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エルゴの王への懸案 喪失した真実の影 本当に恐ろしい因縁ー木こりのアグラ

さて、フォルスよ「今から語る複数の物語は、因果の起源を紐解くものだ。しかし、もしどこかで違う展開があれば、お前達の世界へよい方向に繋がっただろうことだ。そうであるからこそ、お前達の世界というより理想に近いものは、高く羽ばたいていこうとするときにそうなれずに地に縛られたもの達の怨念を買う。決して、いとうな。」淡々と語るだけでは心が伝わらない。所々でモノローグをいれる、とも。

ー回想ー

仲良くなったある日、プリモはアルスが森の中で、同じ召喚師である娘に告白されている場面に遭遇する。しかし、アルスが出した答えは、きっぱりとした断りだった。「俺なんかに、済まない。」「いつも会っている二人、ですか」「いや、違う。違う。誰かは分かんないけど。でも、約束した相手がいるんだ。」

二人が別れた後に。「おわ、見てたのかプリモ。」「うん、いいこだったじゃん。もったいな。」「俺もそう思う、んだけどな。パッと考えて浮かぶ、憧れる人は一杯いるけど、多分、結ばれるのは俺じゃない気がする。」一拍置いて。

「おかしいんだよ。何か夢のなかで実際にはなかっただろう場面を見たり、見た夢がくっきりしてたはずなのに全然思い出せなかったり。何気ない景色やありふれた場面を見て、どうしようもなく胸が締め付けられたり。そしてー一人じゃなかった気がする」

ー以上ー

ウリキエルは語る。因果は「常ならぬ一人の少女から始まる。」

 

Amer

Agluvain

アマラとカマラ - Wikipedia

本文 A章

「実験は失敗だ。」ある時、大規模な召喚術実験が行われた。しかし。「こんな出来損ないの召喚獣だとは」自らの利しか考えず。あらゆる界の魔力を集め、多大な実験事故死者を出して強行された実験は、失敗に終わった。

実際にはこの時、界と界の間をはじめとする各所に負荷をかけ、様々なところへヒビを入れた。そんな状況であったからこそ、「異界隠し」の現象は起こり。鎮静期にあったものたちが各所で動き出した。

「心なき故に試みなかったものたちに、後ろ指を指され笑われし。暴発という表面上の失敗に見えた実験。それもまた因となり、時に短絡や入れ違いによる果を招く。超律者があのレビットやメトラルを呼んだときのように、な」

その後、「実験場近くの街の外れで、一人の父親が人に見える、一人の少女を拾った。」男は魔術師であったが、心あるものだった。はぐれ召喚師の末路を憐れむその男は、家に連れ帰った。どういうわけか言葉も話せなかった。男は少女と誓約を交わし、意思の疎通のための能力を与えた。束の間の蜜月を送った。時に叱られ、時に誉められ。物心つく前だった少女は、家族というものをリィンバウムで得た。拾い子だったことを実子に苛められたときも父親は取りなし。また心あるものだった子供も非を詫び、繋がりは深まっていった。

二人でよく森の中を歩いた。しかし、父親はいい顔をしない。「あの森の禁断の領域に行ってはいけない。かつて呪わしい惨劇が起こり、禁忌を犯したものが破滅した。力を欲するあまりに目を曇らせ、悪魔を操れる召喚師を目指すあまりに、最後は自分が悪魔となって討たれたのだと。本来悪魔の力を沈静化させるための道具を逆用したあまりに。それに立ち会って以来自分は戒め続けているのだ、と」

少女は大きくなっていった。しかしある時、読心の能力を他の者へ気取られてしまう。そういう召喚獣だとして父親は必死に庇い、誓約の絆があるからと保証した。

ある時、少女は体調をおかしくし出した。いくら実子が問い質しても「平気だから」と答えてくれない。態度に苛立ったのか、実子は相手をしてくれなくなり、一人で何かを調べたり、外を出回るようになった。

また、父親の方も最近物思いに更けることが多く、誰かと手紙をやり取りするのに専念し出した。父も兄弟も自分のことよりも大事なことができた。いつまでも被保護者として自立した一人としてみてくれない。少女は拗ねた。気を引きたくて刺々しくなった。(相似:サモンナイト3で言う第四話 SUMMON NIGHT3 -happy days- )

が、少女は異界の民として最悪な特徴を持っていた。サプレスの民であったゆえ、感情などを奪い糧にする力があり、ある時同じ読心の力を持つものに。悪魔であると嫌疑をかけられてしまった。父親も召喚師の派閥と内通し出した。読心の力でその事に気づいた少女は逃げ出した。(相似:サモンナイト3 第五話)

