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アクセルワールド サフラン・ブロッサム分析 彼女は本当に聖女だったのか。

アクセルワールド サフラン・ブロッサム分析

災禍の鎧初代、クロム・ファルコンの大切な人、にして潰えた加速世界の希望。

 

今現在二十巻目だし、もう七巻の分析していいですよね。

結論、SAO一巻及び二巻を見た限り、欺瞞である可能性が存在する。サフラン自身が死に際に言った、ファルを想う気持ち以外は。

そもそも、本当に死んだのかの確信が持てない、とすら私は思う。AW七巻初頭モノローグにおけるファルの心理は、SAO二巻四話に実に強くリンクしている。SAO一巻のアスナと、プレイヤー同士のトラブルで死別した場合にああなるのだろう、と思わせるくらい。部屋の内装に拘るアスナサフランの、性格の共通点も含めて。

しかしーデスゲームだったSAOでなくアクセルワールドのあの状況であれば。クロム・ファルコンは騙せる。あのモノローグの処刑シーンの不審点はまず三つ。

  1. 顔見知りのバーストリンカーを集めたのに処刑を見ているだけだった。処刑されるものへの負の感情、を描く前に、「崇拝と畏敬の念」が浮かんでいたとあった。
  2. ブラック・バイスは、サフラン処刑時に足掻くクロムに対して「やめたまえ、君まで排除する意思はない」と本気で心配するような口調で告げた。
  3. 同じく、ブラックバイスは、「どうせ後一、二回で終わる」とも告げた。

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1、顔見知りのバーストリンカーを集めたのに処刑を見ているだけだった。処刑されるものへの負の感情、を描く前に、「崇拝と畏敬の念」が浮かんでいたとあった。

しかし、集まったメンバーを選んだのはあくまでサフラン。加速研究会が全員を突き止めて、事前に乗り換えを勧めたと考えるのは可能である。「畏敬の念」の対象は会長殿以外にいないだろうから。

つまり、観衆が畏敬の念を抱いていたのは、ヨルムンガルドを使ってサフランを攻撃しているのが会長に見えたからか。ただ単にMPK するだけではなく、エネミーを操作しているように見えたから尊敬したのか。

しかし、ならばここは?加速研究会が選出したわけではないのに、処刑現場を見た反応が全員同じだった?「彼らに代わって、私が答えよう」とブラック・バイスが申し出たように、答えられないような精神状態にいた。つまり何らかの精神干渉か眩惑を受けていたと考えるべきである。

いくらなんでも残虐シーンに対する反応が、自由意思で同じなものだろうか。

 

2、ブラック・バイスは、サフラン処刑時に足掻くクロムに対して「やめたまえ、君まで排除する意思はない」と本気で心配するような口調で告げた。

加速研究会副会長がか?ヘルメス・コードでのテロやダスク・テイカ―の切り捨てを見見る限り、そこまで親切で博愛な人格とは思えない。むしろ、一緒に縛ること自体が無駄だろう。

無制限中立フィールドなんだから、蘇生まで一時間かかる。必要なサフランだけ蘇生させて。ファルは自然に蘇生するのに任せて、蘇生後すぐの束縛か撃破を繰り返せばよいのだ。それでも見続けるしかないのだし。

何でわざわざ声をかけた、不自然だ。まるで、ファルが加速研究会関係者みたいだ。

 

3、同じく、ブラックバイスは、「どうせ後一、二回で終わる」とも告げた。

ーーー加速研究会がやることはどれも理不尽であるが、サフラン生存のフラグを盛大に無視している。成長途上の加速世界安定のため、という名分で封印するなら。

ファルの意見以外の方法が存在する。装備者を全損させて封印、はともかく装備者サフランでなくてもいいじゃん。鎧を加速研究会に渡すから、全損役をそっちで選んで勝手にやってくれ。加速研究会以外の意見はそんなとこだろう。

それにーそもそもアンフェアなのは、サフランを蘇生させている会長殿はおそらく神器を使っている、ということだ。加速世界のバランスのために神器は封印すべし、じゃあ会長殿の神器も鎧と一緒に封印しなきゃ不公平じゃん。

さて、「後一、二回で終わる」というバイスの発言の根拠はいったい何なのだろうか。確かにフラン自身が自己申告でポイントが残り7、と伝えた。だが、「何でバイスは他人のポイントが分かるのか?」それっぽいアルゴンのアナライズ能力、という推測は確かに成り立つ。それでも実は怪しい。

いつポイントが無くなるか概算できる。しかし、だったら別に殺し方はどうでもいいだろう。神器は確かに強大だが、拘束さえすればアバターでフランを殺し続けてもいいんだ。むしろポイントが取れてお得だろう。実際に災禍の鎧はプレイヤーの集団による攻撃が打破した。サフランが全損する寸前にMPKで仕留めればいい。作中のようにヨルムンガルドに食わせ続ければいいのは、あくまでフィニッシュだけである。

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ファルがフランの全損エフェクトを見たのは事実である。しかし、発言内容を見る限り当時から心意は存在し、心意を知っていた面々はいた。

一方でファルは心意を知らなかった。サフランも心意の使い手だったとすれば、ファルを騙す死亡エフェクトを心意で実現できたのでないだろうか。

サフランの生存説は成り立つ。

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では生存しているのにサフランが音沙汰ないのはなぜか。そしてーなぜ加速研究会を好きにさせているのか。

連中が「鎧を回収」と言っているのは何故か。

そもそも、なぜあの段階から心意の行使が可能だった、+ファルに秘匿していたのか。

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恐ろしい仮説を立てれれば、すべて説明つく。

結論、サフランは加速研究会の一員だった。ファルを想う以上に、リアルの都合で加速研究会の方針に逆らえなかった、という説は成立するはずである。

ソードアート・オンラインのゲーム作品 - Wikipediaのロスト・ソング編でアイドルプレイヤーだったセブンが影で、無害だが秘密の計画を進めていた。

 ヒロイン=聖女の力の源が黒幕達、というえげつない展開はどうだろう。七巻でシアン・パイルが言っているような負の感情を、キリトのそばのアスナや、ファルのそばのサフランが持っていない保証はあるのだろうか。SAO二巻のサチの台詞を考えると、サフランはサチのAW版である。

そもそも、集まった観衆への眩惑が可能なバーストリンカーなんてどんな奴なんだ。会長が謎であることを除けば、眩惑は、植物系山吹色だったというサフランが得意そうな領分だろう。

 能力の使い方といい、サフランは研究者だったのでないだろうか。七巻のパイルの独白通りの理由でバーストリンカーになったとすれば、難病説はおそらく嘘だろう。

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災禍の鎧を動かす怒り、といい、表面上は折れても。内心でサフラン自身が、組織への猛烈な怒りを秘めていた、と考えるべきだろう。

そして、サフラン自身にとってはおそらく。ファルへの鎧ドロップは予定外だった。あれのせいで、姿を変えてのファルとの再恋愛という道が立たれてしまった。結果的に、偽装自殺のせいでファルに後追い自殺をされた挙句、置き去りにされたということだから。

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十六巻まで引っ張っていたISSキット編に対して言うなら、災禍の鎧マーク2に宿らせる心意はサフラン・ブロッサムのものであると推量する。本質は鬱デレダウナー系で、人によっては面倒くさい意気地なしに見える女の子のはずである。

 雨月物語の美学、のような。それでも十六巻の最終モードはイメージと違うだろう。