ドラクエ考察11…2021.02.20 過去を奪う、作戦の結果→ドラクエ7→(比較) 石板の過去の夢(語られざる歴史)が、失われた、現代における過去伝承。如何に失伝されているか。

ドラクエ考察11…2021.02.20
過去を奪う、作戦の結果→ドラクエ7→(比較)
石板の過去の夢(語られざる歴史)が、失われた、現代における過去伝承。如何に失伝されているか。
 
過去記事より
ドラクエ11の、サブシナリオである「過去作の冒険の書改竄」事件、のようにする形だ。
最たる例が、「ドラクエ10のカメ様誘拐事件」。「主人公一行を助ける者をいなくする」といった目的で、されたことだった。』
エッセンス
『「自らの過ちを認め」「歴史から学び、同じ失敗を繰り返さない」ことが出来るリーダーの手により、
かつては抵抗に成功した敵対勢力の子孫達は、先祖とは違い抵抗に失敗する。
「歴史から学び、学んだ者」に、「歴史から学ぶ術を、悪意により奪われた者」が勝てる道理はなかった。
「歴史から学ぶ術を、悪意により奪われた者」は、自分達の過去の成功体験すら、中味が失伝しているのだから。
「何が障害になったから、誰に助けを求めて、どう解決してもらったのか」。
そもそも、「強い自分達で解決できずに、誰かに助けを求めたりする必要があったのか。」
→論理により、歴史のターニングポイントで違う分岐を辿れば、導かれる結果→歴史的帰結も異なる。』
 
はっきり言って、ドラクエ4デスピサロはどちらかと言うと、人間に悪名を着せられたやられる将だった。
他方で、ドラクエ7オルゴ・デミーラは、恐るべき悪知恵を持つ知略家だった。
(歴史改竄が、人間達の自業自得ではなく、魔王の奸計だったと仮定すれば。→レブレサックの経緯は全て、魔王の計算通りと、被害妄想すれば)。
 
所感
強制収容所での毒ガスによる大量虐殺が、ナチスドイツの悪行で有名である。しかし『被害者民族の、歴史や文明を根こそぎ破壊する』攻撃も、虐殺とは別種の残酷な行為だと痛感できる。
この作戦の結果→
石板の過去の夢(語られざる歴史)が、失われた、現代における過去伝承。如何に失伝されているか。
以下に列べる
記事の殆ど抜粋。
ドラクエ7台詞集
 

*「ウッドパルナという この村の名の
由来じゃと? はて…… 知らんが
妙なことを気にする 旅人じゃな。

*「わしが 知らんのだから
そんなことは きっと だれも
知らんと 思うがの……。

*「私の家は 代々 村を守る
戦士の血を ついでいるのだ。

*「……だが こう平和では
何もすることが なくてな。

*「さて 今日も お花に
お水を あげなくちゃっと!

*「はるか昔 この村は 二度までも
魔物に おそわれたことが
あるのだそうです。

*「二度目のときには 村の女たちを
さらわれ…… 空の青さまでも
魔物に うばわれたとか。

*「しかし そのつど 村の勇士が
魔物を倒し この村を
すくったのだと 言われています。

*「自らの危機を 自らの手で解決する!
この伝説は この村の人々の
ほこりでも あるのです。

*「この家のすぐ外 村のまんなかに
高い見晴らし台が あるのを
ごらんに なりましたか?

*「使われなくなった 呼び名ですが
あの見晴らし台には ご先祖さまの
名前が つけられていたのです。

*「見晴らし台の名前は ハンクの塔。
かつて この村を救ったという
偉大な ご先祖さまの名なのです

 
 

アルスは 立て札を 読んだ。

ラルドン商店へ ようこそ!
うらないも できます。

*「いらっしゃいませー!
うらない師 パミラさまの
うらないルームは こちらでーす。

*「わたしは パミラさまの
アシスタントの イルマでーす。
よろしく お願いしまーす。

*「おお お客さんか
いらっしゃい いらっしゃい
わしが うらない師のパミラだよ。

パミラ「おや? わしの名前……
なんか ヘンだったかね?

はい/いいえ

パミラ「この名は わしの家系の中でも
うらないのチカラを もつ者に
あたえられる 特別なものなんだよ。

パミラ「なんでも むかし
この地が わざわいに
おおわれそうになったとき……

パミラ「初代のパミラさまが
炎の神のつかいを みちびいて
わざわいを とりはらったとか。

パミラ「それに 初代のパミラさまは
薬師としても 有名だったようだ。
わしは さっぱりダメだけどね。

パミラ「おっと いけない。
あんたたち うらないにきたんだろ。
どれどれ カオを見せてごらん……

パミラ「おや… これは おどろいた。
なにも 見えないぞ。ふむ……。

パミラ「しかし あんたからは
なにやら ふしぎなチカラを
感じる……。

パミラ「どうやら そのチカラが
わしの うらないの目を
とどかなく しているようだね。

パミラ「ふう……
わしの見たとこは こんなものだね。

パミラ「さて 見料を いただこうかね。
5ゴールドに まけとくよ。
さっ はらった はらった!

アルスは しぶしぶ
5ゴールドを しはらった!

パミラ「まいど あり!
うらないたいことが あったら
また おいで。

*「あんたらは しらねえかも
しれねえが この村には
ほむら祭りって 祭りが あってな。

*「なんでも 炎の山にすむ
炎の神に ささげる それはもう
盛大な祭り なんだってよ。

*「だが オレが すみついてから
もう なん年も たつのに
祭りなんか ありゃしねえのよ。

*「さいきん 村の者たちの
炎の神への関心が うすくなって
きたようです。

*「なんと なげかわしい……
いや 旅のかたには あまり
関係のない話でしたな

*「コ コホン……。
ようこそ このオルフィーの町に
いらっしゃいました。

*「おおっ そうじゃ。
旅のお方なら 町のようすに
さぞかし おどろかれたろうて。

*「ひょっとしたら 動物だけが住む
不思議な町に 来てしまったかと
思われたのでは ないですかな?

*「あれは 町のものがみな 動物の
ぬいぐるみを着て おりますのじゃ。
ほっほっほ!

*「いまこの町は 動物たちへの
感謝祭の真っ最中。

*「その昔 この町の危機が
動物たちの 働きによって
解決したことが ありましてな。

*「その 動物たちをたたえ
ぬいぐるみを着て その気持ちを知り
感謝するのが この祭り。

*「そうじゃ!
せっかく来なすったのじゃから
参加していかれるがええ!

*「ささっ ミミちゃん。

*「その タンスを開けなさるがええ。

*「はるか大昔に この町は
とっても おそろしい魔物に
おそわれたことが あったのよ。

*「なんでも 町中のみんなが
動物の姿に 変えられちゃってね
そりゃあ大変だったらしいわ。

*「そのとき現れた 神さまの使いに
救いを求めてくれたのが
動物たちだったらしいのよ。

*「つまり 町が救われたのは
動物たちの おかげなのね。
だから この感謝祭が始まったの。

*「でも 古い 言い伝えだから
どこまで 本当なんだか
わかりゃしないんだけどね。

*「やあ おにいちゃん。
どこか 町のまわりでも
見てきたのかな。

*「けど 西の山には
近づかないほうが いいぞ。

*「あそこには 今も
化け物が 封じこまれている
って うわさだからな。

*「動物たちへの 感謝祭は
ぶじ終わりましたじゃ。

*「しかし 祭りが終わろうとも
町の者はみな 感謝の気持ちを
忘れたりはしませんですじゃ。

*「それだけ 動物たちにはみな
大きな借りが あるんじゃよ。
ほっほっほ。

*「むかし町を救った 勇者さまの
仲間のなかには 動物のことばが
わかる人がいたんだって!

*「ぼくも 動物さんのことばが
わかったらいいのになあ……。

http://slime7.nobody.jp/6-2.html

*「数年前 フォロッド城の地下室から
古い がらくたの下にかくれていた
からくりそうじきが 見つかったの。

*「だれが いつの時代に作ったのか
さっぱり わからないんですって。
なんだか不思議よねえ。

*「でも それをもとに研究して
今の新しい からくりそうじきが
できたってわけ。

*「大むかしの 人たちの知恵に
かんしゃ しなくちゃね!

*「この町は まるで要塞のような
みょうな形を しておるじゃろう。

*「これは 過去のいまわしい
出来事のせいじゃと
いい伝えられておるんじゃ。

*「しかし誰ひとりとして
その昔 何があったのか
知るものがない……。

*「おかしな話じゃろ。
何ひとつ 当時のきろくが
残っていないなんてな。

フォロッド王「そなたたちには
見苦しいものを 見せたようだな。

フォロッド王「アルマンは
何かを 隠しているようだが
そんなことは大した問題ではない。

フォロッド王「いま わたしは
未来を 手に入れた!

フォロッド王「わが国民……いや
世界中の人々が 幸せにくらせる
そんな時代が やって来るのだ。

フォロッド王「からくり人間が
完成しさえすれば 夢はかなう。
明るい未来が おとずれるぞ!

*「ここだけの 話だけどな…
城の学者たちが 話してるのを
聞いちまったんだよ。

*「その昔 からくり兵という
おそろしいキカイの兵隊に
この国が おそわれたらしいって!

*「さいわい戦いには 勝ったのだが
当時の人々は からくり兵を
すべて処分してしまったらしい。

*「もったいない話だよな。
1体でも それが残っていれば
からくり人間を完成できたろうにな!

*「何だって!
からくり兵が みつかったって!?

*「だ…大丈夫なのだろうか?
また たくさんのからくり兵が
襲って来たりしないんだろうな!?

ガボ「もし 襲われたら オラたちが
ぜ~んぶ ぶっ飛ばして やっから
心配しなくて いいからな!

マリベル「この時代に 襲って来たら
まちがいなく 全滅でしょうよ。
たよりないったら ないわね!

キーファ「ほ~ら やっぱりな。
ハンパに 知ってるっていうのが
いちばん不安に なりやすいんだぜ!

アルマン「いやはや かたじけない。
すっかり あなたがたには
めいわくを おかけしましたな。

アルマン「その めいわくついでと
言っては 申し訳ないのですが
わがままを 聞いてくださらんか。

はい

アルマン「なんと ありがたい。
感謝しますぞ!

アルマン「じつは あの からくり兵は
はるか昔に わが一族の ゼボットと
いう者が 造ったものなのですじゃ。

アルマン「いまだ エリーは
ゼボットが死んだことが わからず
主人のなきがらに つくしておった。

アルマン「それを 知ったとき
わしは 心に決めましたのじゃ。
そっとしておいてやろうと……。

アルマン「くわしい話は ともかく!
何とかエリーを もとの家に
返してやりたいのですじゃ!

アルマン「しかし 部品を抜かれ
エリーは 歩けない……。

アルマン「そこで お願いなんじゃが
フォーリッシュから エリーの部品を
取って来ては くださらんか。

アルマン「人に知られるとまずい。
場所は まご娘に聞いて下され。
頼みましたぞ!

いいえ

アルマン「まあまあ そう言わずに
聞いて下さらんか。

(ループ)

*「主人や おじいさまの祖先に
トラッドという 有名な
お城づとめの 兵士長がいたのね。

*「その弟の ゼボットと言う人だけが
ただひとり家系の中で 兵士ではなく
からくりの研究家だったらしいの。

*「おじいさまが 家にあった
古い書物で みつけたのよ。

*「それ以来なぜか おじいさまは
何度も 禁断の地へ……。

*「あっ! ごめんなさい。
いまのは 聞かなかったことに
してくださいね!

*「わたしの 見まちがいだとは
思うのですが……。
さきほどの キカイのような人間は
いくさ用に作られた物のように
思えてしょうがないのです。

はい

*「ああっ!やはり そうなのですか!

*「しかし わがフォロッドで
作ったものでは ないとすると
いったい どこの誰が……。

いいえ

*「そ… そうですよね。
わたしの 見まちがいですよね。
ああ よかった……。

はいの場合

マリベル「からくり兵を 作ったのが
魔物たちだって 知ったら この人
きっと ひっくり返っちゃうわね!

キーファ「おいおい アルス。
もう 済んだことじゃないか。
おどかさずに おいてやれよ。

いいえの場合

ガボ「あれは エリーだもんな
いくさ用の からくり兵じゃ
ないもんな!

*「かつて あの禁断の地には
有名な学者が 住んでいたという。

*「消し去られた この国の歴史と
その学者とは 何か関係があるとも
言われてはいるのだが……。

*「それを知る者は もうこの世に
ひとりも残っては いないでな。
真実は 時のかなたじゃよ。

キーファ「そうそう。
真実は 時のかなたに
消えちゃったんだよな。

ガボ「オラ 知ってるけど
教えてやんねえ!

マリベル「知らない方が いいことって
世の中たくさん あるからね。

*「禁断の地とは いっても
みんな あの辺りには よく
キノコ狩りなんかに 行ったものさ。

*「だが これから 立ち入りは
本当に きびしくなるらしいんだ。

*「ひょっとすると 岬のあたりに
おそろしい ケモノでも
出るようになったのかもしれないな。

マリベル「そうよ 兵隊さん。
ぜったい 西の岬には
行っちゃだめ。

マリベル「すっごく おそろしい
ケモノが いるかもよ。
がう~っ!

*「わたしは 国王を信じますわ。
どんな からくりを 作ろうとも
それは すべての人のため。

*「消された 歴史のような
いまわしい出来事は
決して起こさないでしょう。

*「からくりも 使いようによっては
きっと人々に しあわせを
もたらしてくれる はずですものね

*「いまわしい過去を持つ この町も
いずれは変わっていくのじゃよ。

*「王さまが 明るい未来を
約束してくださったからな。

*「まあ わしの生きてるうちには
間に合わんかもしれんが
未来は子供たちのものじゃ。

*「きっと この町も この国も
ますます栄えていくことじゃろう。
ありがたいことじゃ。

http://slime7.nobody.jp/7-2.html

*「今は ほろびちまったけど
昔 ハーブで さかえた町が
あったっていうじゃないのさ。

*「いつかは ここも 町みたいに
大きくなってほしいもんだね。

*「ここの 初代の主人ってのは
一生 独身だったそうだ。

*「きっと 仕事に むちゅうで
女のことなんか どうでも
よかったんだろうな。

*「オレが生まれるよりも ずっと昔に
たった いち度だけなんだがな……。

*「人や動物を 石に変えてしまう
ふしぎな雨が 降ったそうなんだ。

*「やっぱ 人間が石になったら
服も 石になるのかな?

*「修道院の歴史の中には
書物にも書かれていない
かくされた 出来事があるはず。

*「歴史書を 読んでいると
起こったことの すべてを
この目で見てみたくなります。

アルスは 本だなを調べた。

アルスは
「おいしい雑草の食べ方」
という本を 手にとって読んだ。

こんな本に 頼らなければ ならないほど
ここのシスターたちの 食生活は
まずしいのだろうか……。

アルスは 本だなを調べた。

アルスは
「暗がりの中で」という本を
手にとって読んだ。

”この事件が 歴史の中で
風化せぬよう 書き記しておこう。

”怪異は とつぜん おそってきた。
山がゆれ 大地はきしみ かなたの景色は
黒く にじんで 消えていった。

”元の世界から 切りはなされた
私たちの大地は まるで 闇の世界へ
ほうりこまれたかの ようだった。

*「あの おじいちゃん かなりの
よっぱらいよね。

*「神さまとか 魔王とか……。
あんまり 相手にしないほうが
いいわよ。

*「うん? なんじゃ? いつの間にか
話相手が 変わってしまったぞい!
さきほどの連中は どうした……。

*「まあ よいわ。
お前さんたちは はじめてみたいじゃから
もう いっぺん 話してやろう。

*「太古の昔の話
オルゴ・デミーラという魔王が
おってのう……。

*「こいつは 世界を切り取っては
闇に封じ込めて わがものに
しようとしたということじゃ。

*「さまざまな わざわいの種をまき
人間たちが 絶望したところを
いっきに闇に 引きずり込むという…

*「それはそれは 卑劣な手段じゃった。

*「そして そのことに気がついた神と
大魔王との はげしい戦いが
はじまった……。

*「戦いは 何百年にもおよび
精霊たちや 人間たちの英雄も
神と共に 戦ったそうじゃ。

*「その間にも 大魔王は 手下をつかい
世界を切り取っていたと
伝えられておる。

*「うん? 戦いの結果か……?

