考察 ヴァルキュリープロファイル 咎を背負うもの テイルズオブファンタジアを知っている人用の悲劇物

テイルズオブファンタジアを知っている人用の悲劇物

ヴァルキュリープロファイル 咎を背負うもの
主人公は、騙されどうしの人生である。
事件の発端はーローザ・リーゼロッテ対立のようなものである。
ローザ➡戦乙女・ウンディーネ➡ミント
リーゼロッテ➡咎人・フラウ➡アーチェ
第三の男フォーネル➡自白し対立を煽っただけの、殺害自体はしていない武門の人➡クラース
さらにフィオナ➡ガルム➡すず
潮➡何も知らない人類の復讐者 ジークフリート
ドユエイン➡別に入らなくてもいいのに、水属性のローザなどについて行って死ぬか、敗走する脇役
が入るものと考えよう。

本質的には、センネル総帥暗殺は、ホーン家やロイゼンベルグ卿のような者が、この羽か同様の道具を用いてなしたものだろう。
センネル卿はエクスフィアでも開発していたのだろうか。

可能性どころかそのままだ。
ミレイユ達双子が答え。
ローザとリーゼロッテの羽根力を手に入れれば、その魔術師はエインヘリアルでも高い地位に就けるだろう。
でもそれだけでは無い。フォーネルが一番大事。ファンタジアの精霊召喚術のように、異種族を魔術師が使役する描写はヴァルキュリープロファイルでもあった。エルダーバンパイアがドラゴンサーヴァントを使役しているように。

意外と、ミレイユーリーゼロッテーシェリファの相似性を考えると、
ナタリア×ロクスウェル➡リーゼロッテだったのかもしれない。ならばセンネル卿がロクスウェルの同類だったのか?

結論
咎人の羽は、魔術師がティムモンスターに使うサクリファイスブーストアイテム。
エレメンタル系のサーヴァントに使用して術を撃たせることで、増幅した魔術を可能にする。そういう用途なのだろう。
咎人の剣、とはエレメンタルソードの生け贄設定バージョンの発想。

話は飛躍するが
真実はこうだろう。
センネルは複数の魔物と契約しており、ドラゴンサーヴァントなどから力を奪い実験していた。ミレイユのような性格の者だろう。実験していたが、試作段階のため事故死。
しかし、ヴィルノア等の息のかかった残りのモンスター、デモンサーヴァントは。契約代価の取りはぐれなどに備えるためにも研究成果を着服。代償の取り立てとも言える。
ヘルの元に持ち帰り、試験段階の技術を実用段階に高め。利害が一致した、妄執の持ち主に試供している。
ヘルの元々の能力の応用もあるだろうが、これまでフレイが見たこと無かったのは、新技術であるから。

本質は、センネルの弟子の中でフォーネルが選ばれたのは、魔物との契約をしており、ヘル達から見れば後継者としてふさわしく見えたのはフォーネルだから。既存契約者への優遇もあった。
凝ったシナリオで堕落させる必要があるローザは別枠として、フォーネルとリーゼロッテでフォーネルを選んだ理由はそれ。
更に、乱世が商売繁盛になるヘルの性質上、成り上がりとも言える野心家のフォーネルは、一番利害が一致する。
野心家であれば、更なる力を求めたときに咎人の羽を取引材料に設定することも可能。
センネルの研究とは言え、弟子に渡すわけにはいかなかったために。生存したデモンサーヴァント等が研究成果を隠匿し、事故状況を捏造することで、実際とは異なる暴発事故であったかのように見せていた。

結論 ロイゼンベルグ卿のような者がこの羽を使う主人公になるべきだった。
病は酷いし、余命幾ばくも無いから、「最後の御奉公」のためにこの羽を用いるべきだった。

エーリスは、フィオナがロイゼンベルグ卿につくようなかたちの戦国シミュレーションをやることが望みだったのだろう。

「必要悪故の処断 特攻命令 間引き」
羽根の本質はそれである。

主人公の妹がお腹空いた、と言っているように食糧難で飢餓が酷いときに、農民反乱軍を処断することは道理と言える。食物連鎖ピラミッドの恒常性のように。

反乱軍を首謀者だけの処断に留めると、行き場を失った者達が盗賊化して他地域に害をなしかねない、そういう判断で殲滅したのだろう。
両王子だけで無く、愛国者気取りの者が独断で動く故に全滅するのだろう。
更に言えば、動いたのは王で無く、近隣の領主の可能性がある。

