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是非読んでみて。 サモンナイト4 都月狩著 そして星は流れる レビュー 結局、守護竜は何が大事だったのか、どの真実をより詳しく知っていたのか。

サモンナイト4 都月狩著 そして星は流れる レビュー 結局、守護竜は何が大事だったのか、どの真実をより詳しく知っていたのか。

 

サモンナイト4作中で直接は出ない生前の守護竜。かなりカイナやツェリーヌに近い言葉遣いの持ち主だと見る。Kaina

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クラウレとのやり取りが主になる。サモンナイト1の引退前のレイドと領主のやり取りに近いのか?抜き書きすると

「それは、本当の始まりの物語ー」

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「内門も陥落しました。」

「そうですかー」

彼が仕える主は、それがむしろ当然であるかと知っていたように、事実を受け入れた。

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守護竜はこの場所を動くことなかった。今まさに永年に渡って守り続けてきた里の命運が尽きようとしているこの時でさえ。

「里の者達は、皆、無事なのですか?」

「恐らく無事かと。やつらの攻撃は威嚇が主目的であり、殺戮を望んではおらぬようなので。」

安堵にも似た深い吐息が、空気を揺るがす。

「あの若者は、嘘をつきはしなかったのですね。」

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「攻め手は、ー

ここに押し寄せるのも時間の問題でしょうな。」

「覚悟を、決めねばならぬようですねー」

主のその言葉に、不吉なものを感じ取って、クラウレはたまらず、声をあげた。

「ならば、戦いましょう!」

「同胞を傷つけるわけにはいきません」

きっぱりとした決意が繰り返される。

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戦うこともせず、さりとて敵の要求を受け入れることもできない。全てにおいて手詰まりとしか思えない状況で。ならば、何ができるというのか。

「星の巡りが告げていますー」

厳かに竜は言った

「終わりの時を。そして、始まりの時を告げる使者が、もうすぐこの場に現れるとー」

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会見の席へと臨んだ彼は、臆することなく己の来訪した目的を告げた。

「今ひとたび、『船』を動かしてもらいたい」

ー口にするのもはばかられる禁忌を、どうして彼が知り得たのかは不明だったがー

当然のごとく、竜はそれを拒んだ。自らが禁忌と定めたことを、そう簡単に覆すわけにはいかないと、丁重に断った。

「ならば、実力をもって意を通すのみです。」

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『水鏡の魔剣』

「こいつに切れないもんはねぇ」

「光を統べるこの剣によ、光で立ち向かうのは、大間違いってもんだぜ」

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戦況が一変したことは、すでに明白だった。それでもクラウレたちがこの場に留まったのは、彼らの主が頑なに、そう命じたから。そしてー始まりと終わりがやって来た。

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「頼むー」

「分かりました」

ためらうことなく、守護竜はうなずいた。

「子を大切に思う親の心は、竜であれ、人間であれ、きっと同じはずですからー」

星の巡りが別れの時を告げている。

「あなたの望みをかなえましょう。その代わりに、私の願いもひとつ、かなえてくださいませんか?」

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(幸せな、未来をー我が、子にーっ)

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メモ

「それよりも、急いで。次の発作が出たら、取り返しがつかなくなるかもしれない。」

「授かった光の力が強すぎて、俺様の大切な娘が死にそうになってるんだよ。」

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感想:

終わりの時を。そして、始まりの時を告げる使者→剣の方かも。

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メモ

男の手にした魔剣が、悲しげに鳴動する。まるで、これから始まる悲しい出来事を、予感しているかのようにー。

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守護竜は占いに凝りすぎていたのでないか。それにー本当に、抱いていた卵の方が我が子だったのだろうか。

一周目で主人公が言っていたように。守護竜を殺したのは軍団でないし。

子供が大事ならば二人で逃げればよかったんだ。ケンタロウがちゃんと全うする保証だってなかったのだし。

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結論

守護竜は大事なものを絞るべきだった。寧ろーあれでは守護竜の望みのためにあのルートを引き寄せたように見える。

守護竜が大事だと言ったものは三つ。

  1. 我が子の幸せな未来
  2. 自分が過去に決めたことを覆さず貫くこと
  3. 守り続けてきた里の民、同胞

どれも、あの結末では半端だとしか言えない。

我が子が大事というなら、主人公が言うように逃げればよかった。

同胞が大事というならば、内乱を有言実行されたところで一戦した上で取引を持ちかける。まず半妖精である姫をそのまま用いるならば命が危ないと。そして、目的達成まで姫の下につくから同胞を見守らせて欲しい、協力させて欲しいと態度を変えるべき。盟主を信用しないならば、姫についての情報を広く告げた上で一旦引いて、外からラウスブルグの民の扱いを、遠巻きに監視しているべき。

同じ手段として、同胞が大事だからこそ、盟主を信用せずに至竜の力をもって威嚇し、造反者を投降させる手もあった。

自分が決めたことを覆さないならば、造反した里のものごと軍団を討つ。または敗北するならば、盟主に必要な、界の移動に必要な城の機能を破壊、封印して手勢と共に去る。やはりこの場を引いて、守護竜自ら敵頭目を撃破する、のも手段であった。

 

建設的な手段として、この場を引いて一対一で盟主か姫と再度対話をして、船を動かさずに取引できないか確認する。のが定石だろう。船を使わない禁にしろ、城が守護竜の所持品と言い切れるかは怪しいため、取引の余地はあった。

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守護竜自らが決めたことで自縄自縛になりすぎだから、優先順位を決めて切り捨てるべきである。クラウレたちにせよ、どうすればいいのか、というならば。「同胞に牙を向けない」という守護竜の言葉を信じて、その場で御使いが反乱を起こし、守護竜の禁を無視して何かしらの策に移るべきだった。