*「それは 誰も知らん。
ただ わしが思うに 神も 魔王も
ちからを使い果たして……

*「ともに ほろびたんじゃなかろうか。
だから 今 この世界には 神も魔王も
おられんのじゃろうなあ……。

http://slime7.nobody.jp/9-3.html

*「今じゃ 見られなくなったけど
大昔は ここいらにも
魔物がウヨウヨしてたそうだ。

*「あたしゃ 平和な時代に
生まれることができて
心底 ありがたいよ

*「さいきん 耳にする山賊は
南の かつて町のあった場所に
よく出没するらしいぞ。

*「ま~ 命が おしかったら
神殿より 南のほうには
行かないほうが けんめいだな。

*「より強い人間を さがして
ふしぎな石を たくすという
おかしな連中がいるそうです。

*「彼らは 自分たちを倒しにくる
つわものを呼びよせるために
わざと悪事を はたらくそうで。

*「まあ えらそうに聞こえますが
結局 人をおそうのですから
山賊と かわりありませんな。

アルスは 本だなを調べた。

アルスは
「転職に成功する100の秘訣」
という本を 手にとって読んだ。

ウソかまことか 転職に成功した人の
経験談が 豊富にのっている。

ていうか ほとんどジマン話だ!

アルスは 本だなを調べた。

アルスは
「あらくれ バカ一代」という本を
手にとって読んだ。

スイフーという あらくれ者が
山賊のボスに のし上がるまでの
苦労話が てんこもりだ。

アルスは「その意志を継ぐ者」という本を
手にとって読んだ。

”生命の危険を 感じた私は
はったりを かますなら
今しかないと思った。

”私は言った。
お前の強さは よく分かった。
この石版を たくそうじゃないか。

”この石版は 強い者から
より強い者の手へ わたっていった
いわば 強者のあかしなのだ。

”私から 石版を受け取った 戦士は
うれしそうな顔をして 去っていった。
こうして私は 生きのびたのだ。

 

*「その入り口は ずっと昔に
ふさがれたのだが この下には
決闘場なるものが あるらしい。

*「いったい だれが何のために
そんなものを作ったのだろう?

ガボ「へへん オイラたちは
いろんなヤツらを 相手に
決闘場で たたかったもんね。

http://slime7.nobody.jp/10-2.html

砂漠の城(現代)

*「ようこそ旅の方!
…………。

*「やっぱり そうだ!

*「その身なり お顔
いいつたえの とおり!

*「おまちしておりました!
われら 砂漠の民
おまちしておりましたとも!

*「はやく 女王さまに
お知らせしなくっちゃ!

*「あ ちょっとだけ そのまま。
お待ちください!

*「おまちしておりました。
砂漠の 救い主さま。

*「はるか時をこえて
いつか あなたがたが
砂漠をおとずれる その時を……。

*「われら砂漠の民 首を長くして
お待ちもうして おりました。

*「さあ どうぞこちらへ。

*「もうしわけございませんが
しばらく
おまちくださいませ。

*「女王さまを およびして
まいりますので。

*「あらためて
ようこそ砂漠へ
おもどりくださいました。

*「はるか時をこえて
砂漠を救われた旅人を
おまちしておりました。

*「砂漠の民を 救い
女王さまを 救いし
旅人たち……。

*「いつの日か みなさまが
砂漠をおとずれた時には
あつく もてなせと……。

*「はるか 昔
ハディート王より
命じられて おりました。

*「みなさまには
言葉ではつくせぬほどの
ご恩をうけたと。

*「ようこそ 砂漠へ。

*「ようこそ 救い主さま。

*「お静かに!

*「みなさまに
ごあいさつ もうしあげたいと
女王さまが……。

*「はるばる この砂漠へ
ようこそいらっしゃいました。
救い主さま。

*「砂漠の民が
みなさまにうけた恩は
言葉では いいつくせません。

*「お静かに!

*「砂漠の平和と
砂漠に生きるものたちの
しあわせな 暮らしは……。

*「すべて みなさまの
おチカラによるもの。

*「代々の女王 代々の王と
すべての砂漠の民に かわって……。

*「女王ネフティスが
おれいを もうしあげます。
……とのことです。

*「今宵は みなさまを
おもてなしさせて
くださいませ。

*「国をあげての 宴。
ぞんぶんに
おたのしみくださいませ。

*「お静かに!

*「どうぞ この城を
みなさまの家と思い
おくつろぎください。

*「よく お休みでしたね。
アルスさま。

*「明け方まで
宴がつづいていましたもの。
ムリは ありませんわ。

*「みなさまより 受けた恩。
砂漠の民は
けして わすれません。

*「なにか お困りのことが
ございましたら
いつでも砂漠へ おいでください。

*「女王ネフティス できるかぎり
おやくにたちましょう。

*「それと……。

*「かつての女王 フェデルより
救い主さまに お持ちいただくよう
お願いした あの品ですが……。

*「どうぞ これからも
魔物の手に わたらぬよう
お守りくださいませ。

*「……と女王様は
おっしゃっておられます。

*「みなさま
どうぞ これからも
砂漠に お立ちより下さい。

*「われら 砂漠の民
いつでも
かんげいいたします。

*「おお! 伝説の 救い主さま!
われらが図書館へ ようこそ!

*「ここには われわれ砂漠の民の
長老たちの知恵を
文字にのこして あるのですよ。

*「ハディート王の 遺言状も
ここに 保管されておりました。

*「みなさまは 砂漠の民の
恩人であると……。
この恩を 忘れてはならぬと。

*「いつの日か 時をこえ
みなさまが砂漠を
おとずれた時……。

*「かならず 手あつくもてなせとの
王の遺言でございます。

*「その遺言状の絵姿と
そっくりのみなさまが
あらわれるとは!

*「まったく
おどろきましたわい!

マリベル「やだ! ハディートのやつ
王さまに なったわけ!?
なまいき!!

*「むかし 砂漠が闇にとざされ
魔物たちに
おそわれた時……。

*「その時 ほろびたはずの竜が
母なるナイラのチカラで
よみがえったと ききます。

*「よみがえりし竜は
若者たちを みちびき
魔を ほろぼした。

*「そう 救い主さまと
われらが王 ハディートさまです。

*「はははっ。
救い主さまは とっくに
ごぞんじ でしたよね。

*「砂漠に わざわいをもたらし
空を 闇につつんだ
闇のルビー。

*「みなさまの おかげで
神の像からはずされた
あの宝石です。

*「闇のルビーは 2度と
わざわいをもたらさぬよう
今は かたく封印されています。

*「しかし いったい
どんなしくみなんだろう?
調べてみたいものです。

アルスは 本だなを調べた。

「大いなる 精霊たち その2」と
書かれた 本がある。

”大地の精霊の ほかにも
この世界には 大いなる精霊がいる。

”火 水 風 そして大地
それぞれ 4つのチカラを司るもの。

”この世に 生きるものよ
いかなる時も 精霊への祈りを
忘れるなかれ。

アルスは 本棚をしらべた!

なんと 古ぼけた本をみつけた!
この本を読んでみますか?

はい

アルスは 本を読んだ!

”とおい 昔……。

”祖父が 生まれた国のことを
話してくれたことがある。

”そこは 船でもラクダでも
けして行くことのできない
場所だという。

”今は 祖父と同じように
城の学者となったわたしだが
あの話は わすれられない。

”いつか そのふしぎな国へ
祖父の生まれたというとおい国へ
行ってみたいものだ。

いいえ

(何も起こらない)

*「ここには 砂漠の民と
代々の 女王さまが
眠っておられます。

*「みなさまが お作りになった
墓がもとになっています。

*「おお 救い主さま!
ようこそ!

*「ここは みなさまと
ハディート王が
チカラをあわせ……。

*「城のものたちの なきがらを
とむらった事に ちなんで
砂漠の民の 墓所となっています

アルスは 墓石を調べた。
”女王 ハトホルの墓

アルスは 墓石を調べた。
”女王 フェデルの墓

アルスは 墓石を調べた。
”女王 アナトの墓

アルスは 墓石を調べた。
”女王 イシスの墓

アルスは 墓石を調べた。
”女王 ヌイトの墓

女王ネフティス

↓ 

*「ハスの花には
神がおすわりになると
言われております。

*「母なるナイラの
聖なる水と 聖なるハス。
ここは神さまの 地上の家なのです。

*「母ナイラを さかのぼった
はるかに
大地の精霊の像が あります。

*「大地の精霊の像は
魔物をきびしく にらみ
砂漠を 守っているのです。

*「水は 砂漠の民にとって
何よりも とうといもの。

*「神と われらが大地の精霊は
しかし 水よりも
とうといもの なのです。

*「はるか昔 砂漠が
魔物におそわれた時……。

*「みなさまは
数々のきせきをおこし
砂漠を 救ってくださいました。

*「砂漠の民は
代々 その時のことを
語り継いできました。

*「いつか みなさまに
ご恩がえしが
できるようにと……。

*「にゃー。

*「ここは 祭りの時の玉座
今は 砂をはらって
おそうじしていますの。

*「祭りの日には
すべての砂漠の民が
この青空の下 つどうのです。

*「そう みなさまの
かんげいの宴の時のように。

*「この門には 砂漠の民の歴史が
きざまれているそうです。

*「これをもとに
詩を 作ろうとおもうのですが
……あつくて 考えつかない!

*「このクサリは わるいことした人を
ミイラになるまで
つないでおくために あるのよ。

*「水も ごはんも もらえずに
体が カラッカラになるまで
ずーっと つながれるのよ。

*「カラカラに ひからびて
死んじゃうまで ずーっとよ。
だあれも 助けてくれないの。

ガボ「…………ぶるぶるぶるっ。

*「ようこそ救い主さま!
かつて 魔物に
おそわれたこの城。

*「今じゃ キレイに直して
ずいぶんりっぱに
なりましたよ!

*「救い主さま!
どうです この砂漠の美しさ!

*「黄金にかがやく 大地なんて
よその国じゃあ
ぜったい 見られませんよ。

風車が 砂に うまっている。

*「ねえ 救い主さま
ずーっとむかしのこと
しってるんでしょ?

*「ぼくの じいちゃんのじいちゃんの
うーんとじいちゃんが
いってたんだ。

*「このぐるぐる ほんとは
ずーっとたかいとこに
あったって。

*「ねえ みたことある?

はい

*「ほんと!?
ほんとだったんだ。
………………。

*「ぼくんちも すなのしたに
なっちゃったらどうしよう!

いいえ

*「やっぱり!
そんなこと
あるわけないもんね。

*「広場の まんなかのツボには
ふしぎなチカラが
あるそうなんですよ。

*「なんでも 昔
女王さまから
いただいたんですって。

*「代々の 女王さまにも
ふしぎなチカラが
あるそうですからねえ。

*「このあたりは むかしは
池だったんですって。

*「ちょうど 救い主さまが
はじめて砂漠に
いらしたころはね。

砂漠南の滝

ガボ「なんか すげえ所だな。
滝の下に 入ったら 海まで
流しだされちゃいそうだぞ。

マリベル「いや~ね ここ 寒いじゃない!
もう アルスったら ロクなところに
あたしを 連れてこないんだから!

マリベル「やだあ~ ここは
外より もっと 寒いじゃない!
ねえ アルス なんとかしてよ!

ガボ「滝の 底のほうに なんか
すげえもんが 見えるぞ。でも
あんなとこには いけないよな。

http://slime7.nobody.jp/11-2.html

*「そこの 古井戸。昔は 村で
唯一の 水源だったんだってさ。

*「ところが 今じゃ 村中に 水路や
井戸が できてるだろ。

*「それで 地下の 水の流れが
かわっちまったらしいんだ。

*「あたしが まだ かれんな
乙女だったころ 水くみにゃ
この井戸まで 来るしかなかったよ。

*「今は そこらじゅうに
井戸やら水路やらが できて
便利になったんじゃがのう……。

*「ときどき 井戸ばたでの 立ち話が
むしょうに なつかしくなるよ。

マリベル「かれんな乙女って……
どんな大昔の話よ それ。

*「町の まんなかに 古井戸が
あるでしょ。昔 あの井戸に
怪物が すみついてたんだって。

*「今でも いれば
おもしろかったのになあ……。

*「何代も前の神父様が ある時
ご自分の信仰に 自信を失われ
教会を 出ていかれたそうです。

*「この時の シスターは 神父様が
いつか お帰りになることを 信じ
おひとりで 教会を 守られました。

*「数年の後 神父様は お帰りになり
二人で 教会をもりたてていったと
聞きおよんでおります。

*「わたくし この時のシスターのように
なるのが 夢ですの。

*「……あ~あ ウチの神父様も
家出してくれないかしら。

*「この町に 井戸や水路が 多いのは
大昔の いまわしい事件のせいさ。

*「当時 まだ小さな村だった
このクレージュの 村でただひとつの
井戸に 魔物が 毒をまいたのさ。

*「結局 魔物は よそから訪れた
旅人によって 倒されたんだけど
村人も 用心するようになってね。

*「井戸が ひとつじゃ 危ないってんで
いくつも 井戸や水路が
作られるようになったらしいよ。

*「ウチの主人てば 昼間から
寝てばかりでね……

*「そのことで 文句言うと ウチは代々
ナマケ者の家系だなんて 言うのよ。
どんな家系よ それって!

*「あ~あ やっぱり 失敗かな
この結婚。

マリベル「うわ 最悪ね それは!
そんな男とは さっさと
別れちゃいなさいよ。

*「…やっぱり そうなのかしら?

マリベル「うん うん!
絶対に そうするべきよ。

*「町長さんの ごせんぞさまは
昔 この町が 魔物にねらわれた時
大かつやくしたのよ。

*「町長さん いつも
その時のお話してくれるの。

*「今日も いい天気で
ぜっこの せんたく日和だねえ。

*「この水路のおかげで せんたくも
ずいぶん 楽になったよ。
井戸じゃあ こうはいかないからね。

町長「ようこそ 旅の方。
わたしがクレージュの町長です。
ときに この町へは 初めてですかな?

はい

町長「そうでしょう そうでしょう。
では 昔 この地を 救った英雄の
物語など いかがですか?

いいえ

町長「おや そうでしたか。
きっと お小さい頃にでも
来られたの でしょうな。

町長「ところで 大昔に この町を
救った 英雄たちの物語に
きょうみありませんかな?

はい

町長「おお そうでしょうとも!
…コホン! では ご要望に
おこたえして 語りましょう!

