F章 ポムニットとカサス 「私は命を吸いとる、悪魔の娘なのよ」→悪魔の方の事情も知らないで。サモンナイトx王道のボーイミーツガール コインの裏側 運命の双子は男の方だけ?

ポムニットは「防備に乏しい村が、異世界のはぐれ悪魔の攻撃を受けて、一人の女が性犯罪のせいで身籠った。何故かその村で生き残ったのはその女だけだった」という話を語った。

悪魔の方にも事情があると言うところを知らないから更に悲しい。

サモンナイトxティアーズクラウン。序盤のディラン×ファラは微笑ましい旅立ちものだった。しかし、いざ国に帰ってみたらロミオとジュリエット、と言うより殺す側殺される側という問題だった。

敵味方に別れた恋。物語では王道でも、生き死にがかかると平和ボケにしか思えない。その上で愛を貫くならば、大切な人のためなら世界のほとんどを滅ぼせる、話だ。

 とある魔術の禁書目録で、アクセラレーターがラストオーダーを殺せるかという話だ。ミサカワーストを撃破した後、ここまでゲスい世界に希望は無い、と見限ろうとしたケースを、ディランだって選びそう。

 結局、ストーリー中の主人公、仕立てでないディランは、アヴァドの魔人達と取引する道を選んだのだろう。

 「使うほどに魔界に近づいていく力を用いてでも、大切な人を守る」シナリオを送ろうとして、どこかで力尽きた。

最後は、敵対する国の、敵陣で命尽きた彼女のために。周りにいた、自分の故郷の民を可能な限り生け贄に捧げて、彼女を生き返らせたのだろう。サモンナイトxで、ディランが逃げてきた子供を助けるために、自国の兵を斬ったのと同じ顛末だったのでないか。

「悪魔の力を用いて大切な人を救おうとしたが、無理矢理従えた天使の癒しの奇跡でも蘇らない。ならば自らが悪魔となって、他の生きる存在から、生きるための活力を奪って彼女一人に注ぎ込みたい」故に、ポムニットの父は略奪持ちの悪魔に生まれ変わったのではないだろうか。「天使エリエル」で治せないから、「ダークレギオン」に略奪させたストック分を、彼女へ輸血したんじゃないだろうか。栄養材扱いで。

ラディウスがケイルベイトスを従えていたのはそういう経緯だったのだろう。

 

何故悪魔が囁いたのか、国だの社会のルールだので縛られて、想いを封じてきた結果、もう果たせない結末を迎えてしまった。縛られていなければ自分も彼女も笑っていられたんだ。そんな束縛から解き放たれたい。そういう経緯で天使が堕ちるように、彼はカルマ全開で道を歩みだした気がする。

 帝国軍部のアメリア、ラディウス。彼らはもう一人のファラでありディランだったのでないか。

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それでも、大切な人を幸せにしたい気持ちは、彼女を自分のものにしたい執着、と裏表に捩れているゆえ、ポムニットの母だった「ファラ→フィズ」は子を身籠ったのだろうし。

性犯罪で生まれた望まれぬ子だ、なんて経緯と違うから、殺された後までポムニットの側にいたのだろう。ポムニットに嘘を教えたんじゃなくて、悪魔になった「ディラン」の方が「ファラ」の人生に爪痕を残したくなくて、記憶を封じるよう施術に努めて、術後に異界へ消えたのだろう。ポムニットは罪を背負うことになったけれど、それでも、もう大切な人の手を離して相手に不幸になられるのが「ポムニットのお母さん」には耐えられなかったのだろう。

真実はそんな経緯だから、知らないながらもポムニットもまた。姫と竜の子の戦いを納めようと努力し抜いたのかもしれない。戦いが辛いと一番分かるのが、両方の板挟みになった縁者だということか。

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逆を言うと、「誰かに命を救われて。惨劇の手から引き離す目的で記憶を封じた上で、しがらみとは無縁の土地へ。一人置き去りにされた女性」の末路もまたアメリアなのかもしれない。

メリアージュ×ケンタロウルートがある以上それはそれで、「アメリア」の姉妹だか係累とケンタロウがくっつく道もあるのだろう。ただ、アメリアとファングの兄の場合はそれができなかった。「ファラ×ファング」ルートで幸せになれるはずでも、カルマは追い付いてきた。それは、自らが堕天使になるだけでファリエルの死後を救うことが出来たフレイズと逆だ。「ファラ×ガーリット」の敗北エンドと逆。

