サモンナイト考察 エルゴの恒常性論 悪魔の公益 

サモンナイト考察 エルゴの恒常性論 悪魔の公益 

サモンナイト2だけシリーズ中でも最悪な量の被害が出ている、と言うのを疑問に思っています。こういうことではないでしょうか。

恐らく、精神同調術による境界線侵食が原点となる、機能不全がエルゴ逹に広まっている。
エルゴ逹は亡魂の消化にひどく手間取るらしい。サモンナイトユークロスの、無色の派閥の、悪魔竜の亡骸と怨念を用いた呪術と、その解呪に相似するか。悪魔や悪魔との契約者は、忘却の杖のような感情や怨念、妄執のあしらいに長けていると見る。祓いの術として解呪すると手間がかかりすぎるし、非効率なので。死んだ細胞を食べるマクロファージによる食作用のように。キャパシティのある補食ロボットに消化させ、じっくり還元させればよいと言うのが本来の悪魔の機能なのだろう。が、悪魔らしくそういう役分に留まらず他の世界への大規模侵略を繰り返したようだ

メルギトスなんかが最たる例。本来、召還獣排斥を唱える旧王国には、悪魔を合法化する仕組みもない。故に、旧王国にとどまる亡魂逹は、既に詰みなのに延々と果たされる機会がない「無念」のせいで、更に転生後のチャンスまで無くしている。その状態ではエルゴ逹も困るので、自然の摂理から旧王国に悪魔は巣くいだした。旧王国に留まり、死者生者問わず魂の感情を食らうべきだった。行動パターンもエルゴ逹の干渉を知らず知らず受けていたのだろう。しかしー放埒すぎた。エルゴ逹の機能失調もあり、本来のあり方以上に我を通した。感情を食べた後の戦士逹を送った結果、命令を全く疑わず相手を全滅させたり。結果そのままでは回避不能な戦士者の亡魂の感情を食べるべきであったのに。自らが手を下し大量の死者を出したあげく、憑依召還を使った結果寧ろエルゴ逹の処理しづらい亡魂を出した。ラストで戦争で出る感情を食べていなければ、エルゴ逹は更に困った上に。更なる無念を産み出す原罪までばらまいてしまった。はっきり言って、役割に対する背任かつ反存在である。
本来はメルギトスが原罪を撒いた後に介入すべきアルミネス→聖者に、悪魔逹がずっと付きまとってしまったわけか。事前に封殺するのが知恵、であるけれど、本来は呼び水であったのに。

原罪、これは本来聖火で焼くべきだったのでは。何で原罪に対処するのがあの天使だったのだろう。そもそもあの大樹って本当に原罪への対処になっているのか?見ようによってはマナ食らい同様にメルギトス回復にフィードバックされるべき魔力を、他のサプレスの民が横取りしているだけでは。大体、豊穣の天使もまたはじまりの堕天使と言われるように感情を食らう病の素質があるはずなんじゃ。いや、天使かその適格者か天使の落とし子ー古妖精かははっきりしないが、天使が原罪を引き受けるのも違う気がする。別なサプレスの悪魔か亡魂に食わせるべきだったのでは。

あるいは、争乱を制覇するか、鎮静化させる宗教的な「聖者」「布教者」に、人と土地に入ったままの原罪を罰させるべきだったのかもしれない。あの抜剣者の先生逹こそその任を負い、「結び付いた原罪が表面化させた、内在的な対立の芽」を解消し「諦めずに相互理解を説く」べき責任者逹だったのでは。マグナ逹は、サモンナイトユークロスで語られる、ギブソンミモザの結婚式で出会った他の勇者に相談すべきだったと考える。

何でメルギトスが旧王国と黒の旅団を狙ったのかの答えである→エルゴ逹の、「人間世界戦士階級の、内在的な不和の」根治、長期解消の意図は、他ならぬアルミネスに即、潰されたわけか。今の人間を生け贄に捧げるような。旧王国との小競り合いを決戦に変えて、ドイツの百年戦争後の→平和条約と国際法国連思想への成長の画策。

必要なのは天使でなく、人間の説法者だった。が、あのメルギトスはモナティ並みのイレギュラーだった気もするから、とんとんだと感じる。原罪を撒くのはかまわないけど、メルギトスだけの利得でなく、サプレスの感情を食らうもの逹すべてに還元させるべきものだったのだから。メルギトスの復活に強く呪縛させるのは間違っていた。人間社会の不和の根治を目指すものだから、サモンナイト3の異界の民だらけの忘れられた島に根付くのも、マナを盗むのも本分を外れているけどね。
 

エルゴの意思通り。

もしアルミネスが寝たままで、両国の妄執と無念を食らうことで当事者の戦意を調整する悪魔が、ずーと影に潜んでお腹を満たしているだけで、勇者と決戦せずにサプレスに帰る運命であったのであれば。サモンナイト3の皇帝親征のような長期戦争後に、レックスが表に出て、サモンナイトユークロスのレイのように世をまとめ、サモンナイト5の誓央連合体制へ、もっと早く行けたのかもしれない。傀儡戦争が失敗したので、改めて狂界戦争によって世の中が変革されたわけか。