町長「それは ずっと昔。
まだ水路もなく 水くみも
井戸ひとつに 頼っていたころの話。

町長「ある時 魔物たちが
このクレージュを ねらって
井戸に 毒を流しこみました。

町長「毒は 村人の心を 邪悪にする
おそろしいものでしたが 当時の
村長は 強い心で これにたえ……

町長「村の外から やってきた
3人の若者に 魔物と戦うための
助言を あたえました。

町長「若者たちは 村長の助言に従い
世界樹のチカラで 井戸水をきよめ
ついには 魔物をも 倒しました。

町長「……と まあ かいつまんで
話しましたが じつは この村長は
わたしの ご先祖さまなんですよ。

町長「いやあ いだいな先祖を
持つというのは なんとも
ほこらしい気分ですな。ハッハッハ。

いいえ

町長「おや そうですか。
とても おもしろい話なのですが…
残念ですな。

町長「もし 気が変わられたら
いつでも 聞きに来てくださって
かまいませんぞ。

町長「おや? ひょっとして
気が変わって この町の英雄の話を
聞きたくなりましたかな?

(同じなので略)

マリベル「なんだか あの村長さんの
活躍が やけに ふえてるわね。
気のせいかしら?

ガボ「おもしれえ話だったな。
でも 3人の旅の若者って
何モンだったんだろうな?

町長「わたしも いだいな ご先祖さまに
負けぬよう 努力せねばなりませんな。
ハッハッハ。

アルスは 本だなを調べた。

町長の日記を 見つけた。
読んでみますか?

はい

”最近 めっきり カミの毛が
うすくなった気がする。

”わが父も 祖父も フサフサとは
縁のない アタマの持ち主であった。
ああ わが家系は 呪われている!

”かくなる上は あの万病にきくという
世界樹のしずくを 試すしかない。
神よ われに 緑なす黒かみを!

いいえ

(何も起こらない)

*「ウチのお父さんが話す
大昔の英雄の話なんか
聞くもんじゃないわよ。

*「どーせ 自分の先祖の
じまん話になるのが オチなんだから。

ガボ「そういや あの妖精のねーちゃん
どうなっちまったのかなあ?

マリベル「この時代でなら
もう完全な 世界樹
成長してるみたいね。

*「ありがたや ありがたや。
こんな立派な木に お目にかかれるとは
長生きは するもんじゃのう。

*「おむかえが来る前に いち度は……と
見にきたかいが あったわい。
ありがたや ありがたや。

*「いやあ すごいね 世界樹
実際 見るまでは ただの
大きい木だと 思ってたんだが……。

*「なんて いうか 神秘的な
ふんいきが ただよってるよな。

*「オレは もう 20年も この森で
木こりを している。

*「世界樹には あざやかな 青い羽の
小鳥が 住みついていてな
これが 美しく さえずるんだ。

*「この20年 青い小鳥のさえずりと
きくのは オレの ひそかな
楽しみだったよ。

*「言い伝えによると 世界樹の近くには
木を守る 森の妖精が
住んでいるということですが……

*「こうして ながめていても 見えるのは
ときどき 木のまわりを 飛んでいる
青い小鳥くらいのもの……。

*「まさか あの小鳥が
妖精の化身というわけでも
ありますまい。

*「しょせん 言い伝えは 言い伝えに
すぎないということですかな。
……残念なことです。

http://slime7.nobody.jp/12-3.html

*「教会裏の建物を 見ただろ?

いいえを選んだ場合のみ

*「あれ? あんな目立つものを
見てないのかい……まあ いいや。
話を つづけるぜ。

*「バロックは 人生の後半を
あの家で 自分の娘と
すごしたそうだ。

*「そのころに 作り始めたのが
この町の 東にある
バロックタワーなんだがな……。

*「あれが 完成したのは
なんと バロックの死後20年も
たってからなんだとさ。

*「最後には そのバロックの娘が
自分で 石を 組み上げたって
話だぜ。

*「わたしは バロック作品の中じゃ
この橋が いちばん好きだね。

*「なぜなら こいつは いちばん
ひとの役に立っているからね。

*「わたしは 建築物なんてものは
ひとの 役に立って なんぼだと
思うんだよ。

*「なんで 橋の真ん中に
こんなものが 立ってんのかなあ?
ヘンなの~。

http://slime7.nobody.jp/13-4.html

*「ようこそ ハーメリアの町へ。

*「ここは 大洪水と老楽師の伝説が
語られる町です。

*「ようこそ 旅のお方。
神の使いを かたどったという
石像は もう ご覧になられました?

はい

*「そうですか。あのような伝説をもつ
この町は きっと 神に守られた
土地なのですわ。

いいえ

*「それは いけませんね。
ふんすいのそばにある 年老いた
楽師の姿の 石像ですのよ。

*「旅の人。
このハーメリアの町に 伝わる
古い 伝説を ききたいかね?

はい

*「おお そうかね そうかね。
それでは 話してやろう。
洪水と 老楽師の伝説を。

*「もう ず~っと 昔のこと。
ある時 この町に ひとりの
老いた楽師が あらわれたのじゃ。

*「この老楽師は ふしぎな楽器を
つかって 街の者たちを あやつり
つれさってしまった。

*「町の者たちが 目を覚ますと そこは
高い塔の中……。この地方中の人間が
閉じこめられておったんじゃ。

*「人々は これから 自分たちが
どうなるのかと 不安にかられ
なんとか にげようとしたという。

*「ところがじゃ その時 あたりに
ごう音が ひびきわたったのじゃ。
人々は 当然おそれ おののいた。

*「そのごう音は じつは ここいらを
すべて 飲みこんでしまうような
すさまじい 洪水の音だったんじゃ。

*「本来なら その洪水で 多くの人が
命を 失ったはずじゃが そこは
高い塔の中 人々は すくわれた。

*「じつは 老楽師は 人々を
たすけるために やってきた
神の使いだったというわけじゃな。

*「これが この町に 伝わる
伝説じゃ。まあ ちょっと
ありきたりな 昔話じゃがな。

*「だいいち そんな とんでもない
洪水が おこるはずないからのう。

いいえ

*「なんじゃ つまらんのう。

マリベル「ちょっと ちょっと
今きいた伝説 ずいぶん
話が ちがってるじゃない!

マリベル「あたしたちの活躍は
どうなっちゃったのよー!

*「この地方には ハーメリア以外にも
昔 2つの村が あったんだよ。

*「アボンと フズっていう村なんだが
長い間に 人が へっていってな。
今じゃ カゲも形も ないんだよ。

マリベル「へえ あのふたつの村
なくなっちゃったんだ。

マリベル「まあ ヘンピな村だったから
仕方ないってもんよね。

ガボ「アボンとフズの村は
なくなっちまったのか。
つまんねえなあ。

メルビン「長い歴史のなかでは
魔物とは かかわりなく ほろびる
町や村もあるのでござるな。

アズモフ「おお 来てくれましたか。
やはり あなたたちは 私が
見こんだ通りの人たちだ。

アズモフ「……そういえば 自己紹介が
まだでしたな。私はアズモフ。
学者をやっております。

アズモフ「で そっちにいるのが
助手をしてくれている ベックくん。

ベック「ベックです。
よろしく お願いします。

アズモフ「あなたたちは……ほう
アルスさんとおっしゃるのですか。
いい名前ですな。

アズモフ「さて それでは さっそく
本題に うつりましょうか。

アズモフ「私は 今 この町に伝わる
老楽師と大洪水の伝説を
研究しておりましてね。

アズモフ「世間では 単なる作り話と
されている伝説ですが 私は
そうではないと 考えているんです。

アズモフ「で それを 証明するための
研究をしているのですが……これが
どうにも 研究材料が足りなくて…。

アズモフ「そこで アルスさんたちに
研究のお手伝いを ねがえないかと
考えたわけなんですよ。

アズモフ「じつは この町の北の山奥に
伝説と 関係あるといわれている
古い塔が あるのですが……。

アズモフ「そこには 凶悪なモンスターが
出るらしく 調査に行きたくとも
行けずに 困っていたのです。

アズモフ「アルスさん。
見たところ あなたたちは
戦いに 長けてらっしゃるようだ。

アズモフ「どうか そのおチカラで
塔に巣くう モンスターを
退治してもらえないでしょうか?

アズモフ「もちろん お礼はいたします。
先程の石版を さしあげるという
約束は 忘れていませんよ。

アズモフ「どうです。
山奥の塔の モンスター退治。
引き受けていただけませんか?

いいえを選んだ場合のみ

アズモフ「……そうですか。
なんとも 残念ですなあ。
ですが 無理強いはできません。

アズモフ「仕方ありませんが
この件は なかったことに
いたしましょう。

メルビン「伝説に語られる塔も
いまや スライムの住み家で
ござるか……。

ガボ「結局 この塔って なんのために
作られたモンなのかなあ?

マリベル「陸地が 海に沈んだり
怪物退治したり……この塔じゃあ
いろいろなことが あったわね。

マリベル「……まったく!
どれひとつ とっても
ロクな思い出じゃないわ。

アズモフ「ふ~む これだけの広さが
あれば この地方すべての人間を
収容することが……。

アズモフ「あっ アルスさん。
どうしたんですか?
もう 帰られたとばかり……。

アズモフ「……あっ! ああ そうでした。
お礼の石版を おわたしするのを
すっかり 忘れてましたよ。

アズモフ「なにせ ようやく
この塔を 調査できるというので
こうふんしてしまって……。

アズモフ「いやはや 申し訳ない。
例の石版は ハーメリアの地下にある
私の倉庫に おいてあります。

アズモフ「当分は ここで調査に
集中したいので……お手数ですが
ご自分で 持っていって下さい。

マリベル「必要なことは きいたわ。
さあ アルス。ハーメリア
地下倉庫に いそぐわよ。

アズモフ「お礼に差し上げる 石版は
ハーメリアの地下倉庫に あるので
適当に 持っていってください。

アズモフ「当分は ここで調査に
集中したいので……お手数ですが
そういうことで おねがいします。

ベック「伝説の通りだとすれば
はるか昔 老楽師は ここに
人々を ひなんさせたわけです。

ベック「なんていうか 壮大なロマンを
感じさせますよねえ。

スラっち「なんだ アルスたちか。
また きたのかよ。

スラっち「……なあ アルス。
オイラたちも アンタから見れば
モンスターなんだよな。

スラっち「人間とモンスター……もっと
仲良くできたらいいのにな。

ガボ「そうだな……。
みんな スラっちみたいなヤツなら
仲良くできんのになー。

http://slime7.nobody.jp/14-2.html

*「なんだ なんだ。
こんなとこまで 入って来たのか。

*「よし それじゃひとつ
わが家に伝わる
すごいヒミツを 話してやろう。

*「どうだ 聞きたいだろ?

はい

*「へへっ そうかい。
それじゃ よく聞きな あんちゃん。

*「昔々の大昔。魔物がこの村を
おそったとき どこからともなく
勇者さまが 現れたと思いねえ。

*「なんと そのお方に うちの祖先が
ぜひに使って欲しいと
家宝の剣を 差し出してな。

*「その剣を使って 勇者さまは
せまりくる魔物を バッタバッタと
なぎ倒したそうだ。

*「なっ すげえだろ!
この話が本当なら うちの家宝で
村が救われたってわけだ。なっ!

いいえ

*「なんだ。
つまらないやつだな……。

※プラチナソードをもらっていなくてもこのセリフ

マリベル「ちょっと 聞いた?
わたしのこと 勇者さまだって!

マリベル「まあ そんなふうに
言われるのも 悪くはないわね。
ほほほ!

メルビン「勇者……でござるか。
そう 呼ばれるには わしらは
まだまだ 未熟でござる。

メルビン「早く そうなれるように
がんばるで ござるよ。
のう! アルスどの!

ガボ「なんだ。オイラたち じゃなくて
ゆーしゃってやつが 魔物を
倒したことに なってるのか

*「向こうに見える 山の上の教会を
今日まで さがし求めて
長い旅を続けてきました。

*「はるか昔。
この村は おそろしい魔物のむれに
おそわれたことが あると聞きます。

*「そのとき 教会にいらした神父は
わが身を ぎせいにして
村の人々を 救おうとしたとか。

*「同じ 神に仕える者として
そんな気高き お方のいた教会を
ぜひ一度 訪ねてみたかったのです。

*「黄金の女神像という お宝が
この村に あると聞いて
やって来たのだが……。

*「村人たちに たずねても
なぜか ピンと こないようす。

*「うーむっ。魔物もよせつけぬ
不思議な力を持つ 女神像など
でたらめな ウワサだったのか!

マリベル「あんた 来るのが
ちょっと 遅すぎたんじゃない?

メルビン「女神像のウワサは
ほかの地にも とどいて
いるようで ござるな。

ガボ「女神像なんか とっくに
ぶっこわれちまってるぞ。
おっちゃん 時代遅れだなあ。

*「ぼくの ひい ひい ひい
ひい ひい ひい……

*「ああっ だめだ!
あたまが こんらんして
よく わからないや!

*「とにかく そのくらい古い時代の
ぼくの おじいちゃんが
村の宝を こわしちゃったんだって。

*「そしたら 村が魔物におそわれて
神父さまが いなくなって……。

*「まだ ここまでだけど ぼく
自分の家の 歴史を勉強してるの。
えらいでしょ!

マリベル「あはは!
こんらんするところ なんて
ラズエルさん そっくりだわ!

マリベル「やっぱり 血は
あらそえないのかしらね!

*「この村の 教会は
この先にある 洞くつを抜けた
山の頂上にあるのよ。

*「遠い昔に一度 焼けたんだけど
そのあとまた 村のみんなの手で
りっぱな教会が つくられたのさ。

*「ちょっと 遠いけど 大丈夫。
いましがた おじいさんも
登って行ったところだよ。

*「あなたたちの 若い足なら
すぐに 追いついてしまうかもね。

マリベル「やった! アルス。
教会は 直っているんだわ。
早く 行ってみましょうよ!

メルビン「よかったでござる!
神父どのも 空の上で
よろこんでいるで ござるよ。

ガボ「前も 思ったけど
あんな高いとこに 教会作るの
大変だよな アルス。

*「この教会には 若い神父さまと
そのお父さまの ふたりも
神父さまが いらっしゃるんだよ。

*「もともと おふたりの家は
古くから 村の長をつとめる
家系だったのじゃが……

*「あるときを さかいに
なぜか 神の道へと
お進みになったのじゃ。

*「まあ かたちは変わっても
村のために 尽くすことには
ちがいがない。

*「ほんに わしらにとっては
ありがたい お方たちじゃよ。

*「本当に お世話になりました。
ご親切 忘れませぬぞ。

*「はてと……。ここに あったはずの
木彫りの女神像は いったい
どこに 行ったのでしょう?

*「それは さておき
今度は わたしが みなさんの
お役に立つばんですな。
(教会)

*「しかし ここにあった
木彫りの女神像は いったい
どこに 行ってしまったのか……。

メルビン「木彫りの女神像?
黄金の女神像が 無くなったから
新しく作ったのでござるかな。

*「教会の大切な 女神像を
落として こわしちゃったんです。
な ないしょですよ!

*「村の古い 言い伝えでは
黄金の女神像が こわれたとき
泉につけて なおしたとか。

*「言い伝えが 本当なら
黄金じゃないけど この女神像も
なおるかも 知れないでしょ。

*「さっきから ためしてみようと
待っているのですが
神父さまが ずっといるんですよ。

*「ああっ はやく何とかしないと
ばちが当たるかも 知れない!
か 神さま!

*「この教会には 若い神父さまと
そのお父さまの ふたりも
神父さまが いらっしゃるんだよ。

*「もともと おふたりの家は
古くから 村の長をつとめる
家系だったのじゃが……

*「あるときを さかいに
なぜか 神の道へと
お進みになったのじゃ。

*「まあ かたちは変わっても
村のために 尽くすことには
ちがいがない。

*「ほんに わしらにとっては
ありがたい お方たちじゃよ。

*「本当に お世話になりました。
ご親切 忘れませぬぞ。

*「はてと……。ここに あったはずの
木彫りの女神像は いったい
どこに 行ったのでしょう?