ディランといくところまでいった「ファラ」が全てを忘れて生きようとしても、無理なのだろう。虫がよすぎる、というか。サモンナイト5のアルカ、カルマルートでギフトと心中するのに近い。

ディランがファラを捕まえて、何かの方法で姿を整形して。「こいつも洗脳して破壊活動に使いましょう」とグロッケンに持ちかけ、生存を許させたあと。自分自身で催眠を担当し、「記憶を無くして、どこかの集落へ潜り込んでいろ」と命じてランカスタの生息地の側へ置いておく。本当はディランとしては逃げたまま帰らず、そこで帝国から守られて幸せに暮らして欲しかったのだろう。

でも、運命か何かがその平穏を許さずーディラン以外のものと契りを交わそうとしたときに、催眠が解けて。惨劇に至ったのだろう。

カルマな手段で大切な人の平穏を願ったとしても、やっぱり大切な人もまた、ずーっとは幸せになれなかった。そういう話でないか。ポムニットの母も、カルマの道を選んででも救おうとしてくれた人がいたのに、身籠った子はあくまで「悪魔になった男の、子」でしかなかった。サモンナイト5の主人公達が一人で背負おうとしても。サモンナイト3の主人公がみんなの笑顔を守るために、自分が全てを持っていこうとしても。エルスト同様に不可能なんだ。

サモンナイトシリーズの白髪キャラ。セクターや器の方のレイムが、年寄り召喚師に「お前は」と驚かれるのも、サモンナイトxのディランが、世界の命運を悪い方向へ動かしたと認知されているから。

 

一人で悪い因果すべてと対処しようと知る、それはやはり誤った道であるのだ。

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暫定的な考えになると、

フェアが界としての大樹の化身「リーファ」を軸にフェア、「フィズ」の交際関係を考えて。

リシェル→フェアの母、本人と同一

ルシアン→お父さんのような、リシェルの護役

ポムニット→フェア×ディランルートにおける死別した娘

シンゲン→(経緯はサモンナイトx版で)妹のために、国を譲って出奔したノイン王子の外国で妹に似た人に惹かれるバージョン

エニシア→別バージョンの自分自身

メイメイ→カルマルート版の自分自身に似た存在。アメリアやビーニャの同類。

アカネ→微妙に違う気もするがミニスやソノラ同様「フィズ」によく似た存在ー従姉妹関係?

 

かなり同族で固まっている気がする。ユークロスでオルドレイクが「我が血肉を分け与えし、最強の凶戦士よ」とバノッサを使っていたが。「ポムニットのフィズ」にとっては「ポムニット」は凶戦士の素質があるわけだ。フィズが自分のガキを盾にする姿なんて思い付かないけど。「頑丈なだけが取り柄」と言い張られても。親としては悲しいだろうし、お弁当がほっとする味なのもそこら辺があるのだろうな。

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サモンナイトユークロスのソルとカシスの兄妹を見ていると。ディラン、ファラが兄妹関係にあるバージョンを見ている気分だ。カシスが、クラレットに言っている台詞が本当は「血統を守るために、アニキはあんたの相手しなくちゃなんないんだよねぇ」「気に喰わないよねぇ」と言っているように聞こえる。ファラが、ディランの相手として認められる水準って結構高そう。

それに、ソルとカシスって本当に兄弟か?カシスの本体がユークロス小説のままでいいかは分からないが。あの設定はサプレスの霊媒憑依型ー悪魔傀儡使いの、カインの一族のものだ。ソルは、傑物だけどアズリアやクラフトソード物語はじまりの石の、悪魔護衛獣に近い指導者候補だった。あれはまだ人間。カシスは取り替え子に近い存在じゃないか。いや、それを言うなら「フィズ」が人外の生まれ変わりで、「ミニス」が人間とかそんなオチじゃないか。

サモンナイト5でプリモが出ているのをおかしいと思うべきだった。フィズとミニスは似ているけど別な存在だ。砲撃が似合いそうなのもそっくりだけど。見分け方が分かんない。サモンナイト4を見る限り、フィズも竜と縁があるのか。