読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

追想 サモンナイトユークロス四巻 グラッドのチャンス まさか、ポムニットへの道行きを遮っただけで?

よくよく考えてみたが。何でグラッドの攻撃を避けてばかりいたのか→向こうは向こうで新手を待っていたのだ。グラッドがやられた後で、もうやめて、という声を聞いて、毒でなぶる方向に変えた。「助かる機会をあげます。」召喚術の道具無しで麻痺毒で動けず縛られているなかどうしろと。

一応考えたのは、ミント自身は召還師であり、手足は重要でない、身内に義体制作者がいるからと割りきって、置き去りの召還獣の毒で、自分を縛る蔓を焼き溶かすこと。

その後、口で毒を吸い出すことも考えたが、一回で行動不能になりそうでダメージだけ大きい。

そして、特殊な力が使えない、と言うのであれば手持ちに着火具があるなら火、または電気製の機械があればそれから電気をとって、熱量で焼く。後で治療を受けるのであれば、無策よりは被害が少なくなる。

血で回る毒だったのだから、呼べなくても操ることさえ出来れば蔓自体に吸収させることは可能。ダメならば砂や塩でも塗ってとにかく患部近くの血を抜く。医学知識があれば蛇毒、溶解毒→出血毒、プロスターゼの延長、と見積もって対となる血栓に関わるような凝固⚫線溶系に関わる毒を用意する。複数の毒を持つ毒蛇であれば、そいつを操ることで中和できる。

もしそうでないのであれば、メルギトスの本命に応じる。バルレルルートで、感情や魂の空間に漂う量を計れる悪魔は、その現象を見て他の悪魔がいないか察しをつける、と言っていた。メルギトスでも見つからず、しかし途中から反応が出始めた悪魔がそこに飛び込んでくることをメルギトスはかけたのだろう。ポムニットの存在に察しをつけた、故に「噂から内情を推察した」程度であればポムニットの正体に気付けない以上、独立したものか、誰かの召還獣として悪魔が近くにいる、と考える。感情の量で現れるのでは、と考え去っていった。自分がいなくなれば二人に会うかと。

現れたところで、身内ならば頼み、そうでないなら何かしら長期的な代価をもって助けてもらう。と言うのが機会なのだろう。が、そのポムニットが現れなかったため絵図は崩れた。ミントがそこを発想して心から叫んでいたらー来たのだろうか。

いずれにせよ、それが助かるチャンスだったのだろう。来なかった以上は、ポムニットは感情を意図して吸っていないのか。

魔力でどんな悪魔か読めるなら、後ろから刺されるリスクを避けて、体力を温存したのか。一兵卒の後ろに、別な魔王が隠れているなら魔王も慎重になる

 

と、いうか。「おや、まさかここまで来るとは。」「人間の兵隊は本当に使えない。」ーー結果だけ見ればその通りだ、としか言えないわけだが。兵の采配だけやって、あとは悠々自適でいてもよかったはずだ。それを人質持参で待ち伏せてきたのは、超常的な力を持っていたからではなくてーただ単に仕事の合間に興味のまま動きたかったからじゃ。ガチでエニシアとの追いかけっこに勝つつもりなら、ゴールは分かっているのだからその周辺に召喚獣を伏せるか、大樹に使うべき「呪詛」を迷わずどぶ池にぶちこんで、マグナの不安を深刻化させていけばいいんだ。ケンタロウがいないのはわかっているんだから。

いや、そうか。メルギトスを古妖精二人でなんとか出来なくなったのは、年期の浅い大樹でなく、本来の役の古来からの「汚れの調整役」としての自分を射程に入れさせないためか。リィンバウムごと世界が自家中毒を起こせば、ライも終わりだろうが、親神の子である越境者の妹は深刻なことになる。死ぬ所か、古妖精の親の死後の後継者を、憑依召喚で傀儡にすることで、穢れをより循環させる反存在へ率いれかねない。

ーと、そこまで真面目にメルギトスがやらないのは、もうちょっとあとで遊ぶ気だからか。世界が深刻化する前に、顔見せや顔繋ぎしたい、とか。

 

結論。グラッドとミントの助かるチャンスはポムニットの呼び餌になることだったが、そもそもメルギトスがそちらに向かったのもポムニットに気づいた、誘われたからでないか。