テイルズベルセリア分析 超重要 アルトリウスの悲劇の理由 凡ミスと責任逃れ 

これまでの記事で悲劇の発端は資源紛争関連、と見てきた。
しかし、「アルトリウスを突きだしたのは村の人間」というメルキオルの台詞が気になって仕方ない。
余所者の偽名アーサーを突き出すことは理解できるとして、村の人間である妻については納得しづらい。
業魔化した野盗が来るのは理解できるとして、本当にアルトリウス達だけターゲットにしているのは怪しい。
村人がアーサー達を突き出す気持ちは分かるとして、業魔が約束を持ちかけるのは怪しいし、野盗がどこまで約束を守るかなんて信用力があったものではない。
大体、取引で時間稼ぎ出来るならば、退魔士の援軍をこっそり呼ばせた方がよい。

アーサーが狙われているから来た、よそ者同士の事情、だとしたら。アーサー達だけおいて避難しておくだろう。

それよりも、幻像の信憑性は低いとしても、メルキオルのタイミングのよさは怪しい。

結論。トカゲの業魔探しのエピソードが答え。村の少女が主人公達に喋ったのは口が軽いからではない。地方によっては、退魔士は精霊を捕まえ苛める悪い人なのだ。
トカゲはあくまで退魔士から逃げていると思ったし、退魔士以外がわざわざ業魔を追いかけるなど普通は思わない。冒険者・賞金稼ぎ、という概念が少女になかった。

賞金稼ぎ、というのがヒント。
確かにアーサーに手配書は出ていない。しかし、手配書が出ている別人と勘違いされるケースはありうる。
アーサー→アイゼンの偽名と疑った上での、メルキオルの捕獲作戦と考えるならば全てに筋が通る。

「賞金付き手配書が出ている、海賊団メンバーの、人ならぬ精霊で余所者」
まあ、賞金が貰えなくても、村人側から金を払ってもいいから、よそに追い払いたいだろう。

賞金付き手配書の情報が歪んで伝わった結果、過剰反応で通報したら。退魔士でなく野盗が来てしまった。そういうケースなのだろう。

アルトリウスの悲劇の本質は、ザビーダを用いたアイフリード捕獲作戦と同じ。
ジークフリードをアイフリードが持っていたあの件は未だ救いようあるが、今回は完全な、冤罪よりも酷い自損事故である。

恐らく、メルキオルは始めアイフリード捕獲用にアイゼンを使おうとしていたのだろう。アイフリードを捕まえるためにアイゼンを捕まえようとして、罠で足止めした隙にアイフリードに行った漁夫の利狙いを実行しようと隠れていた。野盗の群れはザビーダ一人の代用。
しかし情報が間違っていたので同陣営の格上、アルトリウスがかかってしまった。

アルトリウスだと気づいたのは交戦が始まってからで、下手に手を出すとアルトリウス暗殺と誤解されてしまうため黙って隠れていた。
が、その結果アルトリウスの妻が死んでしまう取り返しのつかない事態になってしまった。

野盗と自分は無関係であるように装った上で、
アルトリウスを迎えに来たらこの事件に出逢った、村人はアルトリウス一家を野盗に突きだした、と。
村人が何故野盗に突きだしたか、の本当は知っている細部を省いて誤認を植え付け、さりげなく責任を別な問題に摩り替えてやり過ごすことに成功した。

非情なつもりの老人が犯した、凡ミスによるフレンドファイアと責任逃れ。
事態の本質はこうだろう。