ヴァルキリープロファイル 行き違いの起源 スルトの不平 始めのアリューゼ編で展開しなかったルート。

行き違いの起源 スルトの不平

スルトが、きさま達の王は裏切りと謀略を繰り返した卑怯者、と言う。
どちらに大義があるのか解らぬとは。と言ってくる。

しかし、ルシオのドラゴンオーブの一件でオーディンの態度は、寧ろ
ロキの狂言ならば同族だろうと容赦しない、と武門らしい台詞であった。

スルトへのヴァルキリーの始めの台詞も、おまえも一族の長ならば潔く剣をとり散れ、と逃げを打ちそうな相手に対するものだった。

スルトみたいなものが人間は信用できない、と言うのがうるさい。
実際に信用しづらいが、テイルズストーリーでの長年の悩みがヴァルキリープロファイルでようやく解った。

盗賊ギルド、傭兵、悪魔召喚概念、ニヴルヘイムの存在を混ぜると理由が分かった。

他民族組織で、所属員一人一人が依頼主と個々で契約を結んで履行する仕事が存在する。

ヴァルハラとスルト達の国が戦っているのは有名だが、妖精達の国ニヴルヘイムもスルト達に敵対感情を持っている様子がある。
東洋世界で百鬼衆が存在するように。

他民族組織➡盗賊ギルド上層部がニヴルヘイム所属だと仮定すると、かなり説明がつく。
ニヴルヘイム国家全体の王が、アリューゼが請け負った国の王のように情けない、としても、体制派と表裏を二分する反体制派がどうかは別である。

パドラック個人がロンディルから直接請け負ってジェラードの仕事に行き当たったなら、あんな事態になるような説明はしなかった。
パドラックへの指示は、依頼主が盗賊ギルド内部にいるものと、盗賊ギルドそのものがニブルヘイム内権益のためにやるものの二者があった。

盗賊ギルドそのものがニブルヘイム内権益のためにやるもの、
を見て敵国へのスパイ行為と見なしてしまったのだろう。
スパイかどうかについてはパドラックは依頼主を取り違えたのだろう、と言うか。

盗賊ギルドエージェントとヴァルキュリーって似ているのだろうか。

話は逸れるが。
ルシオの妹がパドラックの善行で救われた少女である可能性がある。
パドラックもルシオも妖精種のようだ。

スルトから見たオーディンは、ルシオのイメージなのかもしれない。
プラチナの時は、格好いい少年のように見えたのに。あんなにうらぶれて。ルシオがいた場所だからスラムへの制裁が起きた可能性すらある。


話は変わるが。
アリューゼにロンディルが襲われる本来の覚えは、エージェントを介した
「荷物の中身を一週間以内に敵国に運搬できれば五千出す」
と言うもの。
内容自体はきな臭いがまだ正当なもの。
「中身がジェラード王女である」
なんて指示は一切無い。

しかし、「荷物の中身を、敵国の兵が追撃しそうだ」
と言う大切なことが抜けていた。
そのことで「(敵国の兵が来たら)大人しく逃げればいいのに」と言う感想になったのだろう。
そう、ロンディルのスパイ行為は敵国にそこまで贔屓していないし、ネクロマンサーであろうと、薬もロンディルが渡したものでは無い。

あくまで、「重要な荷物の移送をしますから、奪うチャンスですよ。」と相手の手に渡そうとしただけ。
中身が偽札とも知らずに、と。

まあ、ゴルゴ13のような請負人に裏切りと見なされるには十分だろう。

アリューゼほどぶち切れるのは間違いだが。結局は、きな臭い依頼通りの不誠実なかませ犬役だった。

しかし、ロンディルがアリューゼに行ったことの通り、自国への背任かと言われると悩まざるを得ない。
先ず、ロンディルは本物の王女=自分の上役を使っていない。
敵国にダミーを渡すことで諜報活動させることが目的だった、とフレイのレナスへの態度が教えている。

誘拐された先で虐待されながらくノ一に徹した、と認識していればフレイも記憶を消したくなるだろう。

が、あの時敵兵が余計なことをしたせいで運命が歪んだ。
封印されてるものなら、上司の確認をとるまでそのままにしていればよかった。

結論
今回のヴァルキュリープロファイルはルート展開ミスだ。

恐らく、フレイの中では、敵対勢力に対してジェイルのように潜り込んで、その首魁への犯行勢力を煽って。諜報活動と、内紛による最終的な粛正をお膳立てするのが、本来のヴァルキュリーの役目。
エインヘリア集めはズレている。
自分で戦力になれればジェイルのように。

くノ一に徹するならば、ベリナスに対するアサカ➡サカア➡コオン➡コオニ➡鬼子、のように他国勢力操作を謀っていくべきだった。

ベリナスに対するアサカは異種族の、使い魔候補兼諜報員として完成度が高かった、と言うより明らかに上司がいなかった。
アリューゼの件でロンディルとジェラード王女が消えていたからこそ、アサカで偽ジェラード王女に起こるべき展開をすることになったのだろう。

多分、あのエルダーヴァンパイアは、狙うべき相手を設定し損ねた。
ベリナスの妻とシンデレラのアサカは元々一人二役。厚遇しているうちに記憶を操作されて同族と錯覚させられて婚姻。二人だけになるまで催眠させられ、二人だけに戻った時に再び始めの主と使用人で絆を育み続けた。
死霊であるアサカにつかれたまま、人間は一人だけの屋敷でベリナスは生涯を終えるはずだったが。

何かのパラドックス➡妖精族と
別な人間以外の種族の誤認により。
既に人間族が死霊に完敗した場所を別な死霊が襲い、結果的に死霊しか残らない場所にしてしまった。
ベリナスとその領土に敵対するものの侵略行為で、エルダーバンパイアが来たのに。 
ヘルの部下エルダーバンパイアが敵対する王を、同種族の使い魔が庇ってしまった。忠誠譚で済んだものを。
放っておけばいいのにヴァルキュリーが庇ったことをなかったものにしてしまった。

領主ベリナスとその娘を大勢の家臣が囲んでいるはずが。
ただの資産家が異民族➡異種族の娘を、使い魔で無く使用人として遇していた。

ベリナスの話は。シナリオ開始時に二人きりだったので、領土最後の王が死んで、残るのは使い魔一人の土地になってしまった、と言う話。
王妃が生き残って王が処刑されるバルバロッサの話も、ベリナスの換魂の法故だろう。

話は変わるが。
エルダーヴァンパイアに悪魔にされたアサカ➡偽ジェラード王女がJ・D・ウォルスとして暗躍し、記憶をなくした彼女を追うヒーローが魔術師を追い詰めるストーリーの筈が。

エルダーヴァンパイアに襲われた使い魔を主君が身代わりに救ってしまったため、大きく世界が歪んでしまった。

ルシオの話でなされたものの。魔術師への別な不穏分子が側にいて利用されたため、共食いになってしまった。

素晴らしいオムニバスだ。