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ムシウタ あの作品の寂寥感と惨さはどの描写から来るのか。各巻分析 ボーイミーツガールは必勝、じゃないよね。

 

基本的にムシウタは悲惨な状況が作中で出てくる。

一巻では、かっこうと土師の犠牲者が大勢出る上に、メインキャストのレイディーバードが登場時に寿命が見えてて末期状態。

二巻で、金成洋一が悲惨度を上げてくれた。火巫女の回りからの言われぶりも悲惨。

三巻はそれほどではないから、のみこみやすい、かな。からすはリナ同様に末期が近いのだけど、逃げる話だったし。

四巻は、序盤でおぅるが最期を迎えるのが印象的すぎる。しかもかなたの思い詰め方と、アイジスパのリナへの追想が印象的だ。

五巻では、途中までは良さそうだが、綾の死、千春の回想で大助少年がズタボロにされるところ、むしばねの使い捨てられる面々が不憫である。

六巻ではあさぎがテンポ良く目的をこなしていくもののー鯱人の過去が思いっきり利己的で、その回想で壊れている自分を軸だと決定し。シャールが悲惨なことになった。しかも十二巻以降のあさぎに入る伏線。

七巻ではー佐藤陽子に討伐されている面々は不憫だが、入院しているロキの宿主の状態以外は結果論で言えばライトノベルの範疇。

八巻はー序盤でかっこうが挫けている様子。1巻の、寿命が見えているリナ同様の末期の墓守りと萌々の悲劇。短編の鬼道ツカサが再起不能になったことを改めて示す追想。

九巻は、七菜を守る意思に、殉死したポチ。

十巻が、行き倒れそうになったカノンと、赤鬼目線のハルキヨの脅威。

十一巻でー過去編の死者と一玖のはじまり。

十二巻がーかっこうリタイアが序盤にあったものの墓守よりは安定したリタイア。

十三巻でー堀内愛理衣の無念だろう。

十四巻がー二人の一号指定とαの、周囲の死者と再起不能者。一時的に蘇っている、リナの余命。いずれにせよ過去の死者であり作中時間で死ぬものは出ない。

十五巻でー一応は大団円。

 

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さて。こういう風に書いていくと、人死にが特徴なのだが。「正しい選択肢を選んでいれば、その人は納得いかない死を避けられた」というケースは、やっぱり、ない方が多い。

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十三巻を軸に考えてみると、やはり海老名夕は恵まれている。

三巻で、作中でも強い霞王に追われる物語に遭遇して、初季と詩歌という強力なペアが助け船に現れる「偶然」。作中で珍しい一般人メインキャストながら、抜群の運である。霞王から助かる奴は虫憑きでも一般人でも滅多にいない。最後は追われている夕の代わりに、初季が決着してくれる大健闘。

六巻の間崎梨音も恐らく同じ。ディオレストイに器として狙われるピンチを、先輩が影ながら救ってくれる、本人には幸運の物語。助けてくれる男の子が、能力的にも戦士しての素質的にも、戦士としての養成環境にも恵まれる大幸運。

十三巻では、大食い打倒という利害の一致はあっても、知り合いの詩歌が一つの組織を率いて守ってくれる。

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ボーイミーツガールがウリの作品で。実際に大切な人を守りきれた男の子は割りと少ない。結果論で言えば、二巻と七巻の有夏月と六巻の鯱人だろう。

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ボーイミーツガールで必勝ならば、

二巻の伊織は大切な人を全員守れるし。

三巻で先生は島を守り抜ける、bug7巻の話でもあるけれど。

四巻の猫おぅるも、千晴を助けてなお逃げ延びる。

五巻で大助がいる千晴が、彼を手放さずに済む。更に、綾と手を離さずに済むだろう。

六巻の鯱人も、梨音だけでなく。あさぎを生き残らせられる。

八巻の墓守も、ラウを退け萌々の敵を全員倒した上で、二人を長生きさせる手段を探して、旅に出ることが出来るだろう。そもそもbug四巻でツカサがリタイアしなければ、こんなストーリーになってなかった。

九巻はポチがナイト役で、主君の七菜を勝利に導ける。

十巻で、あかおには作中からリタイアせずに済むだろう。

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bug一巻でアリスが言っていることであるが、諦めるやつが多すぎるのではないか。

それにーはっきりいって敵が強すぎるのである。

 

三巻で先生は島を守り抜ける、bug7巻の話でもあるけれど。

→対はじまりの三匹相手だろうと、海軍に戦闘チームは飽和攻撃だ。

四巻の猫おぅるも、千晴を助けてなお逃げ延びる。

→かなたは十分強い

五巻で大助がいる千晴が、彼を手放さずに済む。更に、綾と手を離さずに済むだろう。

→大助一人でエルピレオーネは今も昔も無茶。五巻の殲滅班は、陣容的に作中で一番充実していた。

八巻の墓守も、ラウを退け萌々の敵を全員倒した上で、二人を長生きさせる手段を探して、旅に出ることが出来るだろう。そもそもbug四巻でツカサがリタイアしなければ、こんなストーリーになってなかった。

→八巻でラウが来たのがそもそも間違い。一号指定が結局一人しか戦わないのに、はじまりの三匹に対抗できる戦力であるラウがここで切られたのは不幸以外の何者でもない。と言うよりも、何で今回詩歌が出ないのか。

九巻はポチがナイト役で、主君の七菜を勝利に導ける。

→号指定不明であるが、クリスティは一号指定に届く強者である。

十巻で、あかおには作中からリタイアせずに済むだろう。

→再戦するならば周りと一緒に挑もう。それでも無理。