『汝は人狼なりや』、またの名を、最低の村レブレサック。 ドラゴンクエスト考察5 メモ 2021.02.06

『汝は人狼なりや』、またの名を、最低の村レブレサック
ドラゴンクエスト考察5  メモ 2021.02.06

何かと、神殿や教会など宗教施設が乗っ取られる事件が出てくる、ドラゴンクエスト7

石板の神殿は、こっちのエルサレムかなんかなんだろうか?つまり宗教紛争地帯なのか?
それはともかく。
現代のレブレサックの村長の判断は、作中ではディスられているが、理屈付けると必要悪である。
現在のレブレサックでは、神父と村人の伝説が、村の観光名物になっているからこそ、過去の村人達による行動を隠したい、と描写される。
しかし、
・魔物の手先と疑われた旅人達は、元々その土地の人間ではないから、追い出されただけ。
・神父にせよ、改竄される以前の石碑から「その身を魔物の姿に変え」、とある以上。過去のレブレサックで疑われた理由を考えれば→
神父本人の行動にも責任がある。

「村人は神父を魔物の手先でないかと疑って、殺そうとした」
これが、現代の村長が消したい部分だろう。
下手に、「他所から来た旅人や、どう見ても魔物の外見をした神父」以外に、「本当に、村人の中に魔物の手先がいる」「または、魔物の手先は容疑をかけた以外に、何人もいて、処刑人は讒言に騙される」となってしまえば。
→「・村人同士が疑心暗鬼になり、私刑→魔女狩りが許される。
・または恐怖政治→司法の、冤罪による処罰が懸念されれば、人々は政府に恐怖を持ち、果ては行政機能が麻痺して、村が滅ぶ」
折角、「人狼は他所から来た旅人で、魔物の手先はもういない。人狼事件は解決した」
と認識されたのに、「今更」蒸し返せば。
チビィ事件のように、予防攻撃→被害も無いのに藪をつついて、返り討ちの、蛇を出すことになる。
子供達はともかく、その町に住んでいるわけでもない旅人が、魔女狩りを再発させるリスクを犯すのは、「無責任」である。
旅人達が所在と氏名を明らかにして、文責や発言責任をとるなら、ありかもしれないがー。

神父本人の行動にも責任がある。
こう言う行動である。
・自分が魔物の姿になっているのが分かっているのに、わざわざ村の中にある自分の教会に帰ってくる。
・魔物討伐に行く、四人の一人になる程の腕利きなのに、→異形であるから仕方がない、と村を離れて一人で暮らす。選択をしない。
・「自分は人間で、神父だ」、と言われても村人や旅人が信じないだろう。と言うことは置いておいても。試しに言ってみることをしない。
または、「人間かどうかはともかく、村の四人をやったのは俺じゃない。落ちてた服を身ぐるみ剥いだだけだから。村から逃げていくから、助けてくれ」と、命乞いしたりしない。
と言うか、姿を変えるだけでなくて、人間の言葉を話せない人魚姫か、沈黙の呪いもかかっていたのだろうか?
あるいは、ボトクの呪いは、「解呪」の方法があり、それに村人に「気付いて貰い、何かして貰う」こと、または「教会で出来る何かしらのこと」が解呪条件だったのだろうか
→ひょっとして、教会から村長の家に逃げ込んだ尼達が、「駄目元で解呪を試す」ifをしていれば、この事件は解決できたんじゃないだろうか。

村に聖職者が、神父自身を入れて三人もいたんだから。いや、「ただ単に解呪の術をかけるだけでなく」「神父を呪っているボトクを倒さないと、解呪出来ない」ことに、神父は取引時に気付かなかったのか。

本題に戻ろう。
過去と現代で違うのは、情報量の差。
・神父が変身したのは、人目がある村内か、村の付近でなく。人気の無い魔の山に出掛けた時。
・魔物になったものは、通常の魔物と違い、人語を話せない。
・ボトクは嘘をついていた。「このボトク様と姿を入れ換えた」と言ったが、取引した、と言うならば→取引前からボトクは「人語を話せた」筈。そうであるなら、取引後に神父が話せないのは、「契約違反」だ。
・「神父様は勇敢な村人と供に戦った」と言うが、「魔物に姿を変えて」の「変身する現場を見た」、「村人は一人もいなかった、または神父以外は生きて帰れなかった。」

ここから、「神父が魔物に姿を変えて」の伝説を実現するには、
・その現場を目撃した仲間→村人が、神父と供に村に帰って、更に村人に対して、「同伴した魔物は神父が姿を変えたものだ」
と証言し、村人に信じさせる必要がある。
→つまり、現場にいた仲間が神父以外に一人でも生き残っている時=証言する目撃者を残さなければ、伝説は成立しない。
ただしーこのドラゴンクエスト7 レブレサック編が怖いのは、主人公達とは違うルートだ。
現代の村の石碑には、一言も「神父の姿は、魔物から人間に、元に戻った」と言う記述が無い。
もし、ボトクが倒され変身が解けなかったとしたら、どうやって村人は「神父が、魔物に変身した」と気付けたのだろう。
これが、「汝は人狼なりや」以上に怖い、怪談部分だ。
確かに、過去では村人は「四人出掛けた仲間が、全滅した」。
ボトクや神父は「四人出掛けた仲間が、次々死んでいき、神父だけが取引して生き残った」と証言した。
→過去も現代も、「魔物に変身した神父本人は、人語を発言できない」と仮定しよう。
じゃあ、「隣にいる魔物は、神父が変身したものです」と証言した奴がいる筈なんだ。
→村から出掛けた、神父以外の全員が戦死したのに、どうやって?
と言うか、砂漠の城編をこの話に当て嵌めると、「一番年若い、女神官」が「仲間達に逃がして貰えた」筈なのに、なんでだろう。6のミレーユだけが逃げきって、王子、ハッサン、チャモロは戦死の筈なのに。
確かに山で死んだ筈のそいつらが、魔物と一緒に村に帰ってきた。
これが、隠された本当の怪談である。
神父以外のメンバー、「村一番の若者、樵、樵の妻」の三人の→生存者の誰かか、三人全員が「魔物の手先」である容疑が生まれる。
ドラゴンクエスト5のヘンリー継母→偽皇太后シナリオを考えると、「村一番の若者、樵の妻」が、「魔物の手先」が成り代わっていると危険な奴らである。

多分、マーディラスの王「ゼッペル」のような、悲惨な大事件を招く。
マーディラスシナリオは、4のミネアとマーニャの、対キングレオシナリオに似ている。