レベル6進化

レベル6進化計画。後々までとある魔術の禁書目録本編に影を落とす概念。一方通行の人生なんて、レベル6シフト計画と上条戦の決着、打ち止めとの経緯で方向性の土台ができたようなものである。

美坂御琴は計画を設計した原点であるツリーダイアグラムにしか、計画の修正案を捏造させられない、と絶望していた。もう少し対策できる。

このレベル6進化計画自体が何者かに操作されて捏造されたものだ、と判定させればいいんだ。ツリーダイアグラムが「原因不明の攻撃により撃墜」これをもう少し調べるべき。原作一巻を知っている読者は、攻撃を行った本人に意図がない事故だと分かっている。でも、衛星に対する地対空攻撃のつもりでないのにどうやって衛星の存在する座標へ激突する角度へ射撃できるんだ?どれくらいの命中確率?

恐らくあのビームそのものでなく、ビームに込められた魔術サイドの知識が、観測衛星に拾われてバグとオーバーヒートを招いた、と事故説なら視るべき。他天体に届く光学攻撃ならエツァリやテクパトルがやっているのに、その中の一回が科学サイドの中枢に運悪くヒットした、何てことはない。が、元々衛星自体に魔術サイドの何かしらの装置・細工がつけられていたなら別だ。その装置が衛星の演算に介入して自分達の算術を押し付けていたとすれば。そういう装置はスパイ行為用だから機密保持機能ー遠隔電波(通信魔術)式の自爆機能がある筈。多分、科学サイドの衛星に仕掛けしている魔術サイドの装置へ、同じ魔術サイドからのエツァリの光線のナイフのような射撃魔術の余波が、センサーに干渉し、誤反応による自爆装置の誘爆を招いたのだろう。

レムナントの存在を御琴の方が先に知ることができて、かつ事故検証委員会を上手く強迫・強要できれば。この計画が完全自発的なツリーダイアグラムの演算によるものでなく、利益のある外部から意図をもって挿入されたー成功性に再考の余地のある他人の都合だ。と報告させれば実験は止まる。

仮に統括理事会がグルであろうとこの報告さえあればー「ツリーダイアグラムが策定した、ツリーダイアグラムが影響する政策全てに見直し審議の必要がある」と言う統括理事会にとっての大問題を暴露されることを嫌い、報告を暴露されるよりも当事者の尻尾切りをした方が妥当と判断する。ー統括理事会も知らんぷりに動き、実験のバックから降りる可能性が高い。

または。実験終了前に「事前にツリーダイアグラムが申告しなかったタイミングでツリーダイアグラムがリタイア」したので実験は成功しません、と結論させてもいい。レベル6計画中にツリーダイアグラムが無事に存命していることが不可欠であり、その条件が欠けた場合実験は成功しないーツリーダイアグラムに100%の予言能力があったと言う触れ込みのわりに、その予言は自分の「抹消されるタイミング」を意図していなかったー意図できない程度のものでしかなかった口だけのものだったので。実験企画の採用に再考の必要がある。と意見誘導することもできた筈。

そしてー三番目の方法。一方通行を説得すること。一方通行の目的は実験の果実であるレベル6進化計画の成果、でありそれすらも手段でしかなく。最終目標は挑む気が起きないほど何人も届かない最強の力を手に入れ、全ての存在に最強と評価されること。繰り返すが最終目標は最強の力を手に入れかつ敵となりうる全ての者に認知され評価されされること。恐らくこの段階で強さ自体は今のままでもよく、全ての者に認知され評価されることがこの実験においてアクセラレーターにとって重要なんだ。学園都市最強ってことはすなわち世界最強ってこと、その評価表の頂点がレベル6だからそこに進む、ってこと。別に「学園都市の頂点すなわち世界の頂点」って方程式が法則である必要はないのに。つまり学園都市最強のレベル6を別に用意した上で、そいつを圧倒し全世界に認知され評価されれば→アクセラレーターが学園都市最強のレベル6より強い世界最強ってアクセラレーターの目標は用意される。ミサカシスターズだろうが殺しても大丈夫なAIM力場の集合体だろうが学園都市レベル6認定される奴を作り出して圧倒してもアクセラレーターはいいんだ。美坂御琴がそれを約束して実行できれば、第一位レベル6シフト計画は凍結される。アクセラレーターはこの実験をー千人殺したくらいで飽きて、だるい作業と思っているんだから、説得の見込みはある。