G章抜き出し 魔王召喚は世界を滅ぼす、とは

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魔王召喚は世界を滅ぼす、とギブソンが危惧していたのは、召喚獣召喚獣を呼ぶ大規模連鎖を誘発しかねないから。内応されてしまうし、召喚獣同士で新たに誓約をし続けた場合、人間の優位性が崩れるから。

多重誓約の原理上、魔力が多いものの命令が優先される、つまり召喚獣同士で結託して魔力を貯えれば、相互に誓約し合うことでリィンバウムの人間より上位の命令権を共有することが可能になる。労働蜂起や市民権闘争が発生するリスクが出る。ユエルのように、同郷で仲良くなれる魔力の多い召喚獣の石を持っていればなおさらだ。

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略奪持ちの悪魔は召喚呪詛で誓約に干渉できる。ダークレギオンなど憑依させた持ち霊を通じて、相手→(召喚獣と召喚師、敵陣の双方)と自陣の魔力をもった味方からの献上分と、魔力をもったアイテムやサモナイト石などと、無関係な周囲から自分の望む限りから奪った魔力を召喚術に使える。自分の誓約の「命令優越権の 強化と権限拡張」にあて続けられる。後出しじゃんけんトレーディングカードゲームのように、相手の手駒を徴収、徴用できる。人間の召喚師よりも上位の徴兵能力に近いか。

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一方でアメル達「感情他生きるための機能、と魔力の連帯」を操るものにとって、召喚獣を縛る召喚術使いは目指しやすい目標だ。首輪の原理のように。悪魔の力が「他人の感情や魂の光を入力して、自分の魔力を得る」ものならば。逆の機能も獲得できる。「魔力を出し入れして、特定の感情、精神活動を入力することが可能と言うことだから。」

送還術の起源も、悪魔が人の心を操るためのものだったのではないか。