力作 サモンナイト ライル一族と世界の罪 寓話バージョン 歴史の真実と隠された重要な認識。風説による無力な相手への敗北。緊急避難の強化兵士技術を見る目と医療コンセンサスとはー

サモンナイト ライル一族と世界の罪 寓話バージョン

ある寓話を創作。
昔、地方のある町に鍛治師と異世界から来た剣士が暮らしていました。町の人、更には少数ながらいた他の異世界の民と仲良く日々を過ごしていました。
ところであるとき、町の騎士団が数々の犯罪を行った、本当に悪い召喚師を捕まえ、処刑しました。
召喚師は反省しません。最後まで自分に害した町の人を呪っていました。
そして、召喚師の死後、町を伝染病が襲いました。召喚師は大規模召喚呪詛を、死亡時の念を悪魔に捧げることで、置き土産にしたのです。
町の人はばたばた倒れていきます。また、個体によりますが、何人かの異界の民も倒れました。
鍛冶師と剣士も病にかかり、動くことは出来ましたが死に至るのは時間の問題でした。

ところで、少数ながらも町に住んでいた異界の民の中に、幽角獣もいました。その幽角獣は病にかからなかった方の異界の民ですが、懸命に看病に努めてくれました。
しかし、幽角獣の癒やしの力は、受け渡しできる物ではありませんでした。あくまで一般的な看病にとどまっていました。
死病で倒れ、死んでいく人は後を絶ちません。

異界から来た剣士は、幽角獣の角が病の特効薬になり、病の鎮圧自体をなせることを知っていました。
鍛冶師も剣士との交際の中で、知っていました。
そして、二人は、既に万策尽きていることを確信していました。外から助けが現れ、事態が転換する気配もありません。直に、この町の患者は絶滅する。  

二人は、悩みに悩んだ挙げ句、最後の手段に出ました。幽角獣が、最終手段に出た二人とどういうやりとりをし、どんな思いで最後を迎えたかは。二人ですらもう思い出せないそうです。
そして、二人はその薬を幽角獣の犠牲を隠して町中の人に配り、町は死者をだしつつも死病から救われました。
二人は、病の鎮圧確認後、既に幽角獣の死に気付きつつあった町の一部の大人達に事態を伝えました。また、他の異界の民は打ち明けられずとも気付きました。
「仲間を救うために斬らればならぬ命だった、って。あなたが斬って取り返しがつかなくなった幽角獣だって大切な仲間だったじゃないか。」
事態を知った一部の大人と、決定的な助けが出来なかった無力感に苛まれていた、病にかからなかった異界の民達は、二人に激怒し、罰しました。
病の中動き回ったため、剣士はもう剣を握ることは出来ず、町の外を旅することは出来なくなっていたにも関わらず。事情を知っていた大人達は剣士を苛め続けました。

結局、町の剣士の周りの人達は。
自分達は決定的な打開策を出せず。
自分達は手を血に染める罪により、生きてその後の時間を得たにも関わらず。
異界の、罪人となった剣士には恩には感じなかったのです。
剣士は、町の人達を害し罪為したわけでは無かったのに。(町の人達の恩人、友人である幽角獣を殺した仇、
と言う態度では無かったそうです。そういう気持ちになりそうな幽角獣の友達達は、幽角獣が自分で犠牲になったと想像しています。)
もしもの時の友こそ真の友、
という概念を持たず、異界の民からの恩に、仇で応えるリィンバウムの大人達でした。
おしまい」

「後書き
もし皆さんが町の人で、事態を知ることが出来た一部であるならば。カルネアデスの船板、と言う緊急避難を理解しようと努めるべきです。
一番に犠牲となった幽角獣を悼み、冥福を祈り。
次に自分達が、鍛冶師と剣士自身の二人、のついでだったにせよ。命を助けてくれた恩人に感謝を述べましょう。
→あなたたちが手を汚してくれたおかげで生き延びられました。ありがとう、助かりました。幽角獣を殺さざるを得なかったあの時、そう望んだかは分からない。私達がそう感じていることだけは覚えておいて欲しい。
「手を汚さずに運を天に任せ、綺麗な手のままみんなで心中しましょう。」
私達はあなた達がそう悩んでいたとき、このように宣告していたわけではないのだから。
そして、最後に。罪と向かい合う二人に、自分たちも当事者だと伝え。二人の償いを見守り、出来ることを助けさせて貰うつもりだ、と伝えましょう。そして、贖罪の手助けを実現出来ると素晴らしいですね」

→私は個人的に、召喚兵器の逸話に違和感を覚えてきた。

メルギトスの夜会話1と、サモンナイト2でのファナンでのレイムのデマゴーグを思い出して漸く、整理できた。
ビーニャがネスティに言った言葉、が答えだ。
「あんた(ライル一族)も人間じゃ無いじゃん」