*「それは さておき
今度は わたしが みなさんの
お役に立つばんですな。
(教会)

*「しかし ここにあった
木彫りの女神像は いったい
どこに 行ってしまったのか……。

メルビン「木彫りの女神像?
黄金の女神像が 無くなったから
新しく作ったのでござるかな。

*「教会の大切な 女神像を
落として こわしちゃったんです。
な ないしょですよ!

*「村の古い 言い伝えでは
黄金の女神像が こわれたとき
泉につけて なおしたとか。

*「言い伝えが 本当なら
黄金じゃないけど この女神像も
なおるかも 知れないでしょ。

*「さっきから ためしてみようと
待っているのですが
神父さまが ずっといるんですよ。

*「ああっ はやく何とかしないと
ばちが当たるかも 知れない!
か 神さま!

*「この泉は 昔々 教会にいらした
神父さまが 祈りをささげて
いらしたところなのです。

*「私たち あとをつとめる者も
毎日 祈りをささげております。

*「あなたがたも 旅の無事をねがい
この泉の水で 身を清めて
行かれるがよいでしょう。

 

http://slime7.nobody.jp/15-3.html

*「ようこそ ルーメンの町へ。
こんな片田舎に
旅のお方とは めずらしい。

*「ここは 町の勇者の墓くらいしか
見るべきものは ありませんが
しずかな いい町ですよ。

*「この町の 勇者の墓なら
大きなお屋敷のそばに
あるわよ。

*「でも なんで 教会の裏じゃなくて
あんなところに お墓が
あるのかしらね?

*「この町の北に住む じいさんは
モンスターじいさんって
みんなから 呼ばれてんだぜ。

*「とにかく モンスターが好きで
しょうがないってんだから
まったく 変なシュミしてるだろう?

*「もともとは この町の人間なんだが
そんなんだから 町になじめないで
自分から 出てっちまったそうだ。

*「この町の 近くに
モンスターじいさんって よばれてる
変人が 住んでるのよ。

*「モンスターが 大好きで
人里から はなれて くらしてるの。
ホント 変な人だわ。

*「なんでも 勇者チビィには
4人の子分がいたって話だぜ。

*「え~っと 名前は たしか……
ひとりは アルスとかいったな。

*「あとの3人は……
わりい 思い出せねえや。

マリベル「なんで アルスなんかの
名前をおぼえてて このあたしの
名前をおぼえてないのよー!

メルビン「トホホ……わしたちは
チビィの子分でござるか。

*「キャン キャン!

*「あら 旅の方?
ああ そっか 勇者チビィのお墓を
見にきたのね。

*「チビィって どんな人だったと思う?
わたしは きっと すごい
ハンサムさんだったと 思うのよね。

*「なぜかって?
そりゃあ 勇者だもん。
かっこいいに 決まってるじゃない!

マリベル「ハンサムねえ……事実を
知ったら どんな反応するかしら?
見てみたい気もするわね。

*「この町は 過去になんども
危険な目にあってるからね。

*「平和になった今でも 武器や
防具は いいものそろえてるよ。
ど~ぞ 買ってってください。

*「あんたがた 知っておるかね?

はい

*「そうか 知っておったか。
だったら いいんじゃ。

いいえ

*「フムフム……。
では おしえてやろう。
この町に眠るという 勇者チビィ。

*「じつは この人は わしの
ひいじいさんに あたるんじゃよ。

*「だから わが家は ゆいしょ正しい
勇者の家系なんじゃ。
どうじゃ すごいじゃろう?

マリベル「チビィの子孫って……
ムシ人間?……ううっ…想像したら
気分悪くなってきたわ。

マリベル「まったく…しょーもないウソ
つかないでほしいわ。

*「うちのじいさんの 言うことは
あんまり本気にしないほうが
いいよ。

*「ホラふくのが なにより
好きって人なんだから……。

*「だいたい 勇者チビィって
若くして 死んじまったんだろ?

*「その子孫が 残ってるなんて
いかにも うさんくさい
話じゃないか。

*「このルーメンは かつて3度の
危機に みまわれたと
伝えられています。

*「いわく 闇のドラゴンの封印。
悪魔の植物ヘルバオムのしゅうらい。
巨大ムシの大群の出現。

*「このみっつの危機から 町を
救ったのは チビィという
ゆうかんな男でした。

*「彼は 町を救った後
その時のケガが もとで
なくなったといいます。

*「まさに ひげきの勇者と
よばれるに ふさわしい方ですわ。

マリベル「ゆうかんな男?
勇者チビィ?……また ずいぶん
話が ねじまがったものね。

メルビン「たしかに チビィは 町を
すくったでござるが……最初の
ふたつは ちがうでござるよ。

メルビン「なんだか 手柄を
横取りされた 気分でござる。

ガボ「へえ この町には そんな勇者が
いたんだ。3回もなんて
すげーなあ……ん? チビィ?

*「これが この町の勇者
チビィの墓だそうですな。

*「……しかし チビィという名前
どうにかなりませんかな。

*「失礼だとは思うが まるで
犬かなにかみたいで とても
勇者の名前とは 思えませんよ。

アルスは 墓石を見た。

”勇者チビィ ここに眠る”
と書かれている。

*「この くずれたカベは ずっと昔
この町が 闇に封印された頃から
こうだったそうですよ。

*「当時の ルーメンの荒れた様子
人々の苦しみようが このカベを
通して 伝わってくるようですな。

*「まったく おそろしいことです。
そんな時代に 生まれてなくて
本当によかった。

 

http://slime7.nobody.jp/16-3.html

*「この下は かつてここが
王立魔法研究所とよばれていた
そのときのままに なっています。

*「見学されるのでしたら
ご自由に どうぞ。

ガボ「なあ ついでだから
この下の階も 行ってみようぜ!

マリベル「この下で あのロクでもない
魔法の研究してたのよね。
よぉ~く 覚えてるわ。

*「この場所では かつて
王の命により
最強の魔法を研究していました。

*「しかし それも過去のこと。

*「今のマーディラスは 芸術。
ことに音楽を 重んじ
人に 安らぎをあたえています。

メルビン「たしかに 平和の世には
魔法は無用のものやも
知れぬでござる。

メルビン「まことの 平和なら……。

ガボ「ふ~ん ゲージュツって
いろいろ 役にたつんだな。
オイラも なんかやってみよっと。

かつて 魔法の研究をした
道具が かざられている。

*「かつて マーディラス王ゼッペルは
行きすぎた戦争の果てに 魔法で
みずからの姿を 魔物に変えました。

*「そのチカラは すさまじく
マーディラスの城をも
たやすく 壊してしまうほど。

*「結果 ふたつの国は 和平をむすび
ゼッペル王は 魔法のかわりに
絵を はじめたそうです。

*「芸術こそが 人の心をいやす。
戦いに つかれた王は
そう 考えたのです。

*「王にならい 国民もみな 芸術を
あいするようになりました。
それからは 平和が続いています。

*「魔法とは 見えないチカラで
ものごとや 人のこころを
動かすもの。

*「歌もまた 魔法のひとつと
いえるのでは ないでしょうか。

*「かつて この国が
魔法に チカラを注いでいたころ…

*「国中の者たちが 魔法をおぼえ
魔法の修行を していました。
この部屋は そのなごりです。

*「この国は昔 マーディラス
ラグラーズという ふたつの国に
わかれて 戦争をしていた。

*「ふたつの国が 和平をむすび
ひとつの国になってからは
兵士の数も ぐんとへったのだ。

*「グレーテさま いい方なんだけど
たま~に かんしゃくを
起こすのよね。

*「おばあちゃんに 聞いた話だと
この国の えらい人って
かんしゃくもちが 多かったって。

*「今日は かんしゃく起こして
テーブル ひっくり返さなきゃ
いいんだけど。

*「かつて ディノという神父は
つねに 王のおそばで
その心のささえと なりました。

*「われらも 姫さまを
かげながら お助けしたいと
思っております。

マリベル「ディノさんと 王さま
あの後は なかよくやったんだ。
よかったじゃない。

*「お~お~ いだいな~神殿よ~。
いにしえの~魔法の国のなごり~。
すぎさりし~時~。

*「お~お~ かがやきは~
いまも~かわらず~。
人のこころ~ かわるとも~。

*「ここは マーディラス大神殿。
かつて魔法王国とよばれた
その時のまま のこっています。

*「ここに すっごい魔法があるって
聞いたんで はるばる来たんです。

*「しかし おかしな国ですよね。
国中みんな 歌ってるんだから。

*「この神殿には かつて
わが国が けんきゅうしていた
魔法が のこっています。

*「今では 魔法を学ぶものも
ほとんど いませんけどね。

マリベル「魔法は もう古いってことね。
だからって 音楽がいいとも
思えないけど。

*「魔法王国とよばれたころの
法研究所の なごりが
この部屋になります。

*「われわれは 古くよりつたわる
書物を ひもといて
魔法について 学んでおります。

*「この 神殿のどこかに
かつての大神官さまの
お墓が あるそうだ。

*「わが墓を もとめるもの
その知恵を しめせ とは
大神官さまの ゆいごん。

*「その墓には 大いなる宝が
かくされているとの 話だが
だれも 見つけられないのだ。

*「像より入りて 十字を切れ とは
大神官さまの お言葉だが
いったい 何のことなのか……。

*「この 神殿のどこかに
かつての大神官さまの
お墓が あるそうだ。

*「わが墓を もとめるもの
その知恵を しめせ とは
大神官さまの ゆいごん。

*「その墓には 大いなる宝が
かくされているとの 話だが
だれも 見つけられないのだ。

*「像より入りて 十字を切れ とは
大神官さまの お言葉だが
いったい 何のことなのか……。

メルビン「像より入りて 十字を切れ。
うむ! みごとな謎でござる!
さすが 大神官どの!

ガボ「じっちゃんのお墓の場所は
オラたちだけの ヒミツだもん。
このオッチャンには 教えなーい。

マリベル「ふふ~ん あたしたちは
とっくに見つけちゃったわよーだ。

ユバール現代

*「あたしたち ユバールの先祖は
かつて 魔王から 神を守るために
祭壇へ 封印したのさ。

*「それから いちどは 神を
復活させようとしたらしいけど
時期が早すぎて だめだったとか。

*「でも 今の 平和な世の中で
一族の言い伝えを 守りつづける
意味が あるのかねえ。

*「おれら ユバールは
もう なん百年も 前から
旅を つづけてきた。

*「まだ 魔王が生きていたころには
その手から のがれるために
西へ 東へ…。

*「そして 魔王がほろんでからは
神の復活への 言い伝えにある
祭壇を さがしつづけて来たのだ。

*「おや? あなたたちって
一族の古文書に 書いてある
勇者に ちょっと にてるなあ…。

*「ま 気のせいでしょうけどね。
なんたって なん百年も昔の
話ですから。

*「かつて 勇者のはたらきにより
魔王の封印からのがれた 人びとは
生きのこり やがて 世界は平和に…。

*「けれど いつか また 魔王の存在が
人間たちを おびやかす日が
くるやもしれません。

*「そのためにも われわれには
オキテを守り 神を復活させる使命が
あるのです。

*「それには 年老いた私に かわって
踊り手となれる アイラの才能が
必要なのですが…。

メルビン「先程の美女…アイラどのが
神を復活させるための 儀式の
踊り手なのでござるか。

メルビン「ぜひ 踊っているところを
見てみたいでござるな。

ガボ「世界を 平和にした勇者って
何者なんだろ?

ガボメルビンは 石っころに
なってたんだから ちがうよな。

*「アイラの気持ちも わからないでも
ないよ。だって この平和な世界で
はるか昔のオキテを 守れなんて…

*「今どきの 若いもんには どだい
無理な話だよ。

ガボ「ユバールのオキテって
きびしいそうだな。きっと
オイラには とても守れねえよ。

メルビン「今どきの 若い者でも
アルスどのたちは 別でござるな。

メルビン「昔の若い者とて なかなか
アルスどの のような
できる男はいなかったでござるよ。

*「いいにくいけど アイラは きっと
族長さまの トゥーラが
気に入らないのよ。

*「なんでも 昔は ウデききの
弾き手が いたらしいけど なぜか
一族を 出ちゃったんですって。

*「そのあと しばらくたってから
さがしたんだけど ぜんぜん
見つからなかったらしくて…。

ガボ「たしかに ジャンのほうが
族長のじっちゃんより ずっと
トゥーラ弾くの うまかったもんな。

ガボ「あのねえちゃんが 演奏を
気に入らねえってのも わかるよ。

メルビン「それほどの ウデききならば
ユバールの民を ひきいる立場にも
なれたであろうに……。

メルビン「その弾き手どのは
どうして 一族を
出てしまったのでござるかな?

*「うーん やっぱり どこか
似てるなあ。

*「伝説の 選ばれし守り手となる
剣士を かつて われらのもとに
つれてきて下さった 勇者…。

*「古文書に 書かれていた
その姿かたちが アルスさんに
にてるんですけど…。

*「ま 気のせいですよね。
なんたって なん百年も昔の
話ですから。

アルスは 墓に きざまれた
文字を 読んだ。

”神の踊り手 そして 守り手の
一族 ここに 眠る。

*「おれら ユバールは
もう なん百年も 前から
旅を つづけてきた。

*「世界の どこかにある 神の祭壇を
見つけ 神を復活させる という
使命のために…。

*「しかし その オキテを 決めたのは
いったい だれだったのか? それも
もう わからなくなってしまったがね。

族長「では どうしても
探しに ゆくというのか?
アイラよ。

アイラ「だって 族長さま。
神の祭壇が みつからない 今
踊り手は まだ 必要ないはずです。

アイラ「だから あきらめないで
探しつづけたいんです。
どこかにいる トゥーラの名手を。

*「でもね アイラ。伝説の引き手の
血すじの者は もう はるか昔に
絶えてしまったかも しれない。

*「これまで 探しつづけても
手がかりひとつ
見つからなかったのだから。

アイラ「いえ 私は 信じてます。
大地のトゥーラが あるかぎり
弾き手も きっと現れると…

アイラ「あらっ? あなたがたは
旅の…
……!!

アイラ「そうです 族長さま!
わたしには この 旅の仲間も
いるんだから 安心ですわ。

族長「なに 旅の仲間じゃと!?
…しかし その方がたは たしか
ここに たずねてきたばかりの…

アイラ「ええ 会ったばかりですけど
私たちのことを とてもよく
理解してくれて…

アイラ「いっしょに 大地のトゥーラを
弾きこなせる名手を
探してくれるんだったわよね?

はい

アイラ「お聞きの とおりですわ。
族長さま。

アイラ「旅なれた この方がたが
いっしょなら 安心でしょう?

族長「それは そうだが
う~む しかし…。

いいえ

アイラ「シーッ…!

アイラ「お願いだから ここは わたしに
話を 合わせてちょうだい。

アイラ「いっしょに 大地のトゥーラを
弾きこなせる名手を
探してくれるんだったわよね?

(ループ)

*「かつて 伝説の守り手となる剣士を
わが 一族に 連れてきてくれたのも
旅の一行だったと 伝えられてます。

*「そして また 今回 旅の皆さんに
大地のトゥーラの 弾き手を
さがしてもらうことに なるとは…

*「なんだか ふしぎな縁を
感じますよね。

アイラ「たしかに ふしぎな縁を
感じさせるわよね。

ガボ「ホントに アルスといると
ふしぎなこと ばっかりだ。

*「アイラは 子どもの頃から
こうと いいだしたら 決して
ゆずらない性格 だったっけ。

*「そういえば アイラの先祖にあたる
伝説の守り手も じつは けっこう
むてっぽうで 族長を困らせたとか…

*「血は あらそえない もんだね。
あっはっは!

