カンザールの大穴事件の真相は、意外にこんなものではないか

されど罪人は竜と踊る0.5 破城鎚より

寸詰まりの人影の群れが這いでてくる。 短い暗灰色の体毛に覆われた体、長い鼻面に遮光眼鏡。短く太い腕は魔杖短剣を握っていて、切っ先に掘削咒式を宿している。亜人の一種、土鬼の集団だった。「そうか、地下から崩したのか!」 リューヒンが叫んで分かった。大昔には、城の地下に向けて遠くから穴を掘り、構造物の下から土台で支え、最後に焼き払って崩壊させる手がある。亜人連合は大地の組成を変えて地下道を自由自在に造る、土鬼をも取りこんで大昔のように城壁を破壊してきたのだ。

 

カンザールの大穴事件の真相は、意外にこんなものではないか。