ドラクエ考察10 2021.03.21 Ver3.3 闇の領域物語。楽園にあったものは歴史。先祖の失敗談と、経験から得る教訓。

 
ドラクエ考察10
2021.03.21
 
Ver3.3
闇の領域物語。楽園にあったものは歴史。先祖の失敗談と、経験から得る教訓。
メインストーリー・外伝クエス
【闇を抱く月光の楽園】
 
禁断の地の扉と言う、まるでドラクエ7のダイジェスト版のような設定で始まる、『毒と病に覆われた、地底世界の物語』。
 
このシナリオでは、マリベル役死亡、キーファ役を村において、アルス役単独で禁断の地の伝承を調査する話となる。
結論を言えば、クレージュ村がベースの
のようなシナリオである。
 
伝承と歴史が多く出る物語だが、実はドワーフの神の石碑でさえ、真実そのものは書いていない。
 
毒と病に苦しむ故郷から、『毒も病もない楽園』を求めて、と言うのが村の言い伝えから想像される冒険であるが、色々と間違っている→改竄されている部分がある。
 
『楽園には、悪魔が住む。竜族の先祖達を大勢殺した。』
→『楽園には、悪魔は住んでいない。』
→『悪魔と、悪魔にこれからなるものは、故郷に住んでいる。悪魔がいるのか、楽園に確認しに行った時に、初めて辿り着くのだ。』
→『伝承の中の『神に背きし者』こそ、悪魔なのだ。』
 
・楽園に実際にあったのは、管理端末と、領界の生活に欠かせない月そのものだった。
そして、管理端末こそが月をメンテナンスしていて、管理端末が死に絶えれば、月もまたいずれ滅びる。
アトラスティアに例えると、似た者が想像される。
・管理端末→大樹の番人、クレージュ村の妖精
・月→世界樹と暗黒大樹、クレージュ村の神木。
 
 
全部は書かないにせよ、私が作品から読み取った歴史はこんなものだ。
『経緯は書かれていないが、世界規模の大戦が起きた。闇の領界の竜族→先祖達も参戦した。
自分達以外の軍勢に、世界樹と大樹の番人達が参加しており、先祖達はそいつらと戦った。
確かに番人達は強かったが、倒すことは出来た。しかし、いくら倒しても後続が産み出されてしまう。(ツスクル初期シナリオ)』
番人達を倒すために、先祖達は毒を使った。
『罪の無いものを巻き込んででも、戦を短期で終わらせた方が被害は少ないから』と言う理由だった。
『大戦に巻き込まれた全員を救えないならば、その他を殺してでも、一握りを救う決断をするべき』だと考えたからだ。
結果として、殺すことにした中に大樹の番人がいたため、番人を殺すための毒で→その地域の世界樹まで枯らしかけてしまった。
『番人を根絶やしにするには、問題を元から絶つため、世界樹を先に潰せばいい』ので、方法論は正しかった。
強すぎる毒を用いた上に、解毒手段である大樹を汚染した結果、
→毒は敵軍どころか、世界中の勢力に被害を及ぼしてしまった。
問題は、自分達の勢力まで毒に苦しめられるようになったことである。
本心を言えば、先祖達は世界樹が生えている地域を新天地に定めて、引っ越したかった。
引っ越す筈の土地に手を伸ばした結果、引っ越しを望んだだけの価値が失われてしまった。
それでも毒の汚染が他よりはましな地域だったため、
→引っ越し先の、番人達のテリトリーの間近に、地下に集落を作って、毒の被害から生還した。
先祖達の一部は、大戦の途中で、世界樹を殺しきる前に真実に気付いた。
→番人への攻撃を自ら止め、番人達に攻撃する他勢力から大樹を守る側に、立場を変えた。云わば、大樹に敵対する他の竜族に対し、寝返りと共食いをして、なお生き延びたわけだ。
それ以来、大樹と共に生きることにした闇の領界の竜族は、征服戦争を肯定する側の他の竜族から、敗北主義者扱いされた。
『征服戦争を肯定する側の他の竜族』達こそ、『自分を守っていた味方を、自分達の手で殺す』一番自滅しようとしていた者達だったのに。
結果として、大樹側を命乞いした一部は、大樹側の魔女などに魅了・洗脳されたことにされる。
多分、現代レブレサックのサザム達のように、突然の心変わりに見えた。
石碑の問いで、誰か一人しか助けられない時に、『心から信じられる親友・愛する恋人・見知らぬ子供』の誰を選ぶかとある時。見知らぬ子供の役が、大樹側だったと見る。
それ以来、記憶がはっきりしている頃の竜族は、
『石碑や設備、扉を作り、竜族全体の罪を語り残そう』とした。
 