 (相似:竜の子→エリカ→ポムニット→エニシア)

実は実子は、少女が隠している体調不良を心配し、健康に役立つ料理や薬を調べ、振る舞おうと努力していたのだ。(相似:サモンナイト4 第七話お魚訪ねて、秘密基地)

その父親も力を求めたゆえに破滅した仲間がいた。この父親も仲間同様に悪魔契約に手を出そうとしているのかと疑われたのだ。関係者であるゆえに監査が厳しくなることもあり、必死で安心材料を作り、また無関係な関係者の保証を行うために。派閥との連絡を密にしていたので、売ったわけではなかった。(相似:サモンナイト1エドス。サモンナイト5主人公)

 

しかし、少女にそんなことは分からなかった。分かりようが無かった。ただ、信頼を裏切られたことが悲しくて。大した価値がないから置き去りにされる、自分の無力が厭わしくて。献身しても無力だから、誰の目にもとまらないのが悔しくて。誰からも省みられず繋がるもの無く闇に溶けていくのが、寂しすぎた。そして、距離的なものもあり誓約は途切れた。(相似:SN5/第11話 - サモンナイトシリーズ(サモンナイト6) 攻略wiki - happy days)

以前から少女が気に入り、時間を過ごしていた森のなかでも、全く心は楽にならず。サプレスの民がリィンバウムで活動するためには常に魔力を消費するため。森の中に集まるマナを吸っていてもまだ足りなかった。少女は余りにも長い間誓約により供給される魔力に適応し、それ以外の魔力獲得手段に無知だった。自然界の悪魔より魔力の循環系が未発達だった。小さかった幼児の頃と競べて必要とする魔力も上がっていたため。幼く誓約しなくても大丈夫だった頃以上に、誓約によるリィンバウムへの適応が必要だった時に誓約が途切れてしまった。必要とする魔力量が変わっていたためどんどん生気が抜けていく現象に戸惑うばかりだった。魔力を吸うと身体が人間から遠いものに変わっていく。「自分が悪い子だから、お父さんが言っていた召喚師のように悪魔になっていってしまう。」

助けを求めても誰も来てくれない。悪魔として餓え、故に魔力を吸おうとすればするほど、肉体の変化は進んでいく。パニックから過呼吸のように魔力を集めすぎ、臨界点を越えたとき、それは集めすぎた魔力の起爆へ繋がった。(サモンナイト4:第十九話 それぞれの道、だからこそ)

そこに、爆発でボロボロになった幼い悪魔の死体が一つ転がった。(実際には過呼吸を止めるために、気絶したのに等しい。生命反応がゼロに近くなり、一般的な生物にとっての仮死状態に陥っていたと言えるのだが。)「相似:サモンナイト3 イスラのバイタルの、クノンによる再分析報告」

ーーーーーーーーーーーーーーー

そして、かつて惨劇があった場所で、因果を辿り。再び門が開いた。異界に呼び掛けるだけの魔力を、サプレスのもののみでなく、少女は四方から集めた。

 人の身体を失い、霊体だけでさ迷っていた少女はそこで見えない声を聞いた。

(略。サモンナイト3の、ディエルゴの呼び掛けのように。)

なぜ見えない声との契約に応えたのか。私利私欲でなく。繋がりが途絶えたことにより、悪い子だった自分が、何の役にもたたず人々の記憶から消え去っていくのが悲しかったのかもしれない。

それでも禁忌の念は確かにあった。人間の義父の親族として暮らした日々は少女に、悪魔術を忌避させ戒める価値観を築いていた。しかも、少女は幻想を好み、思い詰めるたちで「女の子を泣かす」→「男の人の甲斐性」と結びつける傾向の持ち主だった。なついた相手に誉められようとするだけで、動悸がするほどだった。寧ろ、一般的な非召喚師よりもひどかったかもしれない。悪魔であるゆえに、悪魔と契約することは「帰依」することだと直感でとらえたのかもしれない。人に秘密にする必要があると思ったのも、不道徳的な臭いを強く感じたからだろう。誓約が親族・縁者への繋がりに親かった少女にとって、「悪魔との契約」=「親切な、年上の叔父さんとの、プラトニックにすまない愛人契約・援助交際」とも見れた。

