ムシウタ十四巻 一号指定キャスティング Cが四体に拘るのは最後の審判のヨハネの黙示録の四騎士に拘るからではないか。101番目の百物語のノストラダムス趣味である。

アルファって何者?「光よ、導きたまえ」の、光→ライト→蛍かレイディーのことだと感じるのは気のせいか。四巻での堀崎梓のポジションに近い気も。

それはさておき一号指定の名称。かっこう、ふゆほたる、レイディーバード、ハルキヨ、槍型。それぞれ何故この名前なのか理由があるはず。むしろ鬼道ツカサ、堀内愛理衣、赤瀬川七那、長谷川祈梨、鮎川千晴につけられるべき名前だと考える。

かっこう。恐らくふゆほたるの次に一号指定に指定された二番目の虫憑き。しぇらやカシュア・アルティネスのような奴、鬼道ツカサにつけられるべき名前でないか。五巻までのCのかっこうへの傾倒ぶりは、鬼道ツカサに期待していることをしてほしいからではないか。特環を象徴する慈悲無き悪魔、政府系秘密組織の黒服として相応しい調査能力の持ち主だ。八巻は「かっこう」のための物語だった気がする。

ふゆほたる。恐らく最初の一号指定。堀内愛理衣に送るべき名前だと考える。三巻で、「お前を殺して私が逃れ者になってやる」と切った啖呵がある程度実現した結果が十二巻以降の展開だと見る。墓守も大助相手に似たようなことを言ってああいうことになった。周囲からのイメージがずれている理由もこう考えると整合性がとれてくる。ホッケースティック使いの師子堂戌子役をスケートボード使いの吉原宗近にやらせたらおっかない虫憑きって表現になるだろう。Cは妖精と表現されるが、ふゆほたるも妖精につけられるべき名前だと感じる。灯り→グロウ→グロリアーナ、とか。特環を半壊させたって、残りの半分が生き延びた理由は囮を使ったからか?土師圭吾のように。都市伝説の死のネックレスのような理由で光っていると思う。ふゆほたるって「古いホテル」の聞き違いだと思う。

レイディーバード。正式な認定時期は不明だが、アリスと前後して四番目五番目の一号指定となった虫憑き。作中で数多く出てくる虫憑きの王という表現。「バード、レイディー→ビート、ロウド→ビートル・ロード」シニカや緒方有夏月の理菜への献身は、王のカリスマにあてられているからともとれる。ある意味聖母の笑みを浮かべた魔女、という表現が似合う人物。その人らしく本調子であれば、赤瀬川七那そのものの立ち止まらない帝王道を進んだのかもしれない。九巻がレイディーバードのための物語だったように思える。ーーーディオレストイは王の資格を持つ者へ囁くという、指輪物語の一つの指環みたいに。花城摩理のネックレスみたいな、髪飾りがディオレストイの欠片なのだろう。感知能力が高いものは、自分に掛けられた声でなくてもあてられるのでないか?鬼道ツカサがヘッドフォンかけている理由もディオレストイがうるさいから、かも。狐の面はある程度理菜の行動を規制するようだ。因みに「リナ→ラト→ライト→光」を意味するけれど。まやもとラウでも「とらう→らうと→ライト」になる。

三巻での霞王の評価は、ゲーム 虫姫さまのキンイロに対する評価な気がする。

ハルキヨ。一玖による認定は恐らく理菜よりも先であろう、多分三番目の一号指定の虫憑き。それで、周りの命を食らい尽くして生きる、とはゲニウスのことを指すのだと見る。長谷川祈梨の虫も七巻の性質を持っていると見る。とある魔術の禁書目録の風斬氷華のような性質だろう。因みに、ゲニウスは宿主ともども催眠状態にあったとみる。だから十二巻で詩歌は「始まりの三びきの力を借りて虫憑きを倒すなんて間違っています」、と言ったのだろう。七巻の時すぐ側に始まりの三びきの力を借りてる奴がいたのに。a同様に一定の周期で虫が眠りに入るのかも。私の見解は罪と罰に拘る割りに、他者からの評価と作中描写が一致しない人物で、人違いされて冤罪を被る不幸な人。今のハルキヨがセクハラ紛いのことをする変態かと言われるとー違うだろう。あかおに、にぃちゃんや圓藤伊織のイメージ像だと思っているんだが。セクハラ趣味は白樫初樹に変身能力、男装趣味があった場合に指摘されそう。

