シナリオ設定に無理があるサモンナイト4
ルート分岐で、渡さないを選んだ場合。実は、取引の場所に行かないのが最善解なのである。

シナリオ設定分岐に置いて、歴史上は標的を渡さない。そのままでストーリーが進んでいく。
標的を渡さず逃げ出し、かと言って街の皆を見捨てない。
それを目標に定めた裏設定でストーリーは進行していく。


まず、本来のルートにおいては見かけ上、何度でも悲劇は繰り返される。
母親である越境者は、子を誰にも渡さない道を選び、子を刺し殺した上で、家に火を放ち自殺する。
その道を選んだことになっている。

が。

別ルート
まず、セイロンとシンゲンの宣言を元に画策する。
「外へ通じる道は全て封鎖されている」
封鎖しているからこそ通じる手がある。
封鎖の中にいるまま、御使い一行がトレイユを焼き討ちする、ように外に見せる。
外の帝国軍には、トレイユ周辺を包囲している軍団が、中を護るために外を見張っているのか。中を攻めるために囲んでいるのか、見て分からない。クラフトソード物語のテーマ通り、竜+炎で街を召喚獣で攻撃しているように、外から見えるようなかがり火をたく。夜中に。
ゲルニカがいないとして、燃料を撒いてから火をつけ、クラフトソード物語裏テーマの「風」の召喚術を複数展開する。

街の周りの外だけ火を上げる。
軍団が斥候を放つだろうが、それまでに、
「ターゲットを渡さずに、住民を見捨てて逃げる」
感情はともかく、職責は無い。

後は、街を調べに来た帝国軍と。「軍団がぶつかることを避けた」隙に、伝令に来た道を戻る帝国軍に隠れながら外へ逃げ、
街に術を放つことを無意味にする。或いは、メッセンジャーにシンゲンを残して、無意味だと示唆するのでもいい。火さ
逃げたことを明確にするために、やむなく宿を焼き払う。

大前提はそうだろう。
ただし。ギアンが御使い一行の甘さを期待している、または意図を読み取った場合に、
術を解かないケースがある。
人間への復讐を望んでいない、竜の子が手に入れば界を去る。
その宣言を元にした策は、ギアンが「舐めるな。望み通りに戦争してやろう。」と言ったときに崩れる。帝国軍も、敵がいるなら、下の街を潰してでも城を撃墜する。

そうなりそうな場合。
引き上げようとしたときに。隠れて経緯を見ていたシンゲンが。「ままま、待って下さい。どうか住民を助けてください!!」と頼み込む。
大前提の策はこうでした、とシンゲンが告げ口して。御使い一行に術は無意味だからやめてくれ、穏便に。と頼む。
駄目なら隠れ場所を教える、と言う。
隠れ場所を教える際に、軍団側にタイムリミットを設けるために篝火を焚いたのだから、そのまま言っても信用されない。だからこそ、「廃棄城塞に隠れて、頃合いを見て聖王国に逃げる気」だと嘘をつくよう言われていた、と告げる。
「嘘通りのデタラメな場所に主力をぶつけている内に、方向の違うところから包囲を破る計画だった。
しかし、自分は街の住人と言う、仲間を裏切る奴等を裏切らない理由が無い。仲間を裏切る連中に通す筋は無いから、自分だけでも住人を助けたい。告げ口したから術を解いてくれ」と持ち掛ける。

隠れ場所がでまかせだったときに備えて、シンゲンに案内させて確認してから術を解除するだろう。また、前線力を注いで、周囲から内への包囲網を薄くもしないために、連れて行くのは主力、獣の軍団だけになるだろう。
駄目なら駄目でそのまま陽動を続ける。

隠れ場所こそがターゲットを囮にした罠であり、決戦の地。
「お魚訪ねて秘密基地」
で、舞台となった秘密基地の真上の座標を調べ上げ。地下秘密基地に爆弾を仕掛ける。地下秘密基地の装置は、リシェルが白旗を揚げたように使えない。
しかし、連中は環境配慮から魚を囲うための水槽と水路を引いた。
水槽を囲うガラス隔壁は、破壊できないわけでは無い。
ある程度傷をつけた上で爆弾を設置。水路からマグマへ直接流れ込んだ水は。気化して水蒸気が地下空間内を充満し。次に引火、水蒸気爆発を起こす。
遠隔式爆弾を二重にしておくか、外から貫通した炎でつけてもいい。
竜の子を囮に引きつけたギアンの軍団を、水蒸気爆発の罠で焼き討ちする。

