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アドミニストレーター編決着直後と、ダークサイドとの負荷実験の間、とするには惜しい作品 ソードアート・オンライン15 アリシゼーション・インベーディング レビュー

アドミニストレーター編決着直後と、ダークサイドとの負荷実験の間、とするには惜しい作品
レビュー
現暗黒騎士団長シャスターと暗殺ギルド頭主フェリウス⚫ザルガディス。フェリウスの自白した怨讐⚫確執談のせいで、個人的なものに見えてしまっているが、良く読み直すとフェリウスはシャスターの師匠と同じ呼び方をしている。肉体が朽ちた小男というのが不明であるが、宿っている思念は暗黒騎士団関係、恐らくは師匠の師匠以前の先代の物ではないだろうか。武器に心意が宿ることを考えると、暗殺ギルド頭主に伝わる麻痺毒ルベリルの毒鋼の針が呪いの品だったのだろう。多分、毒鋼の始まりは、シャスターでなくベリクールだろう。幼年学校とは前時代。叩きのめした生徒達とは、未成熟だった頃の暗黒騎士団員達。恐らく、フェリウスの語った頭主の苦労話、は始まりの復讐者のもの。整合騎士との戦いに敗れた暗黒騎士団長が酷い状態で河に飛び込み、しかしダークテリトリー下流に戻され、記憶を曖昧にしたまま暗殺ギルドに拾われー登り詰め業を継承していく立場になった。そう言うことだろう。そう考えると、殺意で振るわれ殺意に反応する、無想の剣の持ち主が、騎士から投げ針暗殺者へ転向した存在がギルド頭主ということになる。赤目のザザに似たキャラ設定な気も。だがpoh本人以外のラフコフメンバーなど足元に及ばない凄腕でもあるのだろう。怨念に記憶を焼き尽くされて栄誉に溢れた騎士、という区分そのものを憎むようになってしまった。原因のある整合騎士でなく、自陣営の暗黒騎士に向けて放たれてしまったのはかえすがえす皮肉なことであった。ベリクールが言ったでかい剣気、俺が知っている誰かが死んだ、とはタイミング的にフェリウスの方だったと見る。誰か、と言っているところから記憶をリセットされた百年以上前にぶつかった相手、と裏付けがとれる。
ちゃんと決着してもらいたかった気も。

メタなことを言うと、アクセルワールド編のキャラファンに酷い気がする。ガブリエルのせいでダークテリトリー側の予定外が続きすぎである。ネガ⚫ネビュラス主要キャラの同類が三人死んで、一人はダークテリトリーでなく死んだ。
ディー⚫アイ⚫エルは、アイドルの綴り変えかもしれないが人界編のティーゼに当たる気がしてなら無いし、ロニエはアドミニストレーターの別バージョンな気がする。前巻について言えば、ALOのリーファってアバターは、桐谷直葉と別人格に見える。桐ヶ谷直葉が身内以外に向ける態度以上に。リーファと直葉が別々の人格をもって向かい合ったら面白いことになるだろう、と言うのがシンセサイズの極意か。プレイヤーがアバターに変身するような、切り替えが本来のシンセサイズな気がする。そこら辺、二巻のピナ編のロゼリアが言われているように、現実の人格に影響を及ぼしそう。直葉にとってのペアはリーファなのか、シリカなのか。年齢的に、リーファはシリカをおちびさんといってよい。恐らくピナの代わりにトンキーを連れて。いやいや、アドミニストレーターはダークテリトリーの暗黒術師の方がお似合いだって。そこなら権勢欲の高さもステータスだろうし。リセリスとクィネラ、ロゼリアとィライク→シリカのような関係だったのかもしれない。仲が良いのを拗らせると、権力闘争になりかねない気がする。どこかしら配役がおかしくなっている気がする。
アドミニストレーター、金属が通じないことも含めて、ティアマトのような海竜の化身だろうか?ドラゴンスレイヤーも金属だろうし。金属を嫌うのは妖精だという相場な気もするけど。