それでも、取るに足らぬ被保護者、として顧みられないのが悔しくて。このまま消えることに耐えきれず。姿無く呼ぶ声に応えた。

ウリキエルは言った。「サプレスの人の言葉を話せる通訳者抜きで、未誓約状態のサプレスの存在と言葉を交わせる少女は、やはり人でなかった。」

呼ぶ声の内容に合わせ、父から聞いた戒めの内容を思いだしながら、アドリブで呼び掛けた。「自分は召喚師である。生きていくための助力を乞う。対価は何になるだろうか」「私と身内でそちらの世界へ行きたい。大勢なので大きめの通路が必要だが、そちら側から用意してほしい。」少女は、それがどうすればそんなことが出来るか分からなかったが。異界から来たであろう少女にとって、それはそこまで怖いこととも思えなかった。消える瀬戸際であったため話を合わせ、誓約を交わした。

すると。身体から抜けていく以上の、故郷の純粋なマナが門から注ぎ込まれ、少女の記憶にない、サプレスにいた頃以上の力を手に入れた。暴走召喚時に等しい、誓約を解放されたときのような状態を保ち続けられるようになった。異界の悪魔王との誓約で力が常に供給され続ける。義父との誓約時同様にリィンバウムの言葉を手にいれ、人の姿にも化けられるようになった。それ以上に、悪魔王との繋がりは、悪魔王のもつ様々な性質、知恵、能力も分け与え、少女の潜在能力を引き上げていった。特に知恵の力は、少女の人格を変質させていき、一気に精神年齢を高めた。教わること無く、縁者との繋がりに固執する少女に必要な力、「血識を吸う御技」が頭に浮かんだ。

少女は、失うはずだったものに再び手を伸ばせるようになった。もう失うことを怯えずにすむほど。

霊体で、サプレスの門の側で力を蓄えて、身体に戻ろうとしていると、とても強烈な嘆きの念を感じ取った。ずっと前から発せられ続けていたようだ。姿が変わったまま大火傷を負った自分の亡骸を背負い、家の方へ歩いていく義父を見つけた。到着した青の派閥へ死体を見せて、自分がいた記憶も含め埋葬するつもりなのだろうか。

義父を理解しようとすること無く、新たな力を試してみることにした。霊体のまま、かつての身体に再び入り込んだ。そして、口許のすぐ前にあるお父さんの首筋に一気に牙を立て。血識を抜いていった。少女は読心の力に長けていた。「自分の唾液と吸収者の血を混ぜ合わせただけで、その内面と溶け合うことが出来た。それは、被害者が死ぬほど血を抜かなければいけない、オリジナルの悪魔王以上に効率のいいものであった」。正に能力が彼女の資質を選び抜いたと言えよう。そして、様々なことが流れ込んできた。思い出や、一緒にいた時お父さんがどう思っていたのかもわかった。なぜ悪魔をいとっていたのかも、知っている人を悲劇で失う傷を、もう味わいたくなかったのだ。だからこそ、少女は今度こそ地獄に落ちた気がした。

悪い子として、悪魔契約者ー悪魔王の愛人となった自分はもう。誰にもこの事実を告げることはできないのだと。秘めた秘密があまりに恐ろしくて。「なぜそんな生き方を選んだのかわかりません。話してくれなきゃ分かりようがないもの」というのが聞きたい言葉だろう。

禁忌を罪と認識できたからこそ、本当は「吐き出してしまいたい=告解を行って、内面の治療→罪を償うことによる救いを受けたい」という思いが溢れて仕方なかった。でも出来なかった。それを行えば召喚師のみならずリィンバウム世界全てが少女のみならずその身内、行く先々を牙にかけるだろう。そして、それ以上に。誓約してー社会的な承認を受ける→誉められて、叱られる。交際関係を維持し続けなければ、一人では前に進めなくなってしまう気がした。悪魔との契約以前に負った、嫌われちゃうことへのPTSDは少女自身に治せなくなった。

(閑話) 

故に、少女が正真正銘の大悪魔となったあと。そして、何かの因果により、災厄と戦う英雄たちと戦い敗れリィンバウムで追い出されては。しかし、人々の感情を糧に舞い戻ることを繰り返し続けたあとに。血縁と出自に依らず。

内面が完璧に、元悪魔契約者の被保護者から→悪魔崇拝の異端への帰依へたぶらかす保護者・その縁者の擁護者へと変わった時。

かつて自分が通過した経験・境遇・PTSDに相似した素質あるものを、自らの道を追体験させる→執着するものへ、通過儀礼として、見放し捨てられたことを教え、傷付け、罪ある化け物としての誓約を刻印した。何故なら、仲良くなれそうな故に「わざわざ告解をきいてあげた」=そして自分へ心開いてくれたその者へ。その分「自分もいつでも告解出来る」心通わせる家族に変えることを夢見るから。