サモンナイト3ラストのように、地脈の上の戦いで、最終的に噴火を誘発する。

そこまでやってもギアンは死なないかも知れない、と言うか、術を解除されていなければ死なれては困る。だからこそ竜の子をぎりぎりまで囮にして、竜の子を最後の最後で回収して空に逃げる必要がある。。 

策としてはこうなのであるが。実際は
ギアンと戦うふりをして影から近づいたシンゲンとセクターがクラウレを捕まえ、倒し、守護竜の瞳を奪い取り。その上で術の再発動前にギアンを倒す。
そこまでのダメージを軍団に与えた上で、守護竜を成竜化させ一旦休息を取ってから城に乗り込む。

そういうシナリオの筈が。
ダメージを受けすぎたギアンが地脈の魔力を直接取り込み、暴走。倒した上で、魔剣シャルトスを用いて魔力を吸い取り、竜の子の栄養とした上で、フォイアルディアで地脈の魔力を断ち切り再生を停止させることで事態は収束した。
サモンナイト3で語り草にされることとなる。ハイネルは暴走していたと言うが、一方でハイネルと戦ったものは、明確に姿を形取っていない堕竜を相手にしていたのである。

水蒸気爆発を戦術に組み込むのはでだろう。山頂で敵を待ち、自分達を囲んだところで水蒸気爆発用の水槽破壊を敢行。その隙を突いて包囲を抜け下山していき、山上部から追ってくる敵勢がマグマに飲まれるよう。
熱した地面岩盤を冷やし、もろくしながら進む。
「敵の用意した冥土を敵に被せる」
そんな感じの作戦だ。

それにしても、
朽ちていく世界の中で、の選択肢は渡す渡さない、だが。
主人公の進路をどこに設定するかで選択肢は変わる、と見る。1話の親父とは違う、地道に情け深く生きていく。その理念であれば。
「街を離れ。包囲を抜けギアンを倒し、城を取り戻した」その後。
「元の街で暮らす」、「故郷を棄て子供と一緒に生きていく」
その分岐となる。

元の街で暮らす、のルートでは宿を焼かず、退職願を置き手紙にしていくだけで済む。ただし、包囲後は、主人公が人質として狙われないようにセクターと行動を共にしながら、となる。


なお、クラフトソード2が示すように、敵味方ポジションがシナリオ中移ろいやすい。
また、ニーニャの同類は冤罪に関わる。

そのことから、ある程度ギアンの父の事情が読めてくる。
作中のギアンの台詞は、ギアン一人が喋っているようで。セクター、老婆版フィズ、アルバ、エルジン、ハイネルの同類のスタンスを取り入れたものだったように見える。
「裏切り者は許されない」
思うに、蒼の派閥のような組織内において、ギアンの父は他国のスパイ嫌疑をかけられた、または他国のスパイの逃走幇助による共犯になったのだろう。
ギアン父は母と共に組織警護役の一人であったが。父のみ逃走幇助のため拠点を離れたのだろう。
母は「仲間で無い」、その件に関して無関係だから置いてきぼりにされた。

父の所属した国の代官はそれで困ったのだろう。
父一行を突き出すならば窮地を救ってやる。捜査報酬つきの司法取引、捜査協力を求められたものの、父以外が強すぎて刃が立たないし、逃げられた後はどこにいるのか分からない。
捕まらないまま時間が経っていき、猶予が無くなったとき。領地のトップは。捜査報酬目当てで 「自分の都合で」その件と無関係な人間を、新しい犯人として突き出すことにした。サイサリスの同類である。

捜査担当組織が成果を出せない成果に見合った評価と、国と主君を護る忠義心から承諾。

技と偽証拠、偽証言を捏造し、司法が怪しんだときにわざと詰問され。逃走し、その上で抗戦、捕縛。

国のため悪評と共に死ぬ気だったが。管轄した捜査組織は、スパイ共犯としての死刑で無く、研究の生体実験のための拷問を決定。
セクターと同じ境遇になる。

面白いのはその後。守護竜の真意、へ。
壊れた振り子、のように。流刑地において古妖精のような者と騎士道愛を育むが。
獣王のようなリオネルと、古妖精が駆け落ちしてしまう。
そして、月日が流れ、恐らくは大切な人のために死ねる少女がやってくる。城を離れられない自分を置いていき戻ってこない者が、ようやく来たら
自分が果たせなかった大切な人のために命を捧げる愛につきあえ、と言う。自分には古妖精はそこまでで無かったのに。

感情では邪魔したくなった。しかし、感情通りに邪魔したり逃げるのはそれまでの自分の生き方を否定することになる。
捨て子にした復讐をできた、からこそ、負の感情の当てつけと、裏返しな愛憎から、死を見せつけ記憶に残そうとすることをした、のだろう。