インテリビレッジの座敷童6  大学キャンパス人体切断殺人事件について 考察 動機面において被害者が第一容疑者であると考えるのは突飛だろうか。なお、使用されたパッケージはかまいたち、対応しているのはヘリコプターの回転翼とシャフトからの旋風であると仮説をたてる

インテリビレッジの座敷童6  大学キャンパス人体切断殺人事件について 考察
私からまずいいたいのは第一容疑者は松海博教授本人でないかと言うことだ。本人が出した論文が裁判に採用されて日本全体に認知されるのだから、内心は喜ぶのでないのだろうか。
サイバーレインに動機がないと言うことだったが、むしろ動機があるのは被害者の方だ。こういう場合、被害者が何かを行おうとして、身の危険を覚えた加害者が返り討ちにしたと言う線が考えられる。
国全体が揺らいでいる状態にしろ、片桐羊の情報工作じゃなくてこの被害者の方が容疑者であると考える。超心理情報工学って。ようは超能力でインターネットできる、不正規アクセスも可能な技術の研究者だったんでしょう?

大体、美島警視正だって青行灯のこと知っていたんだから、容疑者ではある。と言うか研究が青行灯の利益になることと、研究者自身が青行灯と面識のある協力者だと判断することは、やはり違うだろう。いや、公権力なんだからまず、松海博に危険な反政府勢力が研究を狙っていることを告知しようよ。知っていてしらを切るのか、本当に知らないのかの確認が抜けているじゃないか。国家の危険に繋がることを承知で自分の欲を優先させるのかどうか問い質せば、研究を打ち切ったかもしれない。変人だから対応が予測つかなかっただろうけど。

この松海博。ゲーム、ペルソナやデジタルモンスターのようにコンピューターを用いた悪魔召喚に手を出していたのでないだろうか。
ネットアイドルのサイバーレインと協力関係にあったのにせよ、完全な人工知能アイドルを作るための布石だったのかもしれない。理想の恋人、理想のアイドルをアバターで創作しようって発想は才子華人に繋がる。ムシウタのハルキヨの仲間のカードゲーム使いや西中央の調達屋兄もそんな感じでないだろうか。で、プロンプトを組んだ電子妖怪か人造人間、ロボットが独立、反逆したというケースはないだろうか。

作り出した人工の存在は本人かもしれない。あの松海博、オリジナルの本物だったのだろうか。
人体切断で考えるのはマジック。本当は二人いる、あるいは人体ワンセットか人体部品の模型を用意しておくトリックを暗示していると言うことだろうか。金輪奈落の台詞もそういうことなんじゃないだろうか。

さて、主題その二。
なぜ被害者は血だまりの部屋の中心で倒れていて、鑑識たちがどうやって運び出そうか悩んでいたのか。
サイバーレインに、と言うか何者かに襲われたのであれば。瞬殺でない限り被害者はドアの方か部屋の隅、あるいは相手の気を逸らすために役立つ何かの方へに逃げるものでないか。多分あの部屋で襲われたという考えは間違い。

ものの考え方が間違っているのだと思う。被害者が部屋にはいる前に既に被害者に対する工作は終わっていて、被害者自身が部屋に入った後で傷が開いて、あんな死体になったのでないだろうか。鋭利すぎる傷をつけられて、暫くして傷が開いていったのだろう。ワンピースでいうなら鼻歌三丁矢筈斬り。落語、猫の皿で出てくる概念らしい。気圧か冷凍ー皮膚温度と血管の収縮を司る能力を使うことができればかまいたちそのものを用いなくても可能だ。

密室の不審死で考えられるケースのもう一つとして。菱神のような外部の刺客に屋外で殺されたあと、被害者の関係する妖怪か無関係な第三者のオカルトに巻き込まれて、死体があの部屋へ空間移動したというケースも考えられる。大学であったなら、学校の怪談も適用内だろう。