槍型。銀色の槍を使う同化型。特環との交戦記録が数回分あり、戦いから姿を消して久しい。とある魔術の禁書目録白井黒子みたいな奴かもしれないが、砂小坂純や鮎川千晴のような人物があの三匹目そのものを同化型の虫のように装備に加えて操れば一号指定認定されることだろう。戦いから姿を消す理由も理解できる。妨害電波や服毒、他の能力の波紋の影響などで万全に力を使えない場合、五巻のアリアの解説のように吹き飛ぶことになる。

または、殲滅班の獣のようなタイプが、一定の周期で人格を取り戻す度に特環に牙を剥き、時間切れの度に本来の任務に戻っているのか?

 

追加の一号指定

Cー恐らくは六番目にして、魅車の反社会性の集大成ともとれる虫憑き。知らないことや探れないことが少ない、情報の網羅性において終始他の追随を許さないプログラマー。その上に、電気使いの長所をフル装備した電気制御マニア。浸父の研究と吸収が進んでからは、分離型の軍隊タイプを越える蝶の大群に、分散処理→宿主のアバターの分身を可能とするようになる。恐らくは四年前のふゆほたるの一件で人生を狂わせた人物。ある存在が、外界→国境を越えた海外に出ると、本来必要のない死傷者が出ると主張しておりーああいう行動に出たのだと見る。Cと呼ばれるが、結界のように四体のアバターで「squareスクエアに」四角く囲うことが多い。それは三巻での服装の四つのハートマークに相似性があるがー心臓、ペースメーカーの見立てだろうか。ティアラを被ったあとはハートのクイーン→Qに改名すべきだと思う。トランプでのモデルはユダヤのユディト、聖書の人物である。

さらに言えばダーウィン赤の女王仮説と言うものがあり、進化し続けないと現状維持もできない、とするものらしい。

と思っていたが、ヨハネの黙示録の四騎士だろう。頭に冠をかぶり、キリストが解く七つの封印の始めの四つを守っているそうだ。終末論という意味でコアトルヘッドのケツァルコアトルも世界を壊して作り直す神だ。

遥香が本来収まるべき配役な気がする。

照ー超種一号にCが指定されてからの、作中最後の一号指定(うやむやではあるが)。安全性・確実性を重視すると言う割りに、立花理菜にキャラが被って見えるほど行動的な部隊指揮を行う。安全性を求めるのも死を嫌う理由が「犬死を最も嫌うから」。つまり「死んでも希望が残るーなんて殉死」に消極的に価値を認めるから。「どうせ自分は死ぬんだ」という台詞から、本来四つ葉に共通する精神性の持ち主だととれる。

 

Cってすごい。

しかしー「アルジャーノンに花束を」をプレゼントしたくなる。八巻を見ていてそう思った。

ころろやCは、ハルキヨや詩歌のような突発的災害のような能力者と違い、データに基づく能力開発研究の産物だと推理する。

制御はともかく、管理と代理演算は中央処理装置のような役割を果たす司令塔を用意して行っているはず。そして、七巻八巻九巻をみる限り衛星搭載の演算装置が関わっているはず。

そして多分、理数系は最強でも、文系の暗号解読能力に難があるのだと察する。力が外部から充電され、増幅されているときなどに能力制御のリソースが高くなり、他の脳機能が低下するのでないか。ビリビリはしぇらを見て「しぇら」「まやもとらう」の名前を誤変換させて別な人物を見たのでないか。おそらくは「あんもとしいか」か「りな」。蘇生者やクローン達は、衛星をマザーコンピューターー司令塔に、脳に埋め込んだSIMチップを元にブレインマシンインターフェイズを実現しているのではないか。不死の虫憑きは、アンデッドでなく組み込みシステム、エンベンデッドの虫憑きだと考える。

 

