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サモンナイト4 カルマの行方

 主人公らしくない行動をとったり、禁忌の力を用いたり、戦闘で味方を多く戦闘不能にするとカルマ値が貯まっていく。それがサモンナイトシリーズのカルマシステム。

実はサモンナイト4の姫の軍団は、カルマシステムと深く結び付いていると見る。プレイ後ずっと、何故守護龍がラウスブルグを、ギアンはともかく姫に貸さなかったのか気になっていた。あの守護龍は、メイメイ同様にカルマ値を見れる存在だったのではないだろうか。カルマ値が高いルートは良くないことが起こる。だからこそ守護龍はカルマ値が高い集団を、これ以上シナリオ進行させないように、留めようとしたのでないだろうか。また、本作スポット参戦がイオスとルヴァイド。そしてサブシナリオで登場するのがスバル、(本作初使用バナシュ)、ユエル、クノン、ガゼル、(本作初使用らみとフィズ)であることを考えると、唯一加入条件ありのメンバーが出ない、サモンナイト1の隠しキャラが重要なのでないか。ユエル達は選択肢を間違えると参加しないし、イオス達はカルマ値が達が高いと死亡する。サモンナイト1の加入条件ありのキャラはスウェンとエルカとシオン。その誰かが守護龍みたいな人格なのだろう。スウェンは分からないが、エルカが侵攻されて、大人しく自害するとは思えない。守護龍はシオンのような人格の持ち主なのでないだろうか。しかも、シオンの場合は勝利してしまうとパーティーに加入してくれない。

カルマ値が高いルートでどうなるのか、というのは、サモンナイト3のケースはカサスやポムニットが見せてくれる。一回発動しただけでアウトなポムニットは、条件が厳しすぎる気がするけど。

余命という意味で致命的なカサスは、自分が末期患者だと言う自覚があるのだろうか。ありすぎて、闘病生活を送る元気もないのだろう。カサスに必要なのは、オーヘンリー短編集で言う、最後の一葉のような希望なのだと思う。闘い続けているときに余命幾ばくもないから、召喚獣で賭け試合をやるような悪徳組織への復讐の旅路を送ると言うならば、インフォームドコンセントとしてそれもありだろう。でも、カサスは同じ境遇の子供達を救い出してしまった。その道を選んだ以上、そこから誰かに託して死んでしまうのは無責任なのだと思う。

既にカサスは子供達や姫に知られて、看病を受けている。その状態で助かって生き延びるための努力をしないのは、姫達へ禍根を残す行為に見える。どんなに救いの手を差し伸べても、相手が受け取らなければ意味がない、ってことを姫たちに実感させるつもりだろうか。少なくとも、人生経験のあるレンドラー逹同僚並みに、幼い彼らがカサスの末路を割りきれるとは思えない。猫は死期を悟ると一人になる、というけど。直接最期を見ずとも子供達は割り切れないだろう。彼がすべき最善は、助かる見込みが無い中でもしっかり闘病生活を送って、治るにせよそうでないにせよ。決着が着く最後の瞬間までー助かるための努力を、子供逹に見稽古させることだろう。どちらの決着にせよ、一緒に過ごした闘病生活が、子供逹のその後の人生を左右することになるのだと見る。

ポムニットは、心情がよく分からない。序盤であれだけ、主人公逹の日常を象徴する存在であるかのように振る舞って、実際非日常な厄介ごとが早く去ってくれるのを願って、ギアン直轄の暗殺者逹には人質にまでとられて。トレイユで一番ギアン逹に迷惑した被害者なはずなのに。いざ召喚獣として生きるしかないと決意したらー姫こそ召喚獣の指導者として雇用してもらっている。