藤原祐→ 鮮血のエルフ、謎解き。本当にシンジス一派が主犯だったのか?その動機分析。


鮮血のエルフ、謎解き。
結論。
アトラスのテイルズシリーズばりの惨劇と復讐劇は、責任の主犯は人間側だった、
動機があったのは、人間側だったからだ。

はっきり言って、正気を疑うべきは主人公の方。劇中で言われているように、一人で村を滅ぼせるエルフの主力が、国境線の村にフルメンバーで来る。
明らかに過剰兵力と言うより、ハイコストローリターンだ。
いや、エルフが焼き討ちとエルフの森を使っていいなら、皆殺しにするなら、二人もいれば十分。
必要がない理由0ーA
最大の理由として、エルフと人間の国境線ならば、エルフ側が優勢になれば、自然と放棄される場所である。
人間側としても、守りやすい箇所に兵力と物資を集中させるのは自明。
わざわざ無警告の奇襲をかけるのは、寧ろ抵抗で見方戦力を損なう愚行である。

必要がない理由0ーB
民族紛争の最前線として、人間側の軍が煽る可能性があるが、だったら補給線や支援要塞を叩いて、物資難を誘導する。
その効果として、兵たんを潰した後は、軍がレジスタンスー見捨てて逃げる姿を、人間側民衆に広告すればいい。
人間側の「戦意を攻撃する」策を実現する。

必要がない理由0ーC
人間側の過激派を旗色鮮明にさせてから、その上で藤原祐らしい悲惨な見せしめをした方が。
民族紛争のゲリラ戦で、少数側が取るべき、大国側の「戦意を攻撃する」策を実現する。
そこは、ブラド・ツェペシュ並に。
作品の描写では、旗色鮮明でない主人公の村を奇襲で全滅させたのは、寧ろ敵方のプロバガンダと戦意高揚を誘発してしまう、愚策だった。
まして、一枚岩でないエルフ側にも派閥間摩擦を増加させてしまい、主戦派を内部で憎悪する不穏分子を増やす。アカイロロマンスが語る。
エルフの主戦論者にとって内部対立は、目的のために一番迷惑だ。

必要がない理由1
→そもそも胚と言うコストがかかるくせに、やる必要があるのか?
強い手下を生み出すには、強い犠牲者が必要、ならば。ただの村人ではなく軍人など戦闘員を、陽動で誘き出して狙う筈。

→必要がない理由2。
障気のある場所で活動できるのはエルフ側だけだから、エルフが魔獣狩りをしてくれると信用している村相手ならば、騙して追い出せば楽だ。
エルフの中の過激派テロリストなり、事故なりはぐれ魔獣なりで、エルフの森が村に生じる、と予め予告すればいい。
事件が収まるまで他所の要塞に避難しててくれ、と動かせば。
自作自演とバレた後には、既にエルフの森が出来ていて後の祭りだ。
→わざわざ、魔獣達を消費することない。

→必要が無い理由3
一つの村を滅ぼすには、過剰な手段を用い過ぎている。
と言うか、魔獣を生み出す、毒によるネクロマンシーみたいなものならば。
作戦目的として、毒だけで殺して最大限の魔獣を収穫すべきである。
だから、村の半分以上を炎が包んで、魔獣と犠牲者候補を焼死させる状況は迷惑だ。魔法で消火できるならば、侵攻側は手を打つ筈。
→なのに、作戦の邪魔になる戦闘員以外まで、剣なり弓なり首をねじ切るなり火なりで殺している。

一貫していない。エリスが邪魔したのか?

必要がない理由4
ネクロマンシーで魔獣を産み出すならば、ターゲットがおかしい。
最善は全員を毒ガスで昏睡させた上で、動けないまま全員を魔獣にすべき。
次善は、兵士を筆頭に、犬等動物と青年期の若い男女を狙うべき。
なのに、実際は三人家族の内の娘、若い女性が魔獣の犠牲になっていたりした。
また、若すぎる子供が魔獣になっていた。戦力になる魔獣にすべき者が、なっていない。

