ムシウタ 十五巻ー

ムシウタ。二巻から十五巻までのバックグラウンドにあるキーワードは九州ー長崎県であると考える。すべて私の私見にすぎないものの。十巻で南中央支部最高のチームが壊滅し、緒方有夏月のかつての所属が西南西支部であることから目立たないけど重要な地方であると分析する。

一番のヒントは六巻ホラント市であさぎが戦死した件。ホラント市のモデルはハウステンボスだろう。
七巻の一件も、ムシウタbug一巻三話の長谷川祈梨の逸話を本編でやったということ。「色んな場所を回って色んな人に会い、また異人館に戻ってくる」夢から長崎オランダ村長崎オランダ村はーテーマパークのキャスビレッジ、ホーランド⚫ヴィレッジなど様々な名前に関わる。ムシウタ十一巻で出てくるカステッロ⚫ディ⚫ラゴのモデルだろう。
祈梨の異人館は外国人居住地で有名な東山手ーとくに東山手十二番館や南山手ーグラバー園などのこと。またはホテル異人館などのことだと見る。
八巻は墓守の外国人設定と隔離空間ー墓地。外国人墓地、国際墓地のこと。大浦国際墓地、坂本国際墓地、稲佐悟真寺国際墓地という三大墓地があるらしい。
十巻は神様の子と言うフレーズと廃墟の城、と言う所から原城。長崎県南島原市南有馬町乙にある史跡。原城は、島原の乱で立てこもる前からあった廃棄された施設を一揆勢が再利用し、活用した上で戦ってまた落城したものらしい。とある魔術の禁書目録の神裂火織と天草式十字凄教とは関係無さそうだけど。
二巻は鴇沢町→ほうさわちょう→へい、わ、さ、わ→へいわじま平和島。東京都の人工島だが、むしろ人工島と言うカテゴリーから出島と軍艦島のことを指すと考える。二巻の方は長崎の医学、蘭学のことだろう。火巫女は、赤い斑点が出来て他人から吸いとる。蚊の麻酔ー華岡青洲全身麻酔→青洲が医学を学んだ長崎の出島のことだろう。また、福祉に強いモイラ高校はモイラ→もらいい→マリア。長崎県のミッションスクールのことを指すのだろう。海星学園や長崎南山学園、梅光学院、聖母の騎士学園などがあるそうだ。ただし、共学でない別学のミッションスクールもあるようだ。
十五巻はーおりおんが軍艦に乗ってきて、軍艦で突撃し、横転させてバリケードにしたシーンから。人工島の軍艦島のことだろう。端島が正式名で軍艦土佐に見間違えられるほど立派だったらしい。その土佐はワシントン海軍軍縮条約のせいで廃棄が決定し、最終的に高知県沖ノ鳥島沖西で自沈したらしい。
四巻のかなたの設定は西日本の暴力団設定と軍人と言うところ。かつての日本海軍の鎮守府から佐世保鎮守府跡のこととみる。
四巻のアーバンタワーも、二階の植物園が長崎バイオパークの亜熱帯植物園がモデルでないかと考える。一方でURBANを軸に検索すると、アーバンリゾートホテル長崎倶楽部がヒットしその側の長崎西洋館が商業施設として、作中のアーバンタワーの商業施設としての用途を果たす。それともその側の長崎大学医学部と長崎大病院か。
三巻の青播磨島にせよ、綺麗な海と風と言うところから風車をイメージしてー長崎県五島列島、長崎鹿町ウインドファームのことだと見る。浮体式の洋上風力発電機施設。また、罪人、ハルキヨが来たように、かつての五島列島は流刑地、島流しの地であったそうだ。風をきって飛行するからすのイメージ。
九巻は商売ー交易がテーマになることから。長崎県平戸のことだろう。出島に移される前の東インド会社の拠点、平戸オランダ商館があった。城も、平戸城がある。サザビィが案内した場所もさびれた港町であった。
鴇沢町で長谷川美樹が鴇沢町と桜架市を較べていたように。
十二巻の作戦二ついては。七巻での愛恋との都市伝説探索が鍵となる。時間帯が夜でないと発動しなかったり、訪問者が二人以上でないと起動しなかったりするゾーンが存在していた。ラストのゲニウスの防御法から、防空壕絡みの場所だと読む。眠り姫の安置所はドーム上の空間だった。長崎なら立山防空壕が有名だがー。大分県臼杵市野津町の地下礼拝堂みたいな施設が長崎のー隠れキシリタン達の浦上天主堂などの近くにまだあるのだろうか。サンタクララ教会みたいに。それとも古墳だろうか。