時が経ち、当時の世代が死に絶え、記憶継承が途絶えていく中で。禁断の地の歴史石碑は残った。
作品の前の世代に、『扉を抜けて番人の管理端末を一度倒し、地下の石碑まで辿り着いた』冒険者も、数は少ないがいた。
冒険談と言うより、歴史的発見として報告をした。
主導したのが誰かは知らないが、都合が悪く思った者達に、その報告は握り潰された。
都合が悪い者達は、禁断の地への扉の鍵を全て処分し、歴史に再び辿り着く者が出ないようにした。
→毒で、現在も住人が苦しんでいるのに、この状況は古代からの自然環境ではなく。
自分達の先祖が戦争のために用いた毒『環境汚染とエネルギー源』が原因で。
先祖から子孫に至るまで画期的な除染法がなく、唯一の手段である、月による除染完了までの永い年月を今も待ち続けている。
→月のある場所は毒や病がここよりはないが、襲ってくる番人がいる上に、番人を根絶やしにすると、唯一の希望である月まで滅んでしまい、いずれ集落の子孫達も、巻き添えに根絶やしになってしまう。
 
教訓
→『仮に他の領界やアストルティアに手を伸ばしても、手にかけた瞬間、そこに毒がもたらされ、楽園で無くなってしまう』。
→『知恵の実を食べた私達は、もう楽園に戻れない。』
歴史の内容は失敗談であり、楽園を求めた冒険者には絶望である。一見すると、餓鬼地獄のようであるから。
 
しかし、現状維持が一番の正解と分かり、活路が見出せたこと。
そして、歴史の中で失われた経験を教訓に変え、再び語り継ぐ機会が得られた。
・今度は、誰が歴史を隠滅しようとするか、本性を確かめる機会も
→水の領界では、オルストフ以下ナドラガ教団だと分かった。
どうか、再び罪を忘れ去ることの無いように。
 
 
なお、闇の領界で歴史を残したのは鍛冶神ワギと言われているが、その立場は『毒を作る技術を持った』先祖達の直接の敵ではなかった筈。恐らくは、初め開戦以前は闇の領界の竜達の盟友であり、技術交流のあった親友。
 
闇の領界に入る前の、イエティに似た番人の問いは、それだろう。
 
闇の領界の竜族の技術水準が高かったことも、ワギがドワーフ同様に技術提供していたため。かつてはドワーフ達の兄弟弟子だったのかもしれない。
しかし、ワギの想定外の形で技術が使われ、ワギですら知らなかった未知の災害を引き起こしてしまった。
大戦中に、互いを知らない敵同士だったならば簡単だったが、同好の士であったため
→技術発展に関わってきたワギは、自らにも罪があることを深く悔やんだ。発展した科学技術の悪用→大量破壊兵器開発と、合理論における必要悪の側面もまた理解していた。
理解してもなお、大量破壊兵器開発の道を、再び歩むことがないように、所々歴史記述を歪めた。
兵器を求めるものが考え直す機会を与えるために、自らが闇の領界の竜の敵対者として罰し、また悪事を働けば自分が裁く、と記述を残した。ワギのみならず、月を必要とした先祖達の大半も合意した、裁きではなく調停だったのだろう。
ドワーフのドゥラ院長の反省のようである。
また、初めの訪問時には普通に会話していたのに、サルファバル剤採取後に渡してから、『最優先事項変更・竜族抹殺』に動いたのは。
初めは当時の文明水準からすれば一行の武装が原始的で、月を破壊しうる脅威でないと判断したから。
しかし、『サルファバル鉱採取のために強力な魔物を倒す武力を有していること。
及び、技術知識が失伝せずに、鉱石を薬剤へ生成する技術が継承されていること。
→月を壊しうる武力・技術が、闇の竜族に未だに備わっており、脅威になる』、と言う判断材料となり、再評価の結果、襲撃してきた。
世話になっているのは、結局は一行とは言え、恩を仇で返された気分である。また、月を壊した筈のあの悪魔は、管理端末からすれば今挙げた基準において、基準未満だったために、主人公達と違い見逃されたのだろう。
→この月が、偽りの太陽レイダメテスに見えてくる。管理端末→管理者って。それに、あの悪魔が先代破邪船使い役に見えてくる。
 