寓話が伝える期待、可能性は
「味方だった、最後までつきあってくれた相手を騙し討ちしたため、異界の民からの信頼を失った。」

というもの。
最後まで一人残ってくれた相手すらも、手にかける非情さを責めている。
しかし、手にかけた天使だけで無く、手を血で染めたライル一族だって異界の民であり、異界の友である。

ライル一族がアルミネスに罪悪感を覚えるのは正当として。ライル一族が、リィンバウムの民の立場、他の異界の民からの目に配慮しなかったことを責めるのは不当である。

「まさかの時の友こそ真の友」そういう意味で「アストライア」伝承になぞらえられる「最後まで人間に味方してくれた」アルミネスは尊敬されている。
「インドラが困っていたとき、ウサギが自ら火に飛び込み、焼き肉をおごった逸」
「ライオンが網にかかっていた時、網を噛み切った鼠の恩返し」
位にいい話だ。

でも、不可抗力でアルミネスが去った後も、事情はどうあれライル一族は人間と信頼関係を続けようとしていた。
その期待があったからこそ、不遇さ、迫害故に絶望して死んでいった。

まさかの時の友こそ真の友、
とはライル一族のことでもあり、ライル一族もまたアルミネスの友達だった。
犠牲になった友人の、友人の一人に害為し続けるのは犠牲者も喜ばないだろう。
その意識が青の派閥の事情を知っていた一部には欠けていた。


それにー「最後まで人間に味方してくれた天使」アルミネス伝承すら、
異界の民からの+の恩を召喚師に限らずリィンバウムの人間全体へのプレゼントと意味付けたい。召喚師以外の統治者、権威者付きの広報要員、文官や吟遊詩人、情報スパイによるものだろう。

また、召喚兵器の罪を過度に意識させる「真実の伝承」にせよ。蒼の派閥に癒着、介入していた
召喚師以外の統治者による。
異界の民からのマイナス、関係悪化などの事情を、過度に召喚師へ責任集中させるための情報工作だろう。

生きたままライル一族を飼い殺し絶望の中死なせたのも、利害関係によるもので無いかと見られる。強化兵士、機械兵士が。機械人形や天使、他系統蒼の派閥召喚師にすら危険視されているのも。
そうでないと仕事を取られる。騎士団と。騎士を抱える王や文官、統治者。
金持ちに警備戦力を抱えられたくない犯罪結社有力者の意向あってのことなのだろう。傭兵、被雇用者としてのライバルである、シルターン系の策略も考えられる。

情報工作は、ライル一族すらも封殺した。召喚術に関わらない人間達も、ライル一族を負けさせることは出来た、と言うことか。 


情報工作は存在する。例えば、
サイジェントは内部離間策工作を受けている。
「発展し富が集まりだした町の領主の欲により」「重税をかけられ、税を領主が懐に入れ」「物価は上がってばかりだ」
とされている。

しかし、実際には。
「出資者による。
健全かつ建設的な振興施策により産業は発展した。富を他にもたらす外交関係により。昔のように戦争の当事者に為れにくくなった。」「しかし、新たな問題が生じた。町の産業化により、施策の波に乗れた者、逆らった者で所得に差が生じた。」「物流を担うものは、世界的な紡績都市高所得者向けに価格設定するため、経済学的な事情により物価は上がってばかり。一方で波に逆らった低所得者は必需品の物価上昇により、エンゲル係数は増加。苦しい生活を営み続けている。」「その状況、物価高騰に対する政府の介入、オペレーションとして増税を実行している」
という真実なのに。庶民には前述の欺瞞・出所不確かな風説が蔓延し、内部からの革命が誘発しやすくなっている。

デマゴーグを流す、革命の協力者の皮を被った連中」は、「召喚師の権力構造からの排除・左遷」は画策しても。召喚師を追い出した後、産業の中で召喚術を省くかはともかく。
「紡績都市サイジェントの立地及び利権目当て」なため。間違ってもサイジェントの「産業化の白紙化」なんて同意しない。
つまり「工業都市から農業都市への回復などと言う付加価値を手放し」たり等しない。
という本音があるのだろう。
とにかく風説を操作した情報工作は存在する。

以上、寓話と多角的な視点、広報工作に対する考察。
過去のライル一族こそ真の友たり得た、リィンバウムに期待を抱き、成功しなかった。もう一人のアルミネスであった。
「仲間の天使とはぐれた、天使は。悪い堕天使かもしれない」と扱ったかもしれない。ライル一族を迫害した一部の人間達は。