やるならやるで、手際が悪い。

推測動機。
煉獄姫の、4巻のトリエラ・メーヴのような状況だろう。
人間側の、障気が手に入る限界域であるその村では、麻薬密造に近い不正の温床だった。
人間側の、戦争特需を狙う勢力か反体制テロリストが、兵器用資源素材採取のために利用していた。
必要分の採取は終わったが、現地施設を遺棄する必要が出た。
折角だから、証拠隠滅に手間をかける。一石二鳥に主戦論高揚工作の自作自演に使うことにした。
→秘密工場等の廃液、廃溶剤を公害が確実に起きるレベルで外界に放出した。

・事件の日、宿屋の父が、森に獣の姿が無いと言ったのは。人に感知されない、現地の障気レベルが悲惨なことになっていたからだ。
・現地で魔獣の被害にあったのは、商店や宿屋でその日働いていたものであり。魔獣に変じたのは、定職がない働いていないものだった。
→何かしらの急な依頼があって、定職が無いものが農作物採取に駆り出された。具体的には、「酩酊感を伴うハッカ煙草」原料だった、と推測される。
回答1
・異常かつ急激な濃度上昇をした、汚染されたハッカを吸引した、または精製の排気ガスを吸引した作業者が。帰宅後に魔獣に変じた。

回答2
更に黒幕達のスパイは、火炎系機雷術を大量に用意した上で、障気を注ぎ込んだ。
起爆までの間に、村を高濃度障気が包んでいた。

こうみると、主人公の仇はエルフと言うより、そのスパイ達である。
しかし、実行犯は既にいない。何故ならば、目撃された族長達は、そのスパイ達を抹殺するために、現地で待ち伏せしていたからだ。
煉獄姫シナリオ、主人公のようなことをしていた。
多分、スパイ達は人間の中でも、極左過激派だったんだろう。そいつらが都合の悪い、人間側の政敵と癒着したエルフ族長達が、粛清した。いや、案外表面のスパイも、クライアントに口封じされたのかな。

ようは、『「村人を狙うスパイ」を更にスパイを狙う族長達が、村人を囮に始末したわけだ。』
スパイ達にせよ、本来は人間騎士団内部の不穏分子で、
『「村に蜥蜴くらいの魔獣の群れが出た」が、強すぎて敵わないから止むを得ず被害拡大防止のために、治安側が火を放った。
結果、村人は全滅したのが真実だけど、上司にとっても不祥事だからエルフのせいにしよう』
を、言い訳にしようとしていた。
スパイ達の黒幕は、事前に村で密造した兵器素材で兵器を作り、事実を知る者を消して安心し、事件により始まる戦争で利権を手に出来れば、幸せだった。

エルフ側は、作中では『部族にとって最良の初手を打てた』『一番槍の栄誉を得て、部族間の中で優位に立った』等と言われるが。 
実際は汚れ役らしく、リターンに見合わないハイリスクの、矢面に立たされただけだった。
と言うか、ルナティックムーン一巻と三巻を見る限り、「命の危機に遭った」暗殺または暗殺未遂されたのは王子で。報復に暗殺現地を全滅させたのは、王子の母親の高位能力者だった筈である。

命を狙われた王子からすれば味方の裏切りは、「何でだ?」、でしかない。
そして、それが本来の、主人公が信じる幼馴染み兼、仇主犯の事情である。
ようは、内部犯による要人暗殺と開戦工作に見せた偽装工作に。
暗殺現地の排斥派閥が冤罪を着せられ、
→要人遺族が見事に引っ掛かって、報復の無差別テロを遂行してしまった、と言うのが実際らしい。

一巻を見ると、
殺害未遂事件の前後に。
地域有力者と後妻?の関係があり、後継者問題において、筆頭継承者の首を狙う動機があったらしい。
筆頭継承者が有力者に持たされていたナイフが、実はアカイロロマンスの「つうれん」のような、重要な品だったらしい。
なお事件の後に、姉→後妻がそのナイフの同型の品を持って戦うのが、確認された。
本物かは不明だが、姉→後妻は襲撃事件主犯にコンタクトを取り、ナイフの入手に至ったのは間違いない。

依頼者なのか、勝手に事件を起こした後援者に、共犯の見返りとして渡されたのか、後妻が内密に暗殺者を仇討ちで殺して→奪い返したかは、不明だ。

いずれにせよ、使用条件のある道具だったみたいで、後妻には武器として価値を引き出せなかったようだ。
ただその話からすれば、鮮血のエルフにおいては
「継承権下位のエリス、その擁立を目論んだ関係者が、筆頭の兄を暗殺しようとした」、それも事件の背景らしい。