科学技術開発に携わるものが、自分の土地でないからと軽々しく環境を致命的に破壊する思想を、ワギと先祖達は戒めたのだと見る。
裁定者に関する事項のように、破壊兵器使用時には合理的な理由があるかもしれないが。破壊された環境で暮らす、被災地の子孫達にまで及ぶ傷痕は、やはり咎めるべき。
→闇の領界の竜族は、敗戦後のワギの一方的な判決や、因果応報のようであるが、
→実際は国際法・国際条約的な、兵器犯罪規制として、後世に理解されるべきである。
作中のウルベア地下帝国の開発者達より、余程自重している。
ウルベア地下帝国の皇女も、今回のワギと同じ心境に至りそうに見えた。
こうして比較すると、
作中のクォードは、闇の竜族の先祖のような立ち位置だった。
 
追記
ドラクエシリーズの楽園と言えば、光の教団や幸せの国、ダーマ神殿のような詐欺を想像してしまう、
多分、レブレサックでルカスが魔の山の扉の奥に閉じ込められたように、流刑地でもあったのだろう。流刑にしたのは、ナドラガ教団のスパイじゃ?
 
追記
魔界編の、バルディスタのヴァレリアによるアストルティア侵攻もまた、闇の竜族に近い。
単純な腕力で圧倒するならばともかく、魔障弾を用意したことは、闇の竜族の先祖と、同じ轍を踏む真似である。
ユシュカはともかく、アクバルがアストルティア侵攻に消極的なのは、同様の結果を予見しているからだと分析する。
なお、道具使いシナリオを見れば分かるが、必ずしも敵を倒す毒としてのみならず、ゾンガロンの変身やオーガの発祥神話のように、
→強化薬としての利用が発端だったらしい。
その結果、ドランドのような悲惨な末路を迎えるのだから、被害者からすれば、薬が毒になった悲劇でもある。
多分、強化薬・毒を使ったのは闇の竜族とワギのドワーフ達の両者で、互いに副作用患者を出したのだと仮説を立てる。ワギの側が、比較的被害症状を軽く抑えられたのだろう。
 
楽園とは→七色の入り江と、
魔界とは→邪悪な炎。
取り敢えず、外界から見れば闇の竜族の領域こそ、魔界に見えるだろう。
 
参照

学者「七色のしずく とは 七色の入り江
という 聖なる場所を 満たす
海水のことを いいます。


学者「ですから 七色の入り江へゆけば
簡単に 手に入るはずですが…


学者「七色の入り江といえば 最近
有名な学者が 次のように
書き記しています。


学者「この世の中心の 海に浮かぶ
小さな小さな 無人島に
七色の入り江は 存在する。


学者「清き水に たたえられた その水面は
悪しき心を いやし 深き眠りへと
いざなうという。


学者「しかし 七色の入り江へ
たどりついた者は いない。そこは
神の領域 なのだろうか? と。


学者「しかし アルスさん ほどの
旅人なら もしや 七色の入り江を
見たことが あるのでは?

はい
学者「え? アルスさんの 故郷の島に
その 入り江が?


学者「なんと! なんということだ!
では どうか その入り江で
七色のしずくをとって 大灯台へ


学者「ん? しかし その島は
調べによると 無人島のはずじゃ
なかっただろうか??
いいえ
学者「そうですか…。しかし
灯台の 闇の炎を 消さなくては
魔物の世界へは ゆけません。


学者「七色のしずくを 手に入れ
もってゆかねば ほかには
手のくだしようが ないのです。

はいの場合

メルビン「はて? アルスどのの
故郷の島は この時代だと
無人島だったんでござるかな?
アイラ「そう言えば アルス。
七色のしずくって どこかで
聞いたことがないかしら?
*「なんと あなた方が これほどの
旅人だったとは…。