ガボ「むてっぽうな 守り手かあ……
やっぱり 誰かを思い出すよ。
なあ アルス!

アイラ「もう! おばさんたら。
わたしは そんなにむてっぽうな
性格じゃないわよ。

*「おれら ユバールは
もう なん百年も 前から
旅を つづけてきた。

*「その 一族に生まれた 伝説の弾き手
ジャンなら きっと どこかで
生きて 旅を 続けていたはずだ。

*「だとしたら この世に 子孫を
残してるかも しれないよな。

アイラ「伝説の弾き手ジャンか……
いったい どんな人だったのかしら?

ガボ「ジャンかあ……あいつ
ライラひとすじだったもんな。
子孫なんて いるのかなあ?

*「あんたたち 旅の人なら
この世界の いろんな場所を
見てきたんだろ?

はい

*「だったら なにか すこしでも
伝説の弾き手 ジャンについて
聞いたことが あるかい?

いいえ

*「おやおや せっかく あちこちを
旅してるのに なにも 目に入らない
とは もったいないね。

*「そんなことじゃ アイラの
弾き手さがしの 役には立たないよ。
がんばっておくれ。

(会話終了)

はい

*「えっ? 会ったことがある?
あっはっは! じゃあ あんたたちは
もう なん百才 だってのかい!

*「いいよ いいよ。そのくらい
ふざける よゆうのある 旅人なら
安心して アイラを あずけられるよ。

いいえ

*「もし 子孫でも 生き残ってりゃ
トゥーラのウデも ひきついでるんじゃ
ないかと 思うんだけどねえ。

*「族長さまは やはり このまま
この地に とどまるつもりらしいな。

*「この 西の海には かつて
神の祭壇があったと 古文書には
たしかに 記されているらしいが…

*「もし それが 本当の話なら
何者かが 祭壇を
かくしたっていうのか?

*「じっさい 神さま以外に
そんなこと できるヤツが
どこに いるってんだよな。

ガボ「でも かくされちまった祭壇に
神さまは いるんだろ?

ガボ「神さまって 祭壇の中からでも
そんな すげえことができるんだな。

*「今日も いいニュースを
しいれてますよ!

*「グレーテ姫さまは 今日までに
なんと 259回 テーブルを
ひっくりかえしたそうです!

*「代々の マーディラス王をぬいて
これで姫さまの記録が
トップに なったんですよ!

*「ああ…… わたしも
姫さまに ひっくりかえされたい。

*「あ~ ゴホン。
あたらしい情報が 入りましたら
また お知らせいたします。

*「どうぞ おたのしみに!

http://slime7.nobody.jp/17-2.html

*「はあ はあ…。
ようこそ 旅の方 この谷は……
はあはあ……。

*「かつて 大空を自由にかけた……
伝説の リファ族が……
ひいふう……

*「暮らす 谷です……。
ふう……。ようやく 息が
ととのってきました……。

*「われわれが かつて 自由に空を
飛んだなど ただの伝説だと
思われるでしょう?

はい

*「ですよね。でも この谷で
暮らす私には それがただの
伝説だったとは 思えないのです。

*「だって そうでもなければ
谷の下に 村をつくるなんて
ふつうは 考えないですよね。

*「おかげで 毎日 この坂を
のぼるのが 大変なんです……。
まったく……。

いいえ

*「ええ? 本当ですか?
旅の方が こんな伝説を
信じられるなんて……。

*「でもまあ 伝説は信じた方が
ロマンがあって いいですよね。

ガボ「リファ族のみんな
もう 空を飛んでねえんだな。

ガボ「なあ アルス。
リファ族のみんなは
どうしちまったんだろうな?

*「神さま……。
つい できごころで この神殿から
神の石を 盗もうとしてしまいました。

*「しかし それは 伝説の話で
ここには すでに ないそうです。
ああ 神の石は いったい どこに…

*「神さま どうか 教えてください。
それがあれば はるか東のほこらより
天国に いけるのですよね。アーメン。

*「わかった!
ついに わかったぞい!

*「おお 旅の方! ちょうどいい!
私の 発見を聞いてくだされ!

*「…………。
え~とじゃな……。

*「……やれやれ。
こうふんしすぎて 何がわかったか
忘れちまったわい……。

*「う~ん……。
この古文書の意味が
どうも よく わからんぞ……。

*「神殿にある 精霊の像は
やわらかな 風のローブを
まとい……じゃと?

*「フィリアさまは ローブなど
まとっておらんし この古文書も
あやしいもんじゃな……。

*「古い書物を調べて わかったのですが
この神殿には かつて 浮遊する
神の石が まつられていたそうです。

*「それは 神と魔王の戦いの際
地上におちた 天空の神殿の
かけらとも 伝えられています。

*「神殿は 4つの小神殿からなり
そのひとつは はるか東の地に
落ちたと ありますが……。

*「この地に 災いの降りかかりし時は
風の祭壇にて 祈りをささげよ……

*「これは フィリアさまが
書かれたという 本の一文です。

*「しかし われわれには
風の祭壇の場所さえ はっきりと
わかってはいないのです……。

*「この部屋には ちょっとした
しかけがあって ボタンを押すと
床が 回る場所があるんです。

*「すぐそこにある ボタンも
そのためのもの。先に行くのなら
自分で押してくださいね。

*「フィリアさまの おそばに行くには
いろいろと 大変な道を
通らなくて ならないの。

*「大昔に この神殿を作った人が
フィリアさまを 守るために
こうしたのでしょうね。

*「このトビラは リファ族にしか
開くことが できないように
作られています。

*「この先に 行かれますか?

はい

*「ならば すこしお待ちくださいね。

*「トビラは 通るとすぐに
閉まってしまいます。
さあ どうぞ お通りください。

いいえ

*「そうですか。
でしたら ここを通りたいときは
私に 話しかけてくださいね。

*「その まるい柱の奥に
ふしぎな部屋がある。

*「いったい だれが 何のために
作ったのか……。古い建物は
ふしぎなことが 多いものだ。

*「フィリアさまは 太古より
ここから リファ族の大地と
風の塔を ながめつづけています。

*「そして この地に吹く聖なる風を
フィリアさまは ずっと
守りつづけているのです。

*「旅の方。この精霊さまの像が
どうして フィリアさまと
呼ばれているか わかりますか?

*「はるか昔…… まだ リファ族が
自由に 空を飛べたと
いわれる頃のこと。

*「この地に 悪のつかいが舞い降り
人々を 絶望のふちに
おいやったのだそうです。

*「そのとき 4人の英雄とともに
この地をすくった 幼き少女。

*「その方の名を フィリアといい
今も 精霊さまの像の名として
私たちに 親しまれているのです。

*「4人の英雄というのが
だれのことなのかは 今でも
わかっていないそうです。

*「ただの神話かも しれませんが
私は この話が大好きなのです。

*「あなたがたも ぐうぜん4人。
フィリアさまの ご加護が
あらんことを……。

アイラ「この時代まで フィリアが
語り継がれているってことは……

アイラ「あの子が あれからもずっと
しあわせに暮らしたっていう
一番の証拠ね。

メルビン「こうして 今になって
過去の聖風の谷での できごとを
かんがえると……

メルビン「止まらない風……
過去のリファ族の人々は 便利な
生活を もとめたでござる。

メルビン「だが 便利であることが
必ずしも 人のためでは
なかった……と。

メルビン「う~む……
思い返せば じつに意味深い
できごとでござったな。

*「あ 旅の人。見てくださいよ。
本当に 立派な塔だと
思いませんか?

*「きっと ずっと昔から この場所に
たってるんでしょうね。
歴史を 感じさせるなあ。

*「でも 古くて危険なので
今は だれも 中には
入れないらしいんです。

*「中は どうなってるんだろう?
う~ん 気になる……。

メルビン「むう? そこの兵士の
言うとおり たしかに この塔は
かなり 古いようでござる。

メルビン「しかし フィリアどのの
時代には このような物は
存在しなかったはずでござる……

メルビン「これは いったい
どういうことでござろうな?

*「ん? 中に入りたいのか?

はい

*「残念だが あいにく この塔への
出入りは 禁じられているのだ。

*「なに? こんなところに 塔など
なかっただと? なにを
ねぼけたことを 言ってるんだ。

*「この天をつくような 巨大な塔が
おまえには 見えないと言うのか?

いいえ

*「ならば すぐに立ち去るがいい。
外にいれば 安全とは
言えない場所だからな。

*「宿を さがしているなら
北西の谷にある リファ族の村に
行くが いいだろう。

フォーリッシュ東のほこら

*「永き時を 私は 待ちつづけている。
かつて この地を 照らした光が
今は なくとも…。

*「この世に 永遠は ない。
やがては 私の役目も
終わるときが 来るはず。

*「どこかに眠る 神の遺産……
浮遊すると伝えられる 神の石が
その時を 知らせてくれるだろう。

*「そなたは 私に
時を 知らせるものか?

はい

*「おお… それは まさしく
神の石。…やはり 私の役目は
終わる時が 来たようだ。

*「ここから先は あなた方に
われら 神の兵の祈りを
たくすとしよう。

*「湖に浮かぶ花は 神のしもべ。
神の石を もつものを この先へ
みちびいてくれるだろう。

*「そして 神の紋章の地で
その石を 天にささげたとき
復活への道しるべが 現れる。

*「さあ 今 トビラは 開かれた。
どうぞ お行きなされ。

いいえ

*「ならば 立ち去るがいい。

いいえを選んだ場合

アイラ「時を 知らせるって
その 神の遺産っていうのを
見せてあげれば いいのよね。

アイラ「これまでの旅で
手にいれたものの中に 何か
あったような……。

メルビン「あの兵士どのは おそらく
わしと同じように 長い時を
待ちつづけてきたでござる。

はいを選んだ場合

アイラ「湖に浮かぶ花が
わたしたちを みちびく? 
アイラ「とにかく 外へ
行ってみましょう アルス。

メルビン「やはり あの兵士は 
神の兵だったでござるな。 
メルビン「さあ アルスどの
次なる地 神の紋章の地へと
急ぐでござるよ!

ガボ「神の石って 聖風の谷
あの石の ことだったのか!

*「なんと まことに 地上より
神の石を もつ者が
現れるとは!

*「しかし もはや 時は
遅すぎたかも しれぬが…。

*「ともあれ 神に みちびかれし
方々よ。われら 生き残りの
神殿へ ようこそ。

メルビン「生き残りの神殿……。

メルビン「…………。

アイラ「もはや遅すぎた って
なんだか 気になるわね。

*「ここは はるか 上空の神殿。
しかし いつまで こうして
浮きつづけられるものか…。

*「われら 神の兵の 神殿へ
ようこそ おいでくださいました。

*「われわれの 祖先は 神のチカラで
これら 上空の神殿へと 逃がされ
魔王より 守られました。

*「しかし 支柱をささえる 神の石の
チカラが すこし 足りずに
落ちてしまった 神殿もあるのです。

女神像は あたたかい
ほほえみを うかべている。

神官「神は 魔王との決戦のとき
われらの祖先 神の兵の一族を
小さな神殿へ 逃がしました。

神官「それら4つの神殿に 神の石を
埋め込み 浮遊のチカラを そそぎ
はるか上空へと 封印したのです。

神官「しかし 魔王のチカラは 強大で
神は 全てのチカラを 神の石へ
そそぐことは できませんでした。

神官「そのため やがて ひとつの神殿が
地上へと 落ちてゆき
そしてまた もうひとつ…。

神官「現在 残っているのは ここと
この先にある 復活の台座の神殿。
その ふたつだけなのです。

メルビン「この方々の 祖先が
あの戦いの 生き残りとは。

メルビン「……長い 長い時が
流れてしまったので ござるな。

アイラ「今ある神殿の チカラが
失われてしまう前に
復活の台座を 完成させなくちゃ。

*「おお これは 神にみちびかれし
方々よ! われらの 希望は
絶えては いなかった!

*「しかし 時間は 残り少ない…。
どうか この先の 神殿にある
復活の台座を 完成させてくだされ!

アルスは 本だなを調べた。

本だなには 神の兵の一族が
何代にもわたって 書きのこした
日記が びっしりと おかれている。

この棚は 神の兵の一族
31代目以降の記録のようだ。

*「私は 神の祭事を とりしきっていた
一族の生き残り。あなた方に
大切なものを さずけましょう。

*「これは 神の祭事のとき
われら一族の 踊り娘が
身につけた 神聖な衣装です。

アルスは しなやかに輝く
美しいころもを うけとった。

アルスは 清きころもを 手に入れた!

*「清きころもは 私たちの祖先が
聖なる七色の水で 染めた糸を
使って 織り上げたもの。

*「えらばれし 踊り娘だけが
身につけることを ゆるされます。
どうか 大切に お待ちください。

アイラ「わたしたち ユバールも
この 神の神殿から
旅立ったのかしら?

「神殿を 浮かびあがらせている
神の石は それぞれのチカラが
えいきょうしあって 成長します。

*「もし 4つの神殿が 上空に
残されていたのなら かなりのチカラを
たくわえていたはずです。

*「しかし 残っているのは ここと
あと ひとつのみ。

*「そこに いきたくば
あなたがたを 地上より ここに
はこんだ 石座に乗り……

*「上下左右
あるべき方向に すすむのです。

*「神の兵とは 神と共に そして
英雄と共に 魔王と戦った一族。

*「その 神の兵を 上空へ逃がすとは
神は やはり 魔王への
敗北を 予感されていたのか?

*「今いちど 真実を問いたいものだが
われわれ 一族の神殿も
すでに ふたつが 失われ…

*「長い時の間で 祖先の記憶も
しだいに うすれてきて
しまっているのだ。

メルビン「……神が 魔王めに
敗北するなど そのようなこと
考えるはずがないでござる。

*「あなたには この
音無き 音楽が 聞こえますか?

*「この神殿の 4つの竜に 抱かれし
神の石が たがいの
チカラをよせあう 命の響き。

*「もし 4つの神殿が すべて
そろっていたなら 想像をこえる
チカラが 生まれたことでしょう。

メルビン「今となっては もう
失われたチカラは
戻らないでござるな。

ガボ「ひとりより ふたり!
ふたりより たくさん!

ガボ「神サマの石も やっぱ
仲間が そろってねえと
ダメなんだなあ。

はめこまれた 神の石が
静かに 光をたたえている。

*「ここは 復活の台座の神殿です。
さあ どうぞ 神の紋章へ!

ガボ「あれ グランエスタード
神殿にあんのと いっしょだ!

アイラ「ここにも 台座が。
でも いったいどこに
つながっているの?

http://slime7.nobody.jp/18-2.html

*「あら 旅の方ね こんにちわ。
ここはレブレサックの村。

*「いだいな神父さまの伝説を
かたりついできた村よ!

*「かつて この村を救いし奇跡を
ぜひ 聞いておゆきなさい。

はい

*「かつて この山は魔物によって
深い霧につつまれました。
それは おそろしい霧でした。

*「霧の中から おそいくる
魔物たち。
村人は苦しんでおりました。

*「さあ! そこへあらわれたのが
われらが神父さまです!

*「神父さまは 村を守るため
魔物と とりひきして
みずから 魔物のすがたに。

*「村人は よろこび
神父さまに感謝をささげました。
……ところが。

*「どこからか あらわれた旅人が
神父さまを魔物とまちがえて
殺そうとしたのです!