八巻のビリビリがしぇらに襲いかかるシーンが印象的で仕方ない。とある魔術の禁書目録十五巻でフレンダが麦野にやられている場面を思い出してしまう。

 

なぜビリビリの能力が強化されたか。作中ではおうるの力がミスリードに使われていたがー。恐らくあの墓守と萌々の相性。墓守の虫はゾンビのような腐敗能力だったが。あれは微生物の発酵熱を用いた微生物燃料電池に応用できる。五巻を見る限りまいまいにも可能。多分墓守が電池ーバクダッド電池で萌々がモーター、ベルの役割を果たすのだと考える。だから墓守がディオレストイー樹の力をダウンロードした場合、果樹のフルーツ→バクダッド電池か微生物燃料電池→モーター(ディオレストイ→墓守→萌々)と受け渡しされる。そして萌々やCを終点にせず、彼女らをホストコンピューター役に、全てのクライアントへ力を分け与えることができるのだろう。萌々はクライアントを削られ過ぎた結果、アースを失い過充電された。バックファイアを食らったということか。全リソースを司令塔本体に集中させた結果なのだろう。分散されるはずの力を一身に集めすぎてあれだけの力と暴走を招いた。

 

本来のCの倒し方はそういうものではないだろうか。相手の能力の供給ラインを攻撃するー隠密しながら時限爆弾を取り付けるような技術を持った存在がいればスマートに倒せるのではないか。そして、電流の遮断と逆流、ショート→そしてバックファイアを招くことができれば。

アクセラレーターがいれば電流の逆流によるバックファイアなんて一発でできるのに。導体や半導体回路の操作。電光を操作できる能力者による反射版ー金属板によるコーナーキューブの利用や電子ビームによる迎撃。または海水中塩分濃度や神経系などイオンチャネルを擬似的に形成できる力も有効なのだがー作中に出ない。

 

弱点の一つは静電気帯電だろう。電気施設の過充電が狙い目だ。乾燥剤になるシリカゲルや除湿器、空気操作能力者にCの電力をショートさせる作戦をとらせるのも手だ。Cが用意したアースやブレイカーを破壊した上での話だが。

AIを破壊するためであればジャミングー電磁波兵器、EMP爆弾が思い付く。通常兵器の延長で高高度核爆発を起こす手もある。

 

土師はCの強さは電気という現代文明に普及した力を用いることだと言ったが。文明の基盤となっているインフラ性と規格化された普衍性ーつまり電気文明のものであれば万能に介入できること以上の利点が4つある。

最大の利点がエネルギー効率のコントロール可能性。自然の媒体を用いれば虫の力を殆ど使わずに電気を操れる燃費の良さとエコさ。

二つ目に規格化、単位化されていることにより電気の計数化が容易でありかつ、遠方の電気設備も電気通信で精密制御できる優れた技術環境が整っている制御性。技術発展史の主役としてのメリットだ。

三つ目に情報工学の応用でデータ化したものを、ビット単位で、距離を無視して少ない誤差で数量を問わずファクシミリ出来ること。自在な模倣適性。

最後はそれ以外の性質も自由に付け加えられる拡張性。Cという能力者自身の制御能力に加え、能力制御に関して人類の脳と互換性のある機器を演算補助装置として組み込みことが出来ること。とある魔術の禁書目録アクセラレーターのように外部ネットワークを並列演算用、代理演算装置として接収することが出来る。電気文明とマニピュレーターロボットで操作出来るものであれば、記憶媒体などを別個の用途に取り込むことが可能。

 

でも、Cは家電製品として生まれてきたんじゃないんだ。商業主義のスペック競争でもないのにーできる。ーをーよりもっと出来る。何て能力の見栄の張り合いに人生を注ぐ以外にも可能性はあったはずだ。既存の枠組みの延長、に挑戦する以外の道を模索⚫発明できなかった悲劇を悼む。「力がないから、言うことを聞いてもらえない」だから力を拡張しよう。その思想の成れの果てがCだと思えてしまう。

 

Cのような映画ターミネーター的脅威に対し。Cの偽物を複数産み出して乗っ取り、混乱を図る手段もあるがー。