*「いろいろ 失礼なことを いって
申しわけない。やはり わが王の
見る目は 正しかった!
ガボ「へへん!
どうやら やっと オイラたちの
偉大さを わかったみてえだな。
メルビン「やはり やるべきことを
やれば 自ずと 周囲の見る目も
変わるものでござるな。
*「この国の 未来は アルスどのの
手に かかっています。
どうぞ よろしくお願いします。
*「アニエスさまは 今日も
テラスに 出ておいでですわ。

*「なんだか 思いつめたようなカオを
なさっていたのが 気になるけど…

*「でも テラスに 出ておられると
いうことは お元気に なられた
しょうこ ですわね。

アニエス「あら あなた方は うわさの
旅のご一行ね。王さまから お話は
聞いています。


アニエス「最近 すこし 身体が回復して
なんだか とても シャークアイ
会いたくなったわ。


アニエス「もし この国の
封印がとけたら 永遠の氷づけの
あの船も もどってくるのかしら?


アニエス「いえ きっと だめね。
魔王に 永遠の呪いをかけられたら
なん百年もの間 とけないはず。


アニエス「そのときまで 私
生きて 待っていたいわ。
あの人を…。
アイラ「アニエスさんの表情……
なんだか 思いつめてたみたいで
気になるわね。
ガボ「そっかあ。
この国の封印を 解いても
シャークアイには 会えねえのか。

ガボ「残念だなあ……。
メルビン「氷づけの呪いは
それが解けるのに 何百年も
かかるという 強力な呪い……。

メルビン「残念ながら 人は それほど
長生きはできんでござるよ。
*「大灯台の 聖なる種火は
エンゴウの火山より
もたらされたもの。

*「もし 大灯台の 闇の炎を消せたなら
エンゴウの国へいって 種火を
もらってくれば よいのじゃ。

*「しかし どうも 大灯台の祭壇は
今や 魔物の世界への 入り口に
使われとるようじゃからのう。

*「その奥の 魔物を たおさんことには
聖なる種火も 祭壇にともすことは
できんじゃろう。
メルビン「魔物の世界でござるか……。
これは 気合を入れて かからねば
ならんようでござるな。
アイラ「大灯台の奥にいる 魔物が
この呪いの 元凶なのね。
そんなヤツ 絶対 倒してやるわ。

 
参照

『*「このハーメリアの住人と
アボン村 フズ村の人々とは
もともと 同じ一族だったそうよ。
*「見張り台の 学者さんから
ききかじっただけの話だけどね。
*「わたしは アボン村から ここへ
おヨメに きたんだけど
村のみんなは 元気かしら?

*「あなたたち 旅をしてるんなら
アボン村のこと ご存知ない?


はい
*「えっ 村人が 全員
消えたですって!?

*「やあねえ。
いくら 小さい村だからって
そんなこと あるわけないわよ。

*「ユメでも 見たんじゃないの?

いいえ
*「そう……まあ 小さな村だしね。
知らないのも ムリないか。
*「ずっと昔 この大陸の近くの海には
おそろしい魔物が いたそうだ。

*「なんでも 島ひとつを まるまる
海中に 沈めちまったって話だから
ハンパじゃないぜ。

*「今も そんなヤツが いたらと
思うと……クゥ~ 考えただけで
ドキドキしてくるよな?

アルスは 本だなを調べた。


「海に落ちた お月さま」と
書かれた 本がある。


”お月さまは とても うぬぼれや。
ある日 海にうつった 自分の顔に
みとれて タメイキ ついたとさ。


”ああ!こんな美しい人に
会ったのは 初めてだ!
ぜひ もっと お近づきになりたい!


”そう言うと お月さまは
どんどん どんどん 海のほうへと
どんどん どんどん 降りていった。


”そうして はっと 気がつけば
お月さまは 海の底。
もう お空には 帰れない。


”あわてた 天の 神さまは
もひとつ 月を お作りに。
新しいお月さま 空の上でピカリ。


”海の底の お月さま
今じゃ 人魚に かこまれて
かなしく ピカリと 光ってる。
 

*「平和そうな町なのに どうして
こんな見張り台が あるんだろう?