*「村人は チカラをあわせ
旅人から神父さまを
守りました。

*「旅人がにげだすと なんと!
山をおおっていた霧が
はれたではありませんか。

*「そのうえ 神父さまも
もとの姿にもどったのです!

*「そう。旅人こそが 魔物の手先
だったのです!!

*「そして 神父さまは ほかにも
魔物たちに苦しめられている村が
あるだろうと 言って……。

*「この村を 出ていったのです。
村人に わかれもつげずに。

*「それから ずっとこの村では
村を救った神父さまを
おまつりして いるのです。

いいえ

*「……ま ムリにとは
言いませんがね ムリにとは。

*「へえ。この村は大昔 魔物に
ひんどい目にあわされましてなあ。

*「それを お助けくださった
神父さまを おまつりしております。
ありがたいこって。

*「木こりの家のリフは どうも
ホラふきのクセがあって
いかんのう。

*「あそこの家のモンは みんな
ホラふきの血すじなのかのう。
まったく。

*「この村には 昔えらーい神父さまが
いたんですってね。

*「村の人たち いまだに神父さまを
おまつりしてるそうじゃないですか。
えらいよなあ。

村長「やや! これは旅の方ですな。
レブレサックへ ようこそ!

村長「この村には けだかい神父さまと
ゆうかんな村人たちの
伝説があります。

村長「かつて魔物たちが 村を
苦しめたとき それを救った
けだかい 神父さま。

村長「そして 神父さまが魔物に
殺されかけたのを たすけた
ゆうかんな 村人たち!

村長「神父さまと われらの先祖は
村のほこりです。うむ!

村長「われわれは いつまでも
この伝説を かたりついでいこうと
思っております。

リフ「…………えっと えっとね。
ぼくの家だけ 村のみんなと
しってる話 ちがうんだ。

リフ「おじいちゃんも そのずっと前の
おじいちゃんも 言ってた。

リフ「神父さまに ひどいことしたのは
村の みんなのほうだって。
旅の人は わるくないって。

リフ「でも 村のみんなは
ちがうっていうんだ。
ぼくたちが ウソつきだって。

リフ「ぼくも おじいちゃんも
ウソなんて ついてないのに……。

リフ「それとも みんなのほうが
ただしいのかな。
ぼく ウソつきなのかな。

リフ「……だって だれも
信じてくれないんだもの。

アルスは 墓石を調べた。

”偉大なる 神父さまの墓

アルスは 墓石を調べた。

墓の文字は かすれていて
なんと書いてあるか わからない。

アイラ「神父さまが 出ていった時と
そっくり そのままに
なってるみたいね。

アイラ「ホント いろんなことが
あったけど 神父さま
元気だといいね。

ガボ「クンクン……。
まだ ちょっとだけ
神父さまの ニオイがする。

ガボ「へへっ なつかしいな。

メルビン「あるじを うしなった教会は
さみしいもので ござるなあ。

メルビン「いつの日か 神父さまが
この村に もどる時がくれば
よいのでござるが……。

*「この教会は 伝説の神父さまが
いらしたころのまんまに
残してあるんですよ。

*「まいにち 村の女たちが
交代で おそうじしてるんです。

村長「やや! これは旅の方ですな。
レブレサックへ ようこそ!

村長「この村には けだかい神父さまと
ゆうかんな村人たちの
伝説があります。

村長「かつて魔物たちが 村を
苦しめたとき それを救った
けだかい 神父さま。

村長「そして 神父さまが魔物に
殺されかけたのを たすけた
ゆうかんな 村人たち!

村長「神父さまと われらの先祖は
村のほこりです。うむ!

村長「われわれは いつまでも
この伝説を かたりついでいこうと
思って……。

村長「……えっ?

村長「村の いいつたえが
まちがっていると!?
またまた ごじょうだんを。

村長「……なんと! 村の石碑が
すりかわっていると いうのですか?

村長「なにを バカなことを!
そんなこと あるはずがない。
話になりませんな。

村長「広場の石碑が
まちがって いるですって?
そんなこと ありませんよ。

村長「われわれ 村人が
伝説の神父さまを 殺そうと
するなんて ありえません!

村長「だいいち 何ひとつ昔のものは
のこっていませんから
たしかめようもない!

*「子供たちって ほんとうに
とんでもないことを
考えつく ものですわ。

*「わたしたちの祖先が
神父さまを 殺そうとしたなんて
ウソに きまってます!

http://slime7.nobody.jp/19-2.html

*「大昔に 名をはせた 最強の海賊
マール・デ・ドラゴーンは 魔王の
呪いで 氷づけにされたらしい。

*「そして 未だに 氷づけのまま
どこかの海を さまよっている
という ウワサだ。

*「私も 話を 聞いたときは
信じられなかったけどね。

*「だって 氷づけの 海賊船なんて話
いかにも 作り話っぽいしねえ。

*「でも 本当に見たって人が
いたんですよ。なんでも 大砂漠の
南端の 岩山の入り江で とか。

アイラ「氷づけの海賊船って……
それは もしかして
もしかするんじゃないの?

*「ここの灯台にある 聖なる種火は
聖なる 永遠の炎とはちがって
ただの炎なんですよ。

*「なんでも はるか昔は 北の
灯台から 種火を運んだそうですが
それも ここでは 消えてしまって。

*「本物の聖なる種火を 見たければ
北の大灯台に ちょうせん
してみることですな。

ガボ「いったい なんで ここの
聖なる炎は 消えちまったのかな?

ガボ「せっかく オイラたちが
つけてやったのにさ……。

しょく台には 炎が
赤々と もえている。

*「ひと月ほど前 大灯台まで
いってみましたが とてもとても
最上階までは 行けません。

*「帰るときに この町の 防具屋さんが
上の階に 行こうとしてるのを
見たけど 大丈夫ですかねえ。

*「これって ふつうの炎に見えるけど
やっぱり そうなのかしら?

*「でも 昔は ここで 聖なる炎が
もえていたんだから この祭壇を
見るだけでも ごりやくあるわよね。

*「この国には ふたつの伝説が
あるのじゃ。

*「ひとつは かつて コスタール
すくうために たたかった
最強の海賊の話。

*「もうひとつは また コスタール
ホビットの祖先を すくった
旅の勇者の話。

*「この平和な世で わしらが
生きてこられた かんしゃの気もちを
忘れぬよう 語りつがれてきた伝説。

*「それらは わしら 皆の
宝物なんじゃよ。

*「最近は よく 旅の人が 王さまを
たずねてくるようになったねえ。

*「まあ あたしらの 王さまは
心の広い人だからさ。だれとでも
友だちに なれるんだけどね。

*「こう見えても はるか昔
わしらホビットは 人間を
きらっていたそうです。

*「なんでも コスタール王の先祖が
ホビットの姫と 結婚したはいいが
早くに 亡くしてしまったとか。

*「そのことが もとで お互いに
誤解が あったようなのですが
まあ はるか昔の話ですからね。

メルビン「いかな 悲しい事件も
時の流れが 全てを 過去へと
追いやってくれるでござるな。

*「あんたも うわさくらいは
聞いたことがあるだろ?
氷づけの 海賊船の話。

*「あれこそが かつて わが
コスタール王の先祖とともに
魔王と戦った 海軍なのだそうだ。

*「でも 伝説じゃあ 魔王がほろんだら
その呪いの氷も とけるはずだった
らしいけど。今は どうなんだろ。

メルビン「では 魔王さえ 倒せば
最強の海賊たちと 会うことも
夢ではないのでござるな。

「ここから先は 光ゴケの入り江に
むかう 洞くつです。

*「われらの太陽 光ゴケのおかげで
こうして 洞くつでも
暮らすことが できるのです。

*「そして 光ゴケが この世にあるのは
はるか昔の 旅の勇者の
はたらきの おかげとか。

ガボ「へっへ。旅の勇者って
オイラたちのことだぜ。

ガボ「でも 光ゴケを 育てたのは
シュクリナさんなんだから いち番
えらいのは シュクリナさんだな。

*「北の大灯台には ここよりも
もっと こわい魔物がでるそうよ。

*「はるか昔 初代コスタール王は
魔王の手から 国をまもるため
最強の海賊と 手をむすびました。

*「しかし そのことは 魔王の怒りを
よび 海賊マール・デ・ドラゴーン
永遠の呪いの氷づけに。

*「しかし 伝説の旅の勇者のかつやくで
魔王に封印された 国々も もとの
世界にもどり……

*「そして 魔王のチカラも すでに
つきており 世界は 今の
平和な姿を とりもどしたと。

*「それが 私が調べて だいたい
わかったことなのです。
が どうしても ふにおちない!

*「魔王が ほろんだのなら なぜ
海賊船の氷は とけないのでしょう?
それだけが わからないのです。

アイラ「マール・デ・ドラゴーン
魔王の怒りを
かってしまったのね。

アイラ「私たちだって
もしかしたら……。 でも
おそれては いられないわ。

メルビン「わしには わかるでござるよ。
魔王は いまだ ほろんでおらず
どこかに かくれているのでござる。

メルビン「しかし いつか必ずや
見つけ出し 今度こそ わしの手で
倒してくれるでござる。

ガボ「ううう……。
オイラ むずかしい話を 聞いてると
アタマ痛くなってくるんだよ。

アルスは 本だなを調べた。

本棚には コスタールの国と
伝説の海賊に まつわる歴史について
学者が 調べた書物が おいてある。

これを 読むより 直接
学者に話を 聞いたほうが
わかりやすそうだ…。

*「かつて わが お城に仕えた
偉大なる 楽士は 海賊の総領とも
旅を共にされたとか。

*「さぞや いろいろな経験をつまれ
すばらしい曲を おつくりに
なったのでしょうね。

アイラ「今の話の 偉大な楽士って
過去のコスタールで 会った
ふしぎな楽士さんのことよね。

アイラ「たしかに すばらしい曲を
聞かせてくれたわね。

*「王さまは ちょっと
変わったお方ですが
気になさらないでくださいね。

王妃「私は この王の妻。
つまり コスタールの王妃です。

王妃「王さまは いつも ふざけたお方と
思われがちですが
これは 表向きのお姿。

王妃「本当は ご先祖さまの血を引いて
とても 勇気がある 勉強家で
いらっしゃいますわ。

 
 
 

*「うむ? あなたがたは…
その手に お持ちの その輝きは…
それは まさしく 神の石!

*「なるほど 神はまだ われわれに
道を しめされるのか…!

メルビン「ご老人… あなたは もしや
神の兵士長では ござらぬか?
お年は 召しておられるが。

*「な なんですと?
あなたは まさか…

*「まさか 英雄メルビンどの!?
しかし まるで あなたは
あのときのままじゃ!

*「そうか やはり 神が あなたをも
封印しておられたのじゃな。

メルビン「おおせの通り。そして
わしが 封印を解かれたということは
復活への道も 近いはずでござる。

*「…ふむ。まこと 神は
多くの奇跡を 残されたものじゃ。

*「今は この奇跡を 信じ
神の石をもつ あなた方に
復活の願いを たくそう。

*「この湖の ハスの花に いざなわれ
洞くつを こえた先に
神の紋章の 台座がある。

*「そこで 神の石を 天にかざせば
この神殿と もうひとつ落ちた神殿の
神の石が えいきょうしあって…

*「ふたつの神殿が ふたたび
上空へともどる チカラを
とりもどすやもしれん。

*「そして 上空に 4つの神殿が
そろったなら… 必ずや
新たな何かが 生まれるじゃろう。

ガボ「よしっ 行こうぜ アルス!

ガボ「ハスの花が きっと
案内してくれるんだぞ!
おっもしろそ~!!

メルビン「まさか もう一度
神の兵士長どのと 会えるとは。
うれしいでござる。

メルビン「アルスどの ここは
兵士長どのを 信じるでござる。
いざ 紋章の台座へ!

アイラ「神とともに 戦った人が
メルビンのほかにも
たくさん いたのね。

アイラ「神の紋章の台座に
行ってみましょう。
あの人たちの ためにも。

*「この神殿が 落ちて
しばらくした頃 私たちの息子は
亡くなりました。

*「信念をもった兵士であった
あの子は 世界のどこかに きっと
別の 神の石が 残されていると…

*「そう信じて 旅に出たのです。
そして 魔物の群れに おそわれ
ここには もどりませんでした。

アルスは 石碑を調べた。

石碑には 立派な紋章のような
飾りが 彫りこまれている。

 

*「われら 神の兵の 神殿へ
ようこそ おいでくださいました。

*「われわれの 歴史は
かつて 勇者によって 救われ
今日へと みちびかれました。

*「その 勇者とは おそらく
あなた方のことですね。
本当に ありがとうございました。

*「このように 神の石のチカラが
成長した 今 いらぬ心配だろうが
念のため 見まわりをしている。

*「われら神の兵としての 記憶は
時代と共に すこしずつ
失われつつあるのだが…

*「これも 神のご意志ならば もう
われわれの役目は 終わりを
むかえる頃なのかも しれぬな。

*「ここから ながめると
地上の人々は とても
幸せそうに 見えるのう。

*「ここまで 平和が もどって
あとは いったい 何が
足りないのじゃろうか。

アルスは 石碑を調べた。

石碑には 立派な紋章のような
飾りが 彫りこまれている。

どうやら これが
神の紋章のようだ。

*「……。

*「はじめは 小さな光でした。

*「4つの神殿から はなたれる
神の石のチカラは その中央の空で
ひとつの実を 結び…

*「はるかな 時をかけて 大きな
命を 作り上げたのです。

*「神の石は ただの石では
ありませぬ。そこには 命が宿り
人々の祈りを 運ぶでしょう。

*「さあ 飛空石の声に 耳を
かたむけて ごらんなさい。

*「聞こえましたね?
あの飛空石は あなたがたが
世界に もたらしたもの。

*「自由に お使いなさい。
運命は今 あなたがたの手に
ゆだねられました。

アイラ「そう 神の復活こそが
わたしたち ユバールの宿願。

アイラ「アルス 行きましょう。
すべての大地を とりもどし
神を 復活させるために。

メルビン「神のチカラは われらに
いかなる道を 示すものか。

メルビン「どちらにせよ われらは
進むしか ないでござるよ
アルスどの。

 
崖っぷちの家

老人「ふむふむ なるほどのう。

老人「やはり わしの時代とは
食べてるものが ちがうから
これほどの むっちんムフフに……

老人「おお お前さんたちか!
なに? 何をしてたかじゃと?
まあ それはよいではないか。

老人「ところで お前さんたちが
来るのを 待っておったのじゃ。
ひとつ 伝えたいことがあっての。

老人「いきなりじゃが お前さんたちは
いにしえの賢者と呼ばれる人物を
知っておるのか?

はい

老人「おお そうか!
ならば 話は早いわい。

いいえ

老人「ふむ。物知りの わしでさえ
最近まで 知らんかったことだ。
知らんのも ムリはないわい。

老人「とにかく その賢者が
どこかで だれかが来るのを
待っているらしい という話じゃ。

老人「しかも その賢者は
だれかに なにかを わたそうと
しているらしいのじゃ。

老人「われながら よくわからん話だが
この話が お前さんたちの
旅の役に立つかもと 思ってな。

老人「ともあれ わしの用は
それだけじゃ。
また 何かあったら来るといいぞ。

*「東の深き森にある遺跡は
長年 王家の墓であると
伝えられてきた。

*「だが……それはどうやら
ちがったのかもしれないな。

*「あの遺跡は もっと神聖な……
それこそ 神がみずから
建てたものなのかもしれん。

ハーメリア北のほこら

机の上に かわった形の
水さしが おかれている。

机の上に 地図が 置かれている。

暗い光をはなつ石版が
机の上に 置かれている。

*「旅の者に 教えてしんぜよう。

*「この世におこる出来事に
ぐうぜんなど ひとつも
存在しない……とな。

*「過去へと通ずる道が
われら人間の手によって
開かれたことも しかり……

*「むろん そなたらが
ここへ来るのも すべては
はじめから 決まっていたこと。

*「……私は いにしえの賢者。
長き時間 そなたらが来る日を
ここで 待ちつづけていた。

*「神よりさずかりし 最後の希望を
いつの日か 勇者の手へと
引きわたすために……

*「さあ……
今こそ 手にするがいい。

アルスは ふしぎな石版?を
手に入れた!