長崎県とは関係ないが、三匹目と言う文字の謎解きをする。二十四目であると見る。漢字の分解で、「三」の棒を一本抜いて、「匹」にうつし付け足す。すると「三」が二になり、「匹」が四になる。
「二十四目」→二十四の瞳壷井栄が終戦後に執筆した文学作品で映画化もされた。瀬戸内海べりの一寒村が舞台で、作者の故郷である香川県小豆島が結びつけられている。学校と先生と生徒の交流が同化型の要素であるのかもしれない。
アリア⚫ヴァレイの変換の一つにヴァイブル、バイブル→聖書がある。アルファの設定といい、教会学校が関係あるのだろうか。
また、フィクションとはいえ浸父のものは寺子屋発祥の仏教の日曜学校であると見る。それも、中国仏教系で銅鑼で時刻を知らせていた時代に起源がある。

さて、十五巻で明らかになるCの居場所ーラストダンジョンはどこか。作品を買って読んでくださいと言うところであるが、私自身の推理は作品設定とは違う場所。佐世保の針尾無線塔。
長崎県がキーワードと言うところと、十二巻の照が集めた世界中の発電所に異常が出ていると言う情報、「Cの後継者」ーりんりんの、衛星から見た国内の発電所にそれらしい影がない、と言う報告に西中央の改造癖から。ゴミの最終処分場を火力発電所に改造してバイオマス発電所に変え、自然の媒体としての電力を用いていると見ます。
長崎のバイオマス発電所はどこか。長崎県佐世保市宮津町の「豪力」。長崎県波佐見町ー野菜栽培施設やウッドチップ施設が併設されたトリジェネバイオマス発電所ー木質バイオマス発電所長崎県松浦市志佐町の九州電力の松浦火力発電所。石炭火力と熊本県産の下水汚泥固形化燃料を組合わせてバイオマス混焼発電を取り入れているらしい。
バイオマスからは離れるが長崎県佐世保にはメガソーラー発電設備があるようだし、電力を肝とするCにありがたい設備がたくさんある地方だ。Cが透明な棺に入っているのも、エネルギーを光ー電磁波で取り入れているからだろう。
さらにー長崎佐世保針尾島のの塔ー針尾送信所、針尾無線塔がある。大正からの電波塔の中でも高く、青播磨島の名にも近い。電気にまつわる塔ならこれで決まりだろう。ほりうちえりい、せおわりのはるきよ。メインキャラの名前にも近い。