農民反乱軍の件は、今回ヴィルノア及びクレルモンフェランの国体首脳部が、代理戦争に積極的では無い。そこまでの覚悟でやっているわけでは無いことを示している。
両強国にとっては、この国はあくまでランサムウェアを搾り取るための存在。ガノッサすら人類の小国を軍事的野心にそこまで組み込むつもりも、重きも置いてなかった。
ガノッサの軍事的野心は、アーティファクト研究による、異種族の資産豊富な強国に挑める、だけの技術革新と軍事拡張。軍事拡張が済む前に同族に切り札を切る気は無かった。

話は変わるが
ダリウスがなぜあんな命令を守ったのか、と言うことについては。ダリウスの補給部隊につくルートとそうでないルート、の差。
そうでないルートの場合、リーゼロッテによる兄王子襲撃ルートのような展開となる。本物の使者を殺し、上意討ちと偽って兄王子を殺す。
成功すれば、残党の怒りを煽って更に混乱を拡大させられるし。
失敗すれば、劇中のように離間の策となり、
末端と上層、正統派と対立派の絆を断てる。

自分達のみならず、他の勢力や派閥の支援も疑わせられる。
主人公がダリウスにつくルート以外は、ダリウスは討伐軍の大軍に対処できずに偽物に成り代わられたのだろう。
しかし、討伐軍側に主人公がついたルートの様子では、傭兵側はぱっとしなかった筈。どこにそんな大軍を隠していたのか。治安側以外にそんな大戦力がいたのか?
ナタリアーヒューゴー雇い主ーダリウスの三つ巴は、何かがおかしい。ヴィルノアークレルモンフェランヴィルノアの筈だが。
まるで、四番目の勢力がいるようだ。ホーン家か?まさか、ヴァン神族かヘルのナグルファル達が、親切にナタリア暗殺用にダリウスを潰してくれたのか?

ダリウスは二人いたのだ。
生きていた本物のダリウスは、首謀者のナタリアと指導部さえ処刑すれば、後は攪乱作戦のために農民達に手を下さない、と聞いて暗殺に従事しようとしたのだろう。そこは、ナタリア達と志は近かった。

しかし、上に騙されたのか、ダリウスの直轄の上以上の意思が事態をコントロールしたのか?
ナタリア処刑は区切りで無く作戦の一環として、反乱は殲滅されてしまう。
両強国はこの国については、冷戦か、百年戦争にすることで。魔術軍が弱まったことを元に、明確な軍事物資、補給物資を高金利で提供することで、両派閥から搾り取ることで利害が一致、合意成立したはず。
王位継承問題で、農民反乱抜きで継承候補にパイプを築けるようになったから、用済みになったのは確かだが。
しかし
農民反乱軍の軍備水準からすれば、パイプを築いた途端、育てた下部組織を自分の手で撃つ。例えばされど罪人は竜と踊る 2巻のようなことも極端すぎる。これまでの投資分からすると、元手の回収が終わるまでもう少し長期化させ、搾り取った方が美味しいはず。

両強国以外に、動いた意思は何だったのだろうか?

対立が始まりになる物語


本質的には、ローザ➡戦乙女がファフニールの役の筈である。
フォーネルかリーゼロッテ➡?、がレギン役
潮➡どういうわけか、アンセル、がジークフリート役。
?➡ジークフリート役アンセルを殺したもの、ハゲネ➡ウィルフレ

ハゲネは一説にグラムでジークフリートを殺したという。ジークフリートの持ち物を奪って冒険している、設定か。
結局は配役ミスだ。
咎を背負うもの、はジークフリートが裏切りで死ぬところから始まる。

