東方鈴奈庵3 妖怪の未知の文字に挑む貸本屋

狐疑逡巡する貸本屋、についてレビュー。子供の集まる寺子屋で起きる、妖怪の文字を巡る怪事件。障子の前で見張っていても起こるのであれば、何を用いて書かれたのかが焦点になると見る。白黒だから色が分からないけど、墨ではないだろう、手元が狂えば障子紙を破る。かといってボールペンや鉛筆は普及してない上に障子に向かない。そもそも文字の大きさ的に違う。

方法は二つ、と見る。

一つは見張りの居ない時間帯に、状況に応じた文章を障子紙に、炙り出し用のような見えないインクで書いておく。そして、一定時間が経つか、特殊な光を当てるなどのトリガーで見えるようにする。すると見張りの眼を盗んで書いたように見える。トリガー式の場合は、今見えている紙以外にも見えないインクで文章が書いてあるかもしれない。

もう一つは見えないレーザーの熱で、障子紙を変色させる手段。不可視のプロジェクター、レーザープリンターの代用品を使う存在ではないか。

後者の可能性が高い気がする。そもそも、狐かどうか不明なまま終わる。また、日本語の表音文字の側に、妖怪による判読不能な象形文字が書いてあるから騒ぎになるのである。象形文字を用い、ミステリーサークル等を作るのが好きな、宇宙人趣味の人間以外の気がする。そもそも、人里に紛れるほどの妖怪がノートを調達できないと思っているのだろうか。

何故犯人はこんなことをしたのだろう。多分、自分達の文字を判読、解読してコンタクトをとってくれる代弁者→通訳を捜していた、もしくは育成しようと試みているのでないか、この事件の犯人は。寺子屋に集まる講師は、人里の学府の知識人であるわけなのだから。そしたら予想と違う貸本屋の小鈴が活躍し、コミュニケーションに成功した、ということか。未知の言語を持つ存在とのコンタクトとコミュニケーション。上手い対応でない場合は霊夢に対するようにからかってくるということか。この件の場合は霊夢が不合格、小鈴が合格と言うことだろう。