長崎に関わる名前のキャラが多い。
あかせがわななな、はそのまま。ながさき。
南風森愛恋の南風というのも南風崎駅佐世保にある。
田央萌々のモモというのも、西海市バイオパークzooのカバの名前に共通する。十一巻の廃船の中の動物園もここを示しているのだろう。飼育員の一人がアサギマダラの研究をしているらしい。
サザビィやスノーフライ、杏本詩歌のふゆほたるのエフェクトも、長崎新地中華街長崎ランタンフェスティバルに由来すると見る。中国提灯が旧暦元日から一月十五日まで飾られるらしい。華人春節祭だそうだ。
緒方有夏月の月姫の能力はメガギラスからだろうとみる。空の怪獣ラドン。怪獣映画で、福岡の安蘇地方の炭鉱生まれとされているが、実際は長崎県北松浦郡鹿町炭鉱だったらしい。その劇中に出てくる虫の怪獣メガヌロン。さらにゴジラ×メガギラス G消滅作戦に出てくるメガニューラとメガギラス。瞬間移動したような速度で動いたり、羽を擦り合わせて衝撃波を放ったり。メガニューラの尻尾の針を刺した相手からエネルギーを奪う能力と、絶命と引き換えに仲間にエネルギーを受け渡す能力、熱などのエネルギーを補食し、また吸収したエネルギーを光珠として放つ能力を持つ。かなかなやゲニウスみたいな姿だ。怪獣映画らしく電力施設を襲いそうな気がする。日蝕みたいな現象も起こせる?これも空の怪獣ラドンのロケ地が長崎だったことに影響を受けているか。メガネウラという古生代石炭期の、トンボの先祖がモデルらしい。
ロキ?か陽子の能力のゾーン、白い微粒子は長崎の八月十五日のイベントである精霊流しに影響を受けているとみる。九州安蘇のある地方が舞台の、黄泉がえりの映画みたいなエフェクトだ。精霊流し精霊船という船を藁や竹で作る。また、爆竹を用いたり鉦を鳴らす。ディオレストイの鐘やかなかかなかなの音叉もこれに由来すると見る。終着点は流し場と呼ばれる。ゾーン→オカルトスポットにしろ、埋めて仮死にした相手の能力を、墓標に刻んで封印、一時的に復元と再生するためのものだろうし。特殊型が虫の能力だけを発現させるのもこの特性からだと見る。美しいゲニウスにしろ、本当はどこかで死んだ虫を蘇らせたものではないか。東方星蓮船の名前の由来ってこれじゃないか?
霞王の戦闘狂の名前にしろ、本来は舞踏狂の蜘蛛、タランチュラー赤い靴に起因すると見る。十月の長崎くんちの祭、龍踊に関係あるだろうか。長崎県長崎市諏訪神社の祭らしい。傘鉾かさぼこも
用いるらしく。東方星蓮船多々良小傘に、モルフォチョウとロッドの槍を持たせて演じさせてみたい。マーカー使いの力を持て余すダイナミックな動きは舞踏に起因すると見る。コアトルヘッドが示すのも龍であるし。
喜多沢環や榊遥香の変身も、変面師、つまり戯曲の四川歌劇の川劇の奇術ー変面に由来するのだろう。袖に糸を仕込んで被ったマスクを次から次へと玉葱の皮のように交替させていくらしい。東方心綺楼の秦こころの特性もこれに由来すると見る。

とある魔術の禁書目録御坂美琴の名もあるいは長崎弁に起因するかもしれない。かつては野母崎半島を長い岬、とよんでいて、それがなまり、ながかみさき→なんかみさき→長崎となったらしい。
それにしても、とある魔術の禁書目録の天草式の建宮、浦上、五和、牛深、香焼、諫早野母崎対馬達の名は長崎に関連するものが半数あった。天草式の本拠地は長崎周辺なのかもしれない。隠れキリシタンらしすぎる気もするがー

この作品でも重要なキーワードになっている東方project霊烏路空東方地霊殿四面以降。空の本来のキャラ設定は蒸気機関車の機関手のようなーゴミ焼却場の焼却炉作業員と読む。
有機物ー畜産業廃棄物ー家畜など動物の死骸焼却もやっていたことに苦しみを抱いていたのを、何者かのカウンセリングにより「あなたも私とヒュージョンしましょう」と食物摂取=食べることこそ食材の供養=焼却炉の熱源として摂取させることこそ燃料への供養という言う思想に至る。

それが燃料である石炭の採掘業が資源枯渇により下、ゴミ焼却場の産業自体が下火になり、地獄の強制労働施設だった場所としては閉鎖され人員、規模が縮小される。長崎県も石炭鉱業をしていたが衰退。
しかし地底にとっては親切な東方緋想天の天上人さんが、雲の上のメガソーラー発電で貯めた電力をー要石と言う太陽電池入りの玩具に入れて不法投棄してくれた。
下ー地底は。上の上である天界からメガソーラーの日光電力をもらえた。なので上の上に水分をとられ渇水している上ー中間層である地上ー主に地盤軟弱化の起きた神社周辺へ温水を回す。経済をすることにした。雲の上でのメガソーラー発電=核融合。風ー台風の神へのへの帰依による大気流動。地球地表大気熱媒としての湿気の循環。さらには地底の資源ガスと最終処分場のゴミのバイオマス混燃発電ー豪力。これが東方地霊殿の真相と、私は今ごろになってようやく推理できた。