*「その石板を おさめる台座は
人の手によって 掘り起こされた
深き地底に 眠っている。

*「石版をおさめた その時こそ
運命は 勇者を神の死んだ時間へと
いざなうだろう。

*「そこは はるかなる時……
はるかなる場所……

*「さあ 向かうがいい。
真の旅路は まさにそこから
始まるのだ。

アイラ「また 石版か……。
たしか 遺跡の台座は
すべて 埋まったはずよね?

アイラ「じゃあ この石版は……?
アルス 何か思い当たらない?

メルビン「いにしえの賢者……。
アルスどの こんなときに
わしは 痛感するでござる。

メルビン「われらの旅が
どれほど 多くの人々の
期待を 背負っているかを。

 

*「空は 闇におおわれ
風はよどみ
川 荒れ狂う。

*「これは まさしく
はるか昔 この砂漠が
魔物に おそわれた時と 同じ!

*「これは あのときと
同じ魔物のしわざに
まちがい ありません!

ガボ「今度も 魔物 ぜーんぶ
オイラたちで やっつけてやる!
なっ アルス!

アイラ「砂漠も 火の山も たしかに
封印されたとしか思えない。
でも 一体だれに?

マリベル「あの時の 魔物の親玉は
たしか セトってやつだった。
でも あいつは やっつけたわよね。

マリベル「魔王だって あんたたちが
ちゃんと 倒したはずなのに。
どうなってるの?

*「魔物たちは
地中から 穴をほり
神殿を 壊してゆきました。

*「なぜか われらには
目もくれずに。

*「何が目的だったのか?
女王さまは
教えてはくれないのです。

アイラ「これまでの いきさつを
女王さまに 聞いてみる必要が
ありそうね。

マリベル「神殿が 気になるわね。
あたしのカンって めったに
外れないんだから。

*「城のどこかに かつての王が
王家のカギというものを
かくしたそうです。

*「砂漠をふたたび わざわいが
おそった時に やくだつものと
いうことですが……。

*「いったい どこにあるのか
だれひとり 知らないのです。

*「ここは 墓場。
砂漠の民と
代々の 女王さまの墓。

*「魔物も 墓には
わるさをしなかったようです。

*「大いなる女王のたましいよ
われらの女王ネフティスさまと
われらを お守りください。

*「女王さまが おっしゃるのです。
神に祈るよりは
われらが祖先に 祈れと。

*「ですから こうして
いにしえの女王 フェデルさまに
祈りを ささげております。

マリベル「神さまより 祖先に?
女王さま 何かつかんでそうね。
話を聞いてみなくちゃ。

*「この墓は 女王フェデルのもの。
かつて砂漠をおそった わざわいを
しりぞけた いにしえの女王。

*「しかし 女王はもう
土の下だ……。

女王「わたくしには もう
神は 信じられませぬ。
ならば砂漠を救う方法は ひとつ。

女王「砂漠に眠る 大いなるチカラ
大地の精霊に
助けをもとめるほか ありませぬ。

女王「大地の精霊を 目ざめさせる術は
いにしえより 砂漠の民の
シャーマンに 伝えられております。

女王「お願いいたします!
大地の精霊を 目ざめさせ
砂漠を お救いくださいませ!

*「精霊は たしかにどこにでもいる。
だが からだを持つためには
いくつかの儀式が 必要だ。

*「われら シャーマンたちは
その大事な儀式を
語りついで きた……。

フィールド(砂漠)

*「大地の精霊の すがたを
けがれなき大地に 描く。

*「その時 精霊は
長い眠りから 目ざめるだろう。

砂漠の荒野

*「フム……。
この場所は 聖なるチカラに
守られている。

*「精霊を 呼び出すには
うってつけかもしれん。

*「フム……。
おとなしく そこで見ておれ。
じーっと だまってな。

*「聞け 眠りのなかの精霊よ。
なんじの歌を。

*「見よ 夢うつつのうちに。
いにしえより 伝えられし
なんじの姿が えがかれるのを。

*「砂漠に眠る 大地の精霊よ
いかなるけものよりも 強く
いかなる王よりもかしこい精霊よ。

*「その肌は 岩のようにかたく
つるぎも やりも通さぬ。
強く たくましい精霊よ。

*「わたしは知る その足を。
いかなる神殿の柱よりも
しっかり大地に立つ その足を。

*「わたしは知る その背中を
砂漠のすべてよりも広い
その背中を。

*「わたしは知る その強い腕を。
ライオンを 片手で倒す
精霊の強い腕を。

*「わたしは知る その大きな手を。
ナイラの流れを せきとめる
大きな 精霊の手を。

*「なんじが体を 大地にえがこう。
なんじを 大地に呼ぶために。

*「なんじが顔を 大地にえがこう。
なんじを……。

*「…………。

*「フム…… こまったな。

*「わしも 年のようだ。
つづきを 忘れてしまった。

*「大地の精霊の顔が
どんなものだったか わかれば
すぐにでも 精霊を呼べるのだが……。

*「これはサイードくん。
また 異国の話を
聞きにきたのですか?

*「えっ? ちがう?
なんと 救い主さまとともに
大地の精霊を探していると?

*「ふむ そうですな。
大地の精霊は はるかな昔より
この砂漠に 眠っているとか。

*「ではなぜ 精霊は
長い眠りについたのか?
われわれには わかりません。

*「おやサイードくん ごきげんよう
きみが 読みたがっていた本なら
いちばん奥の本棚に……。

*「なんと 砂漠を救うため
大地の精霊を探していると!?
ううむ そうですなあ。

*「砂漠のシャーマンたちは
大地の精霊の 言い伝えを
語りついできたとか。

*「その 言い伝えをもとに
ナイラの上流の大きな像も
作られたそうです。

女王「まあ 救い主さま
お顔の色が すぐれぬようですが
いかがなさいました?

アルスは 女王に
これまでのできごとを 話した!

女王「そうですか。
大地の精霊の顔がわからず
みなさま お困りなのですね。

女王「いにしえより伝えられし
精霊を呼ぶ歌も 今ではすっかり
忘れさられてしまった……。

女王「なにか 手がかりがあるとすれば
この地下の神殿ではないかと
わたくしは 思います。

女王「いまわしい出来事を わすれるため
扉をとざしておりましたが
いま一度 扉を開きましょう。

女王「兵士には わたくしから
言っておきます。
お好きなだけ 神殿をお調べください。

女王「ただし 神殿には いまも
魔物たちがひそんでいるという
ウワサも聞いております。

女王「くれぐれも お気をつけて……。

イード「城の地下に もし魔物が
ひそんでいると いうのなら
命にかえても 倒してやる。

イード「神殿を けがし
砂漠の民を 殺したものは
許してはならない。

*「おやサイードくん ごきげんよう
きみが 読みたがっていた本なら
いちばん奥の本棚に……。

*「なんと 神殿の奥で
王家のカギを 見つけたと!?

*「いにしえより伝わる 王家のカギ。
ウワサには聞いていたが
本当にあったとは。

*「そのカギを使ったものは
大いなるものを 手にすると
伝えられております。

イード「王家のカギは 代々の王さえ
そのありかを 知らないという。

*「この像には
砂漠の民の生きる道が
示されて おる。

*「よく生きたもの
正しく生きたものが
死の床に つくとき……。

*「神の使いの鳥が
あらわれ
天の国へ みちびくだろう。

*「フム…… あんたがたを
みちびくものは この像の
どこかに あるだろう。

イード「砂漠の民の 生きる教えは
赤子から 年よりまで
みんな 知っているんだ。

*「「よく じいさんから
聞かされたよ。
この像の話。

*「正しい魂は
天にめされた後
ふたたび よみがえる。

*「ヘビが 皮をぬぎすて
新しい姿になるように
生まれかわるのだ……ってね。

*「えっ? ほかのいいつたえは
知らないのかって?

*「うーん ちょっと わかんないや。

イード「あのタイルの文章を もう一度 たしかめたいのか?

はい

イード「わかった。
あのタイルの上には……。

イード「その目は いかなる闇をも
明るく てらしだす。

イード「口は かたく閉ざされ
時のみが それを開く。

イード「耳は ふたごにわけた
心から うまれた。

イード「鼻は この世の
だれよりも高く だれよりも 低きに。

イード「……と 書いてあった。
大地の精霊の顔を さがす
手がかりになると いいのだが。

砂漠の荒野

*「おお おまえたちか フム。
……む!?

*「なんと ついに大地の精霊の顔を
すべて 手にいれたのか!
フーム! でかしたぞ!

*「では それをわたしに かしなさい。

アルスは シャーマンに
地底ピラミッドでみつけた
宝石を わたした!

*「よしよし……フム。
さあ よーく見るといい!

*「砂漠に眠る 大地の精霊よ
いにしえより 伝えられし
なんじが姿 今ここにしめさん!

*「大地は 今 なんじが姿をなぞる。
なんじを むかえいれんため。
なんじの眠りを さますため。

*「精霊よ 大地を守り われらをみちびく
おおいなる大地の精霊よ。
わが声 とどくならば 今!

*「今 ここに めざめよ! 
長い眠りより めざめ
われらのもとに 姿をあらわせ!

*「おお! なんと!

イード「……こんなことが……。

大地の精霊「人間よ……わたしを
目ざめさせたのは おまえたちだな。

大地の精霊「ながい眠りから
わたしを呼びさます歌を歌い
わたしの顔をあつめた者よ……。

大地の精霊「おまえたちの
その知恵と勇気をみとめ
おまえたちのチカラとなろう。

大地の精霊「なにが のぞみだ?
わたしに なにをもとめる?
さあ 話してみるといい……。

アルスは これまでのことを
大地の精霊に 話した!

大地の精霊「そうか…… たしかに
われわれ精霊のチカラが
ひつようなようだ。

大地の精霊「そして 世界には
おまえたちのチカラも また
ひつような ようだな。

大地の精霊「わかった。
まずは この砂漠をうろつく
目ざわりなやつらを かたづけよう。

大地の精霊「これで いい……。
砂漠の民は もう苦しむことは
ないだろう。

大地の精霊「だが おまえたちも
知っているとおり まだこの大陸を
地上へもどすことは できない……。

大地の精霊「わたしの 仲間たち
すべてを目ざめさせ
チカラをあわせれば……。

大地の精霊「ふたたび 光あふれる
地上へ この砂漠は
もどれるだろう。

大地の精霊「それができるのは
アルス おまえたちだけなのだ。

大地の精霊「わたしは おまえたちが
ダーマ神殿と よぶ場所で
時を まつ……。

大地の精霊「おまえたちの ため
もしまた わたしのチカラが
ひつように なったなら……。

大地の精霊「これを つかって
わたしに 呼びかけると いい。

アルスは 大地のアミュレットを
うけとった!

大地の精霊「さあ ゆくがよい。
わたしは この砂漠から
すべてを見守って いる。

大地の精霊「砂漠は もう心配ない。
さあ ゆけ……!

*「…………。

*「…………魔物たちの気配は
たしかに 消えてしまった。

イード「……大地の 精霊……。
この目で 見ることができるとはな。
……まったく!

イード「おまえたちに ついてきた
かいがあったというものだ!
アルス! かんしゃするぞ!

*「……精霊のチカラで 砂漠には
もう 魔物はいない。

*「いや おまえたちのチカラ と
言うべきかな。……フム。

*「わたしの役目は おわったようだな。
さて 村へかえるとするか。
……ム!

*「イテテテテ! コシが!
コシがいたくて うごけん!

イード「しかたない。
おれが 送っていこう。

イード「じゃあ おれたちは
先に村へ帰っている。

イード「きっと 女王さまが
アルスを待っているんじゃないか?
お城へ 知らせに行ったらどうだ?

イード「じゃあな。

ガボ「大地の精霊って でっけえなあ。
ホントに ナイラのとこの像と
同じくらい あったんじゃねえか?

ガボ「うひーっ びっくりしたぁ!
でも 精霊 起きたな!
よおーっし!!

大地の精霊像(現代)

マリベル「この大地の精霊像とは
あんまり 似てなかったわね。
たしかに 大きかったけどさ。

ガボ「今度 出てくるときはさあ
この像の かっこして
出てきてくんねえかな?

アイラ「今度のことで 砂漠の人たち
これまでよりも ずっとずっと
精霊を たのもしく思うでしょうね。

*「ここは 大地の精霊の像。
砂漠の民は いつでも
大地の精霊とともにあります。

*「大地の精霊の像へ ようこそ。

*「大地の精霊の ご加護のもとにある
この像には いかなる魔物も
手出しはできません。

*「どうぞ ご安心ください。

*「ここは 大いなる
大地の精霊の 体の中。

*「精霊を おまつりしている国は
ほかにもありますが
精霊の像に入れるのは ここだけです。

*「大地の精霊さま ずーっと
この像に いてくれればいいのに。
すぐ いなくなっちゃって。

*「精霊さまが いってた
ダーマの神殿って
どこにあるんだろ?

*「この像には
砂漠の民の 正しい生き方が
示されておりますじゃ。

*「砂漠に 生きる者
身をきたえ 心をきたえ
長く長く 生きよ。

*「この教え 長く長く
つたえてゆきますぞ!

*「大地の精霊さまが あらわれた時
この像の中 昼間みたいに
明るく かがやいたのよ!

*「この像には
砂漠の民の 正しい生き方が 示されております。

*「砂漠に 生まれし者
まずは強くあれ。
身も心も 強くあれ。

*「砂漠の民は このように
先祖から たくさんのことを
語りついでいるのですよ。

*「階段をのぼれば
大地の精霊さまのお顔まで
行くことが できますわ。

*「王家のカギは 時がくれば
ひつようとするものの手に
みずから あらわれる。

*「それまでは みなさまが 
お持ちくださいませ。

*「気のせいかなあ。
精霊さまが あらわれてから
像が すこしりっぱになったような。

*「こうして のぼってみると
かわってないんだけど
やっぱり 気のせいかなあ。

学者「おまえら 見たか!?
なに? 何を見たかじゃと!?

学者「バッカモン! きまっておる!
大地の精霊じゃ!

学者「忘れんように 精霊の姿を
絵にかいておいたんじゃが
どうじゃ 見たいか?

はい

学者「よし! では見せてやろう!

アルスは 学者に
大地の精霊の絵を みせてもらった。

…………。

とてつもなく ヘタクソな絵で
人らしきものが かいてある。

学者「うむ! 学問の道がなければ
わしは 絵かきになっていたな!
うむ!

