読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

H章 四界のエルゴたちそれぞれのモチベーション推理 四者四様+エルゴの王

時は来たれり

シルターンのエルゴが

「長かった。エルゴの王は朽ちた。ならば、始めよう。先触れを走らせよ」

 

サプレスのエルゴが

「焦がれていた。エルゴの王は死せり。始まりの終わり。罪代を支払え」

 

ロレイラルのエルゴが

「猛っていた。エルゴの王は還らず。終わりの始まり。あるべき場所へ返せ」

 

メイトルパのエルゴが

「口惜しかった。エルゴの王はおらぬ。終わらせよう。過ちを正せ」

であると見る。攻撃の様子が示すように、実は同じタイミングで動き、相互不可侵なだけでこいつらが同じ敵を相手に和解を築いたわけではない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

メイトルパのエルゴが

「口惜しかった。エルゴの王はおらぬ。終わらせよう。過ちを正せ」

だろう。ギアンとクラウレを見ていれば、まあ言い分として正しい。メイトルパ系の召喚術が一番発達していて、一番悲惨な目に遭っている。労働力抜きではリィンバウムの生活が回らない状況だ。モーセの如く、ラウスブルグの如く連れ戻し。人と獣の社会と、目線の歪みを糺そう、だろう。

 

ロレイラルのエルゴが

「猛っていた。エルゴの王は還らず。終わりの始まり。あるべき場所へ返せ」

このエルゴは罪を償え、とも正しくしろ、とも酷い目に遭え、とも思っていない。召喚術により自分の部品をバラバラにリィンバウムへ借りられて散らかされているため。猛っている→暴走や故障の如く不調和音を奏でている状態が、楽器や時計台のように好ましくないため。不整合を正し、調和が狂うプロブレムを順々に解決していくつもりだ。ギアンが暴走時に言っていたように、リィンバウムは様々な富を異世界から掠め取っている。機械部品であれば、本調子に戻すためにマニュアル通りの枠へ、直していくべき。ヴァルゼルドを修復したときのように。

 

シルターンのエルゴが

「長かった。エルゴの王は朽ちた。ならば、始めよう。先触れを走らせよ」

シンプルにこいつらの方が、強くて勢力が大きくて土台がしっかりしているゆえに、リィンバウムの秩序を接収しようとしている。懲戒と矯正を理由に。自分達の秩序を荒らす、人材カード海賊集団の手から得るべき人を取り戻す。そして、エルゴの王というリィンバウムの護符は朽ちた。故に新しき自ら達という秩序維持者を、塑像として座に据えよう、という話か。国譲り。デグレアの元老院が健全であれば納得する理論だ。

  

サプレスのエルゴが

「焦がれていた。エルゴの王は死せり。始まりの終わり。罪代を支払え」

アメルやメルギトス、リビエルの同類の集まり。了見が狭かろうと、こいつらは一旦召喚師達とリィンバウム社会を身内として杯を交わした。しかし、「契約不履行」「人間は嘘つきだ」それらにより誠意と信頼の連環は乱れた。乱れた和の責任をきちんとケリつけろ。アズリアのように一遍の正義を振りかざし。民事訴訟のような理由で、保護責任者失格なお前達こそ我々先進文明の庇護下において養い子となれ。誰かの側の居場所における、イニシアティブ競争もあるのだろう。

エルゴの王について。過大評価をしているやつが多いのだ。

どんなやつかと言うと、サモンナイトxで言えばカサスやグランバルドの同類だ。破壊と戦闘の才能はあるけど、言語処理等でオーバーヒートを起こす子。現実社会を知らない、気弱な田舎者。ウィルがレックスを従えたらって話で。案外手駒扱いしかされず、トップとしては肝心なところで役に立たない役立たず扱いだろう。