なお、東方緋想天で緋想の雲を作るために湿度ー水分を吸いとったお陰で干魃が発生する。干魃ー風化乾燥による地盤の軟弱化ーつまり水分が抜けた分さらさらすかすかになった土の支持強度低下により地盤災害に繋がる。
元々要衝として世界と世界の釣り橋のように様々な力に引っ張られる場所で起きた地盤軟弱化。から繋がる神社の局所地震の結果。地底と地上と宇佐美菫子の外界を結ぶ道ー水路ができる。その水路から厄介なものが流れて宇佐美菫子の世界の方で、いずれ死に至る病ー虫つきー神様ー憑喪神の慢性化が起きる。でも、元々東方花映塚の頃に外の世界の戦争で大量の幽霊が外から入ってきていたのだから、中から外へ怨霊を流し返すのはバランス調整として仕方ないよね。ってことが虫の真相だと分析する。虫の起源とは外来種憑喪神のお引っ越しー入植者の人工移動現象であると分析する。
はじまりの三匹云々は分からないけど。それだって入植者グループの最高実力者とかパトロンー提携者とかその程度だろう。

最高で最悪のボーイミーツガールって、なかなか成立しないからいつまでも不幸な人が出るのだと感じる。

虫の世界という価値観について。
今作において土師圭吾は述懐します。ふゆほたるのような予想外の暴発で盤を引っくり返されて何もかも台無しにされかねないカードを筆頭に、盤を引っくり返そうとするあらゆる反則と卑怯な手段を恐れた、と。
その考え方が特別な力、特別な存在に対する脅威感に繋がっているとみる。怨霊ー付喪神にせよ、一番の脅威は「ついた家を裕福にする。それを見た近所の家の者は良くないことをしているのでないかと疑い噂し、一方で憧れる」ーそれは怨霊は人に憑き、人間同士争うように仕向けるー現象の別な見方なのではないか。

誰よりも反則らしい戦績を挙げたのは、モブ役だった筈の何よりも自由に動き回るカード、からすな気がします。
本来の役回りを越えて野心を抱いて勢力を築くー開けてみるまで何をするか予想がつかないー伏線の罠を張るカードはオウルと七那な気が。
誰もが崇める美しさを持つのはー星や女神に形容すべき愛される存在ー案外エルピレオーネや魅車、ゲニウスかも。
何もかも破壊し尽くすカードはー本当にそんな妖怪がいるのか分からないのに未然に騒いで、保険のつもりで粗捜ししてろくでもない事態を引っ張り出す連中だろう。魔王や土師千莉討伐のシナリオを脚本するようなアンテナを張っている奴ー愛理衣やまいまいも含めた情報班や特環の大人たちだろう。が、とある魔術の禁書目録の話で言えば十五巻の垣根を倒したあとのアクセラレーターと、それを止めた可能性ラストオーダーだろう。

十五巻は二巻と逆だな。二巻は始まりの三匹に共通するからってだけで千莉を追い詰める特環から守るストーリーで。十二巻以降は特環のせいで始まりの三匹以上の怪物に改造された愛理衣を倒そうと言うストーリーになるのだから。
ボーイミーツガールで言えば、千莉を守ることができた有夏月が成功例で。そういう存在を求めて、でも側にいてくれなかった愛理衣がバッドエンドなのかもしれない。私見ならチューファーやビーホークモスみたいな奴とそうなっていればストーリーが成立していたと思う。
四巻の立花理菜と城谷怜司。五巻の大助と千晴も姉弟だから微妙に違うが支えあっていた。六巻の師子堂戌子と塩原鯱人。七巻で、千莉がいたから成立しなかったけど有夏月と愛恋。八巻の二人。片想いだけど九巻の宗像と理菜。微妙に違うんだけど十巻のカノンと環。bug編の日下部と伊砂姫子とその彼氏たち。ボーイミーツガールがテーマなはずなのに十分作用している巻は少ない。しかも両想いで山場に作用している五巻、八巻、十巻では流血が避けられない。思春期の夢とボーイミーツガールがテーマならハッピーエンドになれるルートがあるべきだと思う。
主要キャラの少女で、両想いの相手を見つけて山場を越えて、お互い離れず生存できる奴、少数過ぎないか。
虫は虫憑きの綺麗な夢と温もりを求めているんだから、次回作で実現して欲しい。