*「ひょっとしたら 昔 戦争でも
あったのかも 知れんな。
*「おや? よそのかたが
よく こんな所まで
いらっしゃいましたね。

*「ここは この町の宝物庫。
今はなき いにしえの都から
持ち出された宝が あるそうです。

*「実のところ 管理が きびしくて
ボクも 実物は 見たこと
ないんですけどね。
*「この先は ハーメリアの宝が
眠る場所。
早々に たち去られよ。
*「この大陸の 近くには かつて
高度な都市の さかえる
小さな島が あったといいます。

*「ですが 海の魔神グラコスによって
その年は 島ごと 海の底に
沈められ ほろぼされたそうです。

*「このハーメリアや アボン村
フズ村の住人は 全て この時の
生き残りの子孫なのです。

*「この町が 山地につくられたのも
グラコスのきょういから
遠ざかるためなのでしょう。

*「もっとも それ以後 グラコス
現れたという記録は ありません。
まあ 遠い昔の話ですよ。

 
参照http://slime7.nobody.jp/13-4.html
『*「この地方には ハーメリア以外にも昔 2つの村が あったんだよ。

*「アボンと フズっていう村なんだが
長い間に 人が へっていってな。
今じゃ カゲも形も ないんだよ。
マリベル「へえ あのふたつの村
なくなっちゃったんだ。

マリベル「まあ ヘンピな村だったから
仕方ないってもんよね。
ガボ「アボンとフズの村は
なくなっちまったのか。
つまんねえなあ。
メルビン「長い歴史のなかでは
魔物とは かかわりなく ほろびる
町や村もあるのでござるな。
*「この大陸の南西には
海底に沈んでる 大きな町が
あるんだぜ。

*「なかに 入ってみたいもんだが
もぐっていっても あの深さじゃあ
とても 息がつづかねえよな。
*「この町には はじめて きましたが
お堀の上に 建物が たってるなんて
変わったところですねえ。

*「でも おもしろくて わたしは
好きですね こういうの。
*「この町に 伝わる伝説だがね。
じつは なくなった 2つの村でも
同じような伝説が あったそうだよ。

*「そうして 考えると やっぱり
伝説のようなことが 本当に
あったのかもしれないねえ。

*「だいいち そう考えた方が
ロマンチックってモンじゃないか。
*「この町の さらに山奥に
それは古い だれが 建てたかも
知れない塔が あるのさ。

*「ウワサじゃあ あの塔こそ
伝説に語られる 塔ってことだけど…
まあ マユツバもんだね。

アルスは 本だなを調べた。
「世界のふしぎな民族・種族」と
書かれた 本がある。


”砂漠の民…その名の通り 砂漠にくらし
独特な文化を 持っている。
特に 精霊の像は 必見である。


”ユバール…世界中を めぐりながら
神の復活を 目指している 一族。
踊りと 音楽に すぐれている。


ホビット族…地中に 好んで住む
人間とは 異なる種族。しかし
まれに 人間と結婚することもある。


”リファ族…背中に 羽を持つという
幻の種族。風に乗って 空を
飛ぶというが くわしいことは不明。

海底都市
とつぜん アルスの 左手のアザが
あつくなり かがやきだした。


マリベル
マリベル「な なんだったのよ 今の?
ふつうじゃないわよ。
アンタのアザも この渦も。


マリベル「……アルス…のアザが
この大渦を つくったってこと?
と とにかく 変よ。
ガボ
ガボ「アルス兄ちゃん……
な なんだったんだ 今の?

ガボ「オイラ びっくりして
ションベン ちびりまくり~!
マリベル「ここが 海底都市ね。
海の底なのに 空気が あるなんて
ふしぎねえ。
ガボ「ガルルル……なんか ここ
イヤな感じが するぞ。

ガボ「ウ~ッ きっと ここにいる
魔物の 気配のせいだ。

渦に とびこみますか?

アルスは 石碑を調べた。


とくに おかしな所は なさそうだ。

この石碑は 押すと 動きそうだ。
押してみますか?

*「そこの 宝箱の中身が
ほしいのかい?

はい/いいえ
*「まあ どっちでも いいさ
どうせ わしには
もう 必要ないものだ。
*「こうして なにも することが
できずに ただ 存在しているのが
こんなに つらいなんて……。

*「ああ いつに なれば
この 苦しみから
解放されるのだろうか?
マリベル「はるか昔に 死んだ人たちの
たましいを 呪いで しばりつけて
いるなんて……。

マリベル「海の魔人グラコス
なんて インケンなヤツなの。
ガボ「死んじまった後も あんな風に
しばられてるなんて
かわいそうだぞ!

