童話系不死身の分析ー奇数偶数パラドックス されど罪人は竜と踊る17-18巻シリーズと19巻短編集レビュー ガガガ文庫も小学館 今セール中

17、18話の。踊る夜の一員ハイキュルパからの超定理系童話術式。短編集の「そして何度でも」のように、謎解きしないと敵を倒せない、のは厄介。

完璧に答えが書かれた訳でないので私も回答案構想略記。

 

まず、ハイキュルパのモチーフは「鶏が先か、卵が先か」

童話世界全体のキーワードは。「本来は別個の存在を、区別してから」「組み合わせる」ということ。四番目の世界の元素周期表の話と同じ。

フブルキントス、という童話世界二つ目で出てきた名前。さらに三つ目のスフィンクス似の人面獅子を考えるに。

 

モチーフは「ハーピー」と「グリフォン」、「ヒポグリフ」。

さらに電子で構成された無限複製可能の存在、という正体と合わせて、攻略不能な怪物として猛威を振るってきた。作中の手段で定義して、同一性を固定する手段がないと倒せない。

モチーフに関して言うなら、鳥ベースの合成存在だから歌が好き、というところプラス。

隠しモチーフに合成獣ー日本伝承の「鵺→ヒルコ」の障害児設定を持ち。現代的に拗らせた存在。

 

感想

はっきりいって、目的とキャラ性の三下ぶりに比して、釣り合わない強力なエネミー設定を持つ。

あの三下属性で他の世界の敵に一目置かれるにはそれくらいの設定がいるということだろう。

 

(話は変わるが)

童話世界のモチーフが「茨」と「赤ずきん」、「取り替え子みたく醜い」ことはハイキュルパ自身の属性にあまり関係ない。

名前だけなら、むしろイメージだけの荊棘の女王と炎の鳥、によほど似合う。

永く生きるものにとってのアミラガ家のイメージは、こっちが源流かも。

茨木童子」と「眠り姫」は全く別なカテゴリーだから面影無いけど。

 

(話は変わるが)

童話世界の中の少女、の様子は後のハイキュルパの解説で。一応は筋が通るが。読者としては違和感ある。大体、童話世界の中の少女がナビゲーターである理由は結局作中で語られない。意外な正体、とは思うが。

作中のハイキュルパがあの茨の、童話世界の主というのが違和感ある。

童話世界のなかの少女とハイキュルパ、年長年少の関係が逆な気がする。

 

(自分用のメモ)

そもそもハイキュルパの出生設定から、取り替え子→つまり本物の子と、別な存在と交錯している節がある。

なんか、ハイキュルパの目的の源流である「母親ローエンヌ」から。ラストの攻略のように養子関係、な気がする。ハイキュルパ自身が思い違いしていることに執着しているーオッピオの変種としてのー特殊なストーカーである可能性がある。

 

(話は変わるが)

苺と偽苺の初めの童話世界から考えると、ローエンヌは「代理母」と「クローンベビー」、「血筋系の偽装婚姻」ビジネスに巻き込まれていた犯罪被害者な可能性すらある、と見る。

 

→(飛躍するが)

ファンタジーの王道古典である、「貴種」「王様や英雄の子供」がメインキャラとなることにブランド意識を持つ金持ちがいることが、ビジネスチャンスになっている可能性がある。

実際、数法系支配者職には大事なことだが。 

「誰でもない、どこにでもいる一般大衆の一人」を出発点に。

「物語工学におけるメインキャラ要素「王様や英雄の子供」なことを獲得したい」

ウォント課題意識が、ハイキュルパの裏設定になっているのではないか。

「鶏ローエンヌが先か、卵ハイキュルパが先か」を。

「整形手術被験者ー整形手術被験希望者ローエンヌが先か。整形手術被験者が一から用意した整形外科医ハイキュルパが先か。」→勿論、整形手術被験者ー整形手術被験希望者が先。

に整え直した存在がハイキュルパとローエンヌなのではないか。

 

裏設定として。ローエンヌがいなきゃ、ハイキュルパが生まれることも、ハイキュルパの犠牲者が生まれることもなかったのに。という被害者意識は確かに正しい。

オーダーメイドの整形手術を受けたい博士が、整形外科用医療ロボットを自作により完成させて、「産婦人科」レベルで「生まれ直す」くらいの整形手術を無事受けた。そんな感じのシナリオか。

童話世界、最後のテーマも卵子ならぬ電子、だったし。

ならば母体は太陽か。

 

倒序法もここまでいくと訳が分からない。

ハイキュルパをあんなにしたローエンヌと「童話世界の少女」はもはや1thと2thの関係、くらい違うのにハイキュルパは童話世界の少女を未だにローエンヌとして扱っている、くらいに違う。

 

感想

無茶苦茶な文章ーレビューを私は書いているな。 「モチーフー鳥の合成獣」と「鶏と卵の二者」の話から飛躍しまくっている。

 ただし、「ハイキュルパの不死身と無限複製が不思議だから感想する」という源流に沿って思考できている。

 システム的には、2thが凶悪かつ倒せないのは、起源である1thに原因があるが。

その原因と言うのは2thが未だ完全にこの世に産み落とされていない、未観測状態であるからであり(ベリドルトの東雲ー術ににた理由)。それは2thが作り出す3thが未だ産み落とされていないからであり。そして、螺旋ではなく循環として。3thと1thと同一の存在であり。3thとは2thを産み落とす前の1thであるからである。

0に対する1が奇数であり、その次の2が順当な順列として偶数であり。

偶数2の次の奇数の3は1でもあり。「3は1でもあり」がパラドックス。1でもある奇数の3が産み出す偶数の4は。同じ偶数の2でもある、か。

 

時間系列抜きにいうなら。一族のDNA バンクがあると仮定した場合。

祖母→ローエンヌ。母→ハイキュルパ。娘→少女として。

母親を妊娠したまま生まれてきた祖母が、

→実は娘が代理母出産で産み出した存在である、というシステムに近いか。

 

少女とローエンヌが同一存在。という図式ゆえ中間のハイキュルパが不死身になっている、というシステムだと解読する。

母親の謎の答えは、祖母と娘の出生に理由があった。という循環システムが不死身のメカニズム。

不死身のメカニズムー世帯継承→月姫のシエルとロアの理由 の亜種のようなメカニズム。

 

抜粋 十八巻

少女とガユスの会話。→

少女「今は十二月何日ですか?」

「十一月二十八日日だ。」

少女「そんな、外では一年近く経っているなんて。」「神楽歴の2056のなんて」

「皇歴972年のだ」

少女「神楽歴の2062年じゃないですか」

 

感想

童話世界のモチーフ。実は浦島太郎だったんじゃないだろうか。ある意味の桃源郷設定?全然メルヘンの世界らしい優しさがなかったけど。

感想(話は変わるが)

それ以前に、少女の設定的にあの世界で急ぐ理由、実はなかったんじゃないだろうか。外の世界に理由が無かったんだし。

まあ、真実から見ると。