#ベータ されど罪人は竜と踊る アミラガ家とペトレリカの秘密考察メモ

アミラガ家が何者なのか。祝祭編の初めである九巻が詳細に語っていたんだ。

「伝承において、初代パンハイマは竜やまがつ式と」恋人だったとある。
「妾もようやく二十二代目を脱ぎ捨てることができる」

十二巻の「アミラガ家の240年までとパンハイマからの210年を送ろう」という初代の言葉もある。

アミラガ家正伝の初代の言葉がそれならば、伝承における初代の異種恋愛は別な存在の逸話が混ざったもの。思うに、パンハイマという名前を持つ存在は十三代の段階で最低、三系統存在していたのではないか。

外資系乗っ取りファンドと、ポイズンピルの、内憂対外観、相殺計画は前記事で書いた。
(さらに推察するに、パンハイマは本来三系統なものを二系統だと考えている、情報量格差の罠に填まって気づけてない。だからこそポイズンピルの毒抜きを徹底している。)
パンハイマ。茨棘を元に、ラプンツェルと歓楽街を合わせて考えるタブーそのままだった。個人名でなく、手配士と直接接待役のグループ名なのだろう。銀座のバーか。
グループ名が席次を重ねていくからこそ。九巻の作中の二十二代目パンハイマは「脱ぎ捨てられる」と言ったのだろう。
手配士と直接接待役が同じ名前で、普段は手配士の名前がパンハイマである、と思わせておいて。家中の秘事は直接接待役のお姫様の名前が、本来パンハイマだったのだろう。
(いや、二十二代目が二十一代目の元で接待役だった、とは思わないが。)

ひょっとして、作品中のように、直接接待役ー「伝承において、初代パンハイマは竜やまがつ式と」恋人だったと言うのは。初代パンハイマ十三代目当主でなく、二代目パンハイマ十四代目当主だったのかもしれない。
それこそ、十九巻短編の「少女たちの群像」のような、OB による斡旋の連鎖。存外、二代目の汚名を母親が引き受けて、逆に利用したという経緯だろうか。それとも、腹黒な二代目が虐待する母に汚名をおし着せて口封じしたのか?
(グランドストーリー)(ジャイアントキリング)
いや、どうしても私怨ある母へ復讐する力がない二代目パンハイマが。母を騙って母に勝ちうる相手への多重恋愛を繰り返し、裏切られたと感じた恋愛相手の怨恨を蓄積させ。母に対する敵対勢力を用意し、そこで初見のフリをして母への対決姿勢を表明し、自分を旗頭に利用するつもりの怨恨集団を影で束ね連合化して操るシナリオだったのか。

自分を利用するつもりの母に怨恨ある者たちに、旗頭として利用されることを対価に協力させる。ペトレリカの損得勘定部分はそうだった、とは考える。が、今回の連合軍候補のガユス達が、旗頭として欠かせず恩もある自分をいつまでも奪還できない情けないやつらだったため、計画の練り直しを繰り返すことになった、か。

多分、ペトレリカがハイダーテ社がアンヘリオを見張るために用意した監視役であり、アンヘリオに化けて資材を要求していた成り済まし犯でもあった、のだろう。
ブラージュモの台詞が全て。「祝祭の変化に気付いているのはカジフチとペネロテ姉妹か」。実際には見当違いであり、カジフチは祝祭自体が目的で参加していないし。ペネロテ姉妹は変化に気付かず、本当に祝祭に勝つ気で愚かな自殺手・悪手を売っていたのを、ブラージュモが過大評価した。
本来、「殺害数を競う祝祭、ね」。殺害数を最大限活用したところで、対人戦を重ねた使徒メレニボス程度にしか強くなれない。
本当に必要なのは、ジャイアントキリングのような人間の範疇を越えた相手を倒す、殺して継承する相手の、質。
殺して継承する、に一番向いたニニギを一般の人類の群衆、に焦点を当てたメレニボスは。どんなに経験を積んだところで。長命龍一体と融合していた素人のアナピヤよりも、多分弱かった。

(話は変わるが)
アミラガ家は合成獣関連で、本来メレニボスの同類。それはかなり昔に書いた。
キマイラ - Wikipedia

何でできているか、ではなくアミラガ家の紋章に何が抜けているか、だった。蛇は水行、とは前記事で書いたし。炎は翼、鳥と作中でさんざん見せてくれた。ならば足りないのはネコ科の獅子だろう。属性は木か土。爪の部位が関わる、と見る。
存外、ツェペルン竜皇家の根幹はネコなのかもしれない。ブラージュモがウガース家当主を見た目が、重要だった気がする。