101番目の百物語六 レビュー

101番目の百物語 六
一人のロアの運命をかけたヤシロさんが持ちかけるゲーム。今回主人公は情報戦で後手に回ります。
海の上での消失事件、マリー・セレスト号になぞらえられたる事件とロア。終盤ゲームマスター、ヤシロから語られる救いのない詳細。
ーーゲームマスター気取りのヤシロが、脚色付けでロアの属性付与・方向づけを狙わないで素直に全て喋ると思っているのだろうか。

って読書中の推理が外れた私は悔しがります。
ルサールカ号の破滅の水妖精。童話、人魚姫のファンタジーバージョンみたいな二つ名のロアですが。
海の泡になった人魚姫の顛末と船の沈没、水に落ちたあとの恐怖。ヤシロは脚色抜きの事実を知ってそうな口ぶりであることを鑑みて。むしろー容器破損により気化した燃料漏れに派生した事故だと推理してました。ガスにまつわるそんなロアだから飛行船のように船に浮力を与えることができるし、船幽霊の柄杓よろしくタンクの底が抜けたことになぞらえた能力を振るうことができる。
そんなのがアンゴルモアの大予言のロアの仲間になったらー燃料式原動機を採用した全ての乗り物から恐怖が離れられなくなる。

ってせっかく推理したのでそういう都市伝説に期待を抱く私です。