アクセルワールド ちゆりの謎

アクセルワールド五巻感想

 

 

今回のメインキャラは確かにスカイレイカーと言えますけど。序盤の発想力のも含めてクロウの長所が活かされる話です。大勢の観客が集まって出場者のレースをワイワイ見る。普段の対戦も観戦は可能ですけど、ゼロサムから遠いところにこのイベントの魅力がある気がします。災禍の鎧。ISSキット。レベル9。次巻からシリーズを通した宿敵との大きな物語を演じていき、加速世界全体にリトライできない危機が続いていきます。でも。アクセルワールドではこの五巻が、それぞれのプレイヤーが求めるものと、自己実現のためのストーリーを描く性質が強い気がします。必ずしも世界の危機や、全プレイヤー中のランキング化出来る強さの追求でなく、他の人が必ずしも価値を見出だす訳じゃないけど、自分は求めたいから突き詰める。視野を広く、余裕を取り戻すためにスローライフを送るのもあり。その一貫した意思が挫けても、他人と付き合っている内に新しいアプローチを紹介してもらえたりもする。ソードアートオンライン一巻のキリト逹カップルのような心境にいたフーコの時間が動き出す場面としても感慨深いです。まあ、新しいアプローチどころかレベル8まで登り詰めて、ソロ戦闘でも有数の実力者になった上で。特殊環境で漸く潜在能力の天性が発露するってスカイレイカーの底知れなさ、適性の斬新さ、ステージの拡張に先駆けすぎる奥深さは脱帽ですけど。ああ、この人は後人を見守るベテランに収まらない、まだ奥行きのある才人なんだなって大家の若さを見る気持ちというか。ソードアートオンラインでは七巻のマザーズ⚫ロザリオが好きです。恐らくは、以降のグリーン⚫グランデが言うアクセルワールドが他の加速世界ゲームと異なる理由、もユウキ、の想いの延長だと思うから。

追記
それとーちゆりは何らかの方法で、クワイアーチャイムの伸び代を、実際に成長する以前から知っていた可能性がある。
1.シトロンコール2は、対戦中に敵に当てるのが難しい。味方として組んでいたりしなきゃ。
2.略奪の被害者に当てても、コールが当たった者以外の他人のステータスにネガティブな影響は与えられないから、略奪された装備は戻ってこない。
これらのことからダスク⚫テイカーに対するちゆりの行動は正解だったと言える。だけど、何でそこまでポテンシャルを把握しているのか?因果関係がおかしい。勘による可能性として、シトロンコール1から時間を巻き戻していることは気付けるかもしれない。しかし、シトロンコール2はレベルアップ獲得技のはず。ダスク⚫テイカーと行動を供にすることで得た経験値で、レベルアップボーナスを確認するまでシトロンコール2のディテールなど分からないのでは?順番が逆。
そもそも、本当にちゆりはニュービーなのか?本当はベテランなのに、レベルダウン等で初心者を装っているだけではないか?タクムが子にする前からバーストリンカーだったのでは?確かめるために、タクムはもう一度、子を作れるか試してみるべきでは?
または、他所にリアル割れしている他のバーストリンカーがいて、その者から預かった装備を、自分のものと紹介した上でずーっと使い続けている、という可能性は無いだろうか。
災禍の鎧マークIIの話に近い。一つの装備品があって、その装備品を育てるために何人もの歴代所有者がポイントを注ぎ込み、レベルアップボーナスを付与し育む、そういう強さの追求も答えの一つではあると見る。歴代所有者が搾取されている気がするが。
三つ目に、0に近い可能性ではあるが、他人のダイブ機器を用いることで、他人のアバターを引き継いでいるのか?
まあ、シトロンコール2が芽生えなかったときはその時、で策を練りはするんだろうけど。PK、は無い気がするけど。
ダスク⚫テイカーはやけに都合よくサドンデスルールを持ち出してきたものである。シトロンコール2という隠し玉を出した一回で決着するように能美が仕立ててくれなければ、取り返しても。次の機会にもう一回略奪した後でシトロンコール2から逃げ回って、翼は取り返せなくなったのに。どうも都合がよすぎる。
違法BICは加速研究会全体の機密であるのに。リアル割れしてないから、とは言え能美以外のメンバーが口封じに来ないことも、能美の行動に理由がありそうな気配を持たせる。災禍の鎧などそれどころでない段階にいるからかもしれないが。
ちゆりに伏線がないままストーリーが進むので、疑惑は勘ぐりに終わっている。