ガボ「オイラ グラコスってヤツ
許せねえや。
*「おお 生きた人間を 見るのは
何百年ぶりだろうか……。

*「わたしたちは この都市が
沈められた時に 都市と
運命を 共にした者です。

*「海の魔神グラコスの呪いによって
今も こうして ほろびの都に
しばりつけられているのです。
*「あんたたちが どうやって
この海の底に きたのかは
知らないけど……。

*「悪いことは いわないよ。
ここは 危険だから
早く おにげ。

*「それとも あんたたちが
あの海の魔神グラコス
倒しにきたとでも いうのかい?


はい
*「冗談を お言いでないよ。
あいつは 子供が
勝てるような 相手じゃない。

*「かえりうちにあって
わたしたちみたいに なるのが
オチさね。

いいえ
*「そりゃあ そうだろうよ。
なにも知らずに ただ
迷いこんできただけ なんだろ?

*「さあ わかったら 早く お帰り。
*「わたしは 生前 建築家だった。
町の入り口にある 5つの石碑も
わたしが つくったものなんだ。

*「真ん中の石碑を しらべてみたまえ。
おもしろいモノが みつかるぞ。
*「グラコスは もともと 島ひとつを
沈めるほどの おそろしい
チカラを もった 魔物です。

*「ですが 大陸ひとつを
海に沈めるほどのチカラを
得たのは つい最近のこと。

*「グラコスより はるかに 強大な
存在……魔王が そのチカラを
グラコスに さずけたのです。

*「この地を 封印し
わがものとするために……。
*「命ある者たちよ。いかなる目的で
この地を 訪れたかは 知らぬが
神殿にだけは 近づいてはならん。

*「あそこには おそろしい チカラを
持つ 魔神が いる。
見つかれば ただでは すまぬぞ。
*「もう ずっと昔 とつぜんの
地震の後 大水が この地下に
流れこんできて オレは 死んだ。

*「だが あの時 外では いったい
なにが 起こっていたのか……。

*「あれ以来 ここに 来た 人間は
おまえたちが はじめてだ。

*「どうか こたえてくれ。
ひょっとして この都は とっくに
ほろびて いるんじゃないのか?


はい
*「やっぱり そうだったのか……。
ありがとよ。わかっちゃいたが
認めるのが ツラくてな……。

いいえ
*「信じられると 思うかい?
まわりじゅう モンスターが
うろついてるんだぜ。

*「もう一度 きくぞ。
ひょっとして この都は とっくに
ほろびて いるんじゃないのか?

はい
*「やっぱり そうだったのか……。
ありがとよ。わかっちゃいたが
認めるのが ツラくてな……。

いいえ
*「信じられると 思うかい?
まわりじゅう モンスターが
うろついてるんだぜ。

*「そういやあ オレが 盗もうとして
しくじって つかまった 神殿の
おタカラ……どうなったのかな?
*「わしは 天才ツボ職人じゃった。
わしが 生涯かけて 生みだした
このツボを 見るがいい。

*「なぬっ? ただのツボにしか
見えぬと? ……フッフッフ。
それが シロウトの 浅はかさよ。

*「おぬしらは モノの 表面しか
見ておらん。ウソだと 思うなら
そのツボを 投げてみい。
*「どうじゃ? わが けっさく
遠くまで とぶ ツボの実力は。
よく とぶじゃろ?

*「……ツボが 遠くまで とぶことに
なんの意味が あるか じゃと?

*「フン! しょせん シロウトには
わしのツボの よさは
理解できんようじゃの。

*「あ~あ 見せてやって
損を したわい。
マリベル「ここって 大きな神殿よね。
昔は いったい なにを
まつっていたのかしら?
ガボ「ガルルル……ちかいぞ。
この下の方から イヤな感じが
びんびんするんだ。

強そうな魔物の像が かざってある。
ガボ「ガルルル……
あいつが グラコスだ。
アルス やっつけるぞ。
マリベル「どうやら ここが 目的地ね。
気をつけて アルス!
あいつは 手強そうよ。

グラコス「ようやく 来たか。
ぜい弱なる 人間どもよ。


グラコス「海底都市は わが庭も同じ。
貴様らが ここに 来ることも
その目的も 先刻 承知ずみよ。


グラコス「貴様らも 見たであろう。
今も この ほろびの都に
とらわれし 弱き者どもを。


グラコス「あんな連中でも監視の目として
くらいの 役には立つ わけだ。
……それと オモチャくらいにはな。

*「……ハッ! こ ここは?