非日常の縁故を、永久に繋ぐことを目指す護衛獣は、自分と対等、より少し下へ大切な人たちを啓蒙し続けている。だって、置き去りにされて顧みられない苦しみと悔しさを持つもの同士であれば、同じところで目を合わせられるでしょう。献身してもなお、結果すら出なかったなら尚更だ。

 「浅井ラボの、されど罪人は竜と踊る 咒つ式の秩序派。同然の悪縁となった」と言える

(閑話)

致死量未満の血を吸い、お父さんの魔力をも手にいれた少女は、立ち止まること無く、再度お父さんへ誓約の儀式を結んだ。本人の魔力で本人と契約する形以上に。吸いとった本人の魔力と、血を鍵媒に、サプレスの自分の魔力を流し込む技を応用することで。人間相手であっても誓約できるようになれた。

少女は、お父さんを傀儡として護衛獣にした。影に憑依する悪魔のように、自分の魔力の一部を、相手の血へ憑依させたと言える。

こうして、偶然リィンバウムへ漂着した異人だった少女は、召喚師の一門の家長を傀儡とすることに成功した。王国一つではないにせよ、召喚師の家門が悪魔の傀儡となった瞬間だった。

そして、お父さんの記憶を操作し、少女を追いかけ、おおもめした後に無事連れ帰ることに成功したように、催眠をかけた。思い出せないことがあると、人は横から植え付けられたストーリーを容易く信じ混む。本人が嘘と思わないうちに、嘘の媒介者となっていく。悪魔王の力をもってすれば、その時の派閥の使者を騙すことは容易かったが、念を入れて。普通の女の子を替え玉として検査させて、その結果を信じこませた。「サモンナイト2 悲しみを越えて」

話は変わるが。悪魔王と誓約したメリットはその時感じていたに大きかった。異界の民であった以上、禁忌から目を背けるのであれば、少女のリィンバウムでの生活を親切な叔父さんが援助してくれるのに等しかった。

 後に、調律者が運命の糸すらも操ると言われたのも当然のこと。だって人間じゃなかったのだから。クレスメントという召喚師の家門そのものが、その大悪魔の傀儡に変えられていた。本当の調律者は少女であり、その名を冠された一族は、魔人形同然に愛でられる信徒たちであったのだ。

 

(サブストーリー:悪魔の性格。

相似:サモンナイト5 シーダとフローテのイベント

「IF:彼女がメインキャラでなかった場合の転機。

彼女は弱い悪魔であった。それ故に悪魔逹同士を較べたときに認知される存在ではなかった。権威のある悪魔は「クラヴィス」のようなアズリアやアロエリの同類だ。リィンバウムにおいても変わらないが、それでも望むものに手を伸ばすしかない。

家の兄も父も召喚師として何かを守ることに頭が一杯で、全然構ってくれない。そうだ、こちらに来てくれないなら、こっちからお父さん逹の方にいけばいいんじゃん。私も召喚師になればいいんだ。そして、弱い私の力になってくれるくらいに護衛獣を強く育てればいい。一緒に学び合い育て合い知識を広め合おう。彼女は、サプレスの、親神の教派の巫女として、神の使いを従える道を進みだした。エルゴの守護者として、カイナが、エルジンを教派の養子に育てているようなものである。シルターンで本流となっているやり方であるが、

故にサプレス現地の権力者逹からは余計に評価されなかったのだろう。」

「しかしそれは、サプレスの悪魔に悪感情を持つものにとって、海賊が軍に捕獲されて司法取引で私略海賊にされるくらい、耐え難い屈辱だった。初めから人間にアマラカマラのように育てられ。弱くて生活しづらく人の助けが必要な彼女にとって、「使い魔と使役者」の関係を基幹にした召喚師社会と、メルギトス逹の憑依召喚による傀儡社会がどこまで歪でカルト教団の閉鎖性に近いか、ピンと来なかった。

理解が及ばないほどに傀儡社会は外部から弾圧されていくことになる。」

されど罪人は竜と踊る。でまがつしきの一部のザッハドの使徒、の私兵だった指先逹等。外部から見ればどういう分類なのかわからない連中であるから。イスラ司法側の見解は。何でこんな奴を、みんなちやほやしているんだ、って見方だろう。外からカルトのソーシャルグループを見るとそんな感じ」)

SN5/夜会話/シーダ(フォルスVer.) - サモンナイトシリーズ(サモンナイト6) 攻略wiki - happy days

シーダ&フローテ - サモンナイト5 攻略 Wiki*