名作ヴァルキリープロファイルに見る、物語の本当の基点

名作ヴァルキリープロファイルに見る、物語の本当の基点。

先ず、ヴァルキリー編とオーディン編はベースが違う。

オーディン編はアリューゼとジェイルのシナリオ。
ジェイルのシナリオ。
魔法使いで死霊使役できるものが、恐らくは反抗を警戒しなかった異種族使役物の手によって。外敵、別部門所属員のヘイトを極限にされた上で討たれる。

アリューゼのシナリオ。
先ず、アリューゼシナリオは多分に錯乱に満ちたものであった。
ロンディルはアリューゼをそれほどどうにかしようと考えていない。
あくまで、ロンディルが敵国への作戦に、憑依系変身を使うことを決めたもの。スリュムの花嫁とトールの話に起因するものである。
作中のアリューゼが、憑き物のトールである可能性がある。
アリューゼの回想は歪んでいる可能性がある。
アリューゼがいたのは本来修道院で、修道院の権力者と巫女の前で無礼を働いた、のかもしれない。と言うより、あの彫像を受け取ったところから鬼などにとりつかれたのかもしれない。
その憑き物はジェラードの信じる神の体型のものだったのだろう。そして、王女とされたジェラードもまた、シホ等のように特殊な力を持った存在として生み出された人形ーホムンクルスだった。

自分の縁者を信じて、気性も自分好みのジェラードを憑き物は好んだ。
しかし、依り代であるホムンクルスは、ロンディルが計画した敵国への囮作戦のための力を入れられ、襲撃者として使いつぶされる運命だった。

リアルがどういうストーリーだったかは解らない。しかし、憑き物アリューゼは劇の途中で狂わされた。

アリューゼの話とカシェルの話は薬、で繋がっている。

リアルでは運搬中の依り代を「交戦、敗走問わず」敵国に渡した後、途中の町で敵兵が治療を行い、そこで依り代を眠らせておいた封印が解かれ、その町を廃墟に変える。
そういうあらすじなのだろう。

荷物を置いて逃げるのはともかく、そのままにせず取り戻しに行こうとは試みる。しかし、隙を伺っている間にトラップが起動、依り代は命尽きる。
その不条理が、アリューゼには堪らなかったのだろう。

ジェイルのエピソードを見ていて解った。真面目に敵兵を灰燼にしろ、と言うなら依り代も含め、ジェラードはロンディルを嫌がりながらもつきあっただろうが。
指示である囮作戦染みたやり方は、流儀にそぐわなかった。
エージェントやアサシンとは別な存在であるものの。
魔法使いロンディル抹殺を使い魔の一人ジェラードが決めてから、関係者で見所があるアリューゼを懲罰とともにパートナーにすることを決める。
実際には、ジェラードの方が先制でアリューゼにチャームを欠け、幻想で惚れさせた。

変身能力をジェラードは持っていたから、ただ単に封印解除の薬を使われただけなのに、薬の作用でモンスターにされたように自作自演することができた。変身するかはジェラードがコントロールを握っていたのだろう。

本当にパドラックが言った情報を元に、ロンディルをスパイと思ったかすら怪しい。

あとは、チャームで自分びいきにしたアリューゼに城まで案内させ、アリューゼ主犯であるかのように魔法使いを抹殺する。

スルトオーディンを裏切り者、と呼ぶのは。オーディンへの造反者に騙されていることが理由の一つである。
あるいは、アリューゼやスルトは鬼のように、使鬼であったのかもしれない。

オーディン編は。東洋の使鬼伝承由来。
結局は使い魔に気に入られなかった魔法使いが。使い魔は素直に頼めないので、騙した相手に「気にくわない魔法使いを殺してくれ」、と誘導してなされる。と言うベターな展開である。

話は変わるが
一つ解ることは、ロンディルは本来スオウが所属していた軍の敵だと言うことだ。スオウの上層部が偽装兵討伐を計画したのも、実際にこういう手段で罠にかかった例があるからだ。