いいえ

学者「……なんじゃ おまえら
ノリがわるいな。

*「大地の精霊さま この像とは
あんまり似てなかったわね。
 
 

*「木立は 風のざわめきをわすれ……
舞いおりし黒雲は われらの前より
空の色を うばいとった……。

*「リファ族の 歴史書にある
悪夢の詩と呼ばれる 詩です……。

*「考えたくもないですが
まさか あの詩は 今日の日を
うたったもの なのでしょうか……

*「フィリアさまを 完全なお姿に
することで ねむれる精霊を
呼びさますことができる……

*「フィリアさまには
そんな 言いつたえも
残されています。

*「しかし 完全なお姿といっても……
今のフィリアさまに いったい
何が 足りないというのでしょう。

*「ふむ……。
つまりは そういうことじゃ。

*「フィリアさまの 残された
この文にこそ 今の状況から
逃れる術が 記されておる。

*「天より聞こえし 声にみちびかれ
南方にそびえたつ 岩をのぼる……

*「岩の頂上には
神々しき 祭壇があり……
その文とは このことですな。

*「うむ。して その南方にそびえる
岩というのが まさに
風の塔のことだと思うのじゃ。

*「……つまり 風の祭壇は
風の塔の頂上にある……と。

*「いかにも そうじゃ。

*「……しかし その説には
根拠が ありませんな。

*「かんちがい せんでもらおう!
わしは 今 研究の成果を
発表しとるわけではないぞ!

*「非常事態なんじゃ! わずかでも
可能性があれば まず行動する!
根拠のなんのと 言っとる場合か!

*「うむ…… そうでしたな。
しかし 外には魔物が
ひしめきあっています。

*「こんな中 いったい
だれを 風の塔に 行かせると
いうのですか?

*「うむ。
問題はそこじゃ。

*「せめて このことを 谷の族長に
伝えることだけでも
できればよいのじゃがな……。

ガボ「う~ん……
なんだか ムズかしい話で
オイラにゃ よくわかんねえぞ。

マリベル「谷の族長さん とかって人に
今の話が 伝わればいいのね。

マリベル「アルス。あんた 谷って
どこのことか 知ってるんでしょ?
とりあえず 行ってみましょ。

*「根拠など 何もないが
風の塔の頂上に 風の祭壇があると
わしは 考えておるんじゃ。

*「……しかし 考えたところで
だれかが 行ってみないことには
何も はじまらん。

*「せめて このことを 谷の族長に
伝えることだけでも
できればよいのじゃがな……。

*「この地に 災いの降りかかりし時は
風の祭壇にて 祈りをささげよ……

*「……長年 ナゾとされてきた
この風の祭壇について われわれは
話し合っていたのです。

*「祭壇の場所も ささげる祈りも
われわれには わからないことが
多すぎるのです。

*「族長さまの身体に 翼が……。
この目で見たというのに
まだ 信じられない想いです。

*「古くから伝わる リファ族の伝説は
ただの 伝説などではなく……

*「族長さまは 過去のリファ族の姿に
戻ってしまったと……
そう考えるべきなのでしょうか。

*「背に翼をもち 自由に空を舞う
伝説のリファ族。

*「ただの言いつたえと
思っていましたが 今さら
うたがうわけにも いきません。

*「しかし そうなると あの美しい
族長さまも 自由に空を舞うことが
できるのだろうか……。

どこからか なつかしい声が
聞こえる……。

*「セファーナ……。
私の声が 聞こえますね。

セファーナ「あなたは……
まさか……。

*「飛ぶのです セファーナ。
ゆるぎない気持ちを胸に
そのまま 風に乗るのです……。

*「そして 邪悪なチカラにより
うばわれた 風のローブを
取りもどし……

*「呼び覚ますのです。
われらを守る 風の精霊さまを。

セファーナ「風のローブ……
風の…… 精霊さま……

*「そして…… アルスさんたち。
お久しぶりです。私のことが
わかりますか……?

*「あれから ずいぶんと 時が
たちました……。少女だった私が
こうして 大人になるくらい。

*「あなたたちが 谷を去ってから
私は さまざまなことを 学び
そして 知ったのです。

*「あなたたちが どこから来て
何をめざしているのか……。

*「私がどうして 翼をもたずに
この世に 生まれてきたのか。
そのわけも……

*「私の 翼は われらリファ族の持つ
最後の翼として……

*「あなたがたの時代に たくされる
宿命だったのです。

*「さあ アルスさん。
今こそ 世界をお救いください。

*「そして どうか わが子孫を
その手で お守りくださいませ……

セファーナ「今のは……。

セファーナ「…………。

セファーナ「いえ……
今は 考えている場合では
ありませんね……。

セファーナ「アルスさん……。
私に しっかり
つかまっていてください。

セファーナ「わがリファ族の
最後の翼よ。
どうか 私にチカラを……

 

*「おや? 見ない顔だね。
さては あんたら
下から来た人たちだね。

*「ここは リファ族の生まれた村。
下の人が ここを訪れるなんざ
ずいぶん ひさしぶりだねえ。

*「下の人は リファ族の歴史なんて
もう おぼえてやしないんだろう?

はい

*「かつて この地に生まれた
リファ族は 長い歴史の中で
2つの暮らしに 別れたのさ。

*「この地にとどまり 先祖のつたえを
守る者。広い大地をもとめ
下の世界に おりていった者……

*「そして リファ族が 上と下に
別れたとき 精霊さまは それぞれ
私たちに たくしたのさ。

*「下の世界には 風の精霊の像。
私たちには 風のローブ。
そして この二つが合わさるとき…

*「風の精霊さまは 目覚め われらに
チカラをお貸しくださる。
そんな 言い伝えも一緒にね。

*「けれど 下のリファ族は いつしか
翼を失い 像とローブが
合わさることは 二度とない……

*「……って 聞いてたんだけど
そこの人は まだ翼があるし
現に こうしてやって来たのよね。

いいえ

*「そうなのかい? 下の人は
私たちのことを 何も知らないと
聞いていたんだけどね……

*「まあ あの族長の言葉を
すなおに信じた 私が
まちがってたのかも しれないね。

セファーナ「リファ族の……
生まれた村……。まさか
こんな所が あったなんて……。

アイラ「なるほど……
そういうことだったのね。

アイラ「リファ族の生まれた村なら
こんな場所にあっても
すこしは なっとくがいくわ。

 

*「風のローブは わがリファ族の宝。
風の精霊さまからの
大切な あずかり物なのです。

*「けれど はるか昔
邪悪な魔物に うばわれてしまい
今は この村にはありません。

*「それ以上 くわしいことは
族長さまに うかがったほうが
いいでしょう。

*「きっと 族長さまも
あなたがたに チカラをかりたいと
申し出ると思いますわ。

*「下から わざわざこんな所まで
やってきたのだ。きっと
よほどの事情が あるのだろう。

*「ふむふむ……。なんと!?
風の精霊さまを 目覚めさせるため
風のローブが ほしいだと!?

*「よし わかった! ならば
すぐに 風のローブをわたそう!
と 言いたいところだがな……

*「残念なことに 風のローブは
はるか昔 風の迷宮からあらわれた
魔物に うばわれてしまったのだ。

*「そして 魔物と
戦うすべを 持たなかった
わが祖先は やむをえず……

*「迷宮につづく ほこらのカギをしめ
魔物を 風のローブもろとも
迷宮に 封印してしまったのだ!

*「それきり どうすることもできずに
いたが もしや そなたらなら
どうにか できるかもしれんな。

*「よし! そなたらに
封印のほこらのカギを たくそう!

*「そして 迷宮の魔物より ローブを
取り戻せたなら そなたらに
ローブをあずけると 約束しよう!

*「これがあれば 封印のほこらの
トビラを開けられるはずだ。

アルスは 封印のほこらのカギを
うけとった!

*「もしも ぶじにローブを
持ちかえったときには ふたたび
ここに 寄っていくがいい。

*「風の迷宮は 多くの魔物がいる
危険な場所だ。くれぐれも
気をつけて 行くのだぞ!

*「おお そうだ!
しばし 待たれよ!

*「これを 忘れていた。
さあ 受け取るがいい。

アルスは 聖風の光球を
うけとった!

*「それは 聖風の光球といってな。
それさえあれば この村と下界とを
自由に 行き来できる。

*「下界では リファ族の大地で
一番 この村に近い場所で
使うのだそうだぞ。

*「さて 戦いに向かう者を
呼び止めたりして すまなかった。
さあ 今度こそ行くがいい!

セファーナ「風の精霊さまを
目覚めさせるためには
風のローブが 必要なのですね……

セファーナ「アルスさんたち。
族長さまの 言われたとおり
風の迷宮に 向かってみましょう。

アルスは 宝箱を 調べた。

しかし 宝箱は からっぽだった……。

どこからか 身の毛のよだつ
カン高い 声がする……。

*「ンマア~~!!
いったい だれかしらっ!?
人の宝箱を 勝手に開けるのは!

*「ンマッ! なんて ビックリ!
人間じゃなくって!?

*「ハッ! 人間がいるってことは
私もとうとう ここから出れる日が
来たというわけね!

*「それを わざわざ つたえに
来てくれるなんて あなたたちって
親切な人間ね!

*「そうね……
じゃあ つたえてくれたお礼に
何か しなくちゃならないわね。

*「え? 私が持ってるローブが
ほしいですって? 冗談よして!
これは 私の大切な宝物なのよ!

*「そうねえ……
それじゃあ いいこと
思いついたわ!

*「あなたたちを 一番最初に
私の美しいボディのための
栄養にしてあげる!

「リファ族は 太古から
風の精霊さまの おともとして
歴史に 名を刻んてきたんだよ。

*「ここに 住んでる人たちは
歴史をつたえてく 役目だから
みんな 歴史にくわしいんだよね。

*「風のローブは もともと
風の精霊さまの もちもの。

*「地上にある精霊さまの像に
まとわせることで 風の精霊さまは
目を お覚ましになるはずです。

*「それにしても もしも本当に
精霊さまが お目覚めになるなら
私も ぜひお会いしたいですわ。

 

*「だいじょうぶか だと?
うむ……。どうにか
だいじょうぶのようだ……。

*「おお! そなたらか!
よくぞ 無事に戻った!

*「そろそろ そなたらが
戻るころだろうと 思って
部屋の掃除を はじめたのだが……

*「自分でも よくわからんうちに
だんだんと 意識が遠のいてな……。
気づくと このありさまだ。

*「ところで ローブを取りもどしたと
いうことは 迷宮の魔物を
倒したということだな?

はい

*「うむ! 礼を言うぞ!
あの魔物のために リファ族は
長年 苦しんでいたのだからな!

いいえ

*「いや ウソを言わんでいい!
あの魔物の気配が ピタリと
消えてなくなっているわ!

*「とにかく この功績は大きい!
そなたらに ローブの他にも
何か 礼の品をさずけたいと思う。

*「おお! 部屋がすっかり
きれいになったな!
礼を言わせてもらうぞ!

*「おお そうそう……。
そなたらに これをわたそうと
思っていたのだった。

予め掃除した場合

*「だいじょうぶか だと?
うむ……。どうにか
だいじょうぶのようだ……。

*「おお! そなたらか!
よくぞ 無事に戻った!

*「そろそろ そなたらが
戻るころだろうと 思って
部屋の掃除を はじめたのだが……

*「はて……? 部屋が びみょうに
汚れていた 気がするんだが……
あれは 夢だったのだろうか?

*「とにかくこの 功績は大きい!
そなたらには ローブの他にも
礼の品を さずけよう!

アルスは 風のぼうしを
うけとった!

*「では 風の精霊さまが
目覚められたら ぜひ
よろしく 伝えておいてくれ。

*「なに? 風の精霊さまに
会いたくはないのか だと?

*「うむ……。じつは 正直に言って
私は あのお方はニガ手でな……
ワガママというか……まったく……

*「……と 今はそんな話をしている
場合では なかろう!

*「下にいる われらの仲間を
すくうために
さあ 急いで行くのだ!

*「風の精霊さまは
心は清く 美しく
そして お姿も 美しいお方だ。

*「風の精霊さまに お会いしたら
私が そう言っていたと
つたえておいてくれ。

*「さあ 下の世界の仲間をすくうため
急いで 風の精霊さまを
目覚めさせに 行くのだ!

セファーナ「アルスさん。
お待ちください。

セファーナ「私が とつぜん
この姿であらわれては 神殿の者を
おどろかせてしまいます。

セファーナ「ですので 風の精霊さまを
目覚めさせるまで 翼をかくして
めだたないように していますわ。

セファーナ「なんにしても
はやく フィリアさまのもとへ
向かいましょう。

セファーナ「神殿のみなには
あまり 気づかれたくないのです。

*「おお おまえたち。無事だったか。
ん? なんだ 仲間が一人
増えてるじゃねえか。

*「あれ? そこの新しいお仲間さん
どこかで見たような気がするけど
きっと 気のせいだろうな。

*「ここは リファ族の神殿です。

*「こんなときに おいでくださるとは
きっと フィリアさまの祝福を
うけられましょう。

*「いったい どうして
この地が こんな目に
あわされたんじゃろのう……。

*「旅人だと? こんなときに
旅などとは あんたら なんちゅう
変わりもん……

*「んんん! まさか!
ほう! いや しかし!

*「そこにいるあんたは まさか……

セファーナ「お久しぶりです。
これまでは だれにも
気づかれなかったのですが……

*「その声……そのお顔……
姿は変われど まちがいない。
たしかに われらの族長さまじゃ。

*「しかし このようなときに
わざわざ ここまで
おいでなさるとは いったい……
セファーナは これまでの
いきさつを 話した。

*「なんと! 空のかなたの
リファ族の世界から 風のローブを
持ちかえった ですと!?

*「そして それをフィリアさまに授け
風の精霊さまを 呼び覚ますと……。

*「……う~む。長年 研究を
積み重ねてきた わしでも
すぐには 信じられん話だ。

セファーナ「信じられないのは
ムリも ありませんが……
今は 一つだけお願いがあります。

セファーナ「さわぎを
ムダに 大きくしたくありません。
このことは どうか内密に。

*「むろん 承知!
このことは この年寄りの胸に
しまっておきますぞ!

セファーナ「どうも ありがとう。
この地に 平和が戻ることを
ともに お祈りください。

*「風の精霊さまのことは
この年寄りの 胸に
しまっておきます。

*「さあ 急いで フィリアさまの
もとへ 行かれなさい!

*「リファ族の翼が もしも ただの
伝説では ないのだとしたら……

*「なぜ リファ族だけが
翼を持っていたのでしょう。

*「リファ族は いったいどこから
来たのか。調べることは
まだまだ つきませんわ。

*「谷にいる族長の お身体は
いまだ 回復しないのでしょうか。

*「今はこんなとき……。
姿だけでも 見せてくだされば
みんな 勇気づけられるのだが……

 
 
始祖たちの村

*「ここは リファ族の生まれた村。
今もなお リファ族の血をつぐ
残された 最後の村だよ。

*「聞いてるわ。
風の精霊さまを 無事 目覚め
させたんですってね。

*「風の精霊さまは 長い間
ねむっておられたので じつは私も
お会いしたことは ないんです。

*「けれど とても心が清らかで
やさしいお方だと 聞いています。
私も ぜひお会いしたいわ。

*「そなたたちと族長さまの活躍。
わしは 外に出て しかと
この目で 見ておったぞ。

*「命あるうちに 風の精霊さまの
お姿を おがめるとは 夢にも
思っておらんかった……。

*「わしには よくわかったわい。
机の上で 論理を組み立てることの
なんと むなしいことか。

*「行動し 自分の目で見ること
その すばらしさの前では
どんな研究も かなわんのだ……。

*「この古い書物に
リファ族の 起源を伝える言葉が
記されていました。

*「この一文です。
わが一族は はるか空と雲の
かなたより 地上にまいおりたり…

*「う~む……。
空と雲のかなたとは いったい
どんな所なのでしょうね。