*「ああっ! グ グラコス


グラコス「ぜい弱なる たましいどもよ。
わがチカラにより 今いちど
かつやくの場を 与えてやろう。

*「ぐわあ~っ!!

*「た たすけて……。


グラコス「さあ 思うぞんぶん
戦うが いい。
グハハハ……。

海底のゴースト戦

マリベル「こ これは ちょっと
戦いにくいわね。
……どうする アルス?
ガボ「死んだ人たちを あやつって
戦わせようとするなんて
ひきょうだぞー!

グラコス「グハハハ… いいぞ いいぞ。
同じ人間でも 弱者は しょせん
強者の 踏み台になる さだめだ。


グラコス「さあ われと 戦うつもりなら
こやつらを ほろぼしつくして
おのれの 強さを 示してみよ。

*「ああ く 苦しい……
たすけておくれ……。

*「ヒィィ も もう やめてくれ!


マリベル
マリベル「なんて イヤな奴!
自分で 戦いなさいよ!
ガボ
ガボ「グルルル……ずるいぞ!
自分で 戦えよ!
グラコス「さあ 貴様らも
わがオモチャに 加わるが いい。
ゆけ ぜい弱なる たましいどもよ。


グラコス「貴様っ! 何者だ!?


老楽師「やれやれ……どうにか
間にあった ようじゃな。


老楽師の頼みを断っていた場合

老楽師「あの時 わしの たのみを
断っておいて 結局 魔物と
戦うとは 人の悪い連中じゃ。

老楽師「アルスどの。
わしも 共に 戦わせてもらうぞ!


グラコス「グハハハ……。
貴様のような ジジイが
くわわった所で なにが できる?


老楽師「戦うチカラは なくとも
わしには 一族秘伝の
トゥーラの技が ある。


老楽師「死して なお もてあそばれる
あわれな たましいたちよ。
わが調べで 天へ かえるがいい。

*「おお この調べは……。

*「か 解放されるのか?
この永遠の 呪縛から……。


グラコス「バ バカな……
わが呪いが とかれただと!?


老楽師「さあ アルス!
われわれ 人間のチカラ
思いしらせて やろうぞ。


なんと アルスたちの
体力が 回復した!


アルスたちの HPとMPが
回復した。


グラコス「こしゃくな。人間ふぜいが
われに たてつくか?


グラコス「……よかろう。
わがチカラの強大さ その目に
やきつけてくれるわ!

グラコス

マリベル「陸地を まるまる 海に
しずめちゃったりするだけあって
さすがに 手強そうなヤツね。
ガボ「オイラ あいつには
ハラ立ってんだ!
ボコボコにしてやるぞー!

グラコス「グオオオ……
バ バカな。われが われが
負けると いうのか……?


グラコス「みとめん! みとめんぞ!
海の魔神グラコスが 人間ごときに
敗れるなど……。


グラコス「かくなる上は 貴様たちも
道づれに してくれるわ!


グラコス「グハハハ……。
も もはや ここから
のがれることは できぬ。


グラコス「に 人間どもよ。
われと 共に ほろびゆくが よい。
グハ グハハハ……。

老楽師「退路を たたれての
水攻めか……うつ手なしじゃな。
もう オシマイじゃ。


老楽師「……というのは 冗談じゃ。
まあ しばらく 待っておれ。


老楽師「さあ こんな所からは
さっさと おサラバしよう。

山奥の塔
老楽師「見よ。
大地を おおっていた 海水が
ひいておる。


老楽師「あんたたちの おかげで
この大陸の人々は すくわれた。
礼を いうよ。


老楽師「今回のことは とても
わし ひとりの手に おえるものでは
なかったようじゃ。


老楽師「人々を 救うための旅をして
いく年月……わしも 年をとった。
ここいらが 潮時か。


老楽師「ひとつの所に おちついて
わがちかいを つぐ者を 育てる……
そんな 余生も いいかも知れんな。


老楽師「……わしは 少々 つかれた
あんたたちは 先に 行ってくれ。


老楽師「とじこめていた人々には
あんたたちが 出ていった後
事情を 説明しておいたからのう。


老楽師「海水が ひいたのに 気づいて
今ごろは 自分たちの 町や 村に
かえっていってるかも 知れんな。