また、ニブルヘイムは実質的にヴァルハラの属領状態であるようだ。だからこそガノッサのように反抗するものが出てくるし。
シホのように、エルフの姫の歌、の伝承でベルセルクを強化する作られた人形、ホムンクルスが存在する。
オーディンの技術がエルフに勝るなら、改造エルフはヴァルハラの独占技術である。
始まりのプラチナを両親が認めないのは、原種のスペックが改造種に劣るからだろう。

反戦的なおばさんがシホ等を嫌うのも、改造種を掌握したヴァルハラが、ニブルヘイムを戦争に駆り立てていて➡属国を盾として、エルフとヴァン神族➡鬼の代理戦争をさせる。
改造種はヴァルハラの尖兵にして徴兵担当、と言う意識が常にあるからだろう。

しかし、ニブルヘイムがヴァルハラに反抗しようとするためにも軍備がいるため。不正反抗用に流用する軍備を回してもらうためにも、現状は傭兵として物資・生物兵器を回してもらわねばならない。ナショナリズム派のガノッサ等には痛いジレンマだ。

テイルズストーリーの、壊滅した町がなんなのか悩んではかりだったが。乱心した部下に壊滅させられるヴァルハラのことを示しているのかもしれない。

話は変わるが。
ヴァルキリーの本質は、自分を見失った死霊である。
シホのように、エルフの姫の歌、の伝承でベルセルクを強化する作られた人形、ホムンクルスが存在する。
オーディンの技術がエルフに勝るなら、改造エルフはヴァルハラの独占技術である。
始まりのプラチナを両親が認めないのは、原種のスペックが改造種に劣るからだろう。
実際には、プラチナのボーイミーツガールの男の子は、本物のバルキリーにとられてしまったのかもしれない。

話は変わるが。
ヴァルキリープロファイルの話は因果が歪みすぎている。
アリューゼの一件で要人が死に過ぎてしまったために、ロンディル関連の因果で必要の無い人達に死が回っていくようになったと考える。

何というか、ドミノ倒しのようだ。
また、実際には囮と本物が入れ替わることも起きている。

ジェイルカーティスが遂げた口封じのための非業な死も、パドラック用な気もする。パドラックなら状況次第で仕事から降りて、逃げたと言われそう。
「事前説明が無い危険な仕事で、報酬が規定相場の半分以下」。割に合わない仕事だったから降りた。
ジェイルカーティスのように父親と主君の評価あっての仕事で無ければ、そうなるだろう。

パドラックが暗殺される理由も、ルシオの一件あってだろう。貴族の財布にスリグループメンバーが手を出しただけで、非常識な数の兵で町の一区画が焼き討ちされるのはおかしかった。
情報を与えた村民の、前提条件が違うのだろう。

スリグループ上部組織である闇組織との抗争が理由。

ジェラードの件についたのがパドラック本人であれば、アリューゼにしゃべりすぎたのだ。
アリューゼが王女とロンディル襲撃を行ったように事件記録が残ってしまったため。
アリューゼに渡した情報を把握していたエージェントは、アリューゼがロンディルに行く理由は。パドラックが教えたからだと分析できたのだ。

ロンディルを蹴落とす意図が闇組織にあったかは不明。しかし、予想外に話が進みすぎてしまい、アリューゼが所属していた傭兵組織と国家治安部隊の溝が深まってしまった。

ロンディルが所属していた文官派からすれば。ロイが逃がされたことで、アリューゼの味方は騎士団派であったようにも見えてしまった。

騎士団派と闇組織の繋がりが無いことを示し国家秩序を保つためにも、闇組織への騎士団派による示威攻撃が必要だった。

その中で、更にスオウの、死などがでてしまった。
アリューゼがあそこで戦わず死んだために、因果のつじつま合わせで、外征でスオウが死なねばならなかった。