造反劇 赤毛のローカス伝承 サモンナイト前衛派

正規シナリオとは異なる、RPGグランドクエス

 

有名人の同名あり、で。

山奥の村で暮らす少女、アルディラは、ある時、不滅の炎、と言う魔剣を召喚できるようになる。

魔剣を手に入れたことによる能力を尊敬されるアルディラ。しかし、村を謎の武装集団に襲われ、命からがら逃げることになる。本当は滅びていないが、襲撃側の選んだ作戦により滅びたことにされた。

防衛戦力の要でもあるアルディラに村に籠もられて、村の自衛部隊に連携されては作戦遂行が難しい。

隙を見てアルディラに幻覚をかけ、一人で逃げだすように仕組んだ。

 

村の襲撃部隊の一人にローカスと言う男がいた。アルディラの持つ力を自分の権勢のために使いたいマフィアだという。

しかしーその男は毒と召喚術を連携させて襲撃を繰り返していた。

(ここでネタばらし)

かつて、ローカスと言う義賊がおり、反政府勢力で名を挙げていた。確かにこれは真実だ。

ただし、それはその後の部分が抜けている。

始まりのローカスはクーデターを唱える勢力に協力するものの、見限られたところを別な反政府勢力 紅き手袋に救出され、貸りを返すためと避難場所確保のために紅き手袋に加入する。

 

しかし任務の最中、紅き手袋もクーデター勢力=維新志士に繋がっていることを知る。上層部への不信を抱いたまま、警護役としてある召喚士「葛の葉」に派遣される。おもりを面倒くさく思いつつ、つき合っている内に、その召喚士も今の上層部に不満なまともな精神の持ち主だと分かる。そうこうしているうちにその召喚士が反逆の素振りを見せる。警護役の裏で、監視としてついているローカスに不穏分子抹殺を命じるが、上層部が元々キライでやり口が気に入らないローカスは葛の葉、の方について一緒に反逆。

 

くたばったのは本当は葛の葉だけだが。ローカスも現地の怨霊対策のため、その地に骨を埋める必要が出てしまう、と言うか。封印要員の中でローカスのみ呪われてしまい、その土地を離れられなくなってしまう。

 (転章)

なお、逃亡生活の中、ローカスの名は捨て別名を名乗って暮らしていたため、彼の息子もまた彼に肖った別な名前になる。「ヤッファ」の時には「ナップ」に。「シンテツ」の時には「ジェイド」になっていた。「セクター」の時に「アトシュ」、だったかは分からないが。

(話は変わるが)

さて、 ローカスには息子が、遠く離れた紅き手袋本拠地にいた。

 

単身赴任中に反逆事件を起こしたローカスのせいで母と共に不遇生活を送る息子。父への憎悪に燃えながら紅き手袋の繁栄に役立つという力を狙う作戦につくがー。

父親の後を継いだ彼のいく末は悲劇であった(サモンナイト2ルヴァイドストーリー)

 実は、オリジンシステムの都合による配役ミスもあるが、それ以前にルヴァイドポジションのそいつはローカスの血縁では無いのだ。

 

 話は、過去に遡る。

(真実)

ローカスに葛の葉と共に反逆された紅き手袋。彼らには、まだローカスの名前を利用してやりたいことがあった。なので、組織所属の幹部候補に「ローカス」に因んだ名前を与えて、召喚士の血を引く娘と婚姻して貰う。そして革命の英雄かつ召喚士の血を引く子供に自分達の頭首となり、紅き手袋メンバーを世界の頂点に引き上げて貰う夢があった。

召喚士の血、の中でもメイトルパ系科学者「ファーブル」家との婚姻を頼みたい、と考えていた。紅き手袋古参層には境界種系が多かった。

「これは組織の老人達の勝手な意図であるが」

これ以降ローカスに因んだ名前「ヤハウェとエホヴァとキリステス」がモチーフの二代目がグランドシナリオの男主人公として生きていく。

「いや、こっちの聖人は実は生き延びる運命の悪党なんだけど」

アル、エルと言う名前を持つ紅き手袋古参層がいた。その男は、人違いの可能性が高いものの、人魚の求婚を受け一児を設ける。

正式な名前をつける前に何故か息子は紅き手袋に攫われてしまう。

その息子こそソルーローカスの継承者として紅き手袋が用意した。そしてリィンバウム世界のRPG主人公となるべき男であった。

「中略」

訓練終了後の任務は、表社会の王国における、事件解決者としての地位を築いた上でのスパイ活動だった。宿敵、「珊瑚の毒蛇」との戦闘を重ねがながら信頼を得ていくも、珊瑚の毒蛇に毒を渡す黒幕こそがソルであった。

「中略」

とうとうエル・アフィニティス家のお姫様の伴侶候補にすら目されていく。国家を守護する英雄とお姫様の婚姻に憧れるあたり、王様も夢と現実の区別が曖昧だったのかもしれない。

「中略」

嫁候補の恋仲幼馴染みが、実は召喚士の家の血を引いていた事実から、幼馴染みが実家に軟禁される事件なども起きた。

裏社会のスパイと表社会の武官、両方で地位を得つつ、幼馴染みとお姫様と言う婚約者を得ていく。一夫多妻禁止の世界でもないしRPGらしい展開と割り切ればさほど問題なかった。

「破綻」

英雄ソルの人生は、しかし周囲の嫉妬により破綻する。幼馴染みの父親に関する不穏な情報を入手した。彼は自分が想像していた以上の悪行に関与していたようだ。自分の父親の素性と、自分の父親が暮らしていた都市の過去を。

 

(病)

その都市を奪った反逆加担者が勢力を広げようとした際に、細菌魔術で無差別虐殺を行ったりしていた。試験中の魔術だったため、使用者まで死亡した事件だったため、その中傷は真実では無かったがー

 

本来の話においては、召喚士ファーブルが行ったのは病に対する予防接種実施。

反乱分子候補にのみ予防接種を行わないことで、反乱発生に対する細菌攻撃時に、 反乱に荷担しない要人は生き残るよう細工したのだ。

しかし、予防接種の効果が出る年齢は幼年期の人間だけだったようだ。結局、予防接種を受けて、かつ当時幼かった人間だけ生き延びることになる。また、土着の風土病への抗原が細菌攻撃にも効果があり、予防接種をうけなかった風土病罹患経験者も相応数生き残る。

別種の毒や病で症状を緩和させられる、また、低温化を誘う装置なども役には立つようだ。 

(話は変わるが) 

 その情報を聞き、ソルは今後に不安を覚えていった。

(ソルはヤードよりも聡明で、今の自分が置かれている境遇そのものを疑うようになった。)

古代にあったことと同じシナリオを自分は繰り返そうとしているので無いか。

 

このまま紅き手袋に付き合ったところで、

黒幕が喜ぶだけだ。仕掛けられた造反劇には必ず解毒剤が用意されているもの、利用価値が無くなったとき、自分は魔女狩りに逢う。

 デグレアにとっての黒の旅団とルヴァイドのように。どんな結果であれ今回を限りに、向こうから上層部への翻意を指摘されて見放され、自死を命じられる。自死に応じなければ、上層部の味方であるちゅうりつの筈だった第三勢力が、自分たちの敵である被害者に寝返る。

 組織から距離を置くようにしつつ、