新訳とある魔術の禁書目録九巻 「ここは見方を変えた世界だ」「誰も気づかなかったが、お前は元からこのように扱われることをしてきたわけだ」「お前の見方だ」「僕ラがこないな目に遭う理由が分からへん」「何でボク達の近くでやらかすねんな」「どうせだったら」「月の裏側とか火星の裏側とかでやってくれ」

新訳とある魔術の禁書目録九巻でオティヌスからまあ、別世界に、位相の違う世界に直されたときの話。はっきり言って今一つ規模と観念が飲み込めない。
それはともかくこのケースの場合は何を話しているのか。「粘土細工のように世界を変える」オティヌス。ということと「お前の見方だよ」ということ。
お前、というのは上条当麻というキャラクター本人ではなくて。まず、この単行本を読んでいる読者本人のことを指しているものではないかと勘を働かせよう。
次に、上条の席に全く異なる他人がいても他のキャラクター、つまりNPCはいつも通り振る舞う。このことからオフラインのRPG世界が→セカンドライフ並に仮想世界化している、とみなす観念であると見る。シナリオ、というよりプロローグと帯のところの前文、の仮枠のあるRPGの世界。条件クリア型、ノベルRPGの仮想世界だとあたりをつける。
さらに、さっきの最後で上条を刺したのが(まあ他作品の自機キャラ時の、凄さ見てると当然だけど)教師の月詠小萌だと言うことに着目する。教師が生徒に、「今日は皆さんに殺し合いをしてもらいます」バトル・ロワイアルのゲーム開幕です。とのたまうバトル・ロワイアルの小説にあやかってのことだと推察する。西条藍やマリアンもバトル・ロワイアル式の盛り上がる生き残りゲーム組むのが好きだった。本人も安全地帯にいないってところを油断していたけど。浜面あたりが「もう言うこと聞けねえよ。あんなひどいことになるなんて。分かってたんだな」というあたり、バゲージシティは幻術使い達の結界のせいで、ゲームシナリオがシティ全域へ拡散して、生き残りの首獲り合戦になったか。善性の小萌が、ダークサイドの自分の行うようなことを、身内にやられてケジメをつけるというのは、虫が良すぎる気がする。もっと悔恨に沈め。