本来、アンセルが咎人の羽の、一番有名な持ち主になるはずだったのだ。
グラムの有名人は四人いる。
始めの犠牲者ファーヴァニル。
作り手にして、返り討ちに遭ったドワーフレギン。
代名詞とも言えるジークフリート、投げ槍を受けた後のトドメはグラムだった。
ジークフリートを裏切り、主命により急所を突き殺めたハゲネ。

サモンナイト3のイスラとキルスレスは。キルスレスの姉がライル一族で、キルスレスをサンプリングした、魔力を奪ったのがハサハ等シルターンの竜人族による、上意討ちなのだろう。

話は変わるが
結局、ガルム、エーリスも咎人の剣の正体を間違えていたのだろう。
咎人の剣の性質上、ヘルの台詞通りに、牙を研ぎ澄まして噛み付くのはヘル達になっていたはずなのだが。堕天使やヴァンパイアのための下克上アイテムだった可能性がある。

何者かは解らないが、咎人の羽の素材は、ワルキューレに間違えられる鳥系サーヴァント➡ハーピィなどのものなのだろう。
リーゼロッテがウィルフレドの剣を。所属国家クレルモンフェラン協力者、正当王位継承者の使者殺害の場に置いていったのと同じ。
冤罪を着せるために置かれたものだろう。更に言えば、リーゼロッテがクレルモンフェラン協力者かすら怪しい。
ミレイユーリーゼロッテーシェリファ
の相似関係上センネルーロクスウェルの可能性がある。
ヒューゴーのように、一族内の下克上で襲われたことにするためセンネル殺害の罪はリーゼロッテが被ることが確定していたので無いか。
そうでないと、センネル死亡事件が上司に責任をとらされかねないものだったと、センネルの周りまでばれてしまう。ウィルフレドの父親といい、センネルと言い、引責で死地に出向いたのでは無いか。

農民反乱軍ストーリーは、配役的には
アーネスト一派➡兄王子
ダリウス➡弟王子
国軍➡辺境伯
傭兵チーム➡主人公サイド、金持ちの手先
であろう。

アーネストが兄王子の立場として、ダリウスの補給支援頼みになった時点で先は見えていたのだ。
ダリウスと国軍は別な立場であるが、両者共に相手を牽制し合う余り、最悪の展開を描いてしまった。
特に国軍側は。

最善の策は、兄王子がヴィルノアを通じて、反乱軍そのものを買収することだった。消費物資を外部に頼っているからこそ、輜重役の重要性が増し、リーダーへ取引をかけようとすればかなう立場になった。
国軍は他国の息がかかった手先だからこそ、長期化を避け非情に処断しようとしたのであるが。実情にそぐわない処断を選んだことで、国家全体の必需物資の貿易依存を確定させた。
飢餓を原因にした問題で、次の貧富格差と飢餓を確定させた。
王位継承問題も、両強国のみで無く多国籍企業➡金持ちが動いていると仮定すべき。

農民反乱軍ストーリーは、配役的には
アーネスト一派➡兄王子➡フォーネル
ダリウス➡弟王子➡ローザ
国軍➡辺境伯➡エーリスやホーン家
ジョーカー」傭兵チーム➡主人公サイド、金持ちの手先、リーゼロッテ
になるか。

ローザとリーゼロッテは確執しているが、リーゼロッテの本質はフリーランスである。国の居場所をフォーネルにとられたから、素直に金と力の契約に重きを置いた。
本質が蝙蝠であるからこそ、真面目なダリウスや国軍に目の敵にされる。

シェリファの件で、ロクスウェルら特務部隊が一介の暗殺者を追った理由も。
リーゼロッテの件のようなことをシェリファにさせた以上は、シェリファを殺さないと被害者のVIPにばれる恐れがあるからだろう。
自分達特務部隊が、本来公表しているのとは別口からの依頼でVIPを襲撃した、と。

フォーネルは過去の後見、ホーン家への不信のせいで、リーゼロッテと言う新しい後輩を生み出してしまった。
ルートによるが、リーゼロッテはフォーネルの身代わりとしてローザに睨まれて死ぬ。
一方で、もし冤罪を着せていなければ、ロクスウェルはフォーネルを助けていた。と言うより、フォーネルの周囲がロクスウェル達を救いたくて、戦災孤児を身代わりにしたのでは無いか。