凶器はサイバーレインを追跡する際に内幕が躓きかけたヘリコプター。旋回するシャフトと回転翼の回転がかまいたちを起こしたのだろう。旋風の中心の真空または非常な低圧により皮膚や肉が裂かれる現象とされている。一方で気化熱で急激に冷やされることによるあかぎれであるともされている。
とにかくヘリコプターに対応したかまいたちが武器であったと考える。凶行が起こったのは大学キャンパス内。犯人が偶然を装ってすれ違わせたヘリコプターから発生した斬撃を受けた被害者は部屋に戻っていきなり傷が表面化し、死亡。追ってきた犯人が死体からベルトを外して持ってきた、ということだろう。
この場合犯人が被害者を初めから殺す気だったか怪しい。かまいたちの性質を利用した時間差トリックにせよ首や胸など致命傷になる箇所を狙わない理由がない。丈夫なベルトをオカルトのかまいたちで切り取って掠めとるだけでも十分だったのでは。しかしベルトは切れず、極端な気圧差を受けた被害者の体が内からダメージを受け、血と内臓を吹き出してしまった、ということでないか。切断面からぼたぼた内臓が落ちる死に方もー内から外に斬れた上で。内容物の膨圧で、傷口から中身がこぼれていったと考えると自然だ。とある魔術の禁書目録のフレンダやムシウタの赤瀬川老会長の死に方もそうだったのでないだろうか。そしてーとある魔術の禁書目録のジャッジメントには身も心も切り刻む能力者がいる。白井黒子の評判ってそういうことなんじゃないだろうか。

かまいたちの性質。Wikipediaより引用。
西国では人の肌を削ぐものだと言われ、削がれたばかりの時は痛みはないが、暫くして激痛と出血を伴うとされている。
尾張藩士の随想によれば最初は痛みも出血もないが、後に激痛と大出血を生じ、死に至る危険性もあるとされている。
オカルトのかまいたちの場合は。懐に入れた携帯のカレンダーアプリを表示したり、プリントしたカレンダーを黒焼きにして傷口につけると治るららしい。地方によるが、呪文を唱えることでも治る。
また、マイナーな説として。葬式に使ったまま忘れられた草刈り鎌や、鬼神の刃、水溜まりにすむ生き物、恋敵を呪う女の髪、ムシウタのゲニウスのようなカマキリの亡霊が起こすともされている。


推理考察。
凶器と現象はさっきの説として。犯人が金輪奈落であったかは怪しい。劇中の評判を聞く限り、仕事のついでに部屋を漁ったりしないほどストイックな連中とは思えない。ポピュラーなオカルトであるにせよ他に痕跡を残さず、あれを使って人体切断に至るレベルのかまいたちを使える術者は一流だろう。また殺人教唆犯の依頼人、片桐は現場に来ていないためにあんな確認をしていた。
金輪奈落とは別口の何者かが殺害だけして、後から現れた金輪奈落が回収だけしたという話だろうか。依頼人を裏切ってUSBを着服したりせずすぐ捨てたのもー先客の何者かを恐れたからか。
そういう意味で裁木和がイメージに合うんだがーこういうケースで無闇に死体を出す価値観の持ち主に思えない。できれば教授本人ごと回収したいだろうし。
ラジコンヘリであればマイコンを積めてー無人機に出来る。先に述べたネットオカルトのAIや自立プログラムでできた人造人間やオカルト、ネットを操る幽霊や異世界の悪魔すら容疑者になる分、有能でさえあれば容疑者は膨大な量になる。パッケージとプログラムを組める老若男女だ。明確な犯人が何者かは迷宮入りだと考える。やっぱり教授の研究が触れてはいけない何かを招いたと考える方が自然だ。とはいえ、この教授をわざわざ狙う術者は、やはり被害者の人間関係を洗うことで出てくるだろう。

個人的にはインテリビレッジの座敷童三の老婆や四の雨洞斎影武者がアクセスしようとしていたものに近いと考える。
イフリート→ジン、アラビアの魔神とか。クトゥルフ神話ネクロノミコンの著者アル⚫アジフを襲撃した化け物とか風のハスターとか。
被害者はそこら辺を追求する研究者だったのではないだろうか、とすると面白い。