テイルズオブゼスティリア等 ヘルダルフ将軍の知略と犠牲 マビラギオ遺跡の穢れの理由 蒼の戦乙女討伐

ヘルダルフ将軍の知略と犠牲 マビラギオ遺跡の穢れの理由。

一言で言えば、テイルズオブゼスティリア及びテイルズオブベルセリア世界は、マビラギオ遺跡で起きた出来事が理由となって歪みを生んだ世界である。

そして、テイルズオブシンフォニアで語られるカーラーン大戦、テセアラ対シルヴァラントの戦いにおける、決着前の局地戦を示している。

これは特に、テセアラ側の勝ち戦である。テセアラ=ローランス。シルヴァラント=ハイランド。北の大国→ミトス達の先輩達。


テイルズオブゼスティリアのカムラン回想は、兵の消耗を惜しんだヘルダルフ将軍がカムラン民間人を見捨てて撤退戦を選んだ、と言う内容となっている。

一言で言えば嘘である。歴史捏造のレベルだ。
テイルズオブグレイセスのラント領攻防戦においてら、対リチャード、ウィンドルのつもりのヒューバート総督、ストラタ側が。フェンデルが来たから興味がないので撤退しました、と言うくらいに、無理があって笑える捏造である。

ストラタ側がラント領民を捕虜にしてでも、居座るっつーの。

本当にローランスが採った作戦は、クレバー過ぎて歴史に残るレベルだ。

大前提として、マビラギオ遺跡要塞は、カムランから入ってイズチのウリボアの狩り場を出口にする、順路を想定して改造を終えた。
また、フォートン村の健康被害の元凶である、軍需物資密造を現地の鉱物を資源に大量に実行しており、幻覚剤のストックを万全にし終えていた。
そして先ず、ヘルダルフ将軍がマビラギオ遺跡を難攻不落の軍事要塞に改造した、と流布したのが第一の罠である。
次にローランスはカムラン領民をたぶらかした上で、更にあることを信じ込ませた。「ローランス側の事情で、駐屯した司令官は、戦わずにマビラギオ遺跡に逃げ込むことにした。」

恐らく、宝石商のような非公式外交ルートの「本職の」人間がメッセンジャーだったと見る。

更に最大の罠は、司令官に見える人間を二組以上用意したこと。つまり、ヘルダルフには影武者がおり、密告で売られるのは人違いの相手である。
偽ヘルダルフ→ターゲット→囮は密告通りに、カムラン側の陣地を捨て、マビラギオ遺跡の中を駆け抜け、イズチからローランス内地へ逃げる、順路を辿る。

一方で本物のヘルダルフは密告前後にはカムランの見通しがいい陣地にはおらず、カムランから見て、よりハイランド側の森林地帯に大部隊で伏兵をしている。
ヘルダルフは密告があったときは安全な場所に隠れており。
敵国ハイランドの追手が人違いで追撃している気になっているところを、追手の追手として追撃する。騎乗した大部隊で駆け足のままに。

テイルズオブグレイセスのラントの崖と水路の先のフェンデル軍陣地。及びテイルズオブベルセリアの、ダイルの洞窟と監獄島タイタニアにおける、デュラハンとリビングアーマー、の出来事が暗喩なのだ。

テイルズオブゼスティリアの山場はマビラギオ遺跡のmapそのもの。スロープが多く、分岐の道が多く、イズチの出口側には闇に満ちた大穴が待っている、というモーゼのごとき怖い地形となっている。
偽物ヘルダルフはモーゼの立場だ。

狭くて暗い、初めて来たマビラギオ遺跡進軍側はさぞかし酷い死に方をしていっただろう。
狭い道で背後から騎馬隊に追い駆けられた挙げ句。一本道で長く延びた隊列で、スロープのような進軍速度が一定しない地形で、後方の味方にまで押されていくのだ。差し詰めおしくらまんじゅう。しかも出口は暗くて深い大穴。

ターゲットを追いかけているつもりで、いきなりターゲットを見失った挙げ句、今度は自分達が最奥に回っていて死地に押し込まれる。
しかも、洞窟内には毒ガスが立ち込めており幻覚にうなされ酩酊しており、自軍が敵軍に見えていたはず。
対「蒼の戦乙女」に相応しい、必殺の殺陣。

この策を考えたのがヘルダルフかは不明だが、ローランス側の乾坤一擲の名手であるのは確かである。

ただし、マーガレットの素質を考えると、高い確率で蒼の戦乙女は天族契約者。蒼の戦乙女本人は遺跡から離脱、敗走し終えたと推定される。ラタトスクの騎士のコレットを崖から落とそうとしても、自分の羽で逃げ切られるだけだ。
あるいは、イズチ側の入り口に氷の橋を架けたのは、蒼の戦乙女だったのかもしれない。

いずれにしても、蒼の戦乙女の人生に残る大敗北だったのだろう。
と言うか、カムランで罠に嵌まった戦乙女の後釜兼影武者を直ぐに擁立することで→ハイランド側は蒼の戦乙女の威光を守った、失点を誤魔化したと推定される。

ヴァルキリーアナトミアのエルエピソードはかなり近い。
と言うか、フロスティーエピソードを考えると、蒼の戦乙女も遺跡で墜落し重傷を負い、遺跡からの脱出には成功したもののウリボアの狩り場付近で力尽きた。そう推定される。

フロスティーが墜落したのは、そういう因果だろう。