しないのに、依頼遂行過程のトラブル対策に協力する責任はない。」という対応だった。
その時のベリナスに関しては、依頼すら本命の意図ではなかったことだし。寧ろ、クライアントXはユニオンを巻き込まない方が、囮役ベリナスを活用してのターゲット討伐見込みがあった。
 
ベリナス死亡事件の顛末は以上である。ベリナスと戦士の殿堂は、今回の件にしては完全に被害者で、テロリストのとばっちりとクライアントの勝手な作戦に組み込まれたため、この結果となった。
 
 
ドン・ホワイトホースとしては、ベリナス死亡後に。クライアントXが求める両テロリストの内、特に龍使いとバウルの首を上手く使い、和解に持ち込むつもりだった。
 
クライアントXの狙いが両テロリストと言うのはドン・ホワイトホースには掴めている。
ベリナスを使うことに失敗してユニオンを使い捨てたわけだが、クライアントの狙いのどちらかでも確保できれば、クライアントと交渉の余地が生まれる。
ベリナスを死なせた補填に、「クライアントと駆け引きする手柄をユニオン側で用意」した上で、小切手のように戦士の殿堂に支払う。戦士の殿堂が手柄を用意したことにしてクライアントから成果報酬を受け取り、クライアントが表向き帝国騎士団の手柄だったと改竄すれば。帝国騎士団がテロリスト討伐したと表明できて、その裏でクライアントも両ギルドも和平をなし、幸せになる。
結局はクライアントも、以降の作戦抜きで成果を買えるため駆け引きに賛同する。クライアントがそこで対エンテレケイア路線を止めるかは微妙だが、当面の本命は両テロリストの被害抑止なため、止まる余地が生まれる。
 
戦士の殿堂にとってのベリナスがそれで済むかは微妙だが、ギルド同士の付き合いとしては妥当な交渉プランだろう。
 
ドン・ホワイトホースとしては、イエガー討伐を試みたのはそのプラン失敗時に備えて。イエガーに自覚はないが、ドン・ホワイトホースにはイエガーは必ず倒す必要ある因縁の相手。
しかし、この状況で試みたのは今回の件に関わりある。
 
ドン・ホワイトホースの交渉プランも、魔狩りの剣が龍使いを打つ前に時間をかけすぎたため→というか戦士の殿堂の動きが早すぎたため成立しなくなった。
 
本来は、ドン・ホワイトホースの首は支払わずに、交渉プランにするつもりだったが。ドン・ホワイトホースの側も何故かイエガーが魔狩りの剣に介入ー情報収集しようとしている情報を掴んだ。
成る程、ユニオンの魔狩りの剣がテロリストの首を確保するのが交渉プランの要であるなら、ユニオン以外の別口が手柄を挙げては交渉が成立しない。
ユニオンには、クライアントXに使い捨てられて、何の成果も無く戦士の殿堂と紛争に陥った、という末路が非常に不都合なため。
交渉材料ー龍使いを自分で狙うか、交渉材料確保の部隊に妨害をしそうな、この状況では猟師ライバル足るイエガー一味は非常に都合が悪い。
その瓦解、手柄確保能力を奪う目的でドン・ホワイトホースはイエガーを狙った。
 
イエガーの脅威を考えれば。
両ギルドが潰し合い、そのトップ後釜にイエガーが収まり、より利権に靡く形で、帝国と大ギルドとの取引利権を独占する未来はードン・ホワイトホースにとって想像に固くなかったのだろう。
 
ギルドが行政運営する都市から見れば、ギルドの